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第一章
第102話 麻薬ギルド
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「シークジール、お前がその姿になった薬はどこで手に入れた? 誰が作り、どれほどの数があるんだ? お前だけが持ってるとは考えられないんだが」
「フン! ダレガイウモノカ、コノヨウナコウソクナドスグニトイテヤルワ」
(悩め悩め。だがどうする、今私以外で魔人薬を持ってるのはこの国のリマンダ男爵だけだからな、くそ、こんな事になるなら兵士達に渡しておけば良かったか······だが、素材が手に入りにくく五本作るだけで精一杯だったからな。私の生涯を賭けた研究の結果だ、そう簡単には分け与えることもできん)
ほう。シークジールが造った物か。という事はリマンダ男爵が持つ物と、シークジールが飲んだ物の他にはあと三本か。
「解くのは無理だぞ。今のお前と似ているオーガキングでも解くことはできなかったんだからな。あきらめて他のありかを喋ってもらおうか」
(な、なんだと! オーガキングで壊せないだと! それではリマンダ男爵に持ってこさせた魔人薬の二本目を飲んで力が倍になる計算だが、それでも破れないのでは······残りは私の馬車に隠して乗せてあるが、誰がそれを持ってきてくれるだろうか······知っている者は領地を任せてきた家令だけだ······まずいまずいまずい······)
(王様、聞いての通り、シークジールが冒険者ギルドに乗ってきた馬車の確保をすぐに。残り三本の魔人薬も確保するべきです)
(うむ。そのようだな。すぐに手配しよう。ん、呼びに行かせたリマンダ男爵達が来たようだな、アイテール、頼めるか?)
見ると、ヒョンビー子爵を先頭にリマンダ男爵とラカス枢機卿が兵士に連れられこちらに向かいやって来るところだ。
「だんまりか。まあ良いけどな、おっ、ちょうどお前と一緒に冒険者ギルドに来た三人も揃ったようだ」
(何、リマンダ男爵も来たのか? なんとかそれを飲ませてもらうか、奴が飲み、この状況を打開してくれれば······一度身を隠し、劣化版の魔人薬を造り教国もこのパナケア王国も攻め落としてやる!)
劣化版もあるのか、劣化版としても、兵士がシークジールのような戦闘力になれば、普通の兵士達では太刀打ちするのも困難だ。戦い方を知っていないだろうシークジールでさえあれほどの戦闘ができたのだからな······。
三人が到着し、シークジールの目がぎょろりと三人のほうを見ると、思い詰めた様子のリマンダ男爵。
「王様、公爵様、申し訳ありません! 私はパナケア王国貴族でありながら、教国のシークジールに援助され、なんとか家を守っていました。私の領地にある小さな鉱山が枯渇して財政が回らず、つい、密輸という甘い蜜に手を染めてしまいました」
「なんだと!?」
(おいおいおいおい! それは言うな! パナケアからは排除されたが他国にはまだ暗殺ギルドがあるのだぞ! それに麻薬の取引はこの国でも死罪ではないか!)
「シークジール枢機卿から提案された積み荷の擬装、中身は麻薬、我が鉱山から出る素材にもならないクズ鉄鉱石の中に隠して、ラビュリントから個人が持ち出し、私の領地を経由し堂々と国境を越えておりました」
「では先日摘発した密輸のアジトは!」
「隠れ蓑です。あの者達は、自分達がやっていると勘違いをしているのです。全麻薬の十分の一も取り扱っていない事にも気付いておりません」
なんて事だ······解決したと思った矢先に······でもなぜ今それを? もしかして俺達が怪しんでいる事に気付き、先に言う事で少しでも罪を軽く······いや、あり得ない。極刑は免れる事はないはずだ。
「ふむ。なぜ今それを告白するのだ? リマンダ男爵、素直に罪を認めたとしても極刑、死罪は免れんぞ?」
「キサマナニヲイッテオル! ソレデハワタシガキズイタマヤクギルドガ! アッ!」
「もう無理ですシークジール枢機卿。隠れ蓑のブロガが捕まり、ラビュリントを押さえられた今、麻薬の素材を大量に手にする事も、この魔人薬を造り、教国を落とす計画も無くなったではありませんか!」
リマンダ男爵は懐からシークジールが飲んだ物と同じ物を出して見せた。
「この魔人薬を飲めば確かに今のシークジール枢機卿の様に強力な力が出るかもしれませんが、そこのアイテール一人に捕らえられる始末。私は罪を告白して、まだ密輸の事も知らせていない家族を守るために!」
そう言いながら俺は見た。
リマンダ男爵の口の端がつり上がったのを。
「なあんてな! 体も鍛えていないシークジールでさえ大怪我をしたパナケアの英雄など、恐れるに足りん! 私一人でこの国を落としてやろう! 覚悟しろ! んぐっ――」
だが遅い!
「結界!」
俺はあの笑いを見た後すぐに準備を始め、リマンダ男爵が魔人薬を飲んだ直後に結界を張る事に成功した。
「ノンダカリマンダ! ソウダ、オウモコウシャクヤワタシノウエニノルアイテールトヤラモミナゴロシニシテシマエ!」
「何ダ、体ガオオきくナロウトしてイルノニ邪マサレテ――グガガガガガ!」
「マジかよ! アイテール! コイツ結界をやぶろうとしているぞ!」
「お姉ちゃんも、結界だよ!」
「フン! ダレガイウモノカ、コノヨウナコウソクナドスグニトイテヤルワ」
(悩め悩め。だがどうする、今私以外で魔人薬を持ってるのはこの国のリマンダ男爵だけだからな、くそ、こんな事になるなら兵士達に渡しておけば良かったか······だが、素材が手に入りにくく五本作るだけで精一杯だったからな。私の生涯を賭けた研究の結果だ、そう簡単には分け与えることもできん)
ほう。シークジールが造った物か。という事はリマンダ男爵が持つ物と、シークジールが飲んだ物の他にはあと三本か。
「解くのは無理だぞ。今のお前と似ているオーガキングでも解くことはできなかったんだからな。あきらめて他のありかを喋ってもらおうか」
(な、なんだと! オーガキングで壊せないだと! それではリマンダ男爵に持ってこさせた魔人薬の二本目を飲んで力が倍になる計算だが、それでも破れないのでは······残りは私の馬車に隠して乗せてあるが、誰がそれを持ってきてくれるだろうか······知っている者は領地を任せてきた家令だけだ······まずいまずいまずい······)
(王様、聞いての通り、シークジールが冒険者ギルドに乗ってきた馬車の確保をすぐに。残り三本の魔人薬も確保するべきです)
(うむ。そのようだな。すぐに手配しよう。ん、呼びに行かせたリマンダ男爵達が来たようだな、アイテール、頼めるか?)
見ると、ヒョンビー子爵を先頭にリマンダ男爵とラカス枢機卿が兵士に連れられこちらに向かいやって来るところだ。
「だんまりか。まあ良いけどな、おっ、ちょうどお前と一緒に冒険者ギルドに来た三人も揃ったようだ」
(何、リマンダ男爵も来たのか? なんとかそれを飲ませてもらうか、奴が飲み、この状況を打開してくれれば······一度身を隠し、劣化版の魔人薬を造り教国もこのパナケア王国も攻め落としてやる!)
劣化版もあるのか、劣化版としても、兵士がシークジールのような戦闘力になれば、普通の兵士達では太刀打ちするのも困難だ。戦い方を知っていないだろうシークジールでさえあれほどの戦闘ができたのだからな······。
三人が到着し、シークジールの目がぎょろりと三人のほうを見ると、思い詰めた様子のリマンダ男爵。
「王様、公爵様、申し訳ありません! 私はパナケア王国貴族でありながら、教国のシークジールに援助され、なんとか家を守っていました。私の領地にある小さな鉱山が枯渇して財政が回らず、つい、密輸という甘い蜜に手を染めてしまいました」
「なんだと!?」
(おいおいおいおい! それは言うな! パナケアからは排除されたが他国にはまだ暗殺ギルドがあるのだぞ! それに麻薬の取引はこの国でも死罪ではないか!)
「シークジール枢機卿から提案された積み荷の擬装、中身は麻薬、我が鉱山から出る素材にもならないクズ鉄鉱石の中に隠して、ラビュリントから個人が持ち出し、私の領地を経由し堂々と国境を越えておりました」
「では先日摘発した密輸のアジトは!」
「隠れ蓑です。あの者達は、自分達がやっていると勘違いをしているのです。全麻薬の十分の一も取り扱っていない事にも気付いておりません」
なんて事だ······解決したと思った矢先に······でもなぜ今それを? もしかして俺達が怪しんでいる事に気付き、先に言う事で少しでも罪を軽く······いや、あり得ない。極刑は免れる事はないはずだ。
「ふむ。なぜ今それを告白するのだ? リマンダ男爵、素直に罪を認めたとしても極刑、死罪は免れんぞ?」
「キサマナニヲイッテオル! ソレデハワタシガキズイタマヤクギルドガ! アッ!」
「もう無理ですシークジール枢機卿。隠れ蓑のブロガが捕まり、ラビュリントを押さえられた今、麻薬の素材を大量に手にする事も、この魔人薬を造り、教国を落とす計画も無くなったではありませんか!」
リマンダ男爵は懐からシークジールが飲んだ物と同じ物を出して見せた。
「この魔人薬を飲めば確かに今のシークジール枢機卿の様に強力な力が出るかもしれませんが、そこのアイテール一人に捕らえられる始末。私は罪を告白して、まだ密輸の事も知らせていない家族を守るために!」
そう言いながら俺は見た。
リマンダ男爵の口の端がつり上がったのを。
「なあんてな! 体も鍛えていないシークジールでさえ大怪我をしたパナケアの英雄など、恐れるに足りん! 私一人でこの国を落としてやろう! 覚悟しろ! んぐっ――」
だが遅い!
「結界!」
俺はあの笑いを見た後すぐに準備を始め、リマンダ男爵が魔人薬を飲んだ直後に結界を張る事に成功した。
「ノンダカリマンダ! ソウダ、オウモコウシャクヤワタシノウエニノルアイテールトヤラモミナゴロシニシテシマエ!」
「何ダ、体ガオオきくナロウトしてイルノニ邪マサレテ――グガガガガガ!」
「マジかよ! アイテール! コイツ結界をやぶろうとしているぞ!」
「お姉ちゃんも、結界だよ!」
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