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本編
旅立ちと水浴び
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「凄まじいな」
「あぁ、世界最強を謳うだけの事はある」
「一夜にして、この有様とは恐れ入ったよ」
ローレル小国の門前から数里、数千の魔物の亡骸と土泥が、大地を埋め尽くしていた。
「まぁ、後始末は我々の役目だがな」
一人の兵が、不安げに周囲に目を配る。
「……ウォリンズはどうした?」
「恐らく、まだ兵舎に居るのかと思います」
「私も今朝から奴の姿を目にしていません」
「あいつは人一倍愛国心の強い奴だからな。こんな惨状を放り出す訳、無いんだが……」
数十名の兵士が、数千の魔物の死体処理に悪戦苦闘する最中、ウォリンズも、冒険者たちも、勇者一行の姿さえも見当たらない。
激しく揺らいだ馬車の中で、エルフが煩慮の念を周囲の者たちに漏らしていた。
「あのままにしちゃって、大丈夫かなぁ?」
「さぁな、急に勇者の野郎が我儘言い出したんだから、俺たちは付いて行く他ないだろ」
「でも、何であんなこと言い出したんだろ」
「知らん。本人に聞け」
勇者一行は、騎士団とともに新たなる地へと、数十の馬車を並べ、歩みを進めていた。
「ねぇねぇ!」
「はいはい、何でしょうか?」
「ノースドラゴンってどういう意味?」
同じ馬車に同席する一人の兵団員に問う。
「ったく切り替え早いな、お前って」
「あぁ、それはですね。団長の恩師の名前から授かったものなんですよ」
「へぇー!」
相不変に、エルフは眼を炯々と輝かせる。
「まんまだな」
「あとさ、騎士団ってことは、階級があるんだよね?どう、決めてるっていうか、その~分かりやすく見せてるの?」
「それはですね、これが表してるんです」
胸に付けた羽根らしき徽章を取り外して、二人の前に差し出した。
「……羽根?」
「竜の鱗にも見えるが」
「これは竜の鱗で翼を模して造られた物です。羽根の数によって階級付けされており、団長が5枚、師団長が3枚、我々一般兵が1枚、となっているんです」
「お前たちは余程、竜が好きなんだな」
「えぇ!そりゃあ!もう!」
言葉を被せて食い気味に言い放って、目を眩いほどに輝かせながら、顔をすり寄せた。
「近付くんじゃねえよ、変態」
「あぁ、すみません!好きなモノにはつい、興奮しちゃいまして……ははは」
「勇者様の腕を見たら、腰抜かしちゃうね。きっと」
「腕?腕に何かあるんですか?」
「うん、それがさぁ、腕が……」
誰かが、口走ったエルフのブーツを足蹴にする。
疾くにその先に目を向ければ、鋭い視線と鬼気迫る形相を浮かべたウェストラがいた。
「っ!な、なんでもない」
「はぁ……?そうですか」
勇者と長が居並ぶ最前線の馬車にて、徐に籠手を外すと、団長は瞬く間に瞳孔を開く。
「あ、あぁ。これが、流石は恩師殿。成すことが我々の考える範疇を遥かに上回ります」
「意図してやった訳じゃないがな」
「だとしても、やはり因果か何かの糸に繋がれているのでしょうな。羨ましい限りです」
「フッ、そうか……。懐かしいな」
「……?」
「昔もこうやって、馬鹿な話に花を咲かせていただろう?」
「……馬鹿ではありませんが、そうですね。あの頃は、全てが新鮮で毎日興奮してばかりで、とても寝付きが悪かったんですよね」
「よく言うな。お前のいびきの悪さと、眠りの深さには、何度、手を焼いたことか」
「ハッハッハッ!そうでしたかな!」
「もう時期、全てが終わる。そうしたらまた、お前たちを連れて何処かに行くのも、ありかもしれんな」
「その時は、地の果てだろうが、地獄の底だろうが、喜んでお供しますよ」
両者の会話は他の誰よりも弾んでいたが、団長は決して己の得物の鞘を手放さず、勇者は常に右手を空けていた。
「野営地展は決めているのか?」
「えぇ、此処の地理に詳しい者がおりまして。その通りに行きますと、あと一刻も経たずに、水浴びもできる森林に着くでしょう」
「そうか」
アルベルトはそっと一瞥する。
煌々たる鎧を纏った、勇者の体躯を。
「何だ?何か付いていたか?」
「いえ、ただ匂わないな。と、思いまして」
不思議そうにボソッと囁く。
「…?」
勇者はアルベルトの囁きに小首を傾げながらも、次なる地に向かう前に視線を移した。
波乱が巻き起こるであろう夜が、緩やかにその光の絶たれた影が漂い始めるまで……。
全ての者たちは笑みを浮かべていた。
そして、村程度の森林に足を踏み入れる。
「よし、馬は補給場を確保して休ませ、念のために、全ての荷馬車に結界魔法を張り巡らせておけ!もう時期、夜だ。女から順に水浴びに入ってくれ。男連中は、もう一仕事こなしてから、酒浴びだ!!」
「ォォ!!」
「オォッッ!!」
「シャァァッッ!!」
辿り着いた一行は、それぞれの残された仕事に着手し始め、ウェストラとオルストラの二人と勇者たちは、ひっそりと身を隠した。
「精鋭様!」
「ん?」
騎士団の女一群が微笑んで、忙しない兵団員たちを眺めていたエルフに、語り掛ける。
「宜しければ、ご一緒に如何ですか?」
「良いの?」
「是非!」
「……うん!」
その笑みに呼応し、その者たちとともに、茂みの中へと身を潜めていった。
「……へへ!ようやっとか!」
「馬鹿が、静かにしろ!」
水浴びに戯れる緑地へと、足音を忍ばせ、慎重に歩みを進めていく二人の兵団員たち。
醜悪なる笑みを浮かべ、無駄話に花を咲かせながらも、決して周囲の人影に対する警戒だけは、決して怠らずにいた。
「何のつもりだ?」
「あ?」
だが、花冠を大事そうに持ったカースが、あと少しの所だった二人の元に立ち塞がる。
坐禅を組んで、暗愚な逆襲者たちに、龍の如く、鋭い眼差しを突き刺した。
静寂。
一人の兵士が息を呑んで、緩やかに得物に手を掛けんとする。
「……チッ!」
だが。
「行くぞ!」
「あ?あぁ、でもよぉ」
「いいから、黙って来い!」
二人は目的地を前にして渋々踵を返して、往来の激しき荷馬車に歩みを戻していった。
「あのような不逞の輩のせいで、我々騎士団の誉が廃っていってしまうのだ」
「まーた愚痴垂れてんなぁ、爺さんよ!」
若き兵士が酒瓶片手に、木陰の幹に背を凭れ掛け、静かに目を閉ざして潜んだ、翁へと近づいていく。
「元はと言えば、村の連中との金品と食料の交換の最中、奴等が愚行に走ったせいで、このような事態を招いてしまったのだぞ」
「あぁ、世界最強を謳うだけの事はある」
「一夜にして、この有様とは恐れ入ったよ」
ローレル小国の門前から数里、数千の魔物の亡骸と土泥が、大地を埋め尽くしていた。
「まぁ、後始末は我々の役目だがな」
一人の兵が、不安げに周囲に目を配る。
「……ウォリンズはどうした?」
「恐らく、まだ兵舎に居るのかと思います」
「私も今朝から奴の姿を目にしていません」
「あいつは人一倍愛国心の強い奴だからな。こんな惨状を放り出す訳、無いんだが……」
数十名の兵士が、数千の魔物の死体処理に悪戦苦闘する最中、ウォリンズも、冒険者たちも、勇者一行の姿さえも見当たらない。
激しく揺らいだ馬車の中で、エルフが煩慮の念を周囲の者たちに漏らしていた。
「あのままにしちゃって、大丈夫かなぁ?」
「さぁな、急に勇者の野郎が我儘言い出したんだから、俺たちは付いて行く他ないだろ」
「でも、何であんなこと言い出したんだろ」
「知らん。本人に聞け」
勇者一行は、騎士団とともに新たなる地へと、数十の馬車を並べ、歩みを進めていた。
「ねぇねぇ!」
「はいはい、何でしょうか?」
「ノースドラゴンってどういう意味?」
同じ馬車に同席する一人の兵団員に問う。
「ったく切り替え早いな、お前って」
「あぁ、それはですね。団長の恩師の名前から授かったものなんですよ」
「へぇー!」
相不変に、エルフは眼を炯々と輝かせる。
「まんまだな」
「あとさ、騎士団ってことは、階級があるんだよね?どう、決めてるっていうか、その~分かりやすく見せてるの?」
「それはですね、これが表してるんです」
胸に付けた羽根らしき徽章を取り外して、二人の前に差し出した。
「……羽根?」
「竜の鱗にも見えるが」
「これは竜の鱗で翼を模して造られた物です。羽根の数によって階級付けされており、団長が5枚、師団長が3枚、我々一般兵が1枚、となっているんです」
「お前たちは余程、竜が好きなんだな」
「えぇ!そりゃあ!もう!」
言葉を被せて食い気味に言い放って、目を眩いほどに輝かせながら、顔をすり寄せた。
「近付くんじゃねえよ、変態」
「あぁ、すみません!好きなモノにはつい、興奮しちゃいまして……ははは」
「勇者様の腕を見たら、腰抜かしちゃうね。きっと」
「腕?腕に何かあるんですか?」
「うん、それがさぁ、腕が……」
誰かが、口走ったエルフのブーツを足蹴にする。
疾くにその先に目を向ければ、鋭い視線と鬼気迫る形相を浮かべたウェストラがいた。
「っ!な、なんでもない」
「はぁ……?そうですか」
勇者と長が居並ぶ最前線の馬車にて、徐に籠手を外すと、団長は瞬く間に瞳孔を開く。
「あ、あぁ。これが、流石は恩師殿。成すことが我々の考える範疇を遥かに上回ります」
「意図してやった訳じゃないがな」
「だとしても、やはり因果か何かの糸に繋がれているのでしょうな。羨ましい限りです」
「フッ、そうか……。懐かしいな」
「……?」
「昔もこうやって、馬鹿な話に花を咲かせていただろう?」
「……馬鹿ではありませんが、そうですね。あの頃は、全てが新鮮で毎日興奮してばかりで、とても寝付きが悪かったんですよね」
「よく言うな。お前のいびきの悪さと、眠りの深さには、何度、手を焼いたことか」
「ハッハッハッ!そうでしたかな!」
「もう時期、全てが終わる。そうしたらまた、お前たちを連れて何処かに行くのも、ありかもしれんな」
「その時は、地の果てだろうが、地獄の底だろうが、喜んでお供しますよ」
両者の会話は他の誰よりも弾んでいたが、団長は決して己の得物の鞘を手放さず、勇者は常に右手を空けていた。
「野営地展は決めているのか?」
「えぇ、此処の地理に詳しい者がおりまして。その通りに行きますと、あと一刻も経たずに、水浴びもできる森林に着くでしょう」
「そうか」
アルベルトはそっと一瞥する。
煌々たる鎧を纏った、勇者の体躯を。
「何だ?何か付いていたか?」
「いえ、ただ匂わないな。と、思いまして」
不思議そうにボソッと囁く。
「…?」
勇者はアルベルトの囁きに小首を傾げながらも、次なる地に向かう前に視線を移した。
波乱が巻き起こるであろう夜が、緩やかにその光の絶たれた影が漂い始めるまで……。
全ての者たちは笑みを浮かべていた。
そして、村程度の森林に足を踏み入れる。
「よし、馬は補給場を確保して休ませ、念のために、全ての荷馬車に結界魔法を張り巡らせておけ!もう時期、夜だ。女から順に水浴びに入ってくれ。男連中は、もう一仕事こなしてから、酒浴びだ!!」
「ォォ!!」
「オォッッ!!」
「シャァァッッ!!」
辿り着いた一行は、それぞれの残された仕事に着手し始め、ウェストラとオルストラの二人と勇者たちは、ひっそりと身を隠した。
「精鋭様!」
「ん?」
騎士団の女一群が微笑んで、忙しない兵団員たちを眺めていたエルフに、語り掛ける。
「宜しければ、ご一緒に如何ですか?」
「良いの?」
「是非!」
「……うん!」
その笑みに呼応し、その者たちとともに、茂みの中へと身を潜めていった。
「……へへ!ようやっとか!」
「馬鹿が、静かにしろ!」
水浴びに戯れる緑地へと、足音を忍ばせ、慎重に歩みを進めていく二人の兵団員たち。
醜悪なる笑みを浮かべ、無駄話に花を咲かせながらも、決して周囲の人影に対する警戒だけは、決して怠らずにいた。
「何のつもりだ?」
「あ?」
だが、花冠を大事そうに持ったカースが、あと少しの所だった二人の元に立ち塞がる。
坐禅を組んで、暗愚な逆襲者たちに、龍の如く、鋭い眼差しを突き刺した。
静寂。
一人の兵士が息を呑んで、緩やかに得物に手を掛けんとする。
「……チッ!」
だが。
「行くぞ!」
「あ?あぁ、でもよぉ」
「いいから、黙って来い!」
二人は目的地を前にして渋々踵を返して、往来の激しき荷馬車に歩みを戻していった。
「あのような不逞の輩のせいで、我々騎士団の誉が廃っていってしまうのだ」
「まーた愚痴垂れてんなぁ、爺さんよ!」
若き兵士が酒瓶片手に、木陰の幹に背を凭れ掛け、静かに目を閉ざして潜んだ、翁へと近づいていく。
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