20 / 52
本編
戦争の引き金となった男
しおりを挟む
「過去語りはあまり好きじゃない。その者にとって都合の良いように改竄されているからな」
「史実と照らし合わせるためにも、必要なことだろう?」
「……知ってどうする?」
「ただ、真実を伝えたいだけだ」
「西諸国の連中に唆されたな。大方、『真実は我々にある』などと、恥ずかしげもなく宣ったのだろう」
「偽りに塗れたお前よりかは、幾分かは信憑性があるだろう」
「敗戦国の言葉に耳を貸すなど、甚だ疑問だがな……」
「お前には分からないだろう……」
勇者の背後に何かが忍び寄る。足音を忍ばせ、息を殺しながら、淡々と。
だが、着実にその歩みを進めていく。
「……まだ死ぬ訳にはいかない」
「それはお前が勇者だからか?」
「……」
「ならば、俺が次の勇者となろう」
サクッと木葉を踏みしめる音が響くとともに、勇者は疾くに視線だけで一瞥する。
微かに歪む光景。
ほんの少し目を凝らせば、気づけるほどに、さながら水面が波打つように、地面が、木々が、空間が泳いでいた。
何かが勇者に迫る。
「ハァ……」
ウェストラにふと目を向ければ、同じように、煌々たるナイフを握りしめ、振るっていた。
勇者はその手首を鷲掴みにし、くるりと捻ってナイフを地に落とし、静かに目を瞑る。
勇者の背にピタリと掌が付くとともに、その姿を露わにした。
勇者は噎せ返るように、唾液を多分に含んだ蒼き楕円の水晶体を吐き出した。
パキパキと亀裂が走っていき、精霊が勢いよく飛び出す。
慌ただしく勇者の口へ戻っていく最中に、ウェストラが精霊の腹を鷲掴みにするように握りしめる。
精霊は小さき体躯を縦横無尽に暴れ回るが、それを気に掛ける様子さえ見せずに、慎重に数歩と後ずさっていく。
「お前を殺すのは全てを聞いてからだ。無論、本心をな」
「瘴気に当たるぞ」
「なら、ついでにこの森林を焼き払おう」
カースが鬼気迫る形相を浮かべ、茂みから緩慢に姿を現した。
「冒険者殺しの紅き北竜。ヒスロア・ノースドラゴン。貴様は何故、俺の妹を殺した!!」
「ハッ。かつての俺も貴様らのように憎しみに駆られていたな。俺から兄を奪った北大国の王に復讐を誓ったように……」
「……」
「始まりは先代の王にあった。先代は数多の罪人を赦し、他国の者までも慈しみ、慮る者だった。だが、王としての器は成してなどいない、叶うはずもない理想を赤裸々に語る、浅はかで矮小で憐れな男だったよ。全く、どいつもコイツも…そんなに知りたいのなら、冥土の土産に教えてやろう。俺の全てをな」
「北の先代が健在の頃は、一度たりとも戦争など起きていない」
「だからこそ、他の三大国の圧政により理不尽な法律の締結から軍備縮小に至るまで、その全てが奴の汚点に塗れた行いだ」
「それでも、血は流れなかった」
「代わりに、民は飢饉に喘いでいたがな」
「……」
「一人の人間としては誉高き生き様であっただろう。だが、大国の長としては今までにない愚者だ。自らの国を礎として、柱となる国民を大勢、見殺しにした独裁者だ。故に…」
「民によって殺されたと?」
「あぁ、暴動の中心に居たのが奴の運の尽きだ。骨と皮ばかりの夥しい数の国民によって嬲り殺しにされ、新たなる王が誕生した」
「ふざけた政策を行う、奴こそが本当の独裁者だろう」
「あぁ、だが、国は栄え、国民たちは平穏を取り戻した」
「その為にどれだけの人間を生贄に捧げた!」
「自らを欺くために綺麗事を並べ、半端な正義と倫理を保つ貴様らには到底理解できないだろう。過去の俺がそうだったようにな」
「……?」
「人口減少と軍備縮小を余儀なくされた北の王の取った裏の政策は、冒険者狩りだった。それも他の大国の連中のやがては戦争の主力となる逸材を抹殺するための前準備だったのだろうな。始めは体のいいことを聞かされ、考えなしに全ての命令に異議を唱えず、頷いていた」
「何故、貴様が指示を仰ぐ!?」
「先も言ったように、先代の意思は俺が継ぐ。そのために縁もゆかりも無い、大勢の者たちを虐殺し、虹龍討伐作戦にも参加した。だが、全てが八百長だった、戦争の引き金となるための口実造りに過ぎなかった」
「虹龍……」
「何処かの国では神獣として祀られていたらしいが、それも今となっては計画の範疇だったのだろうな。初めから討伐隊に信奉者を忍ばせ、作戦遂行と同時期に仲間の殺し合いが始まった。同じ釜で飯を食い、死線を潜ってきた仲間たちを大勢殺し、息尽き果てるまで、刃を握りしめていた。残された仲間たちと共に虹龍の元へ向かえば、当然のように数千の竜を連れ、俺たちを歓迎した。咽び泣きながら焼け焦げていく仲間を、逃げ惑う者たちを庇うように前線に飛び出した勇士が、灰も残らぬほどに燃やし尽くされ、気付けばただ俺一人だけが残っていた。数千の竜が天を地を覆い尽くし、まるで弄ぶかのように虹龍は俺を嬲り続けた」
「そして、お前だけが祖国へと帰還し、戦争が始まった」
「あぁ、その国と対立関係であった西諸国の目論見であったと世界に告げてな」
「ゲスがッッ!!」
「貴様が手段も選ばずに大勢の者達をッ!」
「手段だと!?倫理を通して何が守れる!!正義を為して、明日に何が残る!?手段を捨てて勝ちを掴み取らなければ、未来にあるのは際限なく続く石碑の山だけだ!そうして、大勝した北諸国の英雄として向かえられた俺はようやっと玉座の間で、王と俺の対面を迎えることが叶った。ようやっと長きに渡る復讐劇にも幕が下りる。そう思ったよ」
「何故、その時に殺さなかった!!生かしていなければ、獣族たちは奴隷になどならなかった」
「頭上に振り上げた刃を下ろせば、一瞬にして容易に終わっただろう。だが、次は誰だ。誰が悪魔となり弱小国を世界に名を馳せる大国へと返り咲くことを叶えることができる!再び、叶わぬ理想を掲げる者が座すか、肥えた雌豚のように太り、着飾った装飾を纏う屑が王冠を奪うか!数多の犠牲の上に成した平穏を享受する多くの民たちに終わらぬ闇を齎し、全てを無に帰すか!?」
「あのエルフも奴隷制度の産物だろう!!」
「エルフ、ドワーフ、魔族、アクア、ヒリュウその大半が世界人口の5割を占める北大国に棲まうことを自らが選択している。解るか!?これが現実だ!遠大な理想ばかりを長々と語り、実力も持ち合わせぬ貴様らが、世界を混沌に導き、現状を見据えた悪魔だけが、世界を正常なる道筋へと変えられる!」
「ったく、ようやっと話は終わったか?つまりお前は、独裁者の麾下《きか》に堕ちた訳だろ?」
「言い遺した言葉はあるかッッ!!」
「利己的な衝動に駆られた貴様らと、国を背負った今の俺では天地がひっくり返ろとも、勝敗が覆ることはない」
「俺の意思だけじゃねえよ。俺だけじゃない……俺はそのために……フッー……」
其々が徐に得物を握りしめる。
「言い遺したことはあるか?」
「言い遺したことはあるか…ッ!!」
「その言葉、そのまま返そうか」
「史実と照らし合わせるためにも、必要なことだろう?」
「……知ってどうする?」
「ただ、真実を伝えたいだけだ」
「西諸国の連中に唆されたな。大方、『真実は我々にある』などと、恥ずかしげもなく宣ったのだろう」
「偽りに塗れたお前よりかは、幾分かは信憑性があるだろう」
「敗戦国の言葉に耳を貸すなど、甚だ疑問だがな……」
「お前には分からないだろう……」
勇者の背後に何かが忍び寄る。足音を忍ばせ、息を殺しながら、淡々と。
だが、着実にその歩みを進めていく。
「……まだ死ぬ訳にはいかない」
「それはお前が勇者だからか?」
「……」
「ならば、俺が次の勇者となろう」
サクッと木葉を踏みしめる音が響くとともに、勇者は疾くに視線だけで一瞥する。
微かに歪む光景。
ほんの少し目を凝らせば、気づけるほどに、さながら水面が波打つように、地面が、木々が、空間が泳いでいた。
何かが勇者に迫る。
「ハァ……」
ウェストラにふと目を向ければ、同じように、煌々たるナイフを握りしめ、振るっていた。
勇者はその手首を鷲掴みにし、くるりと捻ってナイフを地に落とし、静かに目を瞑る。
勇者の背にピタリと掌が付くとともに、その姿を露わにした。
勇者は噎せ返るように、唾液を多分に含んだ蒼き楕円の水晶体を吐き出した。
パキパキと亀裂が走っていき、精霊が勢いよく飛び出す。
慌ただしく勇者の口へ戻っていく最中に、ウェストラが精霊の腹を鷲掴みにするように握りしめる。
精霊は小さき体躯を縦横無尽に暴れ回るが、それを気に掛ける様子さえ見せずに、慎重に数歩と後ずさっていく。
「お前を殺すのは全てを聞いてからだ。無論、本心をな」
「瘴気に当たるぞ」
「なら、ついでにこの森林を焼き払おう」
カースが鬼気迫る形相を浮かべ、茂みから緩慢に姿を現した。
「冒険者殺しの紅き北竜。ヒスロア・ノースドラゴン。貴様は何故、俺の妹を殺した!!」
「ハッ。かつての俺も貴様らのように憎しみに駆られていたな。俺から兄を奪った北大国の王に復讐を誓ったように……」
「……」
「始まりは先代の王にあった。先代は数多の罪人を赦し、他国の者までも慈しみ、慮る者だった。だが、王としての器は成してなどいない、叶うはずもない理想を赤裸々に語る、浅はかで矮小で憐れな男だったよ。全く、どいつもコイツも…そんなに知りたいのなら、冥土の土産に教えてやろう。俺の全てをな」
「北の先代が健在の頃は、一度たりとも戦争など起きていない」
「だからこそ、他の三大国の圧政により理不尽な法律の締結から軍備縮小に至るまで、その全てが奴の汚点に塗れた行いだ」
「それでも、血は流れなかった」
「代わりに、民は飢饉に喘いでいたがな」
「……」
「一人の人間としては誉高き生き様であっただろう。だが、大国の長としては今までにない愚者だ。自らの国を礎として、柱となる国民を大勢、見殺しにした独裁者だ。故に…」
「民によって殺されたと?」
「あぁ、暴動の中心に居たのが奴の運の尽きだ。骨と皮ばかりの夥しい数の国民によって嬲り殺しにされ、新たなる王が誕生した」
「ふざけた政策を行う、奴こそが本当の独裁者だろう」
「あぁ、だが、国は栄え、国民たちは平穏を取り戻した」
「その為にどれだけの人間を生贄に捧げた!」
「自らを欺くために綺麗事を並べ、半端な正義と倫理を保つ貴様らには到底理解できないだろう。過去の俺がそうだったようにな」
「……?」
「人口減少と軍備縮小を余儀なくされた北の王の取った裏の政策は、冒険者狩りだった。それも他の大国の連中のやがては戦争の主力となる逸材を抹殺するための前準備だったのだろうな。始めは体のいいことを聞かされ、考えなしに全ての命令に異議を唱えず、頷いていた」
「何故、貴様が指示を仰ぐ!?」
「先も言ったように、先代の意思は俺が継ぐ。そのために縁もゆかりも無い、大勢の者たちを虐殺し、虹龍討伐作戦にも参加した。だが、全てが八百長だった、戦争の引き金となるための口実造りに過ぎなかった」
「虹龍……」
「何処かの国では神獣として祀られていたらしいが、それも今となっては計画の範疇だったのだろうな。初めから討伐隊に信奉者を忍ばせ、作戦遂行と同時期に仲間の殺し合いが始まった。同じ釜で飯を食い、死線を潜ってきた仲間たちを大勢殺し、息尽き果てるまで、刃を握りしめていた。残された仲間たちと共に虹龍の元へ向かえば、当然のように数千の竜を連れ、俺たちを歓迎した。咽び泣きながら焼け焦げていく仲間を、逃げ惑う者たちを庇うように前線に飛び出した勇士が、灰も残らぬほどに燃やし尽くされ、気付けばただ俺一人だけが残っていた。数千の竜が天を地を覆い尽くし、まるで弄ぶかのように虹龍は俺を嬲り続けた」
「そして、お前だけが祖国へと帰還し、戦争が始まった」
「あぁ、その国と対立関係であった西諸国の目論見であったと世界に告げてな」
「ゲスがッッ!!」
「貴様が手段も選ばずに大勢の者達をッ!」
「手段だと!?倫理を通して何が守れる!!正義を為して、明日に何が残る!?手段を捨てて勝ちを掴み取らなければ、未来にあるのは際限なく続く石碑の山だけだ!そうして、大勝した北諸国の英雄として向かえられた俺はようやっと玉座の間で、王と俺の対面を迎えることが叶った。ようやっと長きに渡る復讐劇にも幕が下りる。そう思ったよ」
「何故、その時に殺さなかった!!生かしていなければ、獣族たちは奴隷になどならなかった」
「頭上に振り上げた刃を下ろせば、一瞬にして容易に終わっただろう。だが、次は誰だ。誰が悪魔となり弱小国を世界に名を馳せる大国へと返り咲くことを叶えることができる!再び、叶わぬ理想を掲げる者が座すか、肥えた雌豚のように太り、着飾った装飾を纏う屑が王冠を奪うか!数多の犠牲の上に成した平穏を享受する多くの民たちに終わらぬ闇を齎し、全てを無に帰すか!?」
「あのエルフも奴隷制度の産物だろう!!」
「エルフ、ドワーフ、魔族、アクア、ヒリュウその大半が世界人口の5割を占める北大国に棲まうことを自らが選択している。解るか!?これが現実だ!遠大な理想ばかりを長々と語り、実力も持ち合わせぬ貴様らが、世界を混沌に導き、現状を見据えた悪魔だけが、世界を正常なる道筋へと変えられる!」
「ったく、ようやっと話は終わったか?つまりお前は、独裁者の麾下《きか》に堕ちた訳だろ?」
「言い遺した言葉はあるかッッ!!」
「利己的な衝動に駆られた貴様らと、国を背負った今の俺では天地がひっくり返ろとも、勝敗が覆ることはない」
「俺の意思だけじゃねえよ。俺だけじゃない……俺はそのために……フッー……」
其々が徐に得物を握りしめる。
「言い遺したことはあるか?」
「言い遺したことはあるか…ッ!!」
「その言葉、そのまま返そうか」
30
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界転移した町民Aは普通の生活を所望します!!
コスモクイーンハート
ファンタジー
異世界転移してしまった女子高生の合田結菜はある高難度ダンジョンで一人放置されていた。そんな結菜を冒険者育成クラン《炎樹の森》の冒険者達が保護してくれる。ダンジョンの大きな狼さんをもふもふしたり、テイムしちゃったり……。
何気にチートな結菜だが、本人は普通の生活がしたかった。
本人の望み通りしばらくは普通の生活をすることができたが……。勇者に担がれて早朝に誘拐された日を境にそんな生活も終わりを告げる。
何で⁉私を誘拐してもいいことないよ⁉
何だかんだ、半分無意識にチートっぷりを炸裂しながらも己の普通の生活の(自分が自由に行動できるようにする)ために今日も元気に異世界を爆走します‼
※現代の知識活かしちゃいます‼料理と物作りで改革します‼←地球と比べてむっちゃ不便だから。
#更新は不定期になりそう
#一話だいたい2000字をめどにして書いています(長くも短くもなるかも……)
#感想お待ちしてます‼どしどしカモン‼(誹謗中傷はNGだよ?)
#頑張るので、暖かく見守ってください笑
#誤字脱字があれば指摘お願いします!
#いいなと思ったらお気に入り登録してくれると幸いです(〃∇〃)
#チートがずっとあるわけではないです。(何気なく時たまありますが……。)普通にファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる