【完結 R18追放物】勇者パーティーの荷物持ち~お忍び王女とダンジョン攻略。あれ? 王女のダンジョンも攻略しちゃいました~

いな@

文字の大きさ
上 下
7 / 103
第一章

第7話 一つ目の村で○○初体験♡

しおりを挟む
「お客さん、この村で予約を貰ってるんで、小一時間止まりますんで」

「ああ、分かった。そうだ、おじさん、確かこの村は精霊の泉があったよな?」

「ああ、一昔前にいなくなったらしいがな。その頃あったスタンピードで逃げちまったって話だが、泉は残っていたはずだぞ」

 そうなのか、いるなら新しい防具に付与して貰おうと思っていたんだが、まあ見に行くだけでも行ってみるか。

「へぇ。あれって十六年前だよね、私が生まれる前の年だから。確か出て来た街で食い止めたんだよね」

「そうだ、私はちょうどあの街にいてな、命拾いをしたんだ。よし、到着だ。一時間後くらいにこの広場に来てくれれば良いからな」

「は~い。アイテールはその泉を見に行くんでしょ? 私も少し水を採取しようかな」

「ん、ああ、やることもないしな。よし、行くか」

「えっと、水用の革袋は······あった。おじさん荷物は置いておいても良いかな? 水を取ってくるから邪魔なの」

「構わんぞ、ここにずっといるからな、そもそもここには盗むような奴はいないぞ」

「うん。じゃあお願いね、アイテールお待たせ行こう! きゃっ」

 先に降りていた俺は、エイアが降りてくるのを待っていたのだが、おじさんと話ながらだったので足を踏み外しやがった――。

「ヤバッ!」

 変な体勢でエイアを受け止めたせいか、バランスを崩してしまった――が、なんとか踏みとどまったのだが、俺の目の前にはエイアの目があり、鼻も触れ合い、唇も深く触れ合っている。

 そのまま見詰めていると、エイアの目はトロんとしだし、首に回されていたエイアの腕の力が、掴まっているのではなく、抱きしめるように、優しく力が入り、唇はもちろん、体の密着が強くなった。

 そうだ、確かキスは舌を絡めるんだと爺が言ってたな。

『良いかアイテール。もし女性とキス、キスは分かるな?』

『うん。口と口をくっつけるやつだよね?』

『そうだ、偉いぞアイテール。その時はな、こうちゅっちゅっとくっ付けるだけではなくてだな、相手の舌をこう絡めるようにすると喜ばれるんだ』

『へぇ! ツノガエルが獲物を捕まえるみたいに?』

『まぁ、そうじゃな。そしてその後は――』

 よし、じゃあ舌をエイアの唇の隙間に侵入させ――。

(ああ、キスをしてる。私がキスを。それも少しカッコいいと思っていた殿方と――ドキドキが止まらないですわ、もっとぎゅって体をくっ付けたくなりますの、ぎゅ~って、あっ、アイテールも私をぎゅってしてくれてる)

 ――侵入したが、歯で壁が。なんとか隙間を見付けてあっ――。

(あっ、アイテールの舌が······これを受け入れるのね――はぁっ、アイテールの舌が私のを探して口の中を。からめられました――こんな時はお返しをするのですか? セレーナは教えて下さいませんでしたわ、でもこれ好きかも)

「うむっ、ちゅぱっ、むふぅ」

 爺に教えて貰っていて良かったよ。エイアもお返しにからめてくれたから正解なんだな。って、あそこがムズムズしてきた。これって大きくなってるのか――

(ああ♡ これ好き、私、アイテールのお嫁さんになっても良いですわ。あっ、おまたになにか当たってますわ? セレーナが教えてくれたおちんぽかしら? あっ、なにか気持ちいい、ドクンドクンって脈打って――)

「ねえ、あなた達、私も馬車から降りたいんだけど? そういう事は邪魔にならないところでやってくれない?」

「「んむっ!んむっ!」」

 いつの間にか閉じていた目を、俺もエイアも同時に開ける。するとまたその瞳に吸い込まれそうになったが、そっと体を離し、お互いの口に差し込みからめ合っていた舌をほどき、名残を引きずるように『ちゅぱっ』とお互いの舌を抜くと、足の浮いたままのエイアを抱きかかえたまま、に移動して、馬車の降り口を明け渡した。

「はぁ、とりあえずありがとうね。まぁ、良いけど、あなた達パーティーだったのか、そう言えば一緒に食事もしていたね」

 そう言って、ソロの冒険者は馬車を降り、広場に出ていた露店を見に行ったようだ。

(くはっ、動いた時に気持ちいいところにおちんぽが当たってますのっ、ドクンって響くたびに奥からなにかあふれてきてますの、気持ちいいですわ♡ それにアイテールのブラウンの瞳に吸い込まれそうに、ああっ、なにか来ちゃいますっ、嘘っ、今そんなに押し付けられちゃうとっ、あっ······くっ、イクッ!)

 横目でソロの冒険者を見送ったのだが、俺の腕の中で、俺を見詰めながらもぞもぞ動くエイア、勃起したちんぽを刺激するように動いている。

 気持ち良すぎて離したくなくなる。エイアの腰に手を回し、もっとちんぽを押し付けるように密着させるとスゲー気持ちいいぞ! エイア動きもってなんか出る!

(あ、あ、ああっ、イ、イキますわっ、アイテールゥー♡)

 くはっ、駄目だ止めらんねえ! 今そんなにビクビク動かれたら!

 俺は十五にもなって、それも女の子を抱いたまま、漏らしてしまったのか! いや、オシッコじゃないだろビュクビュクンって脈打ちながら出てる――。

「くっ、エイア」

「あんっ、アイテール」

「なあお客さん。独り身の俺に見せつけてくれるじゃねえか、くはははっ」

 その声を聞き、俺はエイアをそっと地面に下ろし、なぜかもう一度キスをしてしまった。

「かぁー、良いねえ。泉はあっちだ、二人で泉にでも行って楽しんできな、あそこは人気ひとけがないからな、くはははっ」

「アイテール······」

「エイア。行こうか、それは俺が持つよ。荷物持ちは慣れてるんだ」

 俺はエイアからツノガエルの革袋を受け取り、連れだっておじさんに教えてもらった方向に足を進めた。
しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~

名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...