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黄金卿へのダンジョン編7日〜7日
第七十九話 黄金卿の残響
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「ハァ……仕舞わなくて良かったよ」
「私は上の奴を殺ります」
奇声を発するハーピーに、ゴツくて槍を携えたガーゴイルと、息吹きで固まる龍擬きが迫ってくる。
そんな厄介面倒最悪三銃士の足元には、棍棒を手に持つオークに不細工な巨躯の同様に棍棒トロール、そして、まさかの理性を失った龍人グレムリンまで。
「おいおい、此処は魔境か?」
「きっと娯楽施設の一部だったんでしょうが、建物の老朽化に伴い、檻に閉ざされていた魔物が朽ちた枷から解き放たれて、こうなったんでしょうっ!」
「だから、あんなに魔物だらけだったって訳か!」
俺たちは怒号を交わしながら幾度となく刃を振るい、次から次へと怖いもの知らずの理由たらしめる強さを見せつける魔物の群れをぶった斬っていき、影に染まる大地を恥肉と屍で埋め尽くしていった。
「ハァ……ハァ。あぁ、しんど!」
「あるいは、我々の侵入に気付いたことで目覚めた、此処を守護している番人達かも知れませんね」
「まだする? その話」
「えぇ、もう終わりましたから」
「まぁ、そうだけどさ。どうせ、あっち側には行かないんだから、答えは闇の中さ」
文字通り、闘技場のリング端の関係者だけが進むことを許された廊下は黒洞々たる闇が続いていた。
「全く、万が一、魔物が檻から逃げ出した時のことくらい考えた上で設計して欲しいもんだな。もし住人が死んだら、一体どうするつもりだったんだよ」
「一人一人が勇者様くらい強かったんじゃないですか?」
「ハハッ、そうだったら是非、教えを乞いたいね」
疾うに限界を超えて満身創痍の全身に飴一つさえ与えぬまま非常にも鞭を打たせ、足を運んでいく。
「そんで次は、図書館か」
またしても真っ暗闇でお化け屋敷の如く、等間隔で見上げる程に並べられた本棚が広がる大図書館。
「あぁ、気が滅入りそうだ」
「き、きっとこの先がゴールですから頑張りましょう! も、もし傷があったら回復魔法で癒しますので!」
「心が重傷だよ」
「そ、そうですよね」
「俺は手を怪我した、すまないが治療を頼めるか」
「はい、私に出来るのはこれくらいですから」
一挙動で深傷を癒やしていく上達振りを披露する健気なベリルの姿に俺は不思議と目頭が熱くなり、自然と溢れんばかりの愚痴を漏らす口を閉ざした。
そのまま視界に入り込んだ一冊の書物を流れるように手に取り、バーっとページを捲れば、ミミック。
汚ねぇ口を大っぴらに開け、鋭利な牙をこれ見よがしに差し向けんとした瞬間に、颯と地に落とし、容赦なく叩きつけるように足蹴にし、踏み躙った。
口の中から血溜まりと真っ赤な臓物が溢れ出て、命乞いと言わんばかりの小さな呻き声を聞いても、依然として一言も口にする事なく、踏み潰した。
「……」
「あ、あの」
「……?」
不安げな声を漏らすベリルの方へと振り向けば、皆が皆、距離を空け、冷ややかな目を向けていた。
「……。――」
せっかくの新品の靴を汚した糞野郎の血を地面に擦り付けて拭き落とし、次こそ書物を手に取った。
そして、頁を地に向けながら開けば、何も無い。
危うく図書館ごと燃やすさんと【油入り川袋と火球を発動しますか?】と、視界の隅に用意万全な準備をしていた俺に届いたのは、ただの本であった。
だが、かなり前から手入れされていないようで、全体が濃く黄ばんだ頁は虫食いやら埃やらシミやらに侵され、とても読めるような代物では無かった。
一冊くらい持ち帰りたかったのだが、惜しいな。
「此処らはスルーで通って問題ない、ちゃっちゃと行こう」
「は、はい」
お次は何とも科学らしさを漂わせる研究施設が。
だが、今度はフラスコやらビーカーやらが割れ、地面は辺り一帯ガラス塗れな上、やや紫紺の色に染まりし黒々しい姿をした無数のアンデットが居た。
けれど、どうしてか憐れでとても悲しく見えた。
「面倒なウイルスに罹っても困るし、焼き払うか」
【全ての魔力を消費して、豪火球を発動しま――】
「どうか、どうか彼等を天へと届けてください」
傍らから聞き覚えのある女性が悲しげに囁いた。
「っ!」
咄嗟に振り返るも、その場には素知らぬ顔つきに円な瞳で見つめてくるベリルたちしか居なかった。
「どうされました?」
「いや、何でもない。気のせいだ」
あの声、何処かで……。
「まぁ、今はいい。10代目、お前ホーリー系統の魔法を使えるか? 出来るのなら彼らの浄化を頼む」
「えぇ、一応。私も悪魔系統の魔法特化型なので、正直、正しく発動するかはわかりませんが……」
「それでも頼む」
関心さながらに面食らったような顔をしていた。
「ん? 何だよ、どうした」
両手をまるで脱力感に見舞われているかの如く、こちらに伸ばして躙り寄ってくるから軽く殴打し、壁にまで囂々たる音を響かせて叩きつけた傍らで、心なしか地に俯いて無愛想の極まる強張った頬を緩ませ、瞳に宿りし燃ゆる炎は激しく揺らいでいた。
「意外ですね、貴方が他者を気遣うなど」
「そうか?」
「えぇ、本当に珍しいことです」
「いいから早く頼むよ、噛まれると後が大変なんだから」
「はい」
そうして彼らは呻きながらも不思議と痛みなどを感じる様子を一切見せずに、神々しく黄金色の光を帯びた数連射の弓に番えた濃い光の矢に射抜かれ、完全に化け物へと堕ちた抜け殻を剥ぎ、昇華された。
「ありがとう……」
皆を代表して、そう告げて。
朧げな魂が体現した一人の眉目秀麗な面差しから、静かに微笑みながら忽ち天へと昇っていった。
「どうかお元気で」
「行っちゃいましたね」
「とても綺麗な方々でしたね」
「あぁ」
「行こう……まだ、きっと先があるから」
「はい」
「私は上の奴を殺ります」
奇声を発するハーピーに、ゴツくて槍を携えたガーゴイルと、息吹きで固まる龍擬きが迫ってくる。
そんな厄介面倒最悪三銃士の足元には、棍棒を手に持つオークに不細工な巨躯の同様に棍棒トロール、そして、まさかの理性を失った龍人グレムリンまで。
「おいおい、此処は魔境か?」
「きっと娯楽施設の一部だったんでしょうが、建物の老朽化に伴い、檻に閉ざされていた魔物が朽ちた枷から解き放たれて、こうなったんでしょうっ!」
「だから、あんなに魔物だらけだったって訳か!」
俺たちは怒号を交わしながら幾度となく刃を振るい、次から次へと怖いもの知らずの理由たらしめる強さを見せつける魔物の群れをぶった斬っていき、影に染まる大地を恥肉と屍で埋め尽くしていった。
「ハァ……ハァ。あぁ、しんど!」
「あるいは、我々の侵入に気付いたことで目覚めた、此処を守護している番人達かも知れませんね」
「まだする? その話」
「えぇ、もう終わりましたから」
「まぁ、そうだけどさ。どうせ、あっち側には行かないんだから、答えは闇の中さ」
文字通り、闘技場のリング端の関係者だけが進むことを許された廊下は黒洞々たる闇が続いていた。
「全く、万が一、魔物が檻から逃げ出した時のことくらい考えた上で設計して欲しいもんだな。もし住人が死んだら、一体どうするつもりだったんだよ」
「一人一人が勇者様くらい強かったんじゃないですか?」
「ハハッ、そうだったら是非、教えを乞いたいね」
疾うに限界を超えて満身創痍の全身に飴一つさえ与えぬまま非常にも鞭を打たせ、足を運んでいく。
「そんで次は、図書館か」
またしても真っ暗闇でお化け屋敷の如く、等間隔で見上げる程に並べられた本棚が広がる大図書館。
「あぁ、気が滅入りそうだ」
「き、きっとこの先がゴールですから頑張りましょう! も、もし傷があったら回復魔法で癒しますので!」
「心が重傷だよ」
「そ、そうですよね」
「俺は手を怪我した、すまないが治療を頼めるか」
「はい、私に出来るのはこれくらいですから」
一挙動で深傷を癒やしていく上達振りを披露する健気なベリルの姿に俺は不思議と目頭が熱くなり、自然と溢れんばかりの愚痴を漏らす口を閉ざした。
そのまま視界に入り込んだ一冊の書物を流れるように手に取り、バーっとページを捲れば、ミミック。
汚ねぇ口を大っぴらに開け、鋭利な牙をこれ見よがしに差し向けんとした瞬間に、颯と地に落とし、容赦なく叩きつけるように足蹴にし、踏み躙った。
口の中から血溜まりと真っ赤な臓物が溢れ出て、命乞いと言わんばかりの小さな呻き声を聞いても、依然として一言も口にする事なく、踏み潰した。
「……」
「あ、あの」
「……?」
不安げな声を漏らすベリルの方へと振り向けば、皆が皆、距離を空け、冷ややかな目を向けていた。
「……。――」
せっかくの新品の靴を汚した糞野郎の血を地面に擦り付けて拭き落とし、次こそ書物を手に取った。
そして、頁を地に向けながら開けば、何も無い。
危うく図書館ごと燃やすさんと【油入り川袋と火球を発動しますか?】と、視界の隅に用意万全な準備をしていた俺に届いたのは、ただの本であった。
だが、かなり前から手入れされていないようで、全体が濃く黄ばんだ頁は虫食いやら埃やらシミやらに侵され、とても読めるような代物では無かった。
一冊くらい持ち帰りたかったのだが、惜しいな。
「此処らはスルーで通って問題ない、ちゃっちゃと行こう」
「は、はい」
お次は何とも科学らしさを漂わせる研究施設が。
だが、今度はフラスコやらビーカーやらが割れ、地面は辺り一帯ガラス塗れな上、やや紫紺の色に染まりし黒々しい姿をした無数のアンデットが居た。
けれど、どうしてか憐れでとても悲しく見えた。
「面倒なウイルスに罹っても困るし、焼き払うか」
【全ての魔力を消費して、豪火球を発動しま――】
「どうか、どうか彼等を天へと届けてください」
傍らから聞き覚えのある女性が悲しげに囁いた。
「っ!」
咄嗟に振り返るも、その場には素知らぬ顔つきに円な瞳で見つめてくるベリルたちしか居なかった。
「どうされました?」
「いや、何でもない。気のせいだ」
あの声、何処かで……。
「まぁ、今はいい。10代目、お前ホーリー系統の魔法を使えるか? 出来るのなら彼らの浄化を頼む」
「えぇ、一応。私も悪魔系統の魔法特化型なので、正直、正しく発動するかはわかりませんが……」
「それでも頼む」
関心さながらに面食らったような顔をしていた。
「ん? 何だよ、どうした」
両手をまるで脱力感に見舞われているかの如く、こちらに伸ばして躙り寄ってくるから軽く殴打し、壁にまで囂々たる音を響かせて叩きつけた傍らで、心なしか地に俯いて無愛想の極まる強張った頬を緩ませ、瞳に宿りし燃ゆる炎は激しく揺らいでいた。
「意外ですね、貴方が他者を気遣うなど」
「そうか?」
「えぇ、本当に珍しいことです」
「いいから早く頼むよ、噛まれると後が大変なんだから」
「はい」
そうして彼らは呻きながらも不思議と痛みなどを感じる様子を一切見せずに、神々しく黄金色の光を帯びた数連射の弓に番えた濃い光の矢に射抜かれ、完全に化け物へと堕ちた抜け殻を剥ぎ、昇華された。
「ありがとう……」
皆を代表して、そう告げて。
朧げな魂が体現した一人の眉目秀麗な面差しから、静かに微笑みながら忽ち天へと昇っていった。
「どうかお元気で」
「行っちゃいましたね」
「とても綺麗な方々でしたね」
「あぁ」
「行こう……まだ、きっと先があるから」
「はい」
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