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第一章
第11話 盗賊の捕縛
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「ふむ、見たところよくある剣のようですね、形も護衛の方達が使う両手剣ですし、では、お借りします。――ぬおっ!」
俺が片手で差し出したクロセルを両手で受け取ったんだが、ガシャンと司教のおっさんは剣を落としやがった。
「おいおい。大丈夫か? 怪我はないよな?」
「は、はい。重くて持っていられなかっただけなので······ごめんなさいね、ケント君の大事な剣なのに。よいしょぉぉぉー! な、何ですかこの剣は! 物凄く重いですよ!」
「そうか? 鍛えてたら持てるぞ?」
両手でぷるぷる震えながらなんとか持ち上げているが、危なっかしいな。
「司教様、私が持って抜きましょうか? クルト司祭殿の武器でしょうから、通常の物より重量があるのかも知れません」
プルプル震えながら渾身の力で持ち上げてんのか、腕の筋肉が盛り上がってっけど、足までガクガクしてるように見える。
「ぬぐぐぐっ、お、お願いします。くはぁぁぁ、私も、もう少し鍛えないといけませんね。よく考えると教皇様から賜った杖も最近重いと思ってましたし」
いやいや、杖って木でできてるんだろ? それが重いって······ってかムキムキなんは見せかけか? ま、まあ鍛えろとしか言えねえな。
「ぬっ、確かに。これは中々の······と言うより私でも思うように扱う事はできないかと······ケント君はこれをあのように振って······」
教会騎士なだけあって、持ってる姿はやっぱり様になってるな。
背の高さもあっから余計にそう見えんのかもしれないがな。
「そうなんか? 俺には軽いと思えるくらいだぞ? ってかよ、その怪我した兄ちゃんが座ってる椅子も出して、絨毯を掃除すっからよ、一回外に出てくれるか?」
「あ、ああ。司教様、剣を抜きますので外の方が良いかもしれませんね」
「そうですね、そうしましょう」
そう言うと俺が椅子を引きずって歩く後ろについて協会の外に出てくれた。アシアとエリスも二人で長椅子を持って外に出すのを手伝ってもらい机、絨毯と前の広場に出してしまう事ができた。
装備のために、水桶を持って裏の川に向かい、水を掬おうとして気付いたんだが······。
「アイツらいないじゃねえか! 遅いと思ったら! くそ! 逃げやがって! ······しゃぁねえ、やるか」
ここで怒っていても仕方ねえか、俺は持ってきた二つの水桶に、川から水を汲み上げ、両手の桶を持って広場に戻ると、護衛の兄ちゃんが、俺の剣を振っているところだった。
「ケント、アイツらは? まだ川で洗ってるの?」
広げた絨毯の汚されたところに水桶を持って行き、さあ汚れを流そうかと思った所にアシアが小走りに近寄ってきて話しかけてきた。
「いんや、逃げられちまった」
「なんて奴らよ、それよりケント、あの剣を司教様が――」
アシアが何か言ってる途中で司教のおっさんが俺を見つけ大きな声で喋りながら近付いてきた。
「ケント君! この剣なのだが、護衛の持つ、ロングソードと交換はしてもらえないかね! この剣は素晴らしい剣なのだよ! お願いだ!」
司教のおっさんが俺のところに走りよってきてそんなことを言うが······。
「ん~、すまねえな。その剣は譲れねえ――」
(そうね。神剣とは分かっていないようだけど、『魔物を乱暴に切り付けて傷がありませんよ!』とか言ってたから丈夫さで欲しいのでしょうね~)
『私はケントと契約を結びました。他の者では少し重くて壊れない剣でしかありません』
「――俺はこの剣を気に入ってるしな。護衛の兄ちゃん達の剣も良いやつだろ? これは諦めてくれ」
まさか断られるとは思ってなかったのか、驚いたような顔をした。
「い、いや、しかし――」
(この剣は教会の退魔師が使うべきです。それも今育てている子達に持たせるために作られたような、退魔の力があるに違いありません。しっかりとは鑑定できませんでしたが、何か神聖なものを感じる気がしますし、ケント君は『努力』という残念なスキルですから宝の持ち腐れになります)
「駄目だ駄目だ、諦めてくれ。まさか取り上げたりしねえよな? 護衛の兄ちゃん、俺の剣を返してくれ」
司教の後ろでクロセルを鞘に入れ、大事そうに持っている護衛の兄ちゃんから取り返そうと、司教のおっさんを避けて横を通りすぎ、兄ちゃんが持つクロセルに手を伸ばすと、サッと後ろに避けやがったが、さらに踏み込み柄を握りしめた。
「離せよ兄ちゃん······兄ちゃんは盗賊か?」
しっかりと掴んだまま、背の高い兄ちゃんを下から睨みあげてやる。
「い、いや、だが、これは――」
オロオロと俺と司教の方を視線が行ったり来たりしている。
「これはなんだ? なんで離さねえんだよ、この剣は俺のだぜ、離さねえとやっつけて捕まえるぞ? 盗賊は殺しても罪にはならねえんだよな?」
睨み付けたまま俺がそう言うと一気に赤くなった顔で、睨み返してきた。
「盗賊呼ばわりとは! この剣は教会で使うべきものです! 大人しく譲りなさい!」
「だから嫌だと言ってるじゃねえか! 離しやがれ!」
「ふん!」
「おまっ!」
護衛のやろう力任せに振りほどきやがった、さらに数歩後ろにさがり、間合いを広げてきた。
だが、念話でクロセルの怒りが伝わってきた。
『まったく失礼な奴らですね。加重』
「ぬおっ! うがぁ! あ、足がぁぁ!」
ガシャとクロセルが加重と言った途端護衛の手からクロセルが落ち、護衛の足の上に落ちた。
「やかましい! 司教のおっさん、この護衛は盗賊だ、捕まえっぞ」
返事を待つことなんかしないで俺は半分地面に沈み込んだクロセルを拾い上げ、背中に素早く背負い、座り込んで足を抱えている護衛の腰についていた手枷、奴隷の魔道具だと聞いた事のある手枷を素早く引ったくる。
そしてガシャンと右手首と、潰れていそうな左足首を繋げてやった。
嵌めてすぐに気が付いたのか、護衛の兄ちゃんは、痛みのため脂汗をかきながら『はっ』とした顔になり俺を見てきた。
(ケント~、嵌めただけじゃ駄目よ~。『発動』って言わなきゃ~)
「おう、発動!」
「や、やめ――」
「ったくよ、兄ちゃん今後は犯罪奴隷だな、せっかく教会で護衛任されるくらい優秀なんだろ? 馬鹿だよな、勿体ねえ。司教のおっさんも、災難だったな」
よし、捕まえたし取り戻せたけど、拾い上げた所をよく見ると、剣の形に地面がへこみ、護衛の足も地面に食い込んでやがる。
······なあ、これ、さっきの加重ってやつの効果なのか?
俺が片手で差し出したクロセルを両手で受け取ったんだが、ガシャンと司教のおっさんは剣を落としやがった。
「おいおい。大丈夫か? 怪我はないよな?」
「は、はい。重くて持っていられなかっただけなので······ごめんなさいね、ケント君の大事な剣なのに。よいしょぉぉぉー! な、何ですかこの剣は! 物凄く重いですよ!」
「そうか? 鍛えてたら持てるぞ?」
両手でぷるぷる震えながらなんとか持ち上げているが、危なっかしいな。
「司教様、私が持って抜きましょうか? クルト司祭殿の武器でしょうから、通常の物より重量があるのかも知れません」
プルプル震えながら渾身の力で持ち上げてんのか、腕の筋肉が盛り上がってっけど、足までガクガクしてるように見える。
「ぬぐぐぐっ、お、お願いします。くはぁぁぁ、私も、もう少し鍛えないといけませんね。よく考えると教皇様から賜った杖も最近重いと思ってましたし」
いやいや、杖って木でできてるんだろ? それが重いって······ってかムキムキなんは見せかけか? ま、まあ鍛えろとしか言えねえな。
「ぬっ、確かに。これは中々の······と言うより私でも思うように扱う事はできないかと······ケント君はこれをあのように振って······」
教会騎士なだけあって、持ってる姿はやっぱり様になってるな。
背の高さもあっから余計にそう見えんのかもしれないがな。
「そうなんか? 俺には軽いと思えるくらいだぞ? ってかよ、その怪我した兄ちゃんが座ってる椅子も出して、絨毯を掃除すっからよ、一回外に出てくれるか?」
「あ、ああ。司教様、剣を抜きますので外の方が良いかもしれませんね」
「そうですね、そうしましょう」
そう言うと俺が椅子を引きずって歩く後ろについて協会の外に出てくれた。アシアとエリスも二人で長椅子を持って外に出すのを手伝ってもらい机、絨毯と前の広場に出してしまう事ができた。
装備のために、水桶を持って裏の川に向かい、水を掬おうとして気付いたんだが······。
「アイツらいないじゃねえか! 遅いと思ったら! くそ! 逃げやがって! ······しゃぁねえ、やるか」
ここで怒っていても仕方ねえか、俺は持ってきた二つの水桶に、川から水を汲み上げ、両手の桶を持って広場に戻ると、護衛の兄ちゃんが、俺の剣を振っているところだった。
「ケント、アイツらは? まだ川で洗ってるの?」
広げた絨毯の汚されたところに水桶を持って行き、さあ汚れを流そうかと思った所にアシアが小走りに近寄ってきて話しかけてきた。
「いんや、逃げられちまった」
「なんて奴らよ、それよりケント、あの剣を司教様が――」
アシアが何か言ってる途中で司教のおっさんが俺を見つけ大きな声で喋りながら近付いてきた。
「ケント君! この剣なのだが、護衛の持つ、ロングソードと交換はしてもらえないかね! この剣は素晴らしい剣なのだよ! お願いだ!」
司教のおっさんが俺のところに走りよってきてそんなことを言うが······。
「ん~、すまねえな。その剣は譲れねえ――」
(そうね。神剣とは分かっていないようだけど、『魔物を乱暴に切り付けて傷がありませんよ!』とか言ってたから丈夫さで欲しいのでしょうね~)
『私はケントと契約を結びました。他の者では少し重くて壊れない剣でしかありません』
「――俺はこの剣を気に入ってるしな。護衛の兄ちゃん達の剣も良いやつだろ? これは諦めてくれ」
まさか断られるとは思ってなかったのか、驚いたような顔をした。
「い、いや、しかし――」
(この剣は教会の退魔師が使うべきです。それも今育てている子達に持たせるために作られたような、退魔の力があるに違いありません。しっかりとは鑑定できませんでしたが、何か神聖なものを感じる気がしますし、ケント君は『努力』という残念なスキルですから宝の持ち腐れになります)
「駄目だ駄目だ、諦めてくれ。まさか取り上げたりしねえよな? 護衛の兄ちゃん、俺の剣を返してくれ」
司教の後ろでクロセルを鞘に入れ、大事そうに持っている護衛の兄ちゃんから取り返そうと、司教のおっさんを避けて横を通りすぎ、兄ちゃんが持つクロセルに手を伸ばすと、サッと後ろに避けやがったが、さらに踏み込み柄を握りしめた。
「離せよ兄ちゃん······兄ちゃんは盗賊か?」
しっかりと掴んだまま、背の高い兄ちゃんを下から睨みあげてやる。
「い、いや、だが、これは――」
オロオロと俺と司教の方を視線が行ったり来たりしている。
「これはなんだ? なんで離さねえんだよ、この剣は俺のだぜ、離さねえとやっつけて捕まえるぞ? 盗賊は殺しても罪にはならねえんだよな?」
睨み付けたまま俺がそう言うと一気に赤くなった顔で、睨み返してきた。
「盗賊呼ばわりとは! この剣は教会で使うべきものです! 大人しく譲りなさい!」
「だから嫌だと言ってるじゃねえか! 離しやがれ!」
「ふん!」
「おまっ!」
護衛のやろう力任せに振りほどきやがった、さらに数歩後ろにさがり、間合いを広げてきた。
だが、念話でクロセルの怒りが伝わってきた。
『まったく失礼な奴らですね。加重』
「ぬおっ! うがぁ! あ、足がぁぁ!」
ガシャとクロセルが加重と言った途端護衛の手からクロセルが落ち、護衛の足の上に落ちた。
「やかましい! 司教のおっさん、この護衛は盗賊だ、捕まえっぞ」
返事を待つことなんかしないで俺は半分地面に沈み込んだクロセルを拾い上げ、背中に素早く背負い、座り込んで足を抱えている護衛の腰についていた手枷、奴隷の魔道具だと聞いた事のある手枷を素早く引ったくる。
そしてガシャンと右手首と、潰れていそうな左足首を繋げてやった。
嵌めてすぐに気が付いたのか、護衛の兄ちゃんは、痛みのため脂汗をかきながら『はっ』とした顔になり俺を見てきた。
(ケント~、嵌めただけじゃ駄目よ~。『発動』って言わなきゃ~)
「おう、発動!」
「や、やめ――」
「ったくよ、兄ちゃん今後は犯罪奴隷だな、せっかく教会で護衛任されるくらい優秀なんだろ? 馬鹿だよな、勿体ねえ。司教のおっさんも、災難だったな」
よし、捕まえたし取り戻せたけど、拾い上げた所をよく見ると、剣の形に地面がへこみ、護衛の足も地面に食い込んでやがる。
······なあ、これ、さっきの加重ってやつの効果なのか?
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