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第一章
第52話 Aランクパーティー
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「――たまらん体を使わせてもらうだゲェッ!」
木から飛び下り、奴らの背後から一気に加速して近付き、腰から外したダガーで!
「「ガァッ!」」
「は!? ガッ!」
「「くっ!」」
ちっ、二人避けたか。だが崩れた姿勢では次は躱せない!
「しっ!」
「くっ、アガァー!」
「早い! グアッ!」
「おい! まだやるか!? お前達の利き腕は潰させてもらった。男五人で女二人を襲うとは。見下げた奴らだな」
俺は奴らが武器を持っていた手首をタガーの鞘付きで強打し、おそらく折れているだろう変な曲がり方をしている。
男達は折れていない手で落とした武器を拾い上げるとじわりじわりと後退し――!
「覚えてやがれ!」
その内の一人がそう捨て台詞を言い、森の中に走り行って街がある方向とは逆に、森の奥へと消えていった。
あの手で森の奥へ行くなど自殺行為だが、まあ、魔法も使え、帰る自信があるのだろう。
そして俺は警戒を解き、腰にダガーを戻して女の人に声をかける。
「大丈夫か?」
「は、はい。助かりました」
「ありがとうございます。この通り怪我もありません」
「なら良かった。荷物も無事のようだし、ここから二人で帰れるか? 俺は依頼中でまだまだ森の奥へ行かないと駄目なんだが」
「え? あの、私達Eランクなので二人だとゴブリンくらいしか相手にできません」
「ま、魔法も、ファイアーボールが数発撃てる程度で······」
マジか、ほとんどここに来るまでの魔物は倒してきたが、全てを倒した訳じゃないぞ。よく見ると、髪の毛は二人とも後ろで縛り、まあ美人ではあるが、装備はよくその防具で森に入ったなと言いたい代物だ。
依頼のため、このまま連れて探索するには······はぁ、一度森から出ないと駄目か。
二人は不安そうな顔で俺を見てくるが連れて行けば危険に晒してしまうか。
「分かった、森の外までは一緒に行こう、すまないが少し早めで頼む。ついてきてくれるか?」
「はい。よろしくお願いします」
「ごめんなさい、依頼途中なのに」
「ここに来るまでの魔物は倒してきたんだが、近付いてこないとは言えないからな。この辺りだとEランクではまず無理だろうから放ってはおけないよ。よし、行くぞ」
「「はい!」」
笑顔は出たが、まだ不安そうな二人を先導しながらしばらく川沿いを歩き、大きく街から外れるように曲がり出したとこらから森へと入り。
「ん? 奴ら、魔物と遭遇したようだな」
「え?」
「ここから見えないのにそんな事分かるの?」
「ああ、いっぱい練習したからな······よし、急ごう」
魔物は一匹、だが弱くはなさそうな気配だ。オーガか? 利き腕じゃない手ではそう長くは持たないと思うがまあやられても自業自得だな。
······奴らが魔物と遭遇してあれから三十分は奥へ移動しながらまだ五人は無事のようだ、中々強い奴らのようだな。
「なあ、奴らはAランクか?」
「はぁ、はぁ、はい、そう、言って、ました。はぁ」
「はぁ、ドラグルー、唯一の、A、ランクと、言って、ました。はぁ、はぁ」
息が上がってるな、索敵に気を使いすぎていたようだ、少し歩く速度を落とすか。
「なるほどな。一度休憩をしよう。その後は少し速度を落とすよ、お姉さん達には少し早かったみたいだ」
ちょうど下草がなく、見通しが効く場所だったので、止まって休憩してもらう事にした。
「はぁ、ありがとう、そろそろ、限界、だったの」
「わたひも、はぁ、ヤバかったわ、はぁ」
「くくっ、すまなかったな。ふう、だが、普段からこれくらいは余裕でできるように鍛えておくと良いぞ。いざという時は走らないといけない場合もあるだろうからな」
「はぁ、ふぅ、その通りね、依頼の前に、走ろうかしら」
「ちょっと早起きしてね。はぁ、足がぷるぷるしてるわ」
二人は地面に腰をおろし、足を揉んで、相当辛そうだ。
あっ、奴らから魔物が離れて行く、諦めたか。それにしても流石Aランクと言ったところか。この動きなら走っていただろうに。
少し長めに休憩を挟んだが、その後二時間かけてやっと森から抜けた。
「ふう、お疲れ様。ここからは二人で大丈夫だろう。すまないが俺は依頼に戻るとするよ」
「ごめんなさい、アイテール。こんなに時間を無駄にさせてしまって、本当にありがとう」
(ああー、十五歳じゃなくて、せめて同い年の十八歳なら!)
「でも貴方が有名な『勇者パーティーの荷物持ち』だったなんて、今回は本当に助かったわ。もし今後、私達で手伝える事があればなんでも言ってね」
(アイテールくん可愛いー! 年下じゃなきゃ恋人にしちゃいたいわ!)
「いや、こんなときはお互い様だろ? 気にしなくても良いぞ。じゃあな、それから奴らの事はギルドには報告しておいた方が良いぞ、いくらAランクでも許せないからな。じゃあ」
俺は森に向き直り、速度を上げて奴らから離れた魔物を確かめに走る。
後ろから『行ってらっしゃい!』『頑張れー!』と声援を受け森に入った。
「少し速度を上げるか」
俺は速度を上げて走り、下草の多いところでは木をつたい、一直線に奴らから離れた魔物に向かったのだが······。
木から飛び下り、奴らの背後から一気に加速して近付き、腰から外したダガーで!
「「ガァッ!」」
「は!? ガッ!」
「「くっ!」」
ちっ、二人避けたか。だが崩れた姿勢では次は躱せない!
「しっ!」
「くっ、アガァー!」
「早い! グアッ!」
「おい! まだやるか!? お前達の利き腕は潰させてもらった。男五人で女二人を襲うとは。見下げた奴らだな」
俺は奴らが武器を持っていた手首をタガーの鞘付きで強打し、おそらく折れているだろう変な曲がり方をしている。
男達は折れていない手で落とした武器を拾い上げるとじわりじわりと後退し――!
「覚えてやがれ!」
その内の一人がそう捨て台詞を言い、森の中に走り行って街がある方向とは逆に、森の奥へと消えていった。
あの手で森の奥へ行くなど自殺行為だが、まあ、魔法も使え、帰る自信があるのだろう。
そして俺は警戒を解き、腰にダガーを戻して女の人に声をかける。
「大丈夫か?」
「は、はい。助かりました」
「ありがとうございます。この通り怪我もありません」
「なら良かった。荷物も無事のようだし、ここから二人で帰れるか? 俺は依頼中でまだまだ森の奥へ行かないと駄目なんだが」
「え? あの、私達Eランクなので二人だとゴブリンくらいしか相手にできません」
「ま、魔法も、ファイアーボールが数発撃てる程度で······」
マジか、ほとんどここに来るまでの魔物は倒してきたが、全てを倒した訳じゃないぞ。よく見ると、髪の毛は二人とも後ろで縛り、まあ美人ではあるが、装備はよくその防具で森に入ったなと言いたい代物だ。
依頼のため、このまま連れて探索するには······はぁ、一度森から出ないと駄目か。
二人は不安そうな顔で俺を見てくるが連れて行けば危険に晒してしまうか。
「分かった、森の外までは一緒に行こう、すまないが少し早めで頼む。ついてきてくれるか?」
「はい。よろしくお願いします」
「ごめんなさい、依頼途中なのに」
「ここに来るまでの魔物は倒してきたんだが、近付いてこないとは言えないからな。この辺りだとEランクではまず無理だろうから放ってはおけないよ。よし、行くぞ」
「「はい!」」
笑顔は出たが、まだ不安そうな二人を先導しながらしばらく川沿いを歩き、大きく街から外れるように曲がり出したとこらから森へと入り。
「ん? 奴ら、魔物と遭遇したようだな」
「え?」
「ここから見えないのにそんな事分かるの?」
「ああ、いっぱい練習したからな······よし、急ごう」
魔物は一匹、だが弱くはなさそうな気配だ。オーガか? 利き腕じゃない手ではそう長くは持たないと思うがまあやられても自業自得だな。
······奴らが魔物と遭遇してあれから三十分は奥へ移動しながらまだ五人は無事のようだ、中々強い奴らのようだな。
「なあ、奴らはAランクか?」
「はぁ、はぁ、はい、そう、言って、ました。はぁ」
「はぁ、ドラグルー、唯一の、A、ランクと、言って、ました。はぁ、はぁ」
息が上がってるな、索敵に気を使いすぎていたようだ、少し歩く速度を落とすか。
「なるほどな。一度休憩をしよう。その後は少し速度を落とすよ、お姉さん達には少し早かったみたいだ」
ちょうど下草がなく、見通しが効く場所だったので、止まって休憩してもらう事にした。
「はぁ、ありがとう、そろそろ、限界、だったの」
「わたひも、はぁ、ヤバかったわ、はぁ」
「くくっ、すまなかったな。ふう、だが、普段からこれくらいは余裕でできるように鍛えておくと良いぞ。いざという時は走らないといけない場合もあるだろうからな」
「はぁ、ふぅ、その通りね、依頼の前に、走ろうかしら」
「ちょっと早起きしてね。はぁ、足がぷるぷるしてるわ」
二人は地面に腰をおろし、足を揉んで、相当辛そうだ。
あっ、奴らから魔物が離れて行く、諦めたか。それにしても流石Aランクと言ったところか。この動きなら走っていただろうに。
少し長めに休憩を挟んだが、その後二時間かけてやっと森から抜けた。
「ふう、お疲れ様。ここからは二人で大丈夫だろう。すまないが俺は依頼に戻るとするよ」
「ごめんなさい、アイテール。こんなに時間を無駄にさせてしまって、本当にありがとう」
(ああー、十五歳じゃなくて、せめて同い年の十八歳なら!)
「でも貴方が有名な『勇者パーティーの荷物持ち』だったなんて、今回は本当に助かったわ。もし今後、私達で手伝える事があればなんでも言ってね」
(アイテールくん可愛いー! 年下じゃなきゃ恋人にしちゃいたいわ!)
「いや、こんなときはお互い様だろ? 気にしなくても良いぞ。じゃあな、それから奴らの事はギルドには報告しておいた方が良いぞ、いくらAランクでも許せないからな。じゃあ」
俺は森に向き直り、速度を上げて奴らから離れた魔物を確かめに走る。
後ろから『行ってらっしゃい!』『頑張れー!』と声援を受け森に入った。
「少し速度を上げるか」
俺は速度を上げて走り、下草の多いところでは木をつたい、一直線に奴らから離れた魔物に向かったのだが······。
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