32 / 52
本編
夜襲と復讐
しおりを挟む
騎士団の大半が寝静まった頃、茫然とした目をした団長が燃ゆる焚き火をただ一人で、見つめ、その時を、虎視眈々と待っていた。
そして、静寂に包まれたエルフを除く勇者一行らも同様に、他の焚き火を囲っていた。
「ほら、連れてきてやったぞ」
「すまない」
大地に坐禅を組んだカースの目には、揺蕩う紅き豪炎ばかりがメラメラと映っている。
「……用はお前か?カース」
「あぁ、そうだ」
その一言にウェストラは剣幕なる顔つきに変貌していくが、二人はその素顔に目を向ける事なく、言葉を交わし続けた。
「要件だけを述べろ」
「俺は未だにお前の事をひどく恨んでいる。恐らく、この旅が終わった後もそれは変わらないだろう。だが、先日の行動に謝罪の念を伝えに、お前を此処に呼ばせてもらった」
「子供の駄々にも慣れている。気にするな」
ウェストラの面差しは憤りの域を超えて、目元を流れるように覆い隠しながら、延々とした嘆息をする。
「ハァ……ほんっとうに馬鹿」
「先ずは座って欲しい」
「……。直ぐに終わらせるのなら、その必要は無いだろう」
「いいや、少しばかり長くなりそうだ」
「何故だ?」
「あのなぁ、いいから黙って……」
「俺の今までの全てを語りたいからだ」
ウェストラの慈愛に溢れた言葉を、カースは平然と遮って、威風堂々と吐き捨てた。
「だとさ、さっさと座れよ永劫騎士様よ」
「夜明け迄には終わらせろ」
そう言い、渋々丸太の椅子に腰を下ろし、続くようにウェストラもその傍の席に着く。
「俺は数多の種族が現存する、この世界でごく一般的な個体の多い、人として生まれた。だが、皆が俗に云う忌子としての誕生だ。赤子の頃から、顔から四肢の皮膚に至るまで、柔な龍のような鱗に覆われた姿をしていたそうだ。当然、父母も血筋にも龍の混合種等は居なく、俺だけが龍の血を引く存在だった」
「……」
「……」
誰かがアルベルトに忍び寄っていく。
団長の背に緩やかに、慎重に、着実に、足音を忍ばせ、刃の影を静かに伸ばしていた。
その周囲にも数名の人影が闇に潜み、その行方を窺っていた。
「その事実を受け止められなかった父母は、俺を人の寄せ付けぬ狐狸の住み着く山奥へと捨ててしまったそうだ。……だが、乳飲子であったことが幸いし、俺の鳴き声が山々に谺して、数理先の魔族の棲まう地にまで響き渡っていた」
「…」
「其れ等、その魔族たちは龍の血を引く一族の末裔だった。周囲の国からの迫害を受け、逃げるように流れ着いていたと云う。南の最果て、確固たる意志がなくては決して辿り着けぬような場所。其処の小さな村を建てて、貧しくも気品失わず、助け合って生きていた」
団長の背後でピタリと歩みは止まる。
「俺はその地の名であった、セイクリッドと名付けられ、救い出してくれた親子の元で、息子のように育てられることとなった」
徐に刃を振り翳す。
「何事もなく平穏な数年が経ち、その親子の元には娘が授けられる。まだ、幼いながらも周囲の物は何でも食べてしまい、うっかり口から溢れ出した炎で、家を焼いてしまうような暴れん坊だったが、無邪気で本当に可愛い妹だった」
「チッ」
徐々に明るくなっていくカースの様に、頬杖を突いて聴いていたウェストラは、逃げるように他所に目を逸らした。
「ようやっと、一人でも立って歩けようになり、パパやママ、兄ちゃんなんて言えるようになった頃、赤子の竜を肩に乗せた幼い少年が、隣接する村や小国を襲っているという話が、そんな最果ての地にまで轟いていた」
「……」
「情報が絶たれた村だった事と龍の騎士との噂もあってか、村の者たちはあまり気には留めず、いつもながらの生活を送っていた。だが、その次の夜、俺はいつものように山菜やキノコを取りに、一人山奥へと進んでいった。人の灯りの届かぬ所には、絶景の夜空が広がっていたんだ。それを見ようと、空を見上げれば、無数の火種が天へと昇っていた。振り返るまでもなく明白に、その火の先には俺の、俺に無償の愛を与えた村があったよ。山賊か、盗賊風情が恐れ知らずに襲ったのだと己に言い聞かせながら、向かっていけば、子供たちの悲鳴が山々に谺した。まだ、ほんの幼い子供たちの声が、酷く耳に纏わりつき、悪夢か何かなのだと思い辿り着けば、何人もの、何十人もの遺体が大地を覆い尽くしていた。其処には、俺の家族の姿もあった」
振り下ろされた刃が首筋に触れんとした、その時。その者の、オルストラの胸には、不出来な氷剣が冷気を放ち、深く貫いていた。
「あ?」
あと一歩、あとほんの僅かに早ければ、あるいは、届いたかもしれないその刃は、むざむざと音を立てて、地に臥した。
遅れて、オルストラの両膝が地に付く。
「…お前の充分な働きには感謝していたよ。今まですまなかったな、オルストラ」
「ぇ、偉そうに口聞いてんじゃねぇよ!!テメェのせいで、俺は何もかも……」
その氷剣の先には勇者がいた。
「……俺はお前が、ただ羨ましかったよ」
「……。あぁ、知っていた」
その一言を最期にアルベルトの剣によって、オルストラの首が宙に舞う。
「お前にも凄惨な血に塗れた過去があったのだろう。だが、お前を許せそうにない。これまでも、これからも……ずっと。すまない。本当にすまない。命の恩人に告げていいような事ではないと分かっていたのに、言わずにはいられなかった」
「……お前はあの時の生き残りか」
その言葉に拳を握りしめる。
「あぁ、そうだッ!」
ウェストラは天を仰ぐ。
「もう時期、夜明けだ。お前らどうせ寝てないんだろ。少しは眠った方がいい。消すぞ」
呆れるウェストラと怒気の籠った言葉を放ったカース、そして、まるで人形のように、一切表情の変わらぬ勇者たちは、暗闇へと覆い隠された。
そして、静寂に包まれたエルフを除く勇者一行らも同様に、他の焚き火を囲っていた。
「ほら、連れてきてやったぞ」
「すまない」
大地に坐禅を組んだカースの目には、揺蕩う紅き豪炎ばかりがメラメラと映っている。
「……用はお前か?カース」
「あぁ、そうだ」
その一言にウェストラは剣幕なる顔つきに変貌していくが、二人はその素顔に目を向ける事なく、言葉を交わし続けた。
「要件だけを述べろ」
「俺は未だにお前の事をひどく恨んでいる。恐らく、この旅が終わった後もそれは変わらないだろう。だが、先日の行動に謝罪の念を伝えに、お前を此処に呼ばせてもらった」
「子供の駄々にも慣れている。気にするな」
ウェストラの面差しは憤りの域を超えて、目元を流れるように覆い隠しながら、延々とした嘆息をする。
「ハァ……ほんっとうに馬鹿」
「先ずは座って欲しい」
「……。直ぐに終わらせるのなら、その必要は無いだろう」
「いいや、少しばかり長くなりそうだ」
「何故だ?」
「あのなぁ、いいから黙って……」
「俺の今までの全てを語りたいからだ」
ウェストラの慈愛に溢れた言葉を、カースは平然と遮って、威風堂々と吐き捨てた。
「だとさ、さっさと座れよ永劫騎士様よ」
「夜明け迄には終わらせろ」
そう言い、渋々丸太の椅子に腰を下ろし、続くようにウェストラもその傍の席に着く。
「俺は数多の種族が現存する、この世界でごく一般的な個体の多い、人として生まれた。だが、皆が俗に云う忌子としての誕生だ。赤子の頃から、顔から四肢の皮膚に至るまで、柔な龍のような鱗に覆われた姿をしていたそうだ。当然、父母も血筋にも龍の混合種等は居なく、俺だけが龍の血を引く存在だった」
「……」
「……」
誰かがアルベルトに忍び寄っていく。
団長の背に緩やかに、慎重に、着実に、足音を忍ばせ、刃の影を静かに伸ばしていた。
その周囲にも数名の人影が闇に潜み、その行方を窺っていた。
「その事実を受け止められなかった父母は、俺を人の寄せ付けぬ狐狸の住み着く山奥へと捨ててしまったそうだ。……だが、乳飲子であったことが幸いし、俺の鳴き声が山々に谺して、数理先の魔族の棲まう地にまで響き渡っていた」
「…」
「其れ等、その魔族たちは龍の血を引く一族の末裔だった。周囲の国からの迫害を受け、逃げるように流れ着いていたと云う。南の最果て、確固たる意志がなくては決して辿り着けぬような場所。其処の小さな村を建てて、貧しくも気品失わず、助け合って生きていた」
団長の背後でピタリと歩みは止まる。
「俺はその地の名であった、セイクリッドと名付けられ、救い出してくれた親子の元で、息子のように育てられることとなった」
徐に刃を振り翳す。
「何事もなく平穏な数年が経ち、その親子の元には娘が授けられる。まだ、幼いながらも周囲の物は何でも食べてしまい、うっかり口から溢れ出した炎で、家を焼いてしまうような暴れん坊だったが、無邪気で本当に可愛い妹だった」
「チッ」
徐々に明るくなっていくカースの様に、頬杖を突いて聴いていたウェストラは、逃げるように他所に目を逸らした。
「ようやっと、一人でも立って歩けようになり、パパやママ、兄ちゃんなんて言えるようになった頃、赤子の竜を肩に乗せた幼い少年が、隣接する村や小国を襲っているという話が、そんな最果ての地にまで轟いていた」
「……」
「情報が絶たれた村だった事と龍の騎士との噂もあってか、村の者たちはあまり気には留めず、いつもながらの生活を送っていた。だが、その次の夜、俺はいつものように山菜やキノコを取りに、一人山奥へと進んでいった。人の灯りの届かぬ所には、絶景の夜空が広がっていたんだ。それを見ようと、空を見上げれば、無数の火種が天へと昇っていた。振り返るまでもなく明白に、その火の先には俺の、俺に無償の愛を与えた村があったよ。山賊か、盗賊風情が恐れ知らずに襲ったのだと己に言い聞かせながら、向かっていけば、子供たちの悲鳴が山々に谺した。まだ、ほんの幼い子供たちの声が、酷く耳に纏わりつき、悪夢か何かなのだと思い辿り着けば、何人もの、何十人もの遺体が大地を覆い尽くしていた。其処には、俺の家族の姿もあった」
振り下ろされた刃が首筋に触れんとした、その時。その者の、オルストラの胸には、不出来な氷剣が冷気を放ち、深く貫いていた。
「あ?」
あと一歩、あとほんの僅かに早ければ、あるいは、届いたかもしれないその刃は、むざむざと音を立てて、地に臥した。
遅れて、オルストラの両膝が地に付く。
「…お前の充分な働きには感謝していたよ。今まですまなかったな、オルストラ」
「ぇ、偉そうに口聞いてんじゃねぇよ!!テメェのせいで、俺は何もかも……」
その氷剣の先には勇者がいた。
「……俺はお前が、ただ羨ましかったよ」
「……。あぁ、知っていた」
その一言を最期にアルベルトの剣によって、オルストラの首が宙に舞う。
「お前にも凄惨な血に塗れた過去があったのだろう。だが、お前を許せそうにない。これまでも、これからも……ずっと。すまない。本当にすまない。命の恩人に告げていいような事ではないと分かっていたのに、言わずにはいられなかった」
「……お前はあの時の生き残りか」
その言葉に拳を握りしめる。
「あぁ、そうだッ!」
ウェストラは天を仰ぐ。
「もう時期、夜明けだ。お前らどうせ寝てないんだろ。少しは眠った方がいい。消すぞ」
呆れるウェストラと怒気の籠った言葉を放ったカース、そして、まるで人形のように、一切表情の変わらぬ勇者たちは、暗闇へと覆い隠された。
30
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる