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入場チェック。
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開演時間の15分前に到着した。
受け付けでチケットを出すと
身分証明の提示を求められた。
コウに学生証を持参するように言われていたから
それを差し出した。
『ピーっ』
機械音が鳴り響き、学生証を返され受け付けの脇の扉に入るよう指示される。
中に入ると30代くらいのワイルドで色香漂う男のヒトがいた。
「君、いくつ?」
「14」
「ココ、18歳以上しか入らないんだ。」
「高校生はいいんじゃないんですか?」
「……ああ。出演者はいいんだよ。
こっちで管理できてるから。
君、中学生だよね?」
「はい。」
「……もしかしてノブ君?」
「はい」
「何だ。コウの従兄弟か。
こっちから入っていいよ。」
コウが会場のヒトに伝えていてくれてらしい。
俺は大人しく後について入った。
中に入ると既に熱気があふれている。
高校生から社会人まで
幅広い年齢層の客がいる。
入場チェックもしっかりしている会場……
安心して楽しんでいいみたいだ。
ワンドリンク制で
俺はジンジャーエールを頼んだ。
渡されたソレは国産のモノのように甘くは無く、少しだけ大人の気分になった。
受け付けでチケットを出すと
身分証明の提示を求められた。
コウに学生証を持参するように言われていたから
それを差し出した。
『ピーっ』
機械音が鳴り響き、学生証を返され受け付けの脇の扉に入るよう指示される。
中に入ると30代くらいのワイルドで色香漂う男のヒトがいた。
「君、いくつ?」
「14」
「ココ、18歳以上しか入らないんだ。」
「高校生はいいんじゃないんですか?」
「……ああ。出演者はいいんだよ。
こっちで管理できてるから。
君、中学生だよね?」
「はい。」
「……もしかしてノブ君?」
「はい」
「何だ。コウの従兄弟か。
こっちから入っていいよ。」
コウが会場のヒトに伝えていてくれてらしい。
俺は大人しく後について入った。
中に入ると既に熱気があふれている。
高校生から社会人まで
幅広い年齢層の客がいる。
入場チェックもしっかりしている会場……
安心して楽しんでいいみたいだ。
ワンドリンク制で
俺はジンジャーエールを頼んだ。
渡されたソレは国産のモノのように甘くは無く、少しだけ大人の気分になった。
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