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第二章
第50話 お引っ越ししちゃいましょう
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「おはようございます町長さん、父さん宛の手紙が書けたので渡しておきますね。それで何人くらいになりそうですか?」
「おはようございます。昨晩あの後に書いて下さったのですね、ありがとうございます」
町長さんは手紙を大事そうに受け取りました。
「あはは······人数ですか。人数は、全員が向かう事にしましたので、三千七十二人ですね」
「凄いです! 僕は何人かは冒険者になって来る人は減るだろうと思っていましたよ♪ そうしたらその人をサーバル男爵領で活動するように誘おうと思っていたのに全員が来てくれるのですね♪」
「ああ~、それも含めてです。若者の中には将来的にこの町を出て冒険者になりたいと言う者がそこそこいますからね」
計算通りになってきましたよ♪ これは誰一人欠ける事無くサーバル男爵領にお引っ越しして貰いましょう!
「分かりました。ん~と、転移練習して領地まで送迎しちゃいましょうか······母さんのやっていたやり方は······」
「ライ。転移でってそう簡単には」
「転移!」
パッ
「どうだ? よしよし出来てるね。あっ、テラ何か言った?」
確か転移前に何か言っていたような気がします。
テラの方を見ると目を見開き口も開けたまま僕を見ています。
うんうん。可愛いですね~♪
「なんで転移出来てるのよ! お母さんにちょっとやり方聞いて練習しなさいよって言われただけじゃない! 時空間魔法よ転移は! 収納が出来ているから才能はあるとは思っていたけど一発で成功なんてあり得ないんだから!」
え? でも時空間魔法使える小説にも見えるところと、行った事がある場所には転移出来てましたよ? 時空間魔法のスキルがあれば普通少し練習すれば出来るよね?
「はぁぁ、私が海に着いてから教えようと思っていたのに······まあ良いわ。ライ、魔力の減りはどの程度か分かる?」
「ん~と、減る分は外から取り入れてるから減るけど減ってないよ。そんなの当たり前じゃないですか」
テラは頭を抱えぶつぶつ呟いています。
「そうだったわ。ライは魔力を辺りから集め取り入れてるんだった······そこに関してもう考えるのは止めましょう」
「よしよし、実験その二です。プシュケちょっとこっちに来てくれる?」
「な、何をするのかな? さっきは私の横にいたのにいきなり私の前に現れたし······」
ちょっとビクビクしながらも近付いてきてくれます。
「あはは♪ ごめんね。転移って魔法があってそれの練習。自分一人とテラ、ムルムルで転移出来たから、次は普通の人と一緒に飛べないかなって」
「て、転移魔法! ハイエルフの村では父さん母さんは出来ましたね。後何人かいましたけれどそんなに便利な魔法ではないですよ? 魔力を沢山使いますから何度も出来ませんでしたし、数人と一緒に転移するだけで気絶しそうになるって言っていましたよ」
「そうなんだ。じゃあプシュケも使えるようになるはずだよね♪ 魔力のぐるぐると合わせて一緒に練習しようよ♪」
「ん~と、このぐるぐる続けると良いのですよね? でも私が転移出来ても魔力欠乏でコテって気絶しちゃうよ?」
「そうそう。それに魔力は心配ないですよ。ぐるぐるして魔力を集め補充していますから足りなくなる事は無いよ。プシュケもたぶん一年くらいかな? そこそこ出来るようになるはずですし心配しないで大丈夫です。それでは~プシュケも一緒に~転移!」
パッ
「どうかな? 一応行った事がある場所なのでクルミの林に飛んでみましたが······成功ですね♪」
「ほえぇ! 一瞬で景色が変わりましたよ! 室内からお外ですよ! ライ凄いですよ!」
「ぬふふふ。でしょ~。よしよしでは今度は戻りましょ~♪ 転移」
パッ
「到着っと。プシュケありがとうね」
「良いよ。でもこんなに簡単に転移しちゃうなんて·····父さん母さんはもう少し魔力を込めて『転移!』ってやっていたのにライって凄いよ!」
「ぬふふふ。ありがとう♪ じゃあ今の転移はテラとムルムル、そしてプシュケだけにしか魔力を広げていないからそれの範囲広げるだけでたぶん良いよね?」
そこでテラが提案をしてくれました。
「別に練習は人でなくても良いのよ。ゴブリンやオークが沢山いるじゃない」
「おお! それは良い作戦ですよ! 採用ですね。じゃあ少し魔物さんで練習しましょう。町長さん」
「ひゃい!」
ん? 町長さんどうしたのでしょうか? まあ先に話をしてしまいましょう。
「今日から何日か泊めて貰ってもいいですか? 駄目ならテントで良いですけど」
「はあ、泊めるのは構いませんが」
「ありがとうございます。あのですね、サーバル男爵の領地まで皆さんを送る事が出来そうなので、もう少し練習をしたいのですよ。駄目ですか?」
「え? 今のを全員で出来るのですか?」
「はい♪ 範囲を広げれば出来ると思います。それとですね。町をそのまま持っていくことも出来ますよ。井戸なんかは無理ですが、井戸を堀るのも僕何度もやって来ましたから任せて貰ったら穴を掘ってしまいますし、掘って水が綺麗になるまで数日待てば飲み水も確保出来ますし、川の近くか湖の近くならもっと簡単ですし」
町長さんがダダダっと詰め寄るように近付いてきました。
「そ、それは町ごと引っ越ししてしまえると言うことですか?」
「はい。僕の収納の中身を整理すればいけるかなって思います」
「わ、分かりました! それなら早い方が! 秋に備えた作付けもまだほとんどがこれからです。植えた物も木箱か何かに戻せば向こうでたちまち植え直しが可能です! これは出来るなら早い方が良いです! こうしてはいられません皆に引っ越しを伝えてきます!」
そう言うと町長さんは朝食の場から走り部屋を出て行きました。
その日、その時間から町の皆さんは畑に繰り出し、作付けをしたばかりの苗を回収に回る人達、収穫出来るものを収穫する人達と保存するために加工する人達が動き回っている間、僕はプシュケを背負子乗せて森に転移で入り、ゴブリンやオークを探して転移の練習です。
「ライ、もうたぶん千匹超えましたよ? この魔物さん達はどうするのですか?」
プシュケは背負子に乗りながら僕と一緒に枝の上から眼下の魔物達を眺めています。
「えっとね~これだけの数がいけたなら町のみんなを運ぶには三回行き来すると全員でお引っ越し出来るけれど後もう少し。えっとね~この先にだいぶ大量にいるところがあって、そこにいる魔物を合わせてから後二回くらい転移練習やっちゃって終わろうと思います。その後でお手伝いして貰ったのですがこの子達はやっつけちゃいますけどね。それにそこに集まっているのは数が多いんですよ。たぶん一万くらいいそうだよね?」
「そうね、ライの言う通り種類がバラバラで一万は完全に超えて集まっているわ。高い確率でスタンピードの前兆かもしれないわね」
「万を超えるスタンピード! 一大事じゃないですか! 皆さんに教えないと!」
「ライに任せておけば解決するわよ。そうでしょライ?」
なぜかどや顔のテラ。
「うん。もう少しで気絶しちゃうしね。数匹はまだだけどね。じゃあ転移するね♪ 転移!」
パッ
お気付きでしょうか。
行ったこともない場所にまで転移出来る事に気が付いたのですよ。
僕が魔力を広げられる範囲内ですけどね。
後、行った事がある場所にも当然行く事が出来ましたよ。門番のカヤッツが転移してきた僕を見て驚いていましたけれど。くふふふ。
「まだ立っているのはオークキングとあの大きいのはトロルね」
「トロルは初めて見ました。でも立ったまま気絶してますね······」
オークの身長が三メートルくらいですからトロルは五メートルくらいはあります。
そのトロル達は立ってはいるのですが手に持っていたと思う太いこん棒が足元に落ちていました。
「その様ね。オークキングもそろそろ気絶するわよ」
テラがそう言ってすぐにふらふらしだしてズズンと前に倒れていきました。
「ほらね。さあライ! ムルムルのごはんを補充よ! やっちゃえ!」
ムルムル······頑張っていっぱい食べてあげてね。
「いっくよー! ウインドニードル!」
「おはようございます。昨晩あの後に書いて下さったのですね、ありがとうございます」
町長さんは手紙を大事そうに受け取りました。
「あはは······人数ですか。人数は、全員が向かう事にしましたので、三千七十二人ですね」
「凄いです! 僕は何人かは冒険者になって来る人は減るだろうと思っていましたよ♪ そうしたらその人をサーバル男爵領で活動するように誘おうと思っていたのに全員が来てくれるのですね♪」
「ああ~、それも含めてです。若者の中には将来的にこの町を出て冒険者になりたいと言う者がそこそこいますからね」
計算通りになってきましたよ♪ これは誰一人欠ける事無くサーバル男爵領にお引っ越しして貰いましょう!
「分かりました。ん~と、転移練習して領地まで送迎しちゃいましょうか······母さんのやっていたやり方は······」
「ライ。転移でってそう簡単には」
「転移!」
パッ
「どうだ? よしよし出来てるね。あっ、テラ何か言った?」
確か転移前に何か言っていたような気がします。
テラの方を見ると目を見開き口も開けたまま僕を見ています。
うんうん。可愛いですね~♪
「なんで転移出来てるのよ! お母さんにちょっとやり方聞いて練習しなさいよって言われただけじゃない! 時空間魔法よ転移は! 収納が出来ているから才能はあるとは思っていたけど一発で成功なんてあり得ないんだから!」
え? でも時空間魔法使える小説にも見えるところと、行った事がある場所には転移出来てましたよ? 時空間魔法のスキルがあれば普通少し練習すれば出来るよね?
「はぁぁ、私が海に着いてから教えようと思っていたのに······まあ良いわ。ライ、魔力の減りはどの程度か分かる?」
「ん~と、減る分は外から取り入れてるから減るけど減ってないよ。そんなの当たり前じゃないですか」
テラは頭を抱えぶつぶつ呟いています。
「そうだったわ。ライは魔力を辺りから集め取り入れてるんだった······そこに関してもう考えるのは止めましょう」
「よしよし、実験その二です。プシュケちょっとこっちに来てくれる?」
「な、何をするのかな? さっきは私の横にいたのにいきなり私の前に現れたし······」
ちょっとビクビクしながらも近付いてきてくれます。
「あはは♪ ごめんね。転移って魔法があってそれの練習。自分一人とテラ、ムルムルで転移出来たから、次は普通の人と一緒に飛べないかなって」
「て、転移魔法! ハイエルフの村では父さん母さんは出来ましたね。後何人かいましたけれどそんなに便利な魔法ではないですよ? 魔力を沢山使いますから何度も出来ませんでしたし、数人と一緒に転移するだけで気絶しそうになるって言っていましたよ」
「そうなんだ。じゃあプシュケも使えるようになるはずだよね♪ 魔力のぐるぐると合わせて一緒に練習しようよ♪」
「ん~と、このぐるぐる続けると良いのですよね? でも私が転移出来ても魔力欠乏でコテって気絶しちゃうよ?」
「そうそう。それに魔力は心配ないですよ。ぐるぐるして魔力を集め補充していますから足りなくなる事は無いよ。プシュケもたぶん一年くらいかな? そこそこ出来るようになるはずですし心配しないで大丈夫です。それでは~プシュケも一緒に~転移!」
パッ
「どうかな? 一応行った事がある場所なのでクルミの林に飛んでみましたが······成功ですね♪」
「ほえぇ! 一瞬で景色が変わりましたよ! 室内からお外ですよ! ライ凄いですよ!」
「ぬふふふ。でしょ~。よしよしでは今度は戻りましょ~♪ 転移」
パッ
「到着っと。プシュケありがとうね」
「良いよ。でもこんなに簡単に転移しちゃうなんて·····父さん母さんはもう少し魔力を込めて『転移!』ってやっていたのにライって凄いよ!」
「ぬふふふ。ありがとう♪ じゃあ今の転移はテラとムルムル、そしてプシュケだけにしか魔力を広げていないからそれの範囲広げるだけでたぶん良いよね?」
そこでテラが提案をしてくれました。
「別に練習は人でなくても良いのよ。ゴブリンやオークが沢山いるじゃない」
「おお! それは良い作戦ですよ! 採用ですね。じゃあ少し魔物さんで練習しましょう。町長さん」
「ひゃい!」
ん? 町長さんどうしたのでしょうか? まあ先に話をしてしまいましょう。
「今日から何日か泊めて貰ってもいいですか? 駄目ならテントで良いですけど」
「はあ、泊めるのは構いませんが」
「ありがとうございます。あのですね、サーバル男爵の領地まで皆さんを送る事が出来そうなので、もう少し練習をしたいのですよ。駄目ですか?」
「え? 今のを全員で出来るのですか?」
「はい♪ 範囲を広げれば出来ると思います。それとですね。町をそのまま持っていくことも出来ますよ。井戸なんかは無理ですが、井戸を堀るのも僕何度もやって来ましたから任せて貰ったら穴を掘ってしまいますし、掘って水が綺麗になるまで数日待てば飲み水も確保出来ますし、川の近くか湖の近くならもっと簡単ですし」
町長さんがダダダっと詰め寄るように近付いてきました。
「そ、それは町ごと引っ越ししてしまえると言うことですか?」
「はい。僕の収納の中身を整理すればいけるかなって思います」
「わ、分かりました! それなら早い方が! 秋に備えた作付けもまだほとんどがこれからです。植えた物も木箱か何かに戻せば向こうでたちまち植え直しが可能です! これは出来るなら早い方が良いです! こうしてはいられません皆に引っ越しを伝えてきます!」
そう言うと町長さんは朝食の場から走り部屋を出て行きました。
その日、その時間から町の皆さんは畑に繰り出し、作付けをしたばかりの苗を回収に回る人達、収穫出来るものを収穫する人達と保存するために加工する人達が動き回っている間、僕はプシュケを背負子乗せて森に転移で入り、ゴブリンやオークを探して転移の練習です。
「ライ、もうたぶん千匹超えましたよ? この魔物さん達はどうするのですか?」
プシュケは背負子に乗りながら僕と一緒に枝の上から眼下の魔物達を眺めています。
「えっとね~これだけの数がいけたなら町のみんなを運ぶには三回行き来すると全員でお引っ越し出来るけれど後もう少し。えっとね~この先にだいぶ大量にいるところがあって、そこにいる魔物を合わせてから後二回くらい転移練習やっちゃって終わろうと思います。その後でお手伝いして貰ったのですがこの子達はやっつけちゃいますけどね。それにそこに集まっているのは数が多いんですよ。たぶん一万くらいいそうだよね?」
「そうね、ライの言う通り種類がバラバラで一万は完全に超えて集まっているわ。高い確率でスタンピードの前兆かもしれないわね」
「万を超えるスタンピード! 一大事じゃないですか! 皆さんに教えないと!」
「ライに任せておけば解決するわよ。そうでしょライ?」
なぜかどや顔のテラ。
「うん。もう少しで気絶しちゃうしね。数匹はまだだけどね。じゃあ転移するね♪ 転移!」
パッ
お気付きでしょうか。
行ったこともない場所にまで転移出来る事に気が付いたのですよ。
僕が魔力を広げられる範囲内ですけどね。
後、行った事がある場所にも当然行く事が出来ましたよ。門番のカヤッツが転移してきた僕を見て驚いていましたけれど。くふふふ。
「まだ立っているのはオークキングとあの大きいのはトロルね」
「トロルは初めて見ました。でも立ったまま気絶してますね······」
オークの身長が三メートルくらいですからトロルは五メートルくらいはあります。
そのトロル達は立ってはいるのですが手に持っていたと思う太いこん棒が足元に落ちていました。
「その様ね。オークキングもそろそろ気絶するわよ」
テラがそう言ってすぐにふらふらしだしてズズンと前に倒れていきました。
「ほらね。さあライ! ムルムルのごはんを補充よ! やっちゃえ!」
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