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第一章
第29話 Sランク
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俺が何もできないとは、だが今は真っ黒な足、ぴっちり足に張り付いたようなズボンか、それに真っ黒に染められた硬質なボアの革靴だ、こんなので蹴られたなら岩がぶつかったのと同じようなものだな。
だが、一度目に入ったならもう逃がさない、コイツには油断をしてもらわないとな。
「ととっ、何するんだよ、新人いじめか?」
「くくくっ、よく転けなかったな、中々筋は良さそうだ」
俺は体を起こし、真正面に男を捕らえた。
「そうだろ? ここって誰にも会わなかったんだが、出払ってるのか? メイドもいると思ってたんだが、領主様の屋敷だろ?」
「さあな、俺も今戻ってスターク子爵に会いに来たんだが、来客のようだからな」
「ああ」
俺から次目線を外した時が勝負だ。
「だが、声がしねえぞ? 覗くのは駄目なんだろ?」
「ふむ。動く気配はないな、いるのはいるんだが······それで――」
よし、目線が外れた! 結界! 声はそのまま出せるようにしたが。
「――お前は何者だ? 見たこともないヤツだが」
首から上は動かせるが、体が微動だにしていないから動けない事に気が付いてないようだな。よし、鑑定は気付かれるかもしれないから全て収納!
「俺か? ただの冒険者」
「冒険者だと? っ! 何っ!? くそ、なんだこれは」
(ほう、変わったスキルだな、だが、見えてる俺が本物じゃなく、真後ろにいるなど気付きもしないか、くくく、なんのために来たか分からないが、殺しておくか)
念話を発動させて正解だが、スキルの『傀儡』ってヤツか、だが居場所は捕らえた! 結界!
結界を大きめだがそいつのまわりに張る事に成功し、ヤツは俺に攻撃をしようとして、ドン! よし、ぶつかったみたいだ。
「ぐあっ、な、なんだこれは! くそ!」
(くははは! やるじゃないか! だがまだまだだなこんな魔法障壁などすぐ壊してくれる、この魔道具があれば――)
そうはいくかよ! 収納!
「はっ? 貴様! いくつ同時にスキルが使えるのだ! ちいっ、ここは一旦仕切り直させてもらうぞ!」
「させるかよ!」
飛び下がろうとしたんだろう、ドンと後ろにあった壁にぶつかり体勢を崩したところへ、結界を男の体に合わせて縮めると同時に腰に付けてあったロープで拘束してしまう。
「なぜ俺の後ろにまで魔法障壁が張れるのだ! それにこれは収納持ちだと、くそ! 俺の物を返しやがれ!」
(くそくそくそくそ! 暗殺ギルドSランクの俺が、たかが冒険者に捕まるだと! こうなれば使い捨てだが、我が身には変えられん)
何をするつもりだ? 鑑定! っ! 転移の魔道具! 口の中か、間に合え、収納!
「今回は貴様の勝ちだ、認めてやる、だが、必ず殺してやるから覚悟しておけ! 街の外に転移!」
(······何? なぜ景色が変わらないんだ、発動まで時間がかかるなんて聞いてないぞ!)
「屋敷の外に転移! なぜだ! なぜ発動せん! 遠過ぎなのか、ロープを外せれば良い、一メートル転移! ······なぜだ!」
「俺がいただいたからな。だが、あんたは生かしておくのはヤバそうだな。すまないが、奴隷じゃなくここで殺らせてもらう」
俺はダガーを腰から抜き、胸に狙いを定め、当たる寸前にその場所だけ結界に穴を開け突き刺した。
「ぐはっ」
(なぜだ······こんなロープなど簡単に······引き千切れるはずが······コイツの情報を残す事もできないのか······指先でさえ······動か、ない)
五分ほどでSランクの暗殺ギルド員は、息を引き取った。
「ふう、俺もまだまだだな。世の中にはこんなヤツがいるとはな······」
俺は殺したヤツとヤツの人形は収納しておき、その後戻ってくる暗殺ギルド員を一人残さず捕まえ、明るくなる前には帰ってくる者がついにいなくなった。
そして、捕まえた奴らをホールに全員集めた。
「ようブロガ、それにスターク子爵」
「お前は、くそが! せっかく逃げ出せたってのによ! またコイツに!」
「貴様は昼間に来た! おい! すぐに拘束を解くのだ! 知っておるだろう! 私は子爵だぞ、貴様は不敬罪だ! 誰か! 誰か来ぬか! なぜ生きておるのだ、あいつを送ったのだぞ!」
「ああ、宿に来た女は捕まえたぞ。それにお屋敷の暗殺ギルド員は全員捕まえて、今はホールに集めてある、後はお前達二人だ。もうすぐ衛兵も来るから安心しろ、まあ今度は助けに来る者はいないかも知れないがな」
(ぐぬぬぬ、なんて事だ、このような屈辱! だ、だが今晩はヤツが仕事を終え帰ってくるはずだ。傀儡が帰ってくれば、こんなヤツは――)
なるほど、やはり傀儡スキルだったんだな。
「そうそう。黒づくめのヤツで、スキル『傀儡』を使うSランクのヤツは殺ってしまったが、他のギルド員は生きてるから安心しろ、犯罪奴隷として鉱山で働く事になるがな、それに、不敬罪は――」
あの後俺は宿に急いで戻り、みんなを連れ、この屋敷に戻ってくる際、衛兵の詰め所にも連絡を入れここに人を集め来るはずだ。
「――スターク子爵、俺達に暗殺者を送り付けたんだ、不敬罪はあんたが言われる側だろうな」
「ば、バカな! ヤツを殺せる者などいるはずない! おい傀儡! もうこの部屋にいるのだろ! さっさとコイツを殺ってしまえ!」
そう叫ぶスターク子爵とまだ憎々しげに俺を睨んでくるブロガ。
その時、領主邸の敷地に衛兵達が入ってきたのが分かった。
だが、一度目に入ったならもう逃がさない、コイツには油断をしてもらわないとな。
「ととっ、何するんだよ、新人いじめか?」
「くくくっ、よく転けなかったな、中々筋は良さそうだ」
俺は体を起こし、真正面に男を捕らえた。
「そうだろ? ここって誰にも会わなかったんだが、出払ってるのか? メイドもいると思ってたんだが、領主様の屋敷だろ?」
「さあな、俺も今戻ってスターク子爵に会いに来たんだが、来客のようだからな」
「ああ」
俺から次目線を外した時が勝負だ。
「だが、声がしねえぞ? 覗くのは駄目なんだろ?」
「ふむ。動く気配はないな、いるのはいるんだが······それで――」
よし、目線が外れた! 結界! 声はそのまま出せるようにしたが。
「――お前は何者だ? 見たこともないヤツだが」
首から上は動かせるが、体が微動だにしていないから動けない事に気が付いてないようだな。よし、鑑定は気付かれるかもしれないから全て収納!
「俺か? ただの冒険者」
「冒険者だと? っ! 何っ!? くそ、なんだこれは」
(ほう、変わったスキルだな、だが、見えてる俺が本物じゃなく、真後ろにいるなど気付きもしないか、くくく、なんのために来たか分からないが、殺しておくか)
念話を発動させて正解だが、スキルの『傀儡』ってヤツか、だが居場所は捕らえた! 結界!
結界を大きめだがそいつのまわりに張る事に成功し、ヤツは俺に攻撃をしようとして、ドン! よし、ぶつかったみたいだ。
「ぐあっ、な、なんだこれは! くそ!」
(くははは! やるじゃないか! だがまだまだだなこんな魔法障壁などすぐ壊してくれる、この魔道具があれば――)
そうはいくかよ! 収納!
「はっ? 貴様! いくつ同時にスキルが使えるのだ! ちいっ、ここは一旦仕切り直させてもらうぞ!」
「させるかよ!」
飛び下がろうとしたんだろう、ドンと後ろにあった壁にぶつかり体勢を崩したところへ、結界を男の体に合わせて縮めると同時に腰に付けてあったロープで拘束してしまう。
「なぜ俺の後ろにまで魔法障壁が張れるのだ! それにこれは収納持ちだと、くそ! 俺の物を返しやがれ!」
(くそくそくそくそ! 暗殺ギルドSランクの俺が、たかが冒険者に捕まるだと! こうなれば使い捨てだが、我が身には変えられん)
何をするつもりだ? 鑑定! っ! 転移の魔道具! 口の中か、間に合え、収納!
「今回は貴様の勝ちだ、認めてやる、だが、必ず殺してやるから覚悟しておけ! 街の外に転移!」
(······何? なぜ景色が変わらないんだ、発動まで時間がかかるなんて聞いてないぞ!)
「屋敷の外に転移! なぜだ! なぜ発動せん! 遠過ぎなのか、ロープを外せれば良い、一メートル転移! ······なぜだ!」
「俺がいただいたからな。だが、あんたは生かしておくのはヤバそうだな。すまないが、奴隷じゃなくここで殺らせてもらう」
俺はダガーを腰から抜き、胸に狙いを定め、当たる寸前にその場所だけ結界に穴を開け突き刺した。
「ぐはっ」
(なぜだ······こんなロープなど簡単に······引き千切れるはずが······コイツの情報を残す事もできないのか······指先でさえ······動か、ない)
五分ほどでSランクの暗殺ギルド員は、息を引き取った。
「ふう、俺もまだまだだな。世の中にはこんなヤツがいるとはな······」
俺は殺したヤツとヤツの人形は収納しておき、その後戻ってくる暗殺ギルド員を一人残さず捕まえ、明るくなる前には帰ってくる者がついにいなくなった。
そして、捕まえた奴らをホールに全員集めた。
「ようブロガ、それにスターク子爵」
「お前は、くそが! せっかく逃げ出せたってのによ! またコイツに!」
「貴様は昼間に来た! おい! すぐに拘束を解くのだ! 知っておるだろう! 私は子爵だぞ、貴様は不敬罪だ! 誰か! 誰か来ぬか! なぜ生きておるのだ、あいつを送ったのだぞ!」
「ああ、宿に来た女は捕まえたぞ。それにお屋敷の暗殺ギルド員は全員捕まえて、今はホールに集めてある、後はお前達二人だ。もうすぐ衛兵も来るから安心しろ、まあ今度は助けに来る者はいないかも知れないがな」
(ぐぬぬぬ、なんて事だ、このような屈辱! だ、だが今晩はヤツが仕事を終え帰ってくるはずだ。傀儡が帰ってくれば、こんなヤツは――)
なるほど、やはり傀儡スキルだったんだな。
「そうそう。黒づくめのヤツで、スキル『傀儡』を使うSランクのヤツは殺ってしまったが、他のギルド員は生きてるから安心しろ、犯罪奴隷として鉱山で働く事になるがな、それに、不敬罪は――」
あの後俺は宿に急いで戻り、みんなを連れ、この屋敷に戻ってくる際、衛兵の詰め所にも連絡を入れここに人を集め来るはずだ。
「――スターク子爵、俺達に暗殺者を送り付けたんだ、不敬罪はあんたが言われる側だろうな」
「ば、バカな! ヤツを殺せる者などいるはずない! おい傀儡! もうこの部屋にいるのだろ! さっさとコイツを殺ってしまえ!」
そう叫ぶスターク子爵とまだ憎々しげに俺を睨んでくるブロガ。
その時、領主邸の敷地に衛兵達が入ってきたのが分かった。
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