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第一章
第54話 王様のお願い
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「その少年と……少女が多いようだが……まあ良い、コバルト、一応非公式で略式の謁見だ、お前が宰相役な」
公爵様の兄さんで、謁見って事はやっぱり王様じゃねえかよ!
ギルマスとそっくりな顔をしてるがちと腹が出てるおっさんだ。
それによく見ると確かに貴族とかが着てるようなキラキラした服じゃないが、上等そうな服を着ている。
そいつが俺達を屋敷の玄関で待ってるなんて……王様ってお城にいるもんじゃねえのか?
「はぁ……兄さんは王様だろ! 非公式の謁見とはいえ、出迎える馬鹿がいるか! 王様なら大人しく最後に出てきやがれ!」
「ふむ、分かった、では応接室に案内してやろう」
そう言うと身を翻し、エントランスから屋敷の中に入っていった……。
「だから分かってないな! 王様が案内してどうするんだよ! おい! 勝手に行くな!」
ギルマスは流石の速さで王様の前に回り込み、両肩を押さえ王様を止めると、近くにいたメイドを呼び、俺達を案内するように命令をした。
ギルマスが王様止めて、相手をしている内に俺達は命令を受けたメイドに応接室に通される。
そして豪華なソファーに座り、お茶と茶菓子まで出してもらったんだが、俺とプリムだけじゃなく、アシアとエリスも一緒にだ。
「ね、ねえケント、私とエリスまでここにいて良いのかな? 不敬罪で捕まらない?」
アシアはエリスと一緒に俺の両脇で腕に掴まりながら震えている。
「そんな顔すんな二人とも、ヤバそうになったら俺が守ってやっからよ」
「あ、あのとりあえず、王様が来たら立ってお迎えしないと駄目ですよね?」
プリムはエリスの向こうから俺を覗き込むように身を乗り出して聞いてくる。
「俺は知らねえがメイドの姉ちゃん、そうなんか?」
俺達の茶と茶菓子を用意した後、応接室の俺達が入ってきた扉じゃなくて、奥にあった両開きの扉側で立っているから聞いてみた。
「はい、お立ち下さいませ、略式で非公式と仰っていましたから、跪く必要はありません」
「ありがとうな、聞いたろ?」
「う、うん。立つのね、でも、足がガタガタ震えてるから倒れそうになると困るから腕は掴んでいて良いかな?」
さっきから感じていたが、確かに震えてんな。
てか、立ち上がるのもヤバそうだ。
「おう、ってかよアシアとエリスは俺に掴まってられっけど、プリムは大丈夫か?」
「はい。一応貴族のお屋敷に住んでましたから、王様ほどではありませんが、何度か貴族の方を迎えた経験があるので」
「分かった、駄目ならエリスに掴まれよ、俺が二人分支えっからよ――」
コンコンと戸が叩かれ、戸の向こうから『私だ、入――』ガチャとギルマスの声が途中で遮られるように扉が開いた。
「おいコラ! まだだ、何を勝手に開けてるんだ! そんな事ばかりするから私が王位継承権を放棄しないと、王になれないって馬鹿にされてたのだぞ」
メイドの姉ちゃんは、ちょうど戸が開く位置から外れたところに立っていた、だから戸が当たる事もなく、驚きもせずお茶の用意をしだした。
こりゃいつもの事なんかも知れねえな、俺でも今のはどうかと思うぞ王様よ……。
「良いだろ別に、あっ、私の茶は、こっそり酒にしておいてくれ」
「承りました」
ってやり取りと、ズカズカと部屋に入ってきて、ドカッとソファーに座ってしまっ――。
――ヤバッ!
俺は慌てて掴まっている二人の手を引くように立ち上がった。
プリムも驚いてちょうどエリスに掴まっていたから立ち上がることができた。
(ほへっ? なに? ここどこ?)
立ち上がった拍子にアンラが起きてしまった。
アンラ! 大人しくしとけよ! 今王様の前だかんな!
(分か――ってなんで縛られてるのよ! 外しなさいよ! あっ……はは~ん、ケントってそんなに私と離れたくないんだぁ~、も~、そうならそうと言えばぁっ)
俺はそっとなんとか動かせる範囲でアンラの太ももを軽くつねっておく。
頼むから暴れんな、王様の前だって言ってるだろ。
(あふん、ごめんごめん、ちょっと願望がってそれは置いておいて、どれどれ――ギルマスが二人!? でも一人はお腹ぽっこりじゃん!)
ああ、そのぽっこりが王様だ、ギルマスの兄さんなんだぞ。
「おう、すまないな。おっとそうだ、リチウムの暗殺ギルドを潰したのも、来る途中でコバルトが襲われたのを救った恩人なのも二人なんだろ?」
俺がアンラに説明してっ時、対面に座った王様とギルマスの前にもお茶が準備されていた。
王様のは湯気が立ってないからやっぱり酒なんか……やべえなこの王様。
「ああ、ケントは男だから分かるとして、もう一人はそっちの端にいるプリムだ」
「そうか」
ギルマスは俺とプリムを指差しながらそう言うと王様は立ち上がり、俺とプリムを見てニヤリと笑った。
「くくくっ、良いな。……コバルト、他の者達は大丈夫なのか?」
俺達を見ながらギルマスに声の質を変えて話しかける。
「ああ、この屋敷に入れたんだからな、安心してくれ」
なんなんだ?
(ん~、この屋敷には敵対心があると入れないみたいね、そういう結界が張ってあるわ、でも欠陥品よ、悪魔の私が入れるんだもん)
駄目じゃねえか。
「ならばケントにプリム、王都の、いや、シルヴァン王国の国王として頼みがある」
おっと、まだ話は続くよな。
王様はそこで一旦ギルマスの方を見て頷きあい、また俺の方を見てきた。
ってかなんだ? 王様が頼んでくるなんて、命令すりゃいくらでも兵士が動くんじゃねえのか?
「コバルトが秘密裏に進めている事の手伝いをしてもらいたい」
なんだか分かんねえが、さっさと――っ!
カバッといきなり王様が机の上に手をついて頭を下げた。
その勢いで、淹れたてのお茶や酒が揺れ、カチャリと音を立て、綺麗に積み上げられていたお菓子が、ポロリと崩れたほどだ。
「この国の冒険者ギルドを巡り、とある依頼を請けて欲しいのだ!」
余計に分からなくなってきたが、まあ、色んな所には行くつもりだ。
俺は王様の頭のてっぺんを見て、ギルマスに目を移す。
そして頷き目を王様に戻す。
「構わねえぞ王様。だがプリムは村に残るから無理だ、俺だけだぞ」
さぁ、王様が頭を下げるんだ、どんな厄介な依頼か知らねえが、クソ爺からもらったナイフの事もあるからな、ついでにやってやるか。
(ねえねえ、ケント、よく分からないけど、あなた王様に対する態度じゃないわよ)
あっ……やっちまったかな……。
公爵様の兄さんで、謁見って事はやっぱり王様じゃねえかよ!
ギルマスとそっくりな顔をしてるがちと腹が出てるおっさんだ。
それによく見ると確かに貴族とかが着てるようなキラキラした服じゃないが、上等そうな服を着ている。
そいつが俺達を屋敷の玄関で待ってるなんて……王様ってお城にいるもんじゃねえのか?
「はぁ……兄さんは王様だろ! 非公式の謁見とはいえ、出迎える馬鹿がいるか! 王様なら大人しく最後に出てきやがれ!」
「ふむ、分かった、では応接室に案内してやろう」
そう言うと身を翻し、エントランスから屋敷の中に入っていった……。
「だから分かってないな! 王様が案内してどうするんだよ! おい! 勝手に行くな!」
ギルマスは流石の速さで王様の前に回り込み、両肩を押さえ王様を止めると、近くにいたメイドを呼び、俺達を案内するように命令をした。
ギルマスが王様止めて、相手をしている内に俺達は命令を受けたメイドに応接室に通される。
そして豪華なソファーに座り、お茶と茶菓子まで出してもらったんだが、俺とプリムだけじゃなく、アシアとエリスも一緒にだ。
「ね、ねえケント、私とエリスまでここにいて良いのかな? 不敬罪で捕まらない?」
アシアはエリスと一緒に俺の両脇で腕に掴まりながら震えている。
「そんな顔すんな二人とも、ヤバそうになったら俺が守ってやっからよ」
「あ、あのとりあえず、王様が来たら立ってお迎えしないと駄目ですよね?」
プリムはエリスの向こうから俺を覗き込むように身を乗り出して聞いてくる。
「俺は知らねえがメイドの姉ちゃん、そうなんか?」
俺達の茶と茶菓子を用意した後、応接室の俺達が入ってきた扉じゃなくて、奥にあった両開きの扉側で立っているから聞いてみた。
「はい、お立ち下さいませ、略式で非公式と仰っていましたから、跪く必要はありません」
「ありがとうな、聞いたろ?」
「う、うん。立つのね、でも、足がガタガタ震えてるから倒れそうになると困るから腕は掴んでいて良いかな?」
さっきから感じていたが、確かに震えてんな。
てか、立ち上がるのもヤバそうだ。
「おう、ってかよアシアとエリスは俺に掴まってられっけど、プリムは大丈夫か?」
「はい。一応貴族のお屋敷に住んでましたから、王様ほどではありませんが、何度か貴族の方を迎えた経験があるので」
「分かった、駄目ならエリスに掴まれよ、俺が二人分支えっからよ――」
コンコンと戸が叩かれ、戸の向こうから『私だ、入――』ガチャとギルマスの声が途中で遮られるように扉が開いた。
「おいコラ! まだだ、何を勝手に開けてるんだ! そんな事ばかりするから私が王位継承権を放棄しないと、王になれないって馬鹿にされてたのだぞ」
メイドの姉ちゃんは、ちょうど戸が開く位置から外れたところに立っていた、だから戸が当たる事もなく、驚きもせずお茶の用意をしだした。
こりゃいつもの事なんかも知れねえな、俺でも今のはどうかと思うぞ王様よ……。
「良いだろ別に、あっ、私の茶は、こっそり酒にしておいてくれ」
「承りました」
ってやり取りと、ズカズカと部屋に入ってきて、ドカッとソファーに座ってしまっ――。
――ヤバッ!
俺は慌てて掴まっている二人の手を引くように立ち上がった。
プリムも驚いてちょうどエリスに掴まっていたから立ち上がることができた。
(ほへっ? なに? ここどこ?)
立ち上がった拍子にアンラが起きてしまった。
アンラ! 大人しくしとけよ! 今王様の前だかんな!
(分か――ってなんで縛られてるのよ! 外しなさいよ! あっ……はは~ん、ケントってそんなに私と離れたくないんだぁ~、も~、そうならそうと言えばぁっ)
俺はそっとなんとか動かせる範囲でアンラの太ももを軽くつねっておく。
頼むから暴れんな、王様の前だって言ってるだろ。
(あふん、ごめんごめん、ちょっと願望がってそれは置いておいて、どれどれ――ギルマスが二人!? でも一人はお腹ぽっこりじゃん!)
ああ、そのぽっこりが王様だ、ギルマスの兄さんなんだぞ。
「おう、すまないな。おっとそうだ、リチウムの暗殺ギルドを潰したのも、来る途中でコバルトが襲われたのを救った恩人なのも二人なんだろ?」
俺がアンラに説明してっ時、対面に座った王様とギルマスの前にもお茶が準備されていた。
王様のは湯気が立ってないからやっぱり酒なんか……やべえなこの王様。
「ああ、ケントは男だから分かるとして、もう一人はそっちの端にいるプリムだ」
「そうか」
ギルマスは俺とプリムを指差しながらそう言うと王様は立ち上がり、俺とプリムを見てニヤリと笑った。
「くくくっ、良いな。……コバルト、他の者達は大丈夫なのか?」
俺達を見ながらギルマスに声の質を変えて話しかける。
「ああ、この屋敷に入れたんだからな、安心してくれ」
なんなんだ?
(ん~、この屋敷には敵対心があると入れないみたいね、そういう結界が張ってあるわ、でも欠陥品よ、悪魔の私が入れるんだもん)
駄目じゃねえか。
「ならばケントにプリム、王都の、いや、シルヴァン王国の国王として頼みがある」
おっと、まだ話は続くよな。
王様はそこで一旦ギルマスの方を見て頷きあい、また俺の方を見てきた。
ってかなんだ? 王様が頼んでくるなんて、命令すりゃいくらでも兵士が動くんじゃねえのか?
「コバルトが秘密裏に進めている事の手伝いをしてもらいたい」
なんだか分かんねえが、さっさと――っ!
カバッといきなり王様が机の上に手をついて頭を下げた。
その勢いで、淹れたてのお茶や酒が揺れ、カチャリと音を立て、綺麗に積み上げられていたお菓子が、ポロリと崩れたほどだ。
「この国の冒険者ギルドを巡り、とある依頼を請けて欲しいのだ!」
余計に分からなくなってきたが、まあ、色んな所には行くつもりだ。
俺は王様の頭のてっぺんを見て、ギルマスに目を移す。
そして頷き目を王様に戻す。
「構わねえぞ王様。だがプリムは村に残るから無理だ、俺だけだぞ」
さぁ、王様が頭を下げるんだ、どんな厄介な依頼か知らねえが、クソ爺からもらったナイフの事もあるからな、ついでにやってやるか。
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