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第一章
第67話 知り合いに
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「ルナール。お前達はギルド内で武器を抜き、倒されはしたが襲いかかった罪も犯した。刑期次第だが出てこれる未来もあったのにな。これでそれも限りなく無くなったと思え」
「く、くそ······嘘だろ、あの数の魔狼が一斉に来て助かるなんてそれも······ちっ、誰一人、怪我もしてやがらねえのかよ。それなら早く加勢しろってんだ」
床に押し付けられたままのルナールは俺達の事を見てそう言うが。
「何言ってるにゃ。魔狼が道に出てきてすぐに逃げ出して、すぐ後ろにいた私達に押し付けて逃げたにゃ。声をかける間も無くにゃ、それにしてはルナール達ってあんな事、よくやってるのかにゃ?」
「それもそうね。魔狼が現れてから揃って逃げるまで、あっという間だったよね」
ああ。確かにそうだった。普通なら武器を構えてからとかだよな。すぐにリュックを下ろして投げていたし。
「ふむ。すまないが、ルナール達がダンジョンに入った日で、依頼を達成できなかった日に全滅したパーティーが無いか調べてくれ」
「分かりました。あら? 何度か荷物を無くしてギルドカードの再発行をしていますね······ギルドマスター。ルナール達が依頼を達成できなかった日に全滅したパーティーは何パーティーかいますね。いるのはいるのですが、ギルドカードを無くした日に全滅したパーティーは······すべての日にいます」
「常習的にやっているって事か······よし。奴隷の魔道具で余罪を喋ってもらうか。ルナール達を衛兵が来るまで別室で聞き取りだ、連れていけ!」
「くっ、なんでこんな事に、今までずっと大丈夫だったのに······」
おいおい。その言い方だと本当にやっていたみたいだな。
ルナール達はギルド職員に引かれカウンターの奥に消えていった。
「はぁ、何度か一緒に依頼を請けたパーティーだけど、あんな事何度もしてたにゃんて」
「でも、運が良かったわね、リーンが一緒の時に魔物が大量に襲ってきていたらリーンが囮にされていたかもしれないわよ」
「ぬ! それもあり得るな······ルナール達が臨時で仲間を加えて請けた依頼はあるのか?」
「······私も今、その話を聞いて調べたのですが、三名が依頼中に死んでいます。その事も聞くべきですね。ギルドマスター」
「分かった、行ってくる。もしまだ何かあれば知らせてくれ」
ギルドマスターが同じようにカウンターの奥に消えて、俺達も公爵邸に戻ることにした。
公爵邸に戻り、料理長へクルミを渡して一旦部屋に戻った。
「ねえ、この後どうする? ダンジョンに行くにしても時間が微妙よね」
「あっ、私、王都でブロガを追いかけるまで組んでたパーティーに挨拶だけしてきても良いかにゃ?」
「ん? パーティー組んでたのか?」
「長期で組んでたパーティーじゃにゃいけど、駆け出しの時からよくお世話ににゃってたにゃ。応援してくれなかったし、止めろと言われてたけど結構無理矢理飛び出したからにゃ、無事を知らせておくにゃ」
「そうなのか、じゃあみんなで行くか? パーティーを組んだんだ、顔合わせって事で」
「賛成ですわ。しばらくこの街にいるのですから。思うのですが正式な叙爵と私とセレーナがからむ婚約発表でしょう? 国中から貴族当主が集まるはずですからね」
「せやね。リーンがお世話になった方には挨拶しやんとな。時間的にも遠いところからも貴族達は来てくれるはずやし、街での交流はあった方がええよね」
「にゃら······んんっ! なら良い人達ばかりだから紹介するわ。行きましょう」
くくっ、言葉遣いは直していくんだな。
公爵邸を出て俺達はリーンの先導で、そのパーティーがよく利用する宿屋に向かっている。
「このあたりは来たこと無いなぁ。アイテールは?」
「俺も報告で公爵邸と王城、冒険者ギルドだけだからな。その通りにある場所なら多少は分かるが、一本道を変えると全然知らないぞ。アイツらは放っておくと何しでかすか心配だったからなぁ。まあ、ほんの半月ほど放っておいたらあんな事になったからな」
「あはは······。あっここです。入りましょう」
外にまでガヤガヤと賑やかな声が聞こえてくる古びているが、造りのしっかりとした三階建ての宿屋。
ふむ。なかなか良さそうな宿だな。俺達はリーンに続いて宿屋に入ると。
「いらっしゃい、何名だい――ってリーンちゃんお帰り! 無事帰ってきたんだね!」
入るなり宿屋の女性従業員に呼ばれるリーン。
「え! リーンだって!? あっ、リーン! 心配させやがって!」
「うそうそ! 本当にリーンだ! あの馬鹿ブロガから逃げてきたんでしょ! 良かったよー!」
今度はエルフ二人にドワーフ二人、獣人に人が各一人でバラバラの女性達がリーンの元にやってきてあっという間にリーンは囲まれてしまった。
「み、みんな苦しいから! わぷっ!」
あはは······もみくちゃだな。それを見ていると宿屋の女性に。
「で、あんたらはリーンちゃんの仲間かい?」
「ああ。ラビュリントに向かう途中の馬車で知り合ってな。今回は少し用事があって王都に来たんだが、リーンと仲良くしてくれた仲間がいると聞いて挨拶に来たんだ」
「そうだよ~。今はアイテールがリーダーで私達と一緒にパーティー組んでくれたの。泊まる場所は決まってるからごめんなさいね」
「そうかいそうかい。仲良くしてやってね。おい! あんたらに挨拶に来てくれたリーンの仲間に挨拶だよ!」
「何! あんたらリーンの! やったじゃねえかリーン。良かったな」
「ぷはっ! もう! おっぱいで窒息するでしょ! どうしてこんなに大きいのよ!」
うん。俺も心配していたが大丈夫だったみたいだな。さて、自己紹介を――ん?
「く、くそ······嘘だろ、あの数の魔狼が一斉に来て助かるなんてそれも······ちっ、誰一人、怪我もしてやがらねえのかよ。それなら早く加勢しろってんだ」
床に押し付けられたままのルナールは俺達の事を見てそう言うが。
「何言ってるにゃ。魔狼が道に出てきてすぐに逃げ出して、すぐ後ろにいた私達に押し付けて逃げたにゃ。声をかける間も無くにゃ、それにしてはルナール達ってあんな事、よくやってるのかにゃ?」
「それもそうね。魔狼が現れてから揃って逃げるまで、あっという間だったよね」
ああ。確かにそうだった。普通なら武器を構えてからとかだよな。すぐにリュックを下ろして投げていたし。
「ふむ。すまないが、ルナール達がダンジョンに入った日で、依頼を達成できなかった日に全滅したパーティーが無いか調べてくれ」
「分かりました。あら? 何度か荷物を無くしてギルドカードの再発行をしていますね······ギルドマスター。ルナール達が依頼を達成できなかった日に全滅したパーティーは何パーティーかいますね。いるのはいるのですが、ギルドカードを無くした日に全滅したパーティーは······すべての日にいます」
「常習的にやっているって事か······よし。奴隷の魔道具で余罪を喋ってもらうか。ルナール達を衛兵が来るまで別室で聞き取りだ、連れていけ!」
「くっ、なんでこんな事に、今までずっと大丈夫だったのに······」
おいおい。その言い方だと本当にやっていたみたいだな。
ルナール達はギルド職員に引かれカウンターの奥に消えていった。
「はぁ、何度か一緒に依頼を請けたパーティーだけど、あんな事何度もしてたにゃんて」
「でも、運が良かったわね、リーンが一緒の時に魔物が大量に襲ってきていたらリーンが囮にされていたかもしれないわよ」
「ぬ! それもあり得るな······ルナール達が臨時で仲間を加えて請けた依頼はあるのか?」
「······私も今、その話を聞いて調べたのですが、三名が依頼中に死んでいます。その事も聞くべきですね。ギルドマスター」
「分かった、行ってくる。もしまだ何かあれば知らせてくれ」
ギルドマスターが同じようにカウンターの奥に消えて、俺達も公爵邸に戻ることにした。
公爵邸に戻り、料理長へクルミを渡して一旦部屋に戻った。
「ねえ、この後どうする? ダンジョンに行くにしても時間が微妙よね」
「あっ、私、王都でブロガを追いかけるまで組んでたパーティーに挨拶だけしてきても良いかにゃ?」
「ん? パーティー組んでたのか?」
「長期で組んでたパーティーじゃにゃいけど、駆け出しの時からよくお世話ににゃってたにゃ。応援してくれなかったし、止めろと言われてたけど結構無理矢理飛び出したからにゃ、無事を知らせておくにゃ」
「そうなのか、じゃあみんなで行くか? パーティーを組んだんだ、顔合わせって事で」
「賛成ですわ。しばらくこの街にいるのですから。思うのですが正式な叙爵と私とセレーナがからむ婚約発表でしょう? 国中から貴族当主が集まるはずですからね」
「せやね。リーンがお世話になった方には挨拶しやんとな。時間的にも遠いところからも貴族達は来てくれるはずやし、街での交流はあった方がええよね」
「にゃら······んんっ! なら良い人達ばかりだから紹介するわ。行きましょう」
くくっ、言葉遣いは直していくんだな。
公爵邸を出て俺達はリーンの先導で、そのパーティーがよく利用する宿屋に向かっている。
「このあたりは来たこと無いなぁ。アイテールは?」
「俺も報告で公爵邸と王城、冒険者ギルドだけだからな。その通りにある場所なら多少は分かるが、一本道を変えると全然知らないぞ。アイツらは放っておくと何しでかすか心配だったからなぁ。まあ、ほんの半月ほど放っておいたらあんな事になったからな」
「あはは······。あっここです。入りましょう」
外にまでガヤガヤと賑やかな声が聞こえてくる古びているが、造りのしっかりとした三階建ての宿屋。
ふむ。なかなか良さそうな宿だな。俺達はリーンに続いて宿屋に入ると。
「いらっしゃい、何名だい――ってリーンちゃんお帰り! 無事帰ってきたんだね!」
入るなり宿屋の女性従業員に呼ばれるリーン。
「え! リーンだって!? あっ、リーン! 心配させやがって!」
「うそうそ! 本当にリーンだ! あの馬鹿ブロガから逃げてきたんでしょ! 良かったよー!」
今度はエルフ二人にドワーフ二人、獣人に人が各一人でバラバラの女性達がリーンの元にやってきてあっという間にリーンは囲まれてしまった。
「み、みんな苦しいから! わぷっ!」
あはは······もみくちゃだな。それを見ていると宿屋の女性に。
「で、あんたらはリーンちゃんの仲間かい?」
「ああ。ラビュリントに向かう途中の馬車で知り合ってな。今回は少し用事があって王都に来たんだが、リーンと仲良くしてくれた仲間がいると聞いて挨拶に来たんだ」
「そうだよ~。今はアイテールがリーダーで私達と一緒にパーティー組んでくれたの。泊まる場所は決まってるからごめんなさいね」
「そうかいそうかい。仲良くしてやってね。おい! あんたらに挨拶に来てくれたリーンの仲間に挨拶だよ!」
「何! あんたらリーンの! やったじゃねえかリーン。良かったな」
「ぷはっ! もう! おっぱいで窒息するでしょ! どうしてこんなに大きいのよ!」
うん。俺も心配していたが大丈夫だったみたいだな。さて、自己紹介を――ん?
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