【完結 R18追放物】勇者パーティーの荷物持ち~お忍び王女とダンジョン攻略。あれ? 王女のダンジョンも攻略しちゃいました~

いな@

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第一章

第83話 王都を出発

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「ぷはっ。マ、マルガリータ、出るぞ!」

「んんっ! じゅぷ、じゅぽ、じゅぽ♡ じゅるるる、んく、んくん♡」

 マルガリータは初めて口の中に精液を受け入れたにもかかわらず、口を離さず頭の上下を続け、喉をならして飲み込んでいるようだ。

「ちゅぽん。おいひぃ······かも、くちゅくちゅ······」

「あっ、お姉ちゃ~ん。私にも~。れるん。ちゅ~、くちゅ、くちゃ······」

 口の中にまだおれの精液を残して味わっているマルガリータに、キスを止められたミラーノが体を起こし、マルガリータの唇に付いていた精液を舐め取りさらにキスをし始めた。

 まだ完全には動かない寝転んだ俺を挟んでキスを続け、お互い舌を絡めあっているようだ。

 そこで俺は、膝立で抱き合いキスをする二人のズボンを下着ごと引き下ろし、あらわになった無毛の割れ目を見たのだが、そこは生活魔法でテラテラと光り、蜜が溢れ出てくるおまんこ、手を伸ばし愛撫を俺は再開した。

 割れ目にそって中指を滑らせ、膣口入口を探してもみほぐしつつ、ぷっくりとしたクリに向けて指を滑らせて、小さなしこりを優しくクリクリと刺激した。

 さらに膣口入口から蜜を掬いとり、ぬりゅぬりゅとクリに潤滑油として塗りたくって、くりゅくりゅと刺激し、二人がビクビクンと体を震わせる姿を見ていたのだが、突然――。

 ドン! と御者台側の壁が叩かれ、馬車が停車した。

『やかましい! 色気づきやがって! 静かに寝ておけこのエロザルどもが! 夜の森に捨てちまうぞ!』

『おい! 止めろこの方達は王の――なんだ······夜に私達以外が王都を出ようとしているとは』

『商隊? おい、サイラス長、なんか聞いてるか? 俺はそんなもん聞く気はねえから知らねえがよ』

『いや、隣村の朝市に行く商隊がある、と聞いた事はあるがいつ出るかは知らんな』

『じゃあそれじゃね?』

『はぁ、まあ良いが、ヤード。お前も王直属の暗部、作戦内容やその他の情報は把握しておくんだ。お前は実力があるのに副長、それに俺を押し退け隊長にもなれる実力があるのにな』

『かかかっ、それならもうすぐだぜ、伯爵の親父が王へ掛け合うとか言ってたからな。平民あがりの隊長さんよ、そうなればこき使ってやるからよ、今の内から媚びを売っておいた方がいいぜ』

『はぁ、まあ良いが。よし、門が開いた、行くぞ』

 俺はおまんこを弄る手を止め、残念そうな顔でキスを止めた二人は俺を挟むように横に寝転び、抱き付くように腕を絡めてきた。

 そして耳元に口を寄せ小さな声でマルガリータが話し始めた。

「聞き耳立ててやがったのか? この上からものを言ってくるヤツは」

「仕方ないですね~、寝ておきましょうか~。おやすみなさいです~」

 ミラーノも同じようにずり上り、耳に息があたる距離でぴったりとくっつき直した。

「そうだな。寝ておかないと明日に疲れが残るぞ。今回は早さが必要な依頼だ、失敗も許されない」

「おう。その洞窟のやつらをやっつけるんだよな、それも殺さねえでよ。死んでなけりゃあ俺が多少の怪我くらい直してやるから安心しておけ」

「お姉ちゃんは~欠損部位はまだ直せないですけど~、切れちゃった手足があれば~くっ付けちゃえるんですよ~。皆さん信じてくれませんがぁ~」

「それは凄いな。教会の枢機卿になれるほどの実力だろ?」

「でもな、女だからって駄目なんだとよ。聖女も冒険者としての二つ名なんだぜ」

「お姉ちゃんは~『戦神聖女』って二つ名ですけどね~格好いい二つ名なのに、私は『のんびり勇者』ですよ~失礼極まりないですよね~」

「くくっ。教会の役職ではないのか。だが本当に格好いいな。俺は『勇者パーティーの荷物持ち』だぞ? 確かに見た目は荷物持ちをしていたがな。だが教会はやはり男尊女卑の仕来しきたりが続いているのか、人を治せる実力が一番大事だと思うんだよな俺は」

「まあ、元々俺は教会なんて行く気は無かったけどよ、村の村長が口を滑らせて教会に連れていかれそうになったんだよ」

「そこに来た~枢機卿さんがそう言いましたもんね~。教会の聖女さんは~前の教皇さんのお孫さんで~回復魔法も使えないそうですよ~。笑っちゃいましたよ~」

「それの影武者ってか、聖女の後ろで、回復魔法を使えって患者を騙そうとするんだぜ? だから教国に連れて行かれる前の夜に村から抜け出して、冒険者になったんだよ」

「それであいつ等に誘われ勇者パーティー試験を受けてしまったのか。俺とそう変わらないな。俺もダンジョンに行きたくて冒険者になったからな。その場でガイナス達に捕まってマルガリータ達と同じように勇者パーティーだ」

 寄り添ったまま目を閉じて、そんな話をしている内にいつのまにか寝てしまったようだ。

 目を開けると、明かり取りの小窓から日の光が微かに差し込んでいる。

 朝か、抱き付いている二人を起こさないように手や足をどけ、上半身を起こして、使わなかったシーツを二人にかけた後、身支度をしながら体の動きを確かめる。

「よし。身体強化の重ねがけを使った次の日とは思えないくらい調子がよさそうだ。流石聖女の魔力で、昨晩に腕だけでも動けるようになっただけの事はあるな」

 そして手に入れた刀を使う前に整備して、いつでも使えるようにし、二人の装備も同じように整備している最中に、ガタンと馬車が揺れ、速度を落としているようだ。

 その揺れで二人も目を開け起き出してきた。
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