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第二章
第61話 お助けしちゃいましょう
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「そ、それを言おうとしてたのよ! ほ、本当だからね! お宝探しの事なんて······考えてたけれどもちょっとよ! ほ~んのちょっぴりなんだからね!」
僕の耳たぶを、クイクイクイクイと引っ張りながらそんな事を言ってますが、くふふふ。分かってますよ♪
「うんうん。じゃあみんなを助けてからね♪」
そんな事を話しているのが聞こえたのか、鎖に繋がれた人達がざわざわしだしました。
でも最後に倒した海賊さんってなぜすぐに気絶しなかったのかな? おっとそんな事は後で考えましょう。
海賊さんの腰にぶら下げてあった鍵束を回収してみんなを繋ぐ鎖を外そうと思います。
「お、おい少年、俺達を助けてくれるのか?」
鍵束に手を伸ばした時に鎖で繋がれた人達の一人に声をかけられました。
「はい。皆さんは無理やり捕まったか、人攫いに合った方ですよね?」
「ああ、ここに繋がれている者全員な。後、この海賊達の島にも無理やり働く事を強要されている者も五十人ほどいる」
「え? まだそんなにいるのですか! 大変じゃないですか! その海賊達の島はどこに! 助けなきゃ!」
「場所は分からない。俺達は島から出る時は船に乗ってすぐにここだからな」
おじさんは床を指差し答えてくれました。
「王国の東の森沖って言うのは聞いたことがあるぞ」
違う人が島のある場所の情報を持っていたようです。
「あっ、俺もそれ聞いたぞ!」「東に三日進んだところにあるって」「五日だろ?」「船に乗っているのもっと長い気がしますが」「一日くらいしか航海しない時もあるぞ」「他にも海賊の島が」
んん~、まださらに別の島もありそうな雰囲気ですね······、ちゃんと調べて助けないといけませんよね。
皆の話を聞きながら鍵束を取り······これって、魔力回復の魔道具?
その男が嵌めている中々カッコいい腕輪、銀と革を使った細い物ですが。
「ねえテラ、これって」
「んん~、魔力回復の、そこそこ強力な物ね。だからライが直接倒す羽目になったのね」
「やっぱり。んん~じゃあ魔道具を持っている人がいるなら全部回収しておかなきゃだよね~」
浜にいる海賊達と、この船の人達が持っている魔道具は回収しちゃいましょう♪ ん~と、収納!
魔道具を回収し終わり、お待ちかねの皆さんの鎖······魔道具じゃない鍵を開けるのは面倒ですが、一人に対して少しだけ時間がかかりますので一人ひとり色々教えてくれます。
塩作りの海水を桶で一人二つずつ朝から夜まで運ぶ仕事を休み無くやらされていたと聞き、これから暑さもどんどん上がっていきますので、早く助けに行かないといけないって思いました。
みんな鎖を外して、途中からは鍵を分けて先に解放した皆が手伝ってくれて解放し、浜辺に転移します。
テラが楽しみにしていた船は後で探検することになり収納しておきました。
「では皆さんは同じ町の人では無いのですか?」
「ああ、中には同じ町の者もいるが数人ずつだろうな。聞いたこと無いか? 人攫いが横行していて、ラビリンス王国のダンジョン街に連れていかれるって話し。あれの闘えない者達、まあ冒険者じゃなかった大人は途中で分けられ海に来たんだよ」
あれ? それって······。
「それに子供達だけ違う馬車に乗せられていたわ。大丈夫かしら知り合の子もいたのよ」
「それって僕が人攫いにあったのと似ている気がします! そうだよねテラ!」
「うん。そうね、酷似しているわね······ねえ、お父さんに相談する方が良くないかな? この人達を一旦サーバル男爵領に連れていって、それから海賊の島の攻略、それに聞いていたけれど他にも海賊の島がありそうじゃない?」
「うん。そうみたいだよね。じゃあみんなをまずはうちに連れて行こう!」
僕は海賊と、海賊に捕まっていた人達、併せて百人を連れてお屋敷の裏庭に転移しました。
そこにはたまたま外に出て、花壇からハーブを摘んでいるマシューがいました。
「マシューただいま♪ 腸詰め用のハーブ?」
「お帰りなさいませライ坊っちゃん。そうですよ。くくく、やはり分かるのですね、作り置きも少しありますがまたお持ちになりますか?」
「そうなの! でもまだまだ作って貰った物が沢山あるから今度にするね♪ 父さんいるかな? ちょっと相談しなきゃならないことがあって帰ってきたのですよ」
「はい。旦那様はおられますので、そうですね。お呼びいたしましょうか?」
マシューは僕の後ろにいる人達を見てそう言いました。
「うん♪ お願いできるかな、流石にこの人数は連れていけないしね~くふふふ」
「くくく、そうでございますね。ではすぐに行って参ります」
そう言ってマシューはハーブ摘み用の籠を手に屋敷の中に入っていきました。
すると後ろの方から
「おい、貴族様のご子息様だぞ」「どうしよう、私さっき可愛いから頭撫でちゃったわよ」「オラなんかバンバン肩を叩いちまったぞ」「うわっ、ヤベー坊主って言っちまったよ」「じゃあ隣の女の子も!」
くふふふ。ビックリしていますね♪ 大丈夫ですよ、そんな事では怒りませんし、安心して下さいね。
父さんを待っている間、プシュケにぐるぐるを指導します。
両手を握り、右手から魔力を流して身体中に巡らせて左手から吸い取ります。
「どうかな? 少しは魔力の動きが感じられるかな?」
「ん~、何かもぞもぞしている気はしますね。これが魔力、早くしたり遅くしたりはできますか?」
おお、それだと変化が分かりやすいですね。
「じゃあやってみるね~♪ ぐるぐる~♪ ぐ~る~ぐ~る~」
「くっ、くすぐったいですよ! なるほどこれが魔力なのですね。これを自由自在に動かすのですね。ん~ぐるぐる~ぐ~る~ぐ~る~······」
進歩はありませんでしたが、たぶん三十分もかかっていない内に父さんが庭に出てきてくれました。
「なんだまた移住希望者か?」
僕の背後にいる倒れた五十人と立っている五十人を見てそんなことを言いますが残念、不正解ですね。
「それなら良かったのですが、まずは立っている者達は海賊に捕まっていた人達で、寝ているものはその海賊達です」
それを聞いた父さんは険しい顔になりみんなを見ています。
「そうか。捕まっていた者達はサーバル男爵として、各村、町に帰れるように手配します。ご安心ください。マシュー、この人達が泊まれるよう手配を頼みます。食事も精の出る物を」
「あっ、マシュー、オークを沢山持っているからそれを出すよ」
「人数的に、二匹、いえ三匹いただけますか?」
「うん♪ 百匹でも大丈夫だよ」
「くくく、それはそれは。しかしそんなにいただいても腐らせてしまいますと勿体のうございます。では豪勢にライ坊っちゃん提案のバーベキューにしましょうか。それでしたら五匹いただければ皆さんお腹いっぱいになりますでしょう」
「うん♪ そうしましょう。じゃあ五匹ね、ほいっと!」
マシューの横に五匹並べて出しました。
「ありがとうございます。ではお昼に間に合うようご用意致します」
そう言うとマシューはオーク五匹を収納し、屋敷に入っていきました。
「ねえライ。さっきの人もぐるぐるやってるんだけど······それにさっき屋敷の中に見えたメイドもぐるぐるやってるんだけど! ねえ! あなたの家は古代魔法使い何人いるのよ!」
「ま、前にも言ったよね? 一応教えはしたって······」
テラは僕の耳たぶをクイクイではなくグイグイグイグイと引っ張りながら聞いてきます。
「言ってたけれど! 言ってたけれど、そんなにかんたんなことじゃないのよ! はぁぁ、ハンカチと腹巻きちょうだい。少し寝て頭の中を整理するわ」
「う、うん。なんだかごめんね、はい腹巻きとハンカチ」
「ありがと」
テラはいつも通り頭から腹巻きをかぶって手を通しお腹に持っていきます。
ムルムルの上で横になりハンカチの布団で寝てしまいました。
「テラ怒っていましたね? 大丈夫?」
「大丈夫だよプシュケ。テラは絶対許してくれるから」
そして父さんの方を見ると、あの後からずっと捕まっていた人達の話を聞いています。
そこにカヤッツさんが奴隷の魔道具を一つ手に持ちやって来ました。
これはお頭って呼ばれていた人を教えた方が良いみたいですね。
「カヤッツその魔道具付けるなら、えっとね~、あっ、この人がお頭って言われてましたよ♪」
「坊っちゃんありがとうございます。それが分かれば大助かりですよ、いちいち付けて詰問。外して次へってやらずに済みますからね」
「お願いしますね♪ ちなみにこの人も偉いさんだったはずです。命令していましたから」
それを聞きカヤッツも収納が使えるようで、奴隷の魔道具をもう一つ出しました。
うん。テラが寝ていて良かったですね。あはは······
僕の耳たぶを、クイクイクイクイと引っ張りながらそんな事を言ってますが、くふふふ。分かってますよ♪
「うんうん。じゃあみんなを助けてからね♪」
そんな事を話しているのが聞こえたのか、鎖に繋がれた人達がざわざわしだしました。
でも最後に倒した海賊さんってなぜすぐに気絶しなかったのかな? おっとそんな事は後で考えましょう。
海賊さんの腰にぶら下げてあった鍵束を回収してみんなを繋ぐ鎖を外そうと思います。
「お、おい少年、俺達を助けてくれるのか?」
鍵束に手を伸ばした時に鎖で繋がれた人達の一人に声をかけられました。
「はい。皆さんは無理やり捕まったか、人攫いに合った方ですよね?」
「ああ、ここに繋がれている者全員な。後、この海賊達の島にも無理やり働く事を強要されている者も五十人ほどいる」
「え? まだそんなにいるのですか! 大変じゃないですか! その海賊達の島はどこに! 助けなきゃ!」
「場所は分からない。俺達は島から出る時は船に乗ってすぐにここだからな」
おじさんは床を指差し答えてくれました。
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違う人が島のある場所の情報を持っていたようです。
「あっ、俺もそれ聞いたぞ!」「東に三日進んだところにあるって」「五日だろ?」「船に乗っているのもっと長い気がしますが」「一日くらいしか航海しない時もあるぞ」「他にも海賊の島が」
んん~、まださらに別の島もありそうな雰囲気ですね······、ちゃんと調べて助けないといけませんよね。
皆の話を聞きながら鍵束を取り······これって、魔力回復の魔道具?
その男が嵌めている中々カッコいい腕輪、銀と革を使った細い物ですが。
「ねえテラ、これって」
「んん~、魔力回復の、そこそこ強力な物ね。だからライが直接倒す羽目になったのね」
「やっぱり。んん~じゃあ魔道具を持っている人がいるなら全部回収しておかなきゃだよね~」
浜にいる海賊達と、この船の人達が持っている魔道具は回収しちゃいましょう♪ ん~と、収納!
魔道具を回収し終わり、お待ちかねの皆さんの鎖······魔道具じゃない鍵を開けるのは面倒ですが、一人に対して少しだけ時間がかかりますので一人ひとり色々教えてくれます。
塩作りの海水を桶で一人二つずつ朝から夜まで運ぶ仕事を休み無くやらされていたと聞き、これから暑さもどんどん上がっていきますので、早く助けに行かないといけないって思いました。
みんな鎖を外して、途中からは鍵を分けて先に解放した皆が手伝ってくれて解放し、浜辺に転移します。
テラが楽しみにしていた船は後で探検することになり収納しておきました。
「では皆さんは同じ町の人では無いのですか?」
「ああ、中には同じ町の者もいるが数人ずつだろうな。聞いたこと無いか? 人攫いが横行していて、ラビリンス王国のダンジョン街に連れていかれるって話し。あれの闘えない者達、まあ冒険者じゃなかった大人は途中で分けられ海に来たんだよ」
あれ? それって······。
「それに子供達だけ違う馬車に乗せられていたわ。大丈夫かしら知り合の子もいたのよ」
「それって僕が人攫いにあったのと似ている気がします! そうだよねテラ!」
「うん。そうね、酷似しているわね······ねえ、お父さんに相談する方が良くないかな? この人達を一旦サーバル男爵領に連れていって、それから海賊の島の攻略、それに聞いていたけれど他にも海賊の島がありそうじゃない?」
「うん。そうみたいだよね。じゃあみんなをまずはうちに連れて行こう!」
僕は海賊と、海賊に捕まっていた人達、併せて百人を連れてお屋敷の裏庭に転移しました。
そこにはたまたま外に出て、花壇からハーブを摘んでいるマシューがいました。
「マシューただいま♪ 腸詰め用のハーブ?」
「お帰りなさいませライ坊っちゃん。そうですよ。くくく、やはり分かるのですね、作り置きも少しありますがまたお持ちになりますか?」
「そうなの! でもまだまだ作って貰った物が沢山あるから今度にするね♪ 父さんいるかな? ちょっと相談しなきゃならないことがあって帰ってきたのですよ」
「はい。旦那様はおられますので、そうですね。お呼びいたしましょうか?」
マシューは僕の後ろにいる人達を見てそう言いました。
「うん♪ お願いできるかな、流石にこの人数は連れていけないしね~くふふふ」
「くくく、そうでございますね。ではすぐに行って参ります」
そう言ってマシューはハーブ摘み用の籠を手に屋敷の中に入っていきました。
すると後ろの方から
「おい、貴族様のご子息様だぞ」「どうしよう、私さっき可愛いから頭撫でちゃったわよ」「オラなんかバンバン肩を叩いちまったぞ」「うわっ、ヤベー坊主って言っちまったよ」「じゃあ隣の女の子も!」
くふふふ。ビックリしていますね♪ 大丈夫ですよ、そんな事では怒りませんし、安心して下さいね。
父さんを待っている間、プシュケにぐるぐるを指導します。
両手を握り、右手から魔力を流して身体中に巡らせて左手から吸い取ります。
「どうかな? 少しは魔力の動きが感じられるかな?」
「ん~、何かもぞもぞしている気はしますね。これが魔力、早くしたり遅くしたりはできますか?」
おお、それだと変化が分かりやすいですね。
「じゃあやってみるね~♪ ぐるぐる~♪ ぐ~る~ぐ~る~」
「くっ、くすぐったいですよ! なるほどこれが魔力なのですね。これを自由自在に動かすのですね。ん~ぐるぐる~ぐ~る~ぐ~る~······」
進歩はありませんでしたが、たぶん三十分もかかっていない内に父さんが庭に出てきてくれました。
「なんだまた移住希望者か?」
僕の背後にいる倒れた五十人と立っている五十人を見てそんなことを言いますが残念、不正解ですね。
「それなら良かったのですが、まずは立っている者達は海賊に捕まっていた人達で、寝ているものはその海賊達です」
それを聞いた父さんは険しい顔になりみんなを見ています。
「そうか。捕まっていた者達はサーバル男爵として、各村、町に帰れるように手配します。ご安心ください。マシュー、この人達が泊まれるよう手配を頼みます。食事も精の出る物を」
「あっ、マシュー、オークを沢山持っているからそれを出すよ」
「人数的に、二匹、いえ三匹いただけますか?」
「うん♪ 百匹でも大丈夫だよ」
「くくく、それはそれは。しかしそんなにいただいても腐らせてしまいますと勿体のうございます。では豪勢にライ坊っちゃん提案のバーベキューにしましょうか。それでしたら五匹いただければ皆さんお腹いっぱいになりますでしょう」
「うん♪ そうしましょう。じゃあ五匹ね、ほいっと!」
マシューの横に五匹並べて出しました。
「ありがとうございます。ではお昼に間に合うようご用意致します」
そう言うとマシューはオーク五匹を収納し、屋敷に入っていきました。
「ねえライ。さっきの人もぐるぐるやってるんだけど······それにさっき屋敷の中に見えたメイドもぐるぐるやってるんだけど! ねえ! あなたの家は古代魔法使い何人いるのよ!」
「ま、前にも言ったよね? 一応教えはしたって······」
テラは僕の耳たぶをクイクイではなくグイグイグイグイと引っ張りながら聞いてきます。
「言ってたけれど! 言ってたけれど、そんなにかんたんなことじゃないのよ! はぁぁ、ハンカチと腹巻きちょうだい。少し寝て頭の中を整理するわ」
「う、うん。なんだかごめんね、はい腹巻きとハンカチ」
「ありがと」
テラはいつも通り頭から腹巻きをかぶって手を通しお腹に持っていきます。
ムルムルの上で横になりハンカチの布団で寝てしまいました。
「テラ怒っていましたね? 大丈夫?」
「大丈夫だよプシュケ。テラは絶対許してくれるから」
そして父さんの方を見ると、あの後からずっと捕まっていた人達の話を聞いています。
そこにカヤッツさんが奴隷の魔道具を一つ手に持ちやって来ました。
これはお頭って呼ばれていた人を教えた方が良いみたいですね。
「カヤッツその魔道具付けるなら、えっとね~、あっ、この人がお頭って言われてましたよ♪」
「坊っちゃんありがとうございます。それが分かれば大助かりですよ、いちいち付けて詰問。外して次へってやらずに済みますからね」
「お願いしますね♪ ちなみにこの人も偉いさんだったはずです。命令していましたから」
それを聞きカヤッツも収納が使えるようで、奴隷の魔道具をもう一つ出しました。
うん。テラが寝ていて良かったですね。あはは······
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