15 / 52
本編
影から出でし鎧武者
しおりを挟む
身籠るエルフを不安げに一瞥する。
「外に出した方が良かったんじゃないか?」
「下手に動くより安全だろう」
「なら、もっと見晴らしの良い場所にするべきだったろうが」
「あぁ、全くもってその通りだ。省みるよ」
玉座の間に飛び交う土石の瓦礫とともに、ぶんぶんと砲声なる拳を振るい回し、未だ弱点の掴めぬ二人は、息を揃えて首筋を掠める刃を、幾度となく紙一重で躱していた。
「流石に魔族に魔力制限は荷が重かったか!」
「あぁ、そのようだな」
「案を出せ!」
「封印石の破壊が最優先だ。兎にも角にも、あの鎧に傷を付けなければ、話にならない」
「その肝心な核が見つかっていないんだろうが……ッ!」
「こんな殺風景な場所に隠し場所など無い」
「つまり…」
「あぁ、恐らくはあの鎧の何かしらだろう」
「剣か!?」
「鎧の中が空ならば、内包している可能性が高いな」
「なら…」
「だが、あの剣の禍々しい宝石は、ただの飾りじゃないだろう」
「俺が隙を作ろう、お前は宝石をやれ!!」
「承知した」
ウェストラは魔導書を片手に、死が彷徨う最前線へと潜り込んだ。
「喋れないのか?この野郎」
この場では、全裸に似つかわしい魔法使いに、鎧は禽獣たる黒き眼差しを向けた。
じりじりと間合いを詰める。
鎧が大剣を頭上に振り翳し、カースに振るう間際、慎重に進みゆくウェストラに踵を巡らした。
「あっ……」
そのまま流れるようにウェストラに刃を振るう。
唖然とした表情で茫然と立ち尽くす。
「なーんてなぁ?」
浮かび上がる影から忽然とせり出す黒き二つの刃が交差し、鎧の兜を掠めた。
ほんの僅かに宙に浮く兜を目掛けて、足を蹴り上げる。
だが、忽然と鎧の影から現れし者。
二本の妖刀を携えし武者。
「我、主人の危機にて馳せ参じたり」
「は?」
蹴り上げたウェストラの右足が宙を舞う。
血飛沫と共に円を描いてふわりと浮かぶ。
「不遜なる狼藉者よ、切り捨て御免」
「チッ!」
第二撃の刃を首を目掛けて斜に振るう。
「っっ!!」
カースは二人の間を割り込むように眼前に入り込み、連なる鱗を纏った右腕を翳した。
「はっ!?」
剣というには余りにも細く、弱々しい薄っぺらな金属の塊。
だが、それは龍をも断つ刃と化す。
刃は柔い葉野菜を切るように、スッと腕を軽々と裂いていく。
紅き鮮血たる血飛沫を噴き散らし、儚げに無数の鱗が宙を舞う。
僅かながらの一刹那。
カースの瞳に映るのは、掌を突き出した勇者の姿であった。
「サラマンダー……蒼ッ!!」
燃ゆる蒼炎が鎧武者を襲わんとする最中、背に跪く鎧が大剣を盾代わりに眼前に翳した。
刃にぶつかる焔は、纔かに突き抜ける小火を残して雲散霧消し、パチパチと乾いた音ばかりが鎧武者の兜に当たるだけであった。
「ホーリースピア」
思わぬ詠唱と伏兵。
瀬戸際に立たされたカースでさえも、其の声に振り向かされた。
殻を破ったエルフが樹木たる長杖から、神々しい光の槍を生み出していた。
凄まじい回転と共に放たれる渾身の一撃。
避けるには余りにも容易き間。
だが、それ故にカースの心臓に迫った刃は歩みを止めて、退き下がった。
一同は一斉に床を蹴り上げて飛び上がる。
地を抉り取っても尚、回転を止めぬ槍に皆が目を奪われて息を呑む最中、
「……」
武者だけが鮮血に染まった刃を眺めていた。
「不覚……次こそは必ずや仕留めまする」
「……」
再び、其々が刃を向ける。
「先ずはあの装飾の破壊からだ」
「あぁ」
「言われなくても分かってんだよ」
「ハァハァ…ッ!!」
静寂。
「サラマンダー…蒼ッ!!」
膨らむ籠手から、猛き蒼炎が荒れ狂う。
「この刃に切れぬもの無し」
流動体を二つに割くように一刀両断。
勇者は疾くに二人に目配せをする。
小さく頷くカースと、一瞥するウェストラたちは、失った足を立ち所に再生させ、足並みを揃えて駆け出した。
鎧は大剣を上段の構えで虎視眈々と機会を窺い、鎧武者は鞘に収めしもう一本の刀の鍔を小突くように爪弾き、刃を振り払う。
二刀流見参。
悠然たる二者の立ち振る舞いに、カースは臆すことなく猪突猛進し、其のやや後ろを走るウェストラは囁くように何かを唱える。
「汝、我の求めに今一度、応えよ。聖なる光を帯びて、獰悪を極めし武神を檻に閉ざせ」
勇者は瞳を瞑って立ち尽くす。
閉ざした眼前に仄かに浮き出る紫紺の陣。
氷剣を握りしめ、緩やかに重心を低く落としながら、溜め息を零すように吐き続ける。
「フーッッ……」
ポタポタと止め処なく鮮血が滴り落ちる。
全貌が映るほどの血溜まりを作り上げて。
「サンクトゥスカヴェア」
忽然と煌々たる黄金の眩い光が鎧武者を取り囲む。
鎧武者は咄嗟に右の刀を逆手に持ち変え、刃を振り投げる。
カースの耳を貫き、胸元に突き刺さる。
ウェストラに鋭い衝撃が走り、仰け反る。
「ッッ!10秒…いや3秒だ!!」
「充分だ」
鎧は勇者の前方に予め刃を斜に突き立てる。
勇者は徐に目を開くとともに、足を乗せながら首元から水平に刃を振るう。
一閃。
瞬く間に鎧の懐に潜り込みながら、双方のぶつかり合う視線。
決する。
鎧を横切った勇者と仁王立ちする鎧。
其れ等の間の頭上に舞う。
二足の片割れ。
勇者は膝から崩れ落ちる。
だが、
パキッ!っと突き立てた大剣の宝石に亀裂が走る。
「見事」
其の一言と共に宝石は打ち砕かれる。
「外に出した方が良かったんじゃないか?」
「下手に動くより安全だろう」
「なら、もっと見晴らしの良い場所にするべきだったろうが」
「あぁ、全くもってその通りだ。省みるよ」
玉座の間に飛び交う土石の瓦礫とともに、ぶんぶんと砲声なる拳を振るい回し、未だ弱点の掴めぬ二人は、息を揃えて首筋を掠める刃を、幾度となく紙一重で躱していた。
「流石に魔族に魔力制限は荷が重かったか!」
「あぁ、そのようだな」
「案を出せ!」
「封印石の破壊が最優先だ。兎にも角にも、あの鎧に傷を付けなければ、話にならない」
「その肝心な核が見つかっていないんだろうが……ッ!」
「こんな殺風景な場所に隠し場所など無い」
「つまり…」
「あぁ、恐らくはあの鎧の何かしらだろう」
「剣か!?」
「鎧の中が空ならば、内包している可能性が高いな」
「なら…」
「だが、あの剣の禍々しい宝石は、ただの飾りじゃないだろう」
「俺が隙を作ろう、お前は宝石をやれ!!」
「承知した」
ウェストラは魔導書を片手に、死が彷徨う最前線へと潜り込んだ。
「喋れないのか?この野郎」
この場では、全裸に似つかわしい魔法使いに、鎧は禽獣たる黒き眼差しを向けた。
じりじりと間合いを詰める。
鎧が大剣を頭上に振り翳し、カースに振るう間際、慎重に進みゆくウェストラに踵を巡らした。
「あっ……」
そのまま流れるようにウェストラに刃を振るう。
唖然とした表情で茫然と立ち尽くす。
「なーんてなぁ?」
浮かび上がる影から忽然とせり出す黒き二つの刃が交差し、鎧の兜を掠めた。
ほんの僅かに宙に浮く兜を目掛けて、足を蹴り上げる。
だが、忽然と鎧の影から現れし者。
二本の妖刀を携えし武者。
「我、主人の危機にて馳せ参じたり」
「は?」
蹴り上げたウェストラの右足が宙を舞う。
血飛沫と共に円を描いてふわりと浮かぶ。
「不遜なる狼藉者よ、切り捨て御免」
「チッ!」
第二撃の刃を首を目掛けて斜に振るう。
「っっ!!」
カースは二人の間を割り込むように眼前に入り込み、連なる鱗を纏った右腕を翳した。
「はっ!?」
剣というには余りにも細く、弱々しい薄っぺらな金属の塊。
だが、それは龍をも断つ刃と化す。
刃は柔い葉野菜を切るように、スッと腕を軽々と裂いていく。
紅き鮮血たる血飛沫を噴き散らし、儚げに無数の鱗が宙を舞う。
僅かながらの一刹那。
カースの瞳に映るのは、掌を突き出した勇者の姿であった。
「サラマンダー……蒼ッ!!」
燃ゆる蒼炎が鎧武者を襲わんとする最中、背に跪く鎧が大剣を盾代わりに眼前に翳した。
刃にぶつかる焔は、纔かに突き抜ける小火を残して雲散霧消し、パチパチと乾いた音ばかりが鎧武者の兜に当たるだけであった。
「ホーリースピア」
思わぬ詠唱と伏兵。
瀬戸際に立たされたカースでさえも、其の声に振り向かされた。
殻を破ったエルフが樹木たる長杖から、神々しい光の槍を生み出していた。
凄まじい回転と共に放たれる渾身の一撃。
避けるには余りにも容易き間。
だが、それ故にカースの心臓に迫った刃は歩みを止めて、退き下がった。
一同は一斉に床を蹴り上げて飛び上がる。
地を抉り取っても尚、回転を止めぬ槍に皆が目を奪われて息を呑む最中、
「……」
武者だけが鮮血に染まった刃を眺めていた。
「不覚……次こそは必ずや仕留めまする」
「……」
再び、其々が刃を向ける。
「先ずはあの装飾の破壊からだ」
「あぁ」
「言われなくても分かってんだよ」
「ハァハァ…ッ!!」
静寂。
「サラマンダー…蒼ッ!!」
膨らむ籠手から、猛き蒼炎が荒れ狂う。
「この刃に切れぬもの無し」
流動体を二つに割くように一刀両断。
勇者は疾くに二人に目配せをする。
小さく頷くカースと、一瞥するウェストラたちは、失った足を立ち所に再生させ、足並みを揃えて駆け出した。
鎧は大剣を上段の構えで虎視眈々と機会を窺い、鎧武者は鞘に収めしもう一本の刀の鍔を小突くように爪弾き、刃を振り払う。
二刀流見参。
悠然たる二者の立ち振る舞いに、カースは臆すことなく猪突猛進し、其のやや後ろを走るウェストラは囁くように何かを唱える。
「汝、我の求めに今一度、応えよ。聖なる光を帯びて、獰悪を極めし武神を檻に閉ざせ」
勇者は瞳を瞑って立ち尽くす。
閉ざした眼前に仄かに浮き出る紫紺の陣。
氷剣を握りしめ、緩やかに重心を低く落としながら、溜め息を零すように吐き続ける。
「フーッッ……」
ポタポタと止め処なく鮮血が滴り落ちる。
全貌が映るほどの血溜まりを作り上げて。
「サンクトゥスカヴェア」
忽然と煌々たる黄金の眩い光が鎧武者を取り囲む。
鎧武者は咄嗟に右の刀を逆手に持ち変え、刃を振り投げる。
カースの耳を貫き、胸元に突き刺さる。
ウェストラに鋭い衝撃が走り、仰け反る。
「ッッ!10秒…いや3秒だ!!」
「充分だ」
鎧は勇者の前方に予め刃を斜に突き立てる。
勇者は徐に目を開くとともに、足を乗せながら首元から水平に刃を振るう。
一閃。
瞬く間に鎧の懐に潜り込みながら、双方のぶつかり合う視線。
決する。
鎧を横切った勇者と仁王立ちする鎧。
其れ等の間の頭上に舞う。
二足の片割れ。
勇者は膝から崩れ落ちる。
だが、
パキッ!っと突き立てた大剣の宝石に亀裂が走る。
「見事」
其の一言と共に宝石は打ち砕かれる。
30
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる