193 / 241
第五章
第193話 刀と杖の行方
しおりを挟む
「まずいぞ! ライ殿の防具は管理監の息子が欲しがって、先ほど持ち帰ってしまったぞ!」
「主任! Sランクの冒険者が装備する防具ですよ! きっと物凄く高価な物ですよね! は、早く取り返さないと!」
「あの防具は、ヒュドラやリヴァイアサンの革を使っていますから、買えば高いと思いますよ?」
それを聞いた主任さんは真っ青な顔になり。
「申し訳ない! すぐに取り返してくる! おい、この方達を牢から出し、お茶を頼む! 俺は管理監のところへ走る!」
「主任! やつの体型だと、鍛冶職人のところへ持って行ってるかも知れません! 誰かそちらにも走らせるべきです!」
「分かった! 後は頼むぞ!」
慌ただしく階段を駆け上がって行った主任さんを見送った後、僕達は牢から出してもらい、ギルドカードももちろん返してもらいましたよ。
僕達の他には誰も捕まっていないため、見張りをしていたおじさんも、一緒に地下から上に戻り、応接室に通されました。
応接室はソファーがあって、そこに進められ僕が真ん中で、左にテラ、右にアミーが座り、お茶とお茶菓子をいただいています。
「おお、これは中々美味しいですね、お土産に少し買っていきたいですね、この街に売ってるのですか?」
僕達の向かいに座っている見張りのおじさんに聞いてみると。
「このお菓子は貴族ご用達のお店ですから貴族に所縁のある者しか買うことは······Sランクならもしかして買えるかもしれませんね、後で店の場所をお教えしますね」
「ありがとうございます。アミーさんはどうしますか?」
「うむ、美味じゃから買っておきたいのう。私も同行させてもらうのじゃ」
「はい、眠りを邪魔しちゃったお詫びに僕が買いますよ、······あれ? 僕の武器が移動していますね? 持ってきてくれてるのかな?」
「いえ、お帰りの際に渡す手はずですから、まだ······え? そんな事分かるのですか?」
「はい。ん~、詰め所から出ていきましたね、どこに向かっているのでしょうか」
「あの刀は呼べば戻ってくるのでしょ? それか、持っていってる者は悪者なんだから捕まえましょ、その方が早いわよ」
「ですね」
「ちょっと、ライ殿の刀はそう簡単には取り出しできませんよ? あの部屋の鍵は管理監の息子の衛兵長と、副長、それと革鎧を取り返しに行った主任だけですよ?」
ですが、確かに動いてます。
「では、副長さんが持っていったのかな?」
「副長は今隣街に行ってますから、革鎧を持ち出した衛兵長か主任だけ······まさか鎧だけでなく、武器まで持ち出したのですか! ちょ、ちょっと見てきます!」
おじさんは急いで立ち上がり、応接室を出ていきました。
「はぁ、追いかけましょうか。仕方ないわね、ライ、背負子を出して、魔王はそれに乗りなさい、私は抱っこで良いから」
「うむ、良く分からんが構わんぞ、久しぶりに心踊る展開じゃ、ほれ、早う背負子を出すのじゃ」
「は~い。よいしょっと」
僕は背負子を背負い、しゃがむとアミーさんが背負子にまたがりましたので立ち上がり、落とさないように、ロープで縛っておきます。
「テラはお姫様抱っこで、ほいっと! じゃあ行きますね」
僕もおじさんを追いかけ応接室を出て、詰め所の出口に向かいます。
詰め所の中にいた方達は、いきなり奥から僕達が現れて、驚いていますが放っておいて外に向かおうとしたのですが。
「嘘だろ! 衛兵長が持っていった!? なぜ止めない! あれは間違って捕まえてしまったライ殿の武器だぞ!」
「嘘だろ!? だが、そんな報告は受けていないし、仮に受けていたとしても相手は衛兵長で次期管理監なんだ、逆らえるわけないだろ! これでも偽装の罪を認め、犯罪奴隷とするまではと止めたんだ!」
「そうだ。主任も鎧の時止められなかった物を、俺達はみんなで止めたんだ! だが『あの革鎧もこの刀も杖も、あんな小僧達が持つより、私が有効活用した方が良いに決まっている! 逆らうならお前達は命令違反で解雇だ! 分かったな!』なんて言われたら逆らえないだろ!」
「ライ、もう良いでしょ? さっさと捕まえてしまいましょう。それに魔王の杖も持っていってるみたいよ?」
「うん。行っちゃいましょうテラ、しっかり捕まっていてね、アミーさんも舌を噛まないように! 行きます!」
見張りのおじさんに、『捕まえてきますね』と言って、一気に加速して詰め所から出ました。
刀は馬車に乗っているのか、大通りを人が走るくらいの早さで街の中心に向かって移動しています。
(あの馬車のようですね)
(そうよ、どうやって止めるの?)
(なんなら私が魔法で車輪を吹き飛ばしても良いぞ)
(まわりの方に迷惑がかかりませんか? まあ僕に任せて下さい、行きますよっと)
馬車に追い付き、御者台にいる衛兵さんに声をかけます。
「こんにちは、ちょっと止まってもらえますか? 中の衛兵長さんに用事がありまして」
走っている馬車なのに、横から話しかけられて、驚いていますが、なんとか馬車の操作は失敗せずに持ち直したようです。
「な、なんだね君は······あれ? 確か捕まった子だよな? なぜ外にいるんだ?」
「あれは間違いで、本当に僕達がSランクだって分かったからですよ。ですから衛兵長さんが持ち出した僕とアミーさんの武器や防具を返してもらうために追いかけてきたんで、馬車を止めて下さい」
「えっ? そんな! 防具は売っぱらってしまったぞ! まずいじゃないか!」
あちゃー、売ってしまったのですか。
「でも、売ったところですからお金を返して、防具を返してもらえば良いですよね?」
「そ、それはそうだが······わ、分かった、まず、もう少し先が防具を売った場所だからそこに止めよう。刀と杖もそこで売ると言っていたからな」
「分かりました、では、付いていきますね」
「なんという奴じゃ、勝手に売って良いものなのか? 私のお気に入りの杖までとはなんという奴じゃ」
「本当ね、まあどんな奴か知らないけど、大人用に作り替えてとか依頼してないならそのまま取り返せそうだけど、ちょっとおかしな奴よね」
本当にそう思います。そして御者をしていた衛兵さんの言う通り、五分も走らない内に速度が緩まり、大きなお店に到着しました。
そしてとりあえずテラとアミーさんを下ろしていると。
「なんだと! そんなはずはない! 私が用意した魔道具で、あのギルドカードが偽物と出たのだ! そいつを取り押さえ、捕まえるのだ!」
ん~と、すんなりとは行かないようですね······。
「主任! Sランクの冒険者が装備する防具ですよ! きっと物凄く高価な物ですよね! は、早く取り返さないと!」
「あの防具は、ヒュドラやリヴァイアサンの革を使っていますから、買えば高いと思いますよ?」
それを聞いた主任さんは真っ青な顔になり。
「申し訳ない! すぐに取り返してくる! おい、この方達を牢から出し、お茶を頼む! 俺は管理監のところへ走る!」
「主任! やつの体型だと、鍛冶職人のところへ持って行ってるかも知れません! 誰かそちらにも走らせるべきです!」
「分かった! 後は頼むぞ!」
慌ただしく階段を駆け上がって行った主任さんを見送った後、僕達は牢から出してもらい、ギルドカードももちろん返してもらいましたよ。
僕達の他には誰も捕まっていないため、見張りをしていたおじさんも、一緒に地下から上に戻り、応接室に通されました。
応接室はソファーがあって、そこに進められ僕が真ん中で、左にテラ、右にアミーが座り、お茶とお茶菓子をいただいています。
「おお、これは中々美味しいですね、お土産に少し買っていきたいですね、この街に売ってるのですか?」
僕達の向かいに座っている見張りのおじさんに聞いてみると。
「このお菓子は貴族ご用達のお店ですから貴族に所縁のある者しか買うことは······Sランクならもしかして買えるかもしれませんね、後で店の場所をお教えしますね」
「ありがとうございます。アミーさんはどうしますか?」
「うむ、美味じゃから買っておきたいのう。私も同行させてもらうのじゃ」
「はい、眠りを邪魔しちゃったお詫びに僕が買いますよ、······あれ? 僕の武器が移動していますね? 持ってきてくれてるのかな?」
「いえ、お帰りの際に渡す手はずですから、まだ······え? そんな事分かるのですか?」
「はい。ん~、詰め所から出ていきましたね、どこに向かっているのでしょうか」
「あの刀は呼べば戻ってくるのでしょ? それか、持っていってる者は悪者なんだから捕まえましょ、その方が早いわよ」
「ですね」
「ちょっと、ライ殿の刀はそう簡単には取り出しできませんよ? あの部屋の鍵は管理監の息子の衛兵長と、副長、それと革鎧を取り返しに行った主任だけですよ?」
ですが、確かに動いてます。
「では、副長さんが持っていったのかな?」
「副長は今隣街に行ってますから、革鎧を持ち出した衛兵長か主任だけ······まさか鎧だけでなく、武器まで持ち出したのですか! ちょ、ちょっと見てきます!」
おじさんは急いで立ち上がり、応接室を出ていきました。
「はぁ、追いかけましょうか。仕方ないわね、ライ、背負子を出して、魔王はそれに乗りなさい、私は抱っこで良いから」
「うむ、良く分からんが構わんぞ、久しぶりに心踊る展開じゃ、ほれ、早う背負子を出すのじゃ」
「は~い。よいしょっと」
僕は背負子を背負い、しゃがむとアミーさんが背負子にまたがりましたので立ち上がり、落とさないように、ロープで縛っておきます。
「テラはお姫様抱っこで、ほいっと! じゃあ行きますね」
僕もおじさんを追いかけ応接室を出て、詰め所の出口に向かいます。
詰め所の中にいた方達は、いきなり奥から僕達が現れて、驚いていますが放っておいて外に向かおうとしたのですが。
「嘘だろ! 衛兵長が持っていった!? なぜ止めない! あれは間違って捕まえてしまったライ殿の武器だぞ!」
「嘘だろ!? だが、そんな報告は受けていないし、仮に受けていたとしても相手は衛兵長で次期管理監なんだ、逆らえるわけないだろ! これでも偽装の罪を認め、犯罪奴隷とするまではと止めたんだ!」
「そうだ。主任も鎧の時止められなかった物を、俺達はみんなで止めたんだ! だが『あの革鎧もこの刀も杖も、あんな小僧達が持つより、私が有効活用した方が良いに決まっている! 逆らうならお前達は命令違反で解雇だ! 分かったな!』なんて言われたら逆らえないだろ!」
「ライ、もう良いでしょ? さっさと捕まえてしまいましょう。それに魔王の杖も持っていってるみたいよ?」
「うん。行っちゃいましょうテラ、しっかり捕まっていてね、アミーさんも舌を噛まないように! 行きます!」
見張りのおじさんに、『捕まえてきますね』と言って、一気に加速して詰め所から出ました。
刀は馬車に乗っているのか、大通りを人が走るくらいの早さで街の中心に向かって移動しています。
(あの馬車のようですね)
(そうよ、どうやって止めるの?)
(なんなら私が魔法で車輪を吹き飛ばしても良いぞ)
(まわりの方に迷惑がかかりませんか? まあ僕に任せて下さい、行きますよっと)
馬車に追い付き、御者台にいる衛兵さんに声をかけます。
「こんにちは、ちょっと止まってもらえますか? 中の衛兵長さんに用事がありまして」
走っている馬車なのに、横から話しかけられて、驚いていますが、なんとか馬車の操作は失敗せずに持ち直したようです。
「な、なんだね君は······あれ? 確か捕まった子だよな? なぜ外にいるんだ?」
「あれは間違いで、本当に僕達がSランクだって分かったからですよ。ですから衛兵長さんが持ち出した僕とアミーさんの武器や防具を返してもらうために追いかけてきたんで、馬車を止めて下さい」
「えっ? そんな! 防具は売っぱらってしまったぞ! まずいじゃないか!」
あちゃー、売ってしまったのですか。
「でも、売ったところですからお金を返して、防具を返してもらえば良いですよね?」
「そ、それはそうだが······わ、分かった、まず、もう少し先が防具を売った場所だからそこに止めよう。刀と杖もそこで売ると言っていたからな」
「分かりました、では、付いていきますね」
「なんという奴じゃ、勝手に売って良いものなのか? 私のお気に入りの杖までとはなんという奴じゃ」
「本当ね、まあどんな奴か知らないけど、大人用に作り替えてとか依頼してないならそのまま取り返せそうだけど、ちょっとおかしな奴よね」
本当にそう思います。そして御者をしていた衛兵さんの言う通り、五分も走らない内に速度が緩まり、大きなお店に到着しました。
そしてとりあえずテラとアミーさんを下ろしていると。
「なんだと! そんなはずはない! 私が用意した魔道具で、あのギルドカードが偽物と出たのだ! そいつを取り押さえ、捕まえるのだ!」
ん~と、すんなりとは行かないようですね······。
0
お気に入りに追加
1,638
あなたにおすすめの小説

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります

どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった
今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。
しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。
それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。
一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。
しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。
加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。
レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる