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第三章

032 えぇぇぇぇぇぇ~!

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(ナビ)

ナビ『はい、どうしたのですか?』

(あれだけ皆戦えてるし、ダンジョン早めた方が良いのかな?)

ナビ『無理だと思います、皆のステータス見ました?』

(ん? 開始前に確認したよ)

ナビ『今日、一番多く倒した二年一組でレベル21ですよ。続いて、音無がレベル20、わーるどじゃんぷがレベル18、ブレイドはレベル15です。』

(へ? 千匹近く倒したのに?)

『ゴブリンと少々オーク、経験値少ないですね。レベル20はランク銅色程度でしょうか』

(そっかぁ! RPGゲームでもスライム千匹倒してもそんなにレベル上がらんし)

ナビ『今回それだけレベル上がったのは、召喚と転生者の恩恵があったようですね、パラミス達までパーティーだと言うことでレベル上がりが同等ですし、こちらの方達は、銅色ランクになるまで数年かけて上げるレベルです、鉄色でも一年ほどですね』

(マジか、やっぱりレベル100超えるくらいは欲しいか。簡単にはダンジョン攻略は無理?)

ナビ『数百年クラスの若いダンジョンでなら可能ですね。この街ダンジョン中々難しいレベルですよ、そこそこ古そうですし』

(北の森でレベル上げて、魔の森、島もだね)

ナビ『明日のオークならもう少しましになるでしょうし、北の森にも相当古いダンジョンありますね。ダさん時代の物が、まあ、領空は既に掌握してますが(笑)』

(三葉のコア レベルMAXにしちゃったし)

ナビ『最古の世界樹イルミンスールがレベルMAXになって無かったくらいですから、ダンジョン史上最速レベルMAXです!(笑)』

(あはははっ! 稼働後一分たたずレベルMAXやもんな(笑)。世界樹ユグドラシルは?)

ナビ『三日はたっていませんね、二日程度でしょうか、卵? 果実状態で魔力を貯め、あの円ちゃんが貰って来た時のサイズに、一瞬で育ち貰って来た様ですし、魔力供給にセーブしながら一日半です世界樹ですから上限が相当高いですね』

(そうなんや、まっ、確実に安全に)

 ぴくっ

(おっ? 卵久しぶりに動いたな?)

ナビ『何も変化の無いままですもんね』

(時々フードに入れてるの忘れるし(笑)、鑑定の表示も変わらんし)

ナビ『何が生まれるのでしょうね』

(卵生なら、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫だな、後は哺乳類なのに卵生むカモノハシがいたなぁ。後何か居たっけ? 魚もやね、何にせよ元気に出てきてくれたら良いな)

ナビ『ですね。魔力供給とか? やってみます?』

(あぁ~吸い取ってる? て言うより入り込んではいるみたい、でも無理やりは大丈夫かどうか心配やん?)

ナビ『様子見ですね。少し多めに魔力発散するくらいですかね』

(あはは、普段でもダダ漏れ)

ナビ『お怒りモードの後 回復が速くなってますしダダ漏れですね(笑)』

(そだ、このパーカーにも付与しよう! 劣化防止、自己修復、耐熱、耐寒有れば良いかな? むむむむ~! よし! あっ手首のほつれが直った)

ナビ『鍛冶場で引っ掻けましたよね』

(鉄板作ってる時にね、角取り前だからとがってたんやもん! ちょっと擦れただけやのに! 着替えようとしたらサイズなかってんもん! men's size L 何かワンピースみたいやん! 膝上やん! アデ○ダス! ってテンション上がって、思わず 俺のアデ○ダス! って歌えやんけど! スニーカーちゃうけど! 新しいの届いてない?)

ナビ『届いてないですね。でも』

(でも? はっ! もしかしてスニーカー!)

ナビ『竹○ピス○ルさんのCD』

(やった! プレイヤーは!)

ナビ『届いてます! おめでと~!』

(マジか! CD他にも?)

ナビ『ありますね』

 俺は起き出し、テラス側に石製のテーブルを置きプレイヤーをセット、スピーカー······。

(スピーカーは?)

ナビ『ヘッドフォンが』

(仕方がない! ソファー横に移動、延長ケーブルは?)

ナビ『無いですね』

 ソファーとプレイヤー、テーブルをテラス側に移動し、ついでに聴きたいと思われるCDを並べておく、ラックあれば良いが、まぁ、良いかな。

(電源On! っと一旦 off! イヤホンジャック差し込んで、電源On! もちろんヘッドフォンは首に、イジェクトポンッと!)

 ガガッウィーカカカシュ······

 イジェクトポンッ!

 ガガッウィーカカカシュ······

 イ、イジェクトボタンさんお願いします! ポンッ!

 ガガッウィーカカカシュ······

 ジャンク品かい!

 ヘッドフォンをそっとプレイヤーの上に、電源を切り、ソファーヘ静かに横になり目を閉じた。

 虎鉄がぽんぽんと優しく頭を、俺は眠りにつくのだった。






葉月「まだ寝てるですの? ほわわわ~! プレイヤーありますの! ユタ様夜更かしですの! 何聴いてますの? 竹○ピス○ルさん! よ~そこのですの! 聴きたいですの! やり方私のと違いそうですの、電源は······これですの! ぽん! つきましたの! 再生は三角! 聴こえませんの? ヘッドフォン! これですの! よいしょですの! 聴こえませんの?」

 葉月か、聴こえないよ、CD入ってないし、俺は葉月をつんつん、振り向く葉月。

「聴けないんだ、壊れてるみたい(苦笑)」

葉月「そうなんですの! 残念ですの」

「夜にちょっと聴こうとしたけどダメやった」

葉月「仕方ないですの! 元々異世界には無い物ですの!」

「だな。朝飯の用意は?」

葉月「終わってますの!」

「そっか! よし! 未練がましく出しといてもな! 収納!」

 プレイヤー、ヘッドフォン、CD、テーブルをしまった。





「おはようごさいますの! 今日はエッグベネディクトですの! コーンクリームスープ、粗挽きソーセージ、海藻サラダですの! せーの」

「「いただきます!」」

ケンジ「こんなの食ったことねぇよ! うめ~!」

まりあ「チーズとろとろ~♪」

盾君「半熟の黄身が!」

 美味い、目玉焼きは乗せたことはあるがこりゃ良いね。ベーコンの塩見も黒胡椒も。

ケンジ「今日はあのデカかったオークだろ? 肉採れるなら夜はバーベキューか?」

まりあ「タイラントカウさんも!」

聖「カニも仲間に! あっ! 焼きおにぎり食べたい!」

まりあ「賛成! 焼きうどんも美味しかったよ!」

勇者「魚介類でイカ、貝も!」

「じゃあ、今日はオーク祭り、しっかり楽しんで夜はバーベキューだ!」

 おぉぉぉぉぉぉ~~!!
 やったぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!

「「ごちそうさまでした!」」

「お片付け急げ~!」

 バタバタ······

「よし! 準備は出来てるか!」

「「はい!」」

「昨日のゴブリン村まで転移!」
 パッ

「到着! ってまたいるぞ! やっつけてしまえ! 魔法発射!」

 シュバババババババババババババババババババババババババババッ

「デカいのいるぞ! ゴブリンキング! 皆で 集中攻撃!」

 シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ

「よし! 残り!」

 シュバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ

「お疲れ様! 昨日より多かったが見てたら魔法突き抜けてたな! 威力が上がって一発で数匹倒れてたぞ!」

三葉「うむ、ウインドカッターは一発で十六匹を最高で倒しておったの、次席はウォーターアローが十四匹、ロックバレットが六匹、ファイアーアローは二匹じゃの。」

「だいぶ差があるな」

三葉「うむ、ファイアーアローは最初のゴブリンには大打撃じゃが、突き抜け? 貫通力は無さそうじゃ、ロックバレットは、砕けたからのぉ、じゃから一気に大量狙うならウインドカッター、ウォーターアローじゃな」

葉月「全属性でカッター無いですの?」

「「あっ!」」

楓「あるの?」

紗々「ありますね」

三葉「次はその辺りも試すことじゃな、威力的にはファイアー、ロック系は良いのは解ったのじゃ」

「それをふまえてオークだな、オーク村は北東だ、途中は昨日の順番で行くぞ!」

「「はい!」」

 オーク村までに、ゴブリンにも多数遭遇したが、皆は魔法を色々試しながら進む、サプライズで用意したトレントの森? 皆はウインドカッターとウォーターカッター、途中から······

シンディ「眉間が弱点! アローで狙い撃ち!」

 シンディの助言でアローに切り換えて穴を空けていく、キズが少ないので素材の価値も上がる。

 数百倒すと草原が出来た。

葉月「ピクニック出来そうですの!」

ケンジ「小腹空いたぁ~!」

葉月「サンドイッチありますの! 食べますの?」

 こくこくこくこくこくこくこく

 葉月ライブで皆がヘッドバンキング!

葉月「ユタ様レジャーシートありますの?」

(ナビ、レジャーシートある?)

ナビ『小さい物が少量ですが、足りませんよ?』

(無いかぁ、しゃーないね)

「あるけど、小さいのがちょっとしかないみたい」

葉月「残念ですの? ガーデンテーブル&チェアー! で我慢ですの!」

 ぽんぽんぽんぽんと、ガーデンテーブル&チェアーを並べ、サンドイッチを出していく、ここ、魔物が居るところですよ~危険なところですよ~お庭でちょっとティータイムな一時ひとときを、する所じゃないよ~。

 そこにパラミスとパミュとリリの一行を襲った、ってその三人は既に魔道王国に行ってたが、狼さんが大量に。

「狼大量だぁ~! 毛皮がそこそこ高く売れる! らしい! 小さなウインドアローで頭を狙い撃ちだ!」

「「はい!」」

 ここでも俺達は待機だ、それでもそこそこレベルも上がってきたし余裕がある。

 それでも十分近くかかり、ひときわデカい狼、多分リーダーさんは、こっそり木魔法で絡めとりウインドアローで楓が仕留めていた。あの乱戦気味の中、美味しいところを! やるな!

「お疲れ様! だけど休憩中の来訪は参るね」

 既に食べ終えたお皿をクリーンして、お片付けも終わったが。

聖「まだお茶飲んでる途中だったのに!」

まりあ「何かもふもふっぽかったしあれで冬のコートとか出来ないかな?」

 一匹解体して毛皮を出してみる。

「ん~結構ゴワゴワだなぁ」

 皆がさわりに来る。

聖「ゴワゴワだぁ~」

まりあ「チクチクするくらいだね~」

「これは、防具用だけだな、中の下くらいの防具になるね」

聖「売りね!」

ケンジ「いらん!」

三葉「磯釣りの、お尻当てには良さそうじゃの」

「俺は鹿革の使ってた! ゴム製のは何個か使ったけど革製は長持ちしたな」

三葉「妾はゴム製じゃったの、お小遣いでは手が出ん!」

「割高やもんね、今度作るよ! 竿やリール、ラインとかどうするかなぁ」

三葉「ラインは異世界なら蜘蛛の糸等が使われとる作品が多いのぉ」

「蜘蛛の糸かぁ、竿は何とかなるが、リールは簡単な物になるかなぁ、構造的にはフライリールか、片軸で······出来そうではあるな」

三葉「楽しみが増えたのぉ」

「だな」

盾君「熊だぁ~!」

 何! あっ!

「攻撃すんな! ストップ!」

ケンジ「熊だぞ!」

「友達だ!」

「「え?」」

 熊が駆け寄ってくる、後ろにはコロコロした小さな熊が。

「久しぶり~!」

 かふっかふっがふっ

 俺にすりすり、小熊はしゃがんだ俺よりデカいやん! ママさんは四メートルオーバーと、デカいの知ってたが、比率でいけば小さいはず!

「おっ! 剥げてた毛もだいぶ生えたな! この子達がこどもか?」

 かふっがふっかふっ

「そっか! 肉食うか! ほれ」

 かふっ

ナビ『まだおっぱいだそうです』

「そうか、でも子供でもデカいぞ! なでなで~」

 きゃふきゃふ きゃふきゃふ

「「可愛いぃ~♪」」

「「もふもふぅ~♪」」「「コロコロぉ~♪」」

「「でけ~!」」「「おお~!」」

「この子達とはいつ?」

「カレー祭りの、グレープフルーツ取りに来た時に出会った、お母さんの方だけだけどな、地龍に食べられそうになってて、ケガしてたから治したんだ」

紗々「魔物では?」

「普通の野生動物だよ、デカいけど、その時に玉藻とも会ったんだ」

 かふっかふっ

ナビ『子供大きくなったら遊んでねですって』

「遊ぶ~♪」「いっぱい遊ぼう♪」

「元気に大きくなれよ、なでなで、お前もな、なでなで」

 がふっがふっ

ナビ『またねだって』

 熊の親子は、のしのし とてとて 去っていった。

 あっ転んだ(笑)

「よ~し! 進むぞ~!」

「「は~い♪」」

 ゴブリン、オーク、トレント、スライムさんはほっといて、また狼の群れ、さらに二つ目の草原を作り、お昼ごはんを食べ終え先に進み、着いたのは背後が崖で大きな裂け目? 渓谷一歩手前がオークの村の様だ。

(裂け目の幅が百メートルくらいあるかな、デカいのがうろうろしたり座り込む奴が居たりと数は?)

『千九百二匹ですね。狩りでしょうか? 離れた所にも五十前後の群れが三つありますね』

 多いが行けるな。

「数は千九百二匹、離れた場所に五十匹のグループが三つ、ここも、素材確保の為ウインドアローで、俺達は他の三グループの接近がない限り、手は出さない予定で進めよう、準備はオッケー?」

 こくこくこくこくこくこくこくこく

「目標確認! Go!」


 シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

 倒したものを、ほいっほいっと収納!

 オーク達は何が起きたのか解ってない様子で呆けている。

 その中さらにデカいオークか二匹!

 オークキング! 王様二匹いるの! 会合中でした?

 ってかこいつら裸でぶらぶらしやがって!

 腰巻きしてても役に立って無いやん! 腹巻きやん!

 女の子いるんだぞ! 冷静やけど······。

 男の子組はテンションさがってる? どんまい······

 半数を切った時一番近くに居たグループがこちらに近づいて来た、間に合うかなぁ、間に合わないだろうなぁ。

 さらに半数になった。

 他の二グループもこちらに向かいだした。

 あぁ、残念、こっちが先に終わったね。

「こっちは終了! 次は右から五十二匹、迎え撃て!」

「了解!」

 シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ

「終了! 五分休憩! 左から四十八匹と五十六匹連続でくるよ~!」

ケンジ「ジュース切れた! おかわり無いか?」

三葉「ペースを考えて飲むですの! 皆の分ですの! ちょっとだげですの!」

ケンジ「すまんすまん!」

 女の子達が集まりこそこそお話を······。

「用務員さんの方が······」「だよね、それに······」「「きゃ~♪」」「皮が······」「ぷぷっ! さきが······」「「ねぇ~♪」」

 うんうん 

「それに······」

 何も聞こえない。

「来たぞぉ~!」

 シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ

「終了! お疲れ~♪」

「「お疲れ様でした!」」

 おお、レベル皆が100超えたな。

 ブレイド     Lv 113
 音無       Lv 125
 二年一組     Lv 155
 わーるどじゃんぷ Lv 182

 わーるどじゃんぷは直(Nao)効果抜群だな、レベル追い付いて来たぞ。

ナビ『はい、リーダーさんって事もプラスなのかと。それにしても差が二年一組は良いペースですが、人数の加減も』

(あるよなぁ、どうするか、······男の子達が五人増えるか、······二年一組と混ぜるか? 人数的には合うが······)

『相談してみます? 後は、どこかに転生者とか召喚者が、居るかどうかは解りませんが探しますか?』

(ん~来ててもこいつらの知り合いとかなら良いが、全然知らんくて向こうが楽しんでるなら別にだな、困ってるなら手を出さない事は無いけど探してまではなぁ)

 相談かね。とりあえず。

「おめでと~! 皆レベル100オーバーだ~♪」

「「おお~!」」

「結構差が出てきましたぞ」

 地面に棒で書いて上げた。

「こんな感じかな

 ブレイド     Lv 113
 音無       Lv 125
 二年一組     Lv 155
 わーるどじゃんぷ Lv 182

 人数で 20から30レベルくらい変わってくるみたい、ブレイドと、音無と、二年一組を合わせて二つのパーティーに、人数合わせてレベル差を少なくさせるかどうか、このままが一番良いって意見も有るかもしれない、どうするか」

ケンジ「一人でそんなに変わるのかぁ~」

盾君「そうですね、単純に手数が増えますから」

三葉「じゃの、二年一組を分けるか、ブレイド、音無から一人二年一組へ入るか、今の連携を崩さずとなるとそれが良いのか?」

葉月「五人増やすですの?」

「召喚者、転生者が居ればそれも選択肢に入るが」

ケンジ「俺達は三人でも良いぞ」

魔剣士「だなぁ、俺達って頭悪いから折角連携覚えたのに、覚え直しはしんどいかなぁ」

ケンジ「それも歴代がレベル99が最高だって言うし、いいんじゃね」

勇者「僕は人数合わせてが良いかなぁ」

盾君「この世界で生きるなら、早めにもっと強くなった方が良いと思うし、ブレイドと、わーるどじゃんぷの差70有るんだよ?」

「「うんうん」」

楓「確かにそうよね~、さらに用務員さん達とは私たちで、90オーバーの差があるのよねぇ~それも上に上がるほど経験値が沢山要るから上がりにくくなるし」

「とりあえずここは一旦帰るか、夕御飯後に話し合いやね」

「「はい!」」

「よし! まだ時間もあるが今日の成果は魚屋さんの街にしようか、行きたい人手を上げって全員かい! 路地裏行けるか? 行けるな、転移!」
 パッ

「到着! まずは冒険者ギルドやけど」

 また葉月は手を上げジャンプ! 皆を見ると。

 こくこくこくこくこくこくこくこく

「葉月、今日はドサッドサッ?」

葉月「ですの! ここは初めての冒険者ギルドですの! だから、つかみ無しでストレートですの!」

「皆はオッケー?」

 皆は 親指を立てグー 良いらしい。

「今日はあの狼以外解体してないから全部葉月に移すなっほい!」

葉月「ほわわわ~♪ 八千六百七十一匹居ますの♪」

「「マジ!」」

「ギルド大きいとエエね(苦笑)、行こうか」

 俺達はパーティー単位に分かれ何となくだが冒険者ギルドに入った。

 ここも左側に買い取りカウンターが、思ったよりデカい海の魔物はデカいのかな。

「葉月、カウンター思ったより大きいし、全部出せると良いな」

葉月「ですの! 三倍くらい大きそうですの! いきますの!」

お姉さん「あら、買い取りですか?」

 お姉さんです、気絶しなけりゃ良いですが(苦笑)。

葉月「はいですの♪ 討伐してきましたの♪」

お姉さん「あらあらうふふ、元気ね、魔物の解体はしてあるのかな?」

葉月「してませんの、そのままアイテムボックスですの、解体しないとダメですの?」

お姉さん「大丈夫よ、それなら解体場出だして貰うから先にギルドプレート読み取らせてくれるかな」

 お姉さんは、子供の相手でもするように葉月に接してくれる。

葉月「はいですの♪ これですの♪」

 葉月のギルドプレートを見て、どんなリアクションだ!

お姉さん「あらあらまあまあハヅキちゃんSランク! スゴいわねぇ~まぁ! ドラゴンスレイヤーにダンジョンマスター!」

 ありがとうお姉さん! 後ごめんなさい!

葉月「はいですの! ギルマスに書いて貰いましたの! 印も押して貰いましたの! 消えない墨ですの! お水で拭いても大丈夫ですの!」

お姉さん「魔道王国ダンジョン街ギルマス······ほんとに印もあるし、あはは」

 お姉さんは小さな声でささやいて、気を持ち直し。

お姉さん「はい、プレートありがとう、解体場に案内するはね」

 席を立ち奥へ続く扉を開け、中に入ります。

葉月「広いですの!」

 めっちゃ広い! これならいけるかな(笑)

お姉さん「そうでしょう! あっちは海側で、開けると海が見えるのよ」

 大きな扉である。

葉月「王城の門より大きいですの!」

お姉さん「あれでも入らなかった魔物も居たそうよ」

葉月「ほわわわ~!」

 デカいな! ティアママの最初のサイズなら顔······はいるか?

お姉さん「うふふ、あら、解体の方達居ないわね、ちょっと呼んでくるわね」

 お姉さんは小走りに奥のって遠いな! 走って行った。

「何とか全部入りそうだな(笑)」

三葉「じゃの(笑)」

 後ろを見ると。

「全員悪い顔してるぞ(笑)」

「「自分も(笑)」」

「帰ってきたから普通の顔でな(笑)」

お姉さん「お待たせ、どこでも良いそうだから出してもらえる?」

葉月「わかりましたの! いきますの! せーの!」

 ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ

 中略

 ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ

 まだか!

 ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ

 出し終わるぞ!

 ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ

葉月「終わりましたの······」

 落ち込んでいる、これで驚かないとはここの冒険者ギルドスゴいな。

「「なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!」」

 俺達は声には出さず。

 来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×24

解体職員「ななななななななななんじゃこりゃぁ!」

お姉さん「ギ、ギギギルドマスタぁぁぁぁぁぁぁ~!」

 お姉さんが走って出ていった。

解体職員「ゴブリン、オーク、トレント、魔狼いったい何体有るんだよ!」

葉月「えっと八千六百七十一匹ですの!」

解体職員「八千六百七十一?」

葉月「八千六百七十一匹ですの!」

解体職員「八千六百七十一匹」

葉月「ですの!」

 呆けてしまった。

 お姉さんが呼んだと思われる、お姉さんがやって来た、ギルマス?

ギルマス「なななななな何よこれ~! いったい誰が!」

葉月「私ですの!」

ギルマス「······何体?」

葉月「八千六百七十一匹ですの!」

ギルマス「八千六百七十一?」

葉月「ちゃんと数えて八千六百七十一匹ですの!」

ギルマス「数えた 八千六百七十一匹 何考えてるのですか! まとめてではなくその都度入れてくれなきゃダメでしょう!」

 葉月は首を傾げる、可愛いよな。

葉月「朝からさっきまでで採って来ましたの! ゴブリン村と、オーク村と、トレント林を二か所と、狼の群れ二つですの!」

ギルマス「朝からさっきまでで? 黒ランク?」

葉月「これですの!」

 落書きプレートをギルマス? に提示した。

ギルマス「ねずみ色? Sランク? ドラゴンスレイヤー? ダンジョンマスター? 魔道王国ダンジョン街冒険者ギルドマスター印? すぐに通信魔道具を! こやつらは逃がすなよ! 衛士も呼べ」

 大事になってきたぞ(笑)

 皆の顔も悪い顔になってる。

葉月「買い取りダメですの?」

ギルマス「ギルドプレート改造は重罪だ! 買い取りなど出きるか!」

葉月「ギルマスに書いて貰いましたの! 大丈夫って言ってましたの! ドラゴンスレイヤーはうそっ子だけど大丈夫って言ってましたの!」

ギルマス「ギルマスの印まで偽造! これは死刑だぞ!」

 そこに買い取りのお姉さんが、何か持ってきた。

ギルマス「魔道王国ダンジョン街、冒険者ギルドマスターに連絡だ、すぐに繋げて下さい、マスター印の偽造、ここ数百年無かったはずだが」

お姉さん「繋がりました」

港ギルマス「お久しぶりね、アモルファスから魔道王国へ移って早々事件よ、ダンジョン街、冒険者ギルドのマスター印の偽造、容疑者はハヅキ」

魔ギルマス「あぁ~ハヅキか」

 ハンズフリー!

港ギルマス「知ってる様ね」

魔ギルマス「プレートに書いてあるのはSランク、ドラゴンスレイヤー、ダンジョンマスター、ユタの妻だろ」

港ギルマス「え? そうですが」

魔ギルマス「俺が書いてやった、自分で書こうとするからな、重罪になるなら俺がと、印も俺が押した、だから問題ない、ただのねずみ色だ」

港ギルマス「八千六百七十一匹の魔物の納品に来てますが······」

魔ギルマス「先日もうちに大量の魔石を持ち込んだぞ、だが依頼を受けてないからランクは上げてない、黒ランク相当だなそいつらは、二十四人居るだろ」

港ギルマス「······居ます」

ギルマス「解体大変だろうが、頑張れローパー」

ローパー「やだぁ~! 森に帰るぅ~! だからギルマスなんか嫌って言ったのに~!」

ギルマス「ユタ殿、何かすまんな」

「いえいえ、ローパーさん? 取り乱してますが大丈夫?」

ギルマス「まだまだ子供レベルだからな、そこのギルマスが盗賊ギルドで捕まってなローパーは白金ランクでそこのギルドでは一番なんだ、エンシェントエルフ、シンディの妹だな」

「マジか!」

シンディ「隠れていたのに! ギルマス後でシバく!」

 こんなところでシンディが、妹と再会したのだった。

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DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。 ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。 しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。 他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。 本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。 贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。 そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。 家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。

金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!

夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!! 国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。 幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。 彼はもう限界だったのだ。 「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」 そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。 その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。 その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。 かのように思われた。 「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」 勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。 本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!! 基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。 異世界版の光源氏のようなストーリーです! ……やっぱりちょっと違います笑 また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)

男女比1対999の異世界は、思った以上に過酷で天国

てりやき
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『魔法が存在して、男女比が1対999という世界に転生しませんか? 男性が少ないから、モテモテですよ。もし即決なら特典として、転生者に大人気の回復スキルと収納スキルも付けちゃいますけど』  女性経験が無いまま迎えた三十歳の誕生日に、不慮の事故で死んでしまった主人公が、突然目の前に現れた女神様の提案で転生した異世界で、頑張って生きてくお話。

二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜

北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。 この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。 ※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※    カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!! *毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。* ※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※ 表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!

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