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20.理不尽だ!
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「気を取り直して、私はアウレス・カレンデューラだ。ロベルトとは騎士学校の同期でね」
「ちょっ!」
「えっ!?ロベルト騎士学校通ってたの!?」
団長さんが、さりげなく指先で目尻を拭いながらあっけらかんと言った。その言葉に、言うつもりがなかったのかロベルトまで驚いている。
ロベルトなら、騎士団にも入れただろうにどうして。そんな疑問が喉まで出かかってなんとか堪えた。
気にはなるけど、今は団長さんに貴重な時間を頂いている身だ。それに、ロベルトはあまり言いたくないことのようだし、ここで聞くべきではない。
「失礼しました。団長さま、本日はお願いがあって参りました」
団長さんに向き直り、知りうる限り丁寧な言葉で話す。だが、俺の言葉が間違っていたのか、きょとんとした表情をされてしまった。
「気にならないのか?」
「あ....いえ、気にならないと言えば嘘になりますが..今聞くべきではないかと....」
「ほう?なぜだ?」
「私は団長さまに貴重なお時間を頂いている身ですし、ロベルトはあまり言いたくないようなので...」
先程思ったことをそのまま言葉にして伝えると、目をぱちぱちと瞬かせてガン見してくる。
え?これはどういう表情なの?怒ってるの?
なにも言ってくれないからちょっと怖い。しかも徐々に近づいてくる。
えーっと、これはどういう状況?
ロベルトに視線で助けを求めれば、ため息をついて間に入ってくれた。
「もういいだろ。サクヤが引いてる」
いやいや!引いてはないですよ!ちょっと怖かっただけで!ロベルトも助けてくれるのはありがたいけど不敬になるようなこと言わないでっ!
「ん?そうか?すまん。珍しくて、ついな。で?話とはなんだ?」
そんなに平民が珍しかったんだろうか。今の騎士団にはあんまりいないとか?
とにもかくにも、ようやく本題へ入ることができ、ソファに座る。お茶を飲み終えたロベルトも俺の隣に座った。飲食中以外で座るのを見るのはこれが初めてだ。
むしろなんで今まで座らなかったのか。いや、そんなことより今は団長さんを説得することだけを考えなくては。
「...単刀直入に申し上げます。どうか、討伐前にヴァルクと話す機会を作って頂けないでしょうか」
「ヴァルク?」
「......黒の悪魔、と呼ばれている人物です」
「.....................。助けられた者がいるらしいと聞いてはいたが...、それが君か?」
もっと驚くかと思っていたが、団長さんの顔色は殆ど変わらなかった。わずかに目を細めたくらいだ。
俺は目を逸らさずにしっかりと頷く。
「はい。そうです。ヴァルクは皆さんが思っている黒の悪魔とは違います。会って話したらわかってもらえると思うんです!」
「........なるほどね。それで?」
「え.....」
「そんな突拍子もない話を信じさせに来たんだろう?それも初対面で。当然、まだなにかあるんだよな?」
「っ.....」
当然説得材料がまだあると思っている団長さんは続きを促す。
だけど俺はそこまで深く考えてなくて、行き当たりばったりでどうにかなると思ってたんだ。ロベルトが信じてくれたように、きっと真摯に訴えれば団長さんも信じてくれるだろうと。
言葉に詰まると再び団長さんが口を開いた。
「まさか本当にあれだけで説得できると思っていたのか?だとしたら期待外れだな。話が終わりなら私は戻らせてもらうが」
「ま、待ってください!どうすれば信用してくれますか!?」
早々に話を終わらせて部屋を出て行こうとする団長さんを、なんとか引き止めようと立ち上がって声を荒げる。だが、冷めたような視線を向けられると立っていられなくなり、力なくソファに座り込んだ。
「それは私が示すことではない。君が持ってきた話だ。どうしたら信用してもらえるか、君が考えるべきだろう?」
「っ、」
「随分甘えた考え方だ。ロベルト、お前過保護なくせに教えてやらなかったのか?」
「....教えたさ」
そうだ。教えてもらっていた。でも、ロベルトがついてきてくれたから、なんだかんだ助けてくれるんじゃないかと思ってしまった。つい数日前に頼りすぎはよくないと考えていたところだったのに。本当に、甘えすぎだ。
考えろ考えろ考えろ。どうやったら団長さんを説得できる?
「私はもう何度もヴァルクと会っています。彼は自分から人を傷つけようとしたことはありませんし、ダンジョン内の魔物も討伐してくれたのでスタンピードは起こりません。なので、せめて2日後の討伐は中止にしてくださいませんか?」
「君の話は用件ばかりだな。そもそも今の話も嘘の可能性があるのに中止になどできるはずがない」
「嘘じゃありません!この目で見たんです!地下一階には全く魔物はいませんでした!」
「その証言は君を信用している者にとっては有益な情報だが、まだ信用していない私にとってはなんの価値もない」
「そんな....」
説得することなど、できないんだろうか。
「仮に君が本当の事を言っていたとして、見たのは地下一階だけか?」
仮に、じゃなくてほんとなんだけど.....。内心では不満を露にするが、そんな事を言う勇気はないので心の中だけに留めておく。
「はい。そうです」
「それなら、地下二階にはどれだけの魔物がいるかわからないな。一階の魔物を二階に押し込めた可能性もあるわけだ」
「なっ.....」
そんなことあるわけ——
「そんなことをするわけがないと思うか?」
心の中を見透かされたようで、ドキリとする。
「犯罪者の考えていることは分からないことの方が多い。怖がる顔がみたいから、と人を殺したり、骨を切断する感触が好きだとバラバラにして殺す奴もいる。理解できるか?」
「.........理解できません。ですが、ヴァルクは犯罪者ではありません。それに、ちゃんと討伐の証にドロップアイテムだって回収してます!」
「それは俺も確認している」
ずっと黙って聞き役に回っていたロベルトが突然口を開いた。
てっきり今日は助けてくれないと思っていたから、びっくりしたけど援護してくれたことは素直に嬉しい。
だが、そんなささやかな喜びも団長さんによってすぐに一蹴されてしまう。
「そうか。だがそのドロップアイテムがあのダンジョンで回収したものだと証明できるか?」
「!?」
なにそれ、どこまでヴァルクを犯罪者にしたいわけ!?
「.......団長さまは、ヴァルクに会ったことがあるんですか?」
「いや、ないな」
その答えを聞いた瞬間、俺の中でなにかが切れる音がした。
「知りもしないくせに、ヴァルクを犯罪者扱いしないでください!ただ髪と目が黒いだけじゃないですか!それなら今犯罪者として捕まってる人と同じ髪と目の人も捕まえるべきじゃないですか!?」
「...............」
「これから黒髪黒目が増えたらどうするつもりなんですか?子供でも、女の人でも問答無用で殺すんですか?それこそ犯罪なんじゃないんですか!?」
不敬だとか、そんな考えは頭から吹っ飛んでいて、とにかく力一杯叫んだ。
だって理不尽だ。なんで会ったこともない人をそんな悪く言えるの?
興奮したせいか、目頭が熱くなる。
俺が叫んでも、団長さんは特に顔色を変えない。その涼しげな顔を見ていたら、俺の熱もすーっと引いていった。
不敬だと言われるかもしれない。罰せられるかもしれないけど、後悔はなかった。
ここまで言って無理なら、俺もこの街を出よう。もっと小さいところなら、受け入れてくれるところもあるかもしれない。
そう覚悟を決めると、ようやく団長さんが口を開いた。
「なるほど。一理あるな」
「え?」
「ああ。確かに"黒"というだけで警戒しすぎていた」
団長さんだけでなく、ロベルトも賛同してくれた。
「ちょっ!」
「えっ!?ロベルト騎士学校通ってたの!?」
団長さんが、さりげなく指先で目尻を拭いながらあっけらかんと言った。その言葉に、言うつもりがなかったのかロベルトまで驚いている。
ロベルトなら、騎士団にも入れただろうにどうして。そんな疑問が喉まで出かかってなんとか堪えた。
気にはなるけど、今は団長さんに貴重な時間を頂いている身だ。それに、ロベルトはあまり言いたくないことのようだし、ここで聞くべきではない。
「失礼しました。団長さま、本日はお願いがあって参りました」
団長さんに向き直り、知りうる限り丁寧な言葉で話す。だが、俺の言葉が間違っていたのか、きょとんとした表情をされてしまった。
「気にならないのか?」
「あ....いえ、気にならないと言えば嘘になりますが..今聞くべきではないかと....」
「ほう?なぜだ?」
「私は団長さまに貴重なお時間を頂いている身ですし、ロベルトはあまり言いたくないようなので...」
先程思ったことをそのまま言葉にして伝えると、目をぱちぱちと瞬かせてガン見してくる。
え?これはどういう表情なの?怒ってるの?
なにも言ってくれないからちょっと怖い。しかも徐々に近づいてくる。
えーっと、これはどういう状況?
ロベルトに視線で助けを求めれば、ため息をついて間に入ってくれた。
「もういいだろ。サクヤが引いてる」
いやいや!引いてはないですよ!ちょっと怖かっただけで!ロベルトも助けてくれるのはありがたいけど不敬になるようなこと言わないでっ!
「ん?そうか?すまん。珍しくて、ついな。で?話とはなんだ?」
そんなに平民が珍しかったんだろうか。今の騎士団にはあんまりいないとか?
とにもかくにも、ようやく本題へ入ることができ、ソファに座る。お茶を飲み終えたロベルトも俺の隣に座った。飲食中以外で座るのを見るのはこれが初めてだ。
むしろなんで今まで座らなかったのか。いや、そんなことより今は団長さんを説得することだけを考えなくては。
「...単刀直入に申し上げます。どうか、討伐前にヴァルクと話す機会を作って頂けないでしょうか」
「ヴァルク?」
「......黒の悪魔、と呼ばれている人物です」
「.....................。助けられた者がいるらしいと聞いてはいたが...、それが君か?」
もっと驚くかと思っていたが、団長さんの顔色は殆ど変わらなかった。わずかに目を細めたくらいだ。
俺は目を逸らさずにしっかりと頷く。
「はい。そうです。ヴァルクは皆さんが思っている黒の悪魔とは違います。会って話したらわかってもらえると思うんです!」
「........なるほどね。それで?」
「え.....」
「そんな突拍子もない話を信じさせに来たんだろう?それも初対面で。当然、まだなにかあるんだよな?」
「っ.....」
当然説得材料がまだあると思っている団長さんは続きを促す。
だけど俺はそこまで深く考えてなくて、行き当たりばったりでどうにかなると思ってたんだ。ロベルトが信じてくれたように、きっと真摯に訴えれば団長さんも信じてくれるだろうと。
言葉に詰まると再び団長さんが口を開いた。
「まさか本当にあれだけで説得できると思っていたのか?だとしたら期待外れだな。話が終わりなら私は戻らせてもらうが」
「ま、待ってください!どうすれば信用してくれますか!?」
早々に話を終わらせて部屋を出て行こうとする団長さんを、なんとか引き止めようと立ち上がって声を荒げる。だが、冷めたような視線を向けられると立っていられなくなり、力なくソファに座り込んだ。
「それは私が示すことではない。君が持ってきた話だ。どうしたら信用してもらえるか、君が考えるべきだろう?」
「っ、」
「随分甘えた考え方だ。ロベルト、お前過保護なくせに教えてやらなかったのか?」
「....教えたさ」
そうだ。教えてもらっていた。でも、ロベルトがついてきてくれたから、なんだかんだ助けてくれるんじゃないかと思ってしまった。つい数日前に頼りすぎはよくないと考えていたところだったのに。本当に、甘えすぎだ。
考えろ考えろ考えろ。どうやったら団長さんを説得できる?
「私はもう何度もヴァルクと会っています。彼は自分から人を傷つけようとしたことはありませんし、ダンジョン内の魔物も討伐してくれたのでスタンピードは起こりません。なので、せめて2日後の討伐は中止にしてくださいませんか?」
「君の話は用件ばかりだな。そもそも今の話も嘘の可能性があるのに中止になどできるはずがない」
「嘘じゃありません!この目で見たんです!地下一階には全く魔物はいませんでした!」
「その証言は君を信用している者にとっては有益な情報だが、まだ信用していない私にとってはなんの価値もない」
「そんな....」
説得することなど、できないんだろうか。
「仮に君が本当の事を言っていたとして、見たのは地下一階だけか?」
仮に、じゃなくてほんとなんだけど.....。内心では不満を露にするが、そんな事を言う勇気はないので心の中だけに留めておく。
「はい。そうです」
「それなら、地下二階にはどれだけの魔物がいるかわからないな。一階の魔物を二階に押し込めた可能性もあるわけだ」
「なっ.....」
そんなことあるわけ——
「そんなことをするわけがないと思うか?」
心の中を見透かされたようで、ドキリとする。
「犯罪者の考えていることは分からないことの方が多い。怖がる顔がみたいから、と人を殺したり、骨を切断する感触が好きだとバラバラにして殺す奴もいる。理解できるか?」
「.........理解できません。ですが、ヴァルクは犯罪者ではありません。それに、ちゃんと討伐の証にドロップアイテムだって回収してます!」
「それは俺も確認している」
ずっと黙って聞き役に回っていたロベルトが突然口を開いた。
てっきり今日は助けてくれないと思っていたから、びっくりしたけど援護してくれたことは素直に嬉しい。
だが、そんなささやかな喜びも団長さんによってすぐに一蹴されてしまう。
「そうか。だがそのドロップアイテムがあのダンジョンで回収したものだと証明できるか?」
「!?」
なにそれ、どこまでヴァルクを犯罪者にしたいわけ!?
「.......団長さまは、ヴァルクに会ったことがあるんですか?」
「いや、ないな」
その答えを聞いた瞬間、俺の中でなにかが切れる音がした。
「知りもしないくせに、ヴァルクを犯罪者扱いしないでください!ただ髪と目が黒いだけじゃないですか!それなら今犯罪者として捕まってる人と同じ髪と目の人も捕まえるべきじゃないですか!?」
「...............」
「これから黒髪黒目が増えたらどうするつもりなんですか?子供でも、女の人でも問答無用で殺すんですか?それこそ犯罪なんじゃないんですか!?」
不敬だとか、そんな考えは頭から吹っ飛んでいて、とにかく力一杯叫んだ。
だって理不尽だ。なんで会ったこともない人をそんな悪く言えるの?
興奮したせいか、目頭が熱くなる。
俺が叫んでも、団長さんは特に顔色を変えない。その涼しげな顔を見ていたら、俺の熱もすーっと引いていった。
不敬だと言われるかもしれない。罰せられるかもしれないけど、後悔はなかった。
ここまで言って無理なら、俺もこの街を出よう。もっと小さいところなら、受け入れてくれるところもあるかもしれない。
そう覚悟を決めると、ようやく団長さんが口を開いた。
「なるほど。一理あるな」
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