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第一章
第64話 クルミ拾いと元パーティー
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公爵様の兵士が一人、出入口で俺達を見て待っているのが見えました。
何かあったのか? 俺達は軽く会釈した兵士が俺達の前にギルドを出て行った後に続き、外に出て後についていく。
「何かあったのか? もしかすると王子様達の見送りに参列するとか」
「ああ~、それはありそう。あっ、止まったよ」
ギルドを出て、少し歩いたところで兵士は端により、止まってこちらに振り向きました。
俺達も端によって止まると。
「皆様、冒険の邪魔をして申し訳ないです。公爵様の伝言で『どうせクルミを採取するなら王城の母に持っていく分も頼む』だそうです」
「あっ、そっか、お婆ちゃんも好きだもんね、頑張って拾ってくるね」
「それを伝えに。はぁ、お疲れ様、分かったわ、ありがとう」
「いえ。ではお気を付けて行ってらっしゃいませ」
そう言って兵士と別れ、エイアに手を引かれながらダンジョンへ向かう。
魔物が溢れた時のため作られた、ぐるりと塀に囲まれたダンジョン入口で、ダンジョンカードを提示し階段を下り、一階層に入った。
王都のダンジョン一階層は、鬱蒼と繁る森林で視界は良くはないが、見えているところにもすでにクルミの木があり、前を行くパーティーが拾い始めているようだ。
エイアも流石に一階層に入ったところで『ずっと繋いでいたいけどダンジョンを出るまで仕方ないね』と手をほどいた。
「エイア、帰りは私も手を繋ぎたいから変わってね」
「私もにゃ。って会いたくなかった奴らがいるにゃ······」
リーンがそう言い、顔をしかめる。
リーンの見ている方向に、獣人だけの男女半々の六人パーティーが籠を背負い落ちているクルミを拾う者と、木に上ってクルミを採り、下に放り落としている姿が見えた。
「ブロガを追いかける前に、何度か一緒に依頼を請けたことのあるパーティーにゃ、あのウサギ耳の女は獣王国の貴族令嬢でにゃ、いつも自慢ばかりするにゃよ。それに私のリュックを寄越せとうるさかったにゃ」
「リーンの魔法のリュックは良い値段すると聞いたが、貴族令嬢なら普通に買えるんじゃないのか?」
「貧乏貴族にゃよ。領地もなく、ただの兵士でにゃ。このリュックを買った時『買うのに私達が協力したんだからそれはパーティー共有にするわ』とか言い出してにゃ。報酬は均等に分けていたにゃ、欲しかったら貯めて買えば良いにゃよ」
「そうね。じゃあ見付かる前に避けて行きましょう。アンジェラ、クルミの群生地知ってるわよね? そこに向かってくれる?」
「はい。では森の中を通りますので警戒をお願いします」
「ああ、索敵は任せてくれ。後、声を出さずにいけるよう念話もかけておく。指示は念話で行こう」
「「は~い」」
俺達は森林の中を五人ほど並んで進める道を外れて、森へと踏み入った。
入ってすぐのところにも所々クルミの木があり、足元にはコロコロと転がるクルミがあり、これ、戦闘中に踏んでしまうとまずいな。
(前方五十メートルほどに魔物が五匹。気付かれているからこっちに向かってきてる。足元のクルミに気を付けるんだぞ)
(はい! 見えました! ゴブリンです! 速い!)
(俺が先頭に立つ。アンジェラは少し下がってくれ。牽制するぞ! ウインドアロー!)
前を行くアンジェラを追い越し、ウインドアローで牽制。木が多く、ゴブリン達はまっすぐこちらに向かってきているが、体のどこかは木に隠れ、避けながら突っ込んでくるゴブリン。蛇行して来るため当たれば幸運だなと考えながら、ウインドアローを五発撃ち、三発木に当たり、二発はゴブリンと頭を貫通した。
みんなも俺と同じように一発ずつだがウインドアロー放ち、五本のウインドアローは残り三匹の内、肩に当たったのが一匹、腹に当たったのが二匹。残り十五メートル付近でゴブリン達は立っているヤツがいなくなった。俺は一気に間合いを詰め、ダガーをのたうち回るゴブリン二匹の喉に突き刺し、トドメをさした。
(お任せを! はっ!)
最後の一匹はすぐ後ろについてきたアンジェラが俺と同じように喉を一突き。
(よし、しばらくは大丈夫だな。収納! この先は魔物もいなさそうだ。アンジェラ、先頭を頼む)
(はい。お任せを)
その後しばらくは、足元のクルミを拾いながら進み、言っていたクルミの木が群生している場所に到着した。
(ここか。これは見事なもんだな、足の踏み場もないとはこれをいうんだろうな)
(でしょ~。じゃあいっぱい拾っちゃいましょう!)
俺はあたりの警戒は解かず、クルミを拾い集めて収納に入れていく。エイアとリーンのリュックは地面に下ろして口を開け、他のみんなの手籠に満タンになれば放り込み、一時間ほどでリーンの鞄が満タンになり、そしてすぐにエイアの鞄も満タンになった。
(思ったより早くすんだな。目的は果たしたから帰り始めるか?)
(そうだね~♪ いっぱい採れたし大満足だよ。今夜のパンに間に合うかな?)
(そうね。一度頼んでみましょう)
楽しみが明日の朝から今晩に早まる可能性ができた。帰り道は二回ゴブリンと遭遇したが、最初の道に出て、出口に向かっていると、会いたくなかった奴らが俺達の前に森から出てきた······。
何かあったのか? 俺達は軽く会釈した兵士が俺達の前にギルドを出て行った後に続き、外に出て後についていく。
「何かあったのか? もしかすると王子様達の見送りに参列するとか」
「ああ~、それはありそう。あっ、止まったよ」
ギルドを出て、少し歩いたところで兵士は端により、止まってこちらに振り向きました。
俺達も端によって止まると。
「皆様、冒険の邪魔をして申し訳ないです。公爵様の伝言で『どうせクルミを採取するなら王城の母に持っていく分も頼む』だそうです」
「あっ、そっか、お婆ちゃんも好きだもんね、頑張って拾ってくるね」
「それを伝えに。はぁ、お疲れ様、分かったわ、ありがとう」
「いえ。ではお気を付けて行ってらっしゃいませ」
そう言って兵士と別れ、エイアに手を引かれながらダンジョンへ向かう。
魔物が溢れた時のため作られた、ぐるりと塀に囲まれたダンジョン入口で、ダンジョンカードを提示し階段を下り、一階層に入った。
王都のダンジョン一階層は、鬱蒼と繁る森林で視界は良くはないが、見えているところにもすでにクルミの木があり、前を行くパーティーが拾い始めているようだ。
エイアも流石に一階層に入ったところで『ずっと繋いでいたいけどダンジョンを出るまで仕方ないね』と手をほどいた。
「エイア、帰りは私も手を繋ぎたいから変わってね」
「私もにゃ。って会いたくなかった奴らがいるにゃ······」
リーンがそう言い、顔をしかめる。
リーンの見ている方向に、獣人だけの男女半々の六人パーティーが籠を背負い落ちているクルミを拾う者と、木に上ってクルミを採り、下に放り落としている姿が見えた。
「ブロガを追いかける前に、何度か一緒に依頼を請けたことのあるパーティーにゃ、あのウサギ耳の女は獣王国の貴族令嬢でにゃ、いつも自慢ばかりするにゃよ。それに私のリュックを寄越せとうるさかったにゃ」
「リーンの魔法のリュックは良い値段すると聞いたが、貴族令嬢なら普通に買えるんじゃないのか?」
「貧乏貴族にゃよ。領地もなく、ただの兵士でにゃ。このリュックを買った時『買うのに私達が協力したんだからそれはパーティー共有にするわ』とか言い出してにゃ。報酬は均等に分けていたにゃ、欲しかったら貯めて買えば良いにゃよ」
「そうね。じゃあ見付かる前に避けて行きましょう。アンジェラ、クルミの群生地知ってるわよね? そこに向かってくれる?」
「はい。では森の中を通りますので警戒をお願いします」
「ああ、索敵は任せてくれ。後、声を出さずにいけるよう念話もかけておく。指示は念話で行こう」
「「は~い」」
俺達は森林の中を五人ほど並んで進める道を外れて、森へと踏み入った。
入ってすぐのところにも所々クルミの木があり、足元にはコロコロと転がるクルミがあり、これ、戦闘中に踏んでしまうとまずいな。
(前方五十メートルほどに魔物が五匹。気付かれているからこっちに向かってきてる。足元のクルミに気を付けるんだぞ)
(はい! 見えました! ゴブリンです! 速い!)
(俺が先頭に立つ。アンジェラは少し下がってくれ。牽制するぞ! ウインドアロー!)
前を行くアンジェラを追い越し、ウインドアローで牽制。木が多く、ゴブリン達はまっすぐこちらに向かってきているが、体のどこかは木に隠れ、避けながら突っ込んでくるゴブリン。蛇行して来るため当たれば幸運だなと考えながら、ウインドアローを五発撃ち、三発木に当たり、二発はゴブリンと頭を貫通した。
みんなも俺と同じように一発ずつだがウインドアロー放ち、五本のウインドアローは残り三匹の内、肩に当たったのが一匹、腹に当たったのが二匹。残り十五メートル付近でゴブリン達は立っているヤツがいなくなった。俺は一気に間合いを詰め、ダガーをのたうち回るゴブリン二匹の喉に突き刺し、トドメをさした。
(お任せを! はっ!)
最後の一匹はすぐ後ろについてきたアンジェラが俺と同じように喉を一突き。
(よし、しばらくは大丈夫だな。収納! この先は魔物もいなさそうだ。アンジェラ、先頭を頼む)
(はい。お任せを)
その後しばらくは、足元のクルミを拾いながら進み、言っていたクルミの木が群生している場所に到着した。
(ここか。これは見事なもんだな、足の踏み場もないとはこれをいうんだろうな)
(でしょ~。じゃあいっぱい拾っちゃいましょう!)
俺はあたりの警戒は解かず、クルミを拾い集めて収納に入れていく。エイアとリーンのリュックは地面に下ろして口を開け、他のみんなの手籠に満タンになれば放り込み、一時間ほどでリーンの鞄が満タンになり、そしてすぐにエイアの鞄も満タンになった。
(思ったより早くすんだな。目的は果たしたから帰り始めるか?)
(そうだね~♪ いっぱい採れたし大満足だよ。今夜のパンに間に合うかな?)
(そうね。一度頼んでみましょう)
楽しみが明日の朝から今晩に早まる可能性ができた。帰り道は二回ゴブリンと遭遇したが、最初の道に出て、出口に向かっていると、会いたくなかった奴らが俺達の前に森から出てきた······。
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