9 / 241
第一章
第9話 捕縛しちゃいます
しおりを挟む
「おい、前の馬車が休憩に入るみたいだ、この先に水場があるんだ、止まる合図の鐘を鳴らしたからそこで止まるぞ」
小窓から顔を覗かせ、先ほど手綱を任せた冒険者の方がそんな報せをしてくれます。
おお、なら好都合かな、この後どうやって馬車を一台ずつやっつけるか、一度にはやりようがないからどこかに止まって欲しいと思ってたので良いじゃないですか!
「なら僕はそこに先回りして、待ち構えまえてやっつけちゃいますね、その場所の目印みたいな物はありますか?」
「馬用に、大きな木桶が小川近くに置いてある、街道から見ればすぐ分かるぞ」
小川に木桶ですね、よし。
「はい、これで皆さんのロープは外しました、後、女性冒険者の方が三名この壁の向こうにいますので、頼めますか?」
「ああ、同じパーティーだからな、すまないが、鍵を開け、ナイフを貸して貰えるかな、ロープを切るにも何も持っていないからな」
良く見ると、薄いワンピースの様な服しか着ていなかったので、何もないですよね。
「分かりました、この馬車を運転していた人の物ですが」
「助かる」
先ほど取り上げておいた盗賊のナイフを手渡します。
「これをどうぞ、それとその内扉を開けますね」
女性冒険者がいるであろう扉の鍵を、ここも魔法の鍵なので、ぐるぐるして、“ガチャ” 開けておきましょう。
「鍵は開きましたのでお願いしますね」
「助かる、そっちは気を付けてな」
「はい、全員やっつけちゃいますよ」
僕は外への扉の鍵も開け、外に飛び出し、すぐに街道脇の林の中に入り、木が立ち並ぶ隙間を縫うように、走り抜け馬車を追い抜き休憩場、水場を目指します。
下草があまり無かったので思ったより早く馬車を追い越し、ある程度馬車から離れたところで街道に戻る、すると五分かからず目的の場所に到着しました。
「へぇ~、結構広いですね、夜営も出来る様な広さがありますね」
大きな木桶も十頭の馬が一度に飲めるほどの数が設置され、小川から水車で自動的に水が溜まるように出来ていました。
見渡すと、広場に石で作られた炊き火の消した後を見付けたので、石を集める手間もありませんから火を起こし、お湯を沸かして馬車が到着するまでお茶することにしました、良く考えると、昨晩のごはんを食べた後何も飲んでいませんでしたから、喉が結構渇いていましたからね。
カップのお茶がなくなり、カップを綺麗にして街道の先を見ると、やっと五台の馬車が見えてきました。
僕は焚き火に木を追加して、盗賊ここでやっつけた後、ごはんにしようと決めました。
ティもだけど、冒険者さん達もお腹減っているでしょうし、オークで塩味のステーキにしましょうかね。
そんな事を考えていると馬車がスピードをゆるめて、休憩場に馬車を街道から外して入ってきました。
ニヤニヤしている男達の魔力は、すぐにでもぐるぐる出来る様に準備万端ですよ。
盗賊達は馬車を止め、十二人が僕の方に歩いてきますが、一度捕まえた僕に気付かないなんて、夜だったからよく見えてなかったのかもですね。
どんどん近付いてきている盗賊達は口と鼻を覆う布をマスク代わりかな? マスクをしています。
一番前にいた盗賊が懐から瓶(ペットボトルくらいかな)を取り出しフタを開け僕の方に向けて撒きました。
「風よ渦巻け! そしてかの者を覆い尽くせ!」
うっわ~、これが攻撃魔法の呪文かぁ~、何の魔法使うかまる分かりなのね~うふふふ、さて攻撃されたのですから反撃ですよね!
ぐるぐるですよ!
放たれた魔法をぐるぐるして主導権を奪い、たぶん眠り薬だと思うのですが、眠り薬を風で巻き上げ、十二の盗賊達にお返し!
「なっ! しくじったのか! こっちくんな!」
「なにやってやがる! 早く消せ!」
「やってるが消えねえ! どうなってやがる!」
あははは、行きますよぉ~!
魔力追加で、ぐるぐるだ!
完全に盗賊達を包み込み眠り薬の風をどんどん範囲を狭め、勢いを増していく。
「やべえぞ! くぅ、吸ってしまった! ヤバい寝ちまぅ······」
「俺も吸い込んじまったぁ······」
「ゲホッゲホッ······」
マスクでは防ぎきれず、次々と息を止めてられなくなった者からバタバタと倒れてゆき、十二人が全て眠りについたのを確認。
睡眠薬入りの風を小川の向こうの林に飛ばしておきました。
「一応、魔力もぐるぐるしておこうかな、ほいっと!」
二分ほど盗賊達の魔力ぐるぐるして、持ち物を全部頂きました、そのせいで盗賊達はパンツだけになりましたが、あはは。
「ライ! 大丈夫!」
馬車の影から覗き見ていたティが、頭にムルムルとテラを乗せて駆け寄ってきました。
「大丈夫だよ、後は縛って終わりかな」
「うんうん、流石ライ、良くやったわ!」
ぷるぷる
「あははは、弱かったからね、眠り薬さえ何とかすれば、そこまで強くないよこの盗賊達」
「ライ、縛り上げてしまいなよ、焚き火に木を加えてあるんだからこの後ごはんにするんでしょ」
「え? ご、ごはん! きゃ」
くぅ~きゅるるる
可愛い音が鳴りましたね。
「そうだよ、皆捕まってから何も食べてなさそうだから、オークステーキにするつもりだよ」
「少年! 無事倒せたようだな、助かった、もうこのまま奴隷にされ売られると半分諦めていたからな、ありがとう」
二台目の手綱を握ってくれたお兄さんが残りの八人を連れこちらにやってきました。
「いえいえ、僕も捕まった側で逃げ出すついでですから、そうです、盗賊を縛るの手伝ってくれますか? 縛って馬車に乗せ込んだ後、オークステーキをご馳走しますよ」
「おお! ありがたい、三日ほど何も口にしていないからな、水は生活魔法でなんとかなったがなぁ、拘束するのはもちろん手伝わせてくれ、こいつらの馬車にロープが沢山有ったからな、さっさと縛ってしまおう」
「はい、さっさと馬車に放り込んで、ごはんにしましょう」
「あははは、助かる、おい、俺達が乗っていた馬車をこっちに回してくれるか」
「おう、行ってくる」
お兄さん達のパーティーから一人走って、お兄さん達が乗っていた馬車を取りに行ってくれました。
皆でやるとあっという間に縛り終え、お兄さん達が乗っていた方に全員壁の金具にくくりつける事が出来ました。
あっ、ちゃんとワンピースは着せてあげました、盗賊達の馬車に大量に乗っていましたからね。
「皆! 俺達の荷物があったぞ! 多分全部揃ってる!」
「本当か! 俺の革鎧買ったばっかだから結構心配してたんだよ、あははは」
お兄さん達の荷物も前を走っていた盗賊達の馬車に乗っていたようですね、皆さん冒険者の格好に着替えに行きました。
なら僕はやることといえば一つですよね!
「よし、オークを焼いていこう!」
「いっぱい焼くのよライ、皆腹ペコなんだからね、それにムルムルのゴブリンと魔石ちょうだい」
「そうだね、ムルムル、とっても助かったから、オーク食べちゃう?」
「ライ、良いの? 皆の分足りなくならない?」
テラは焚き火の所に用意した鉄板を見ながら心配そうに僕に聴いてきた。
「あははは、大丈夫、百匹食べても大丈夫だよ、いっぱいあるから、よし、オークリーダーをあげるよ、魔石付きで、ほいっと!」
焚き火で鉄板を熱している隣にオークリーダーと魔石を出してあげる。
ティの頭からテラごと持ち上げ、うほっ、至近距離でティを見ると、うんうん、凄く可愛い♪ っと、今はムルムルのごはんですね、そっとムルムルをオークリーダーの上に乗せてあげました。
みにょ~んとゴブリンを食べた時のように包み込んでしまうとあっという間にオークリーダーはムルムルに取り込まれ、元の大きさに戻って、ぷるぷるご機嫌にふるえています。
「ムルムルさん凄いです、あんなに大きなオークをあっという間に食べちゃいましたよ!」
「普通のスライムなのにね、ムルムル」
「ぬふふ、私の騎獣ですもの! ほらほら、ライは皆のオークを準備しちゃいなさい」
「は~い♪」
オークを一人前ずつの大きさにカットしていると、お兄さん達が戻ってきました。
小窓から顔を覗かせ、先ほど手綱を任せた冒険者の方がそんな報せをしてくれます。
おお、なら好都合かな、この後どうやって馬車を一台ずつやっつけるか、一度にはやりようがないからどこかに止まって欲しいと思ってたので良いじゃないですか!
「なら僕はそこに先回りして、待ち構えまえてやっつけちゃいますね、その場所の目印みたいな物はありますか?」
「馬用に、大きな木桶が小川近くに置いてある、街道から見ればすぐ分かるぞ」
小川に木桶ですね、よし。
「はい、これで皆さんのロープは外しました、後、女性冒険者の方が三名この壁の向こうにいますので、頼めますか?」
「ああ、同じパーティーだからな、すまないが、鍵を開け、ナイフを貸して貰えるかな、ロープを切るにも何も持っていないからな」
良く見ると、薄いワンピースの様な服しか着ていなかったので、何もないですよね。
「分かりました、この馬車を運転していた人の物ですが」
「助かる」
先ほど取り上げておいた盗賊のナイフを手渡します。
「これをどうぞ、それとその内扉を開けますね」
女性冒険者がいるであろう扉の鍵を、ここも魔法の鍵なので、ぐるぐるして、“ガチャ” 開けておきましょう。
「鍵は開きましたのでお願いしますね」
「助かる、そっちは気を付けてな」
「はい、全員やっつけちゃいますよ」
僕は外への扉の鍵も開け、外に飛び出し、すぐに街道脇の林の中に入り、木が立ち並ぶ隙間を縫うように、走り抜け馬車を追い抜き休憩場、水場を目指します。
下草があまり無かったので思ったより早く馬車を追い越し、ある程度馬車から離れたところで街道に戻る、すると五分かからず目的の場所に到着しました。
「へぇ~、結構広いですね、夜営も出来る様な広さがありますね」
大きな木桶も十頭の馬が一度に飲めるほどの数が設置され、小川から水車で自動的に水が溜まるように出来ていました。
見渡すと、広場に石で作られた炊き火の消した後を見付けたので、石を集める手間もありませんから火を起こし、お湯を沸かして馬車が到着するまでお茶することにしました、良く考えると、昨晩のごはんを食べた後何も飲んでいませんでしたから、喉が結構渇いていましたからね。
カップのお茶がなくなり、カップを綺麗にして街道の先を見ると、やっと五台の馬車が見えてきました。
僕は焚き火に木を追加して、盗賊ここでやっつけた後、ごはんにしようと決めました。
ティもだけど、冒険者さん達もお腹減っているでしょうし、オークで塩味のステーキにしましょうかね。
そんな事を考えていると馬車がスピードをゆるめて、休憩場に馬車を街道から外して入ってきました。
ニヤニヤしている男達の魔力は、すぐにでもぐるぐる出来る様に準備万端ですよ。
盗賊達は馬車を止め、十二人が僕の方に歩いてきますが、一度捕まえた僕に気付かないなんて、夜だったからよく見えてなかったのかもですね。
どんどん近付いてきている盗賊達は口と鼻を覆う布をマスク代わりかな? マスクをしています。
一番前にいた盗賊が懐から瓶(ペットボトルくらいかな)を取り出しフタを開け僕の方に向けて撒きました。
「風よ渦巻け! そしてかの者を覆い尽くせ!」
うっわ~、これが攻撃魔法の呪文かぁ~、何の魔法使うかまる分かりなのね~うふふふ、さて攻撃されたのですから反撃ですよね!
ぐるぐるですよ!
放たれた魔法をぐるぐるして主導権を奪い、たぶん眠り薬だと思うのですが、眠り薬を風で巻き上げ、十二の盗賊達にお返し!
「なっ! しくじったのか! こっちくんな!」
「なにやってやがる! 早く消せ!」
「やってるが消えねえ! どうなってやがる!」
あははは、行きますよぉ~!
魔力追加で、ぐるぐるだ!
完全に盗賊達を包み込み眠り薬の風をどんどん範囲を狭め、勢いを増していく。
「やべえぞ! くぅ、吸ってしまった! ヤバい寝ちまぅ······」
「俺も吸い込んじまったぁ······」
「ゲホッゲホッ······」
マスクでは防ぎきれず、次々と息を止めてられなくなった者からバタバタと倒れてゆき、十二人が全て眠りについたのを確認。
睡眠薬入りの風を小川の向こうの林に飛ばしておきました。
「一応、魔力もぐるぐるしておこうかな、ほいっと!」
二分ほど盗賊達の魔力ぐるぐるして、持ち物を全部頂きました、そのせいで盗賊達はパンツだけになりましたが、あはは。
「ライ! 大丈夫!」
馬車の影から覗き見ていたティが、頭にムルムルとテラを乗せて駆け寄ってきました。
「大丈夫だよ、後は縛って終わりかな」
「うんうん、流石ライ、良くやったわ!」
ぷるぷる
「あははは、弱かったからね、眠り薬さえ何とかすれば、そこまで強くないよこの盗賊達」
「ライ、縛り上げてしまいなよ、焚き火に木を加えてあるんだからこの後ごはんにするんでしょ」
「え? ご、ごはん! きゃ」
くぅ~きゅるるる
可愛い音が鳴りましたね。
「そうだよ、皆捕まってから何も食べてなさそうだから、オークステーキにするつもりだよ」
「少年! 無事倒せたようだな、助かった、もうこのまま奴隷にされ売られると半分諦めていたからな、ありがとう」
二台目の手綱を握ってくれたお兄さんが残りの八人を連れこちらにやってきました。
「いえいえ、僕も捕まった側で逃げ出すついでですから、そうです、盗賊を縛るの手伝ってくれますか? 縛って馬車に乗せ込んだ後、オークステーキをご馳走しますよ」
「おお! ありがたい、三日ほど何も口にしていないからな、水は生活魔法でなんとかなったがなぁ、拘束するのはもちろん手伝わせてくれ、こいつらの馬車にロープが沢山有ったからな、さっさと縛ってしまおう」
「はい、さっさと馬車に放り込んで、ごはんにしましょう」
「あははは、助かる、おい、俺達が乗っていた馬車をこっちに回してくれるか」
「おう、行ってくる」
お兄さん達のパーティーから一人走って、お兄さん達が乗っていた馬車を取りに行ってくれました。
皆でやるとあっという間に縛り終え、お兄さん達が乗っていた方に全員壁の金具にくくりつける事が出来ました。
あっ、ちゃんとワンピースは着せてあげました、盗賊達の馬車に大量に乗っていましたからね。
「皆! 俺達の荷物があったぞ! 多分全部揃ってる!」
「本当か! 俺の革鎧買ったばっかだから結構心配してたんだよ、あははは」
お兄さん達の荷物も前を走っていた盗賊達の馬車に乗っていたようですね、皆さん冒険者の格好に着替えに行きました。
なら僕はやることといえば一つですよね!
「よし、オークを焼いていこう!」
「いっぱい焼くのよライ、皆腹ペコなんだからね、それにムルムルのゴブリンと魔石ちょうだい」
「そうだね、ムルムル、とっても助かったから、オーク食べちゃう?」
「ライ、良いの? 皆の分足りなくならない?」
テラは焚き火の所に用意した鉄板を見ながら心配そうに僕に聴いてきた。
「あははは、大丈夫、百匹食べても大丈夫だよ、いっぱいあるから、よし、オークリーダーをあげるよ、魔石付きで、ほいっと!」
焚き火で鉄板を熱している隣にオークリーダーと魔石を出してあげる。
ティの頭からテラごと持ち上げ、うほっ、至近距離でティを見ると、うんうん、凄く可愛い♪ っと、今はムルムルのごはんですね、そっとムルムルをオークリーダーの上に乗せてあげました。
みにょ~んとゴブリンを食べた時のように包み込んでしまうとあっという間にオークリーダーはムルムルに取り込まれ、元の大きさに戻って、ぷるぷるご機嫌にふるえています。
「ムルムルさん凄いです、あんなに大きなオークをあっという間に食べちゃいましたよ!」
「普通のスライムなのにね、ムルムル」
「ぬふふ、私の騎獣ですもの! ほらほら、ライは皆のオークを準備しちゃいなさい」
「は~い♪」
オークを一人前ずつの大きさにカットしていると、お兄さん達が戻ってきました。
0
お気に入りに追加
1,638
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる