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第四章
第145話 夜のひととき
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「そ、それは本当の事ですか······」
「うむ。私も聞いて驚いたがな」
僕は晩ごはん後のお茶の席で、バラクーダ辺境伯とタシンサ男爵のおこなったヒュドラ、ファイアーアントのバラマンディ侯爵殺害計画と、国境ダンジョンの計画の事を管理監さんにお話ししました。
「それでは砦町にと食料を安く提供したり、町の運営費から多額の補助金を集めていたのは······」
「自作自演と、バラマンディ侯爵領を切り取る計画の一つと見て間違いはないな。奴は私にも金の補助を言って来たが、まだ渡す前であったからな、そこは助かったと言うところだが」
「はい。私は子爵ですが、この町の管理監を任されているだけに過ぎない領地持たずで、古いだけの子爵家です。バラクーダ辺境伯の下におりますゆえ従うしか無かったものですから」
「おっさん仕方ねえよ、おっさんは良くやってくれてるぜ、聞けば他の町の孤児院なんて、補助金がここの半分も無いそうじゃねえか」
イシェと僕が一つのソファーで管理監さんとキャロが一人ずつのソファーに。
普通は僕とキャロが二人で座るって言うよりキャロがこの中に入っているのも凄いことなんだけど、座る時も『公爵はライと二人にしな、俺とおっさんは一人ずつな』と仕切るものですから部屋にいた皆さんは驚きのあまりシーンとなり、メイドさんが持ってきたカップとポットを落としそうになったほどです。
「そ、それはだね、院長の事が――って、な、何でもないです」
「なんだ? おっさんは院長が好きなのか? なら奥さんにもらえば良いじゃねえかもがっ」
管理監さんの顔が真っ赤になり、キャロの口を塞ぎました。
「あは、あは、あはは······」
「くくくっ、まあ動機はどうであれ、良い事だ、その分だと自身の懐から出していそうであるしな。なんなら私が後ろ楯となり、その院長を身請けし、そなたとの婚姻をやりやすくする事も可能だ。男爵なら平民の娘を嫁にもらう事も少なからずあるが、子爵はそうは行かんからな」
そうなのですよね。父さんは平民上がりの男爵ですからね、領地は大きいですが、本当に田舎ですから。母さんも同じパーティーでしたからそのままって言っていました。
「ほ、本当でございますか! で、ではすぐに!」
「もがもがっ! ぷはっ! おっさん苦しいじゃねえか! それにこんな夜に行ったら嫌われんぞ、今頃はチビ達の体拭いてる時間だ、やめておけよ」
管理監さんに口を塞がれていたキャロがなんとか抜け出しましたね、良く考えたら鼻まで塞がっていましたから、苦しかったかもです。
「くくくっ、しばらく、三日ほど滞在させてもらうつもりだ、その間に連れて来れば良かろう」
「あっ、イシェ、僕は急ぐ依頼の最中だから明日の朝早くに出るよ、イシェの領地は帝都近くだけど、少しだけ方向が変わるよね?」
「うむ。寂しいが仕方なかろう。民のためでもあるから仕方がなかろう。そうだな、ここから帝都に向けて進むと途中で街道が湖の先端で分かれている、まあ、縦長の大湖の対岸だ船を使えばそう時間はかからんが、陸路で行き来するには遠いぞ」
「そうなんだよね、まああの湖でも泳いでみたいから行った時はお屋敷に寄るかもね」
「必ず寄ると言えんのか? 寂しいではないか旦那様······」
「今のはライが意地悪ね、ちゃんと帰りに寄ってあげなさい。ごめんねイシェ、私が必ず連れて行くから泣かないの」
そうでした、お姉さんに見えても、僕と同じ十歳なんだよね。僕はイシェの頭をなでなでしながら。
「ごめんねイシェ。ちゃんと寄っていくから心配しないで」
「うん。待ってる」
そしてぽすっと僕の胸に頭をくっつけてきました。
そこをテラが手を伸ばしぽんぽん。
ムルムルも突起を伸ばしてぽんぽん。
「くはははっ、公爵可愛いじゃねえか、なあおっさん」
「はい。そりゃそうですよ、キャロ、あなたと同い年なのですから。前公爵様が病で倒れられて、その······仕方無く当主を継いではおりますが、まだまだ十歳ですからね」
「マジか! 五つは姉ちゃんだと思っていたぜ! そうだ! なあおっちゃんお風呂入ってもいいか? みんなで入りたいぞ」
「お風呂ですか? まあいつでも入ることはできますが、そちらのライ君は男の子ですよね、キャロ、良いのですか?」
「そうよキャロ。裸を見せあっても良いのは小さい子と恋人と夫婦だけよ。ライ、あなたもね」
「そうか? ならライと公爵は夫婦ってのになるんだ、二人で先に入って良いぞ、俺はそうだな、一人で入っても面白くないし、公爵、あんたんとこの女冒険者貸してくれよ、わいわい入った方が面白いだろ?」
「え? そ、そんな、でも、もう見られたし良いのか、な?」
「おし、まず俺が案内してやるから来い!」
そう言って僕とイシェの手を取り立ち上がらせ、大きなリビングから廊下へ。
オロオロしながら手を引かれるイシェと、『くふふふ。そうだこのまま俺が入っても良いだろう。まだ子供だしな』とか呟いているキャロ。
「はぁ、もう好きにしなさい。今さら一人増えようが······」
(わ、私が一番好きなんだからね!)
(うん。僕もテラが一番好きだって言ったのは変わらないよ。ちゅ)
(も、もう! ま、まあそれなら良いわよ、でもみんなの事も大切にするのよ! 良いわね!)
(もちろん。でも、イシェとキャロはどうなんだろうね? まあその内分かるようになるかな)
(そうね、キャロはともかく、イシェは教えを実行しようとしているだけかも知れないわね、今は。でも······心は動き始めているでしょうね)
そして、勝手知ったるキャロはお風呂の脱衣場に到着すると、バババッと自分の服を脱いでしまうと、呆けているイシェの服を器用に脱がしてしまいました。
「ライもすぐに脱げよ、なんなら俺が脱がしてやろうか?」
「あはは······まあ良いか、よし、どうせなら、楽しんじゃおう! テラも行くよ! 収納!」
僕は服や装備を収納して一瞬で裸になり、お風呂へ。
「あっ! それずりーぞ! 俺にも教えろ!」
楽しいお風呂の時間が始まりました。
「うむ。私も聞いて驚いたがな」
僕は晩ごはん後のお茶の席で、バラクーダ辺境伯とタシンサ男爵のおこなったヒュドラ、ファイアーアントのバラマンディ侯爵殺害計画と、国境ダンジョンの計画の事を管理監さんにお話ししました。
「それでは砦町にと食料を安く提供したり、町の運営費から多額の補助金を集めていたのは······」
「自作自演と、バラマンディ侯爵領を切り取る計画の一つと見て間違いはないな。奴は私にも金の補助を言って来たが、まだ渡す前であったからな、そこは助かったと言うところだが」
「はい。私は子爵ですが、この町の管理監を任されているだけに過ぎない領地持たずで、古いだけの子爵家です。バラクーダ辺境伯の下におりますゆえ従うしか無かったものですから」
「おっさん仕方ねえよ、おっさんは良くやってくれてるぜ、聞けば他の町の孤児院なんて、補助金がここの半分も無いそうじゃねえか」
イシェと僕が一つのソファーで管理監さんとキャロが一人ずつのソファーに。
普通は僕とキャロが二人で座るって言うよりキャロがこの中に入っているのも凄いことなんだけど、座る時も『公爵はライと二人にしな、俺とおっさんは一人ずつな』と仕切るものですから部屋にいた皆さんは驚きのあまりシーンとなり、メイドさんが持ってきたカップとポットを落としそうになったほどです。
「そ、それはだね、院長の事が――って、な、何でもないです」
「なんだ? おっさんは院長が好きなのか? なら奥さんにもらえば良いじゃねえかもがっ」
管理監さんの顔が真っ赤になり、キャロの口を塞ぎました。
「あは、あは、あはは······」
「くくくっ、まあ動機はどうであれ、良い事だ、その分だと自身の懐から出していそうであるしな。なんなら私が後ろ楯となり、その院長を身請けし、そなたとの婚姻をやりやすくする事も可能だ。男爵なら平民の娘を嫁にもらう事も少なからずあるが、子爵はそうは行かんからな」
そうなのですよね。父さんは平民上がりの男爵ですからね、領地は大きいですが、本当に田舎ですから。母さんも同じパーティーでしたからそのままって言っていました。
「ほ、本当でございますか! で、ではすぐに!」
「もがもがっ! ぷはっ! おっさん苦しいじゃねえか! それにこんな夜に行ったら嫌われんぞ、今頃はチビ達の体拭いてる時間だ、やめておけよ」
管理監さんに口を塞がれていたキャロがなんとか抜け出しましたね、良く考えたら鼻まで塞がっていましたから、苦しかったかもです。
「くくくっ、しばらく、三日ほど滞在させてもらうつもりだ、その間に連れて来れば良かろう」
「あっ、イシェ、僕は急ぐ依頼の最中だから明日の朝早くに出るよ、イシェの領地は帝都近くだけど、少しだけ方向が変わるよね?」
「うむ。寂しいが仕方なかろう。民のためでもあるから仕方がなかろう。そうだな、ここから帝都に向けて進むと途中で街道が湖の先端で分かれている、まあ、縦長の大湖の対岸だ船を使えばそう時間はかからんが、陸路で行き来するには遠いぞ」
「そうなんだよね、まああの湖でも泳いでみたいから行った時はお屋敷に寄るかもね」
「必ず寄ると言えんのか? 寂しいではないか旦那様······」
「今のはライが意地悪ね、ちゃんと帰りに寄ってあげなさい。ごめんねイシェ、私が必ず連れて行くから泣かないの」
そうでした、お姉さんに見えても、僕と同じ十歳なんだよね。僕はイシェの頭をなでなでしながら。
「ごめんねイシェ。ちゃんと寄っていくから心配しないで」
「うん。待ってる」
そしてぽすっと僕の胸に頭をくっつけてきました。
そこをテラが手を伸ばしぽんぽん。
ムルムルも突起を伸ばしてぽんぽん。
「くはははっ、公爵可愛いじゃねえか、なあおっさん」
「はい。そりゃそうですよ、キャロ、あなたと同い年なのですから。前公爵様が病で倒れられて、その······仕方無く当主を継いではおりますが、まだまだ十歳ですからね」
「マジか! 五つは姉ちゃんだと思っていたぜ! そうだ! なあおっちゃんお風呂入ってもいいか? みんなで入りたいぞ」
「お風呂ですか? まあいつでも入ることはできますが、そちらのライ君は男の子ですよね、キャロ、良いのですか?」
「そうよキャロ。裸を見せあっても良いのは小さい子と恋人と夫婦だけよ。ライ、あなたもね」
「そうか? ならライと公爵は夫婦ってのになるんだ、二人で先に入って良いぞ、俺はそうだな、一人で入っても面白くないし、公爵、あんたんとこの女冒険者貸してくれよ、わいわい入った方が面白いだろ?」
「え? そ、そんな、でも、もう見られたし良いのか、な?」
「おし、まず俺が案内してやるから来い!」
そう言って僕とイシェの手を取り立ち上がらせ、大きなリビングから廊下へ。
オロオロしながら手を引かれるイシェと、『くふふふ。そうだこのまま俺が入っても良いだろう。まだ子供だしな』とか呟いているキャロ。
「はぁ、もう好きにしなさい。今さら一人増えようが······」
(わ、私が一番好きなんだからね!)
(うん。僕もテラが一番好きだって言ったのは変わらないよ。ちゅ)
(も、もう! ま、まあそれなら良いわよ、でもみんなの事も大切にするのよ! 良いわね!)
(もちろん。でも、イシェとキャロはどうなんだろうね? まあその内分かるようになるかな)
(そうね、キャロはともかく、イシェは教えを実行しようとしているだけかも知れないわね、今は。でも······心は動き始めているでしょうね)
そして、勝手知ったるキャロはお風呂の脱衣場に到着すると、バババッと自分の服を脱いでしまうと、呆けているイシェの服を器用に脱がしてしまいました。
「ライもすぐに脱げよ、なんなら俺が脱がしてやろうか?」
「あはは······まあ良いか、よし、どうせなら、楽しんじゃおう! テラも行くよ! 収納!」
僕は服や装備を収納して一瞬で裸になり、お風呂へ。
「あっ! それずりーぞ! 俺にも教えろ!」
楽しいお風呂の時間が始まりました。
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