42 / 60
閑話:佐原視点
しおりを挟む
「寝ていいですよ。後は俺が綺麗にしておくので」
耳元でそう言うと、安心したのか身体の力がふっと抜け、すぐに寝息を立て始めた。
.........こういうところですよ、姫崎さん....。
無防備な寝顔を見つめながらそっと頬を撫でる。
頬に触れても起きる気配はなく、むしろ擦り寄るように顔を寄せた。
「っ、」
ただでさえ一度で満足できるはずもなく、なんとか我慢したっていうのに、この人は寝ながら煽るような事を...!
頬を撫でながら、自分の陰茎に手を伸ばした。
ついさっきまで姫崎さんのナカに挿入っていた感触を思いだしながら、全体を扱く。
当然感触は全く違うが、寝ているとはいえ姫崎さんの目の前でこんなことをしてしまっている、という背徳感のある行為に、半勃ちだった陰茎はすぐに硬さを取り戻した。
「っ.....、はっ.....」
もっと、触りたい
もっと、声を聞かせてほしい
もっと、いろんな顔が見たい
もっと、俺を頼ってほしい
次々といろんな欲望が顔を出す。
姫崎さんが答えを出すまで、待てるかどうか。
今日だって"確認"と称して最後までしてしまった。
唇に指を当て、そっと撫でる。
早く、ここにキスがしたい。
息ができないくらい長く、濃厚なキスを。
「ん........」
「っ!?くっ....ぅ.....っ」
薄く、形のいい唇から熱い吐息が漏れ、指に当たる。
たったそれだけで一気に射精感が駆け上がり、無意識に手を速めながら姫崎さんのお腹に精を吐き出した。
ふーっ、と深く息を吐き、身体の熱を逃す。
だが、目の前に広がる光景は、熱を逃すどころか更に増幅させた。
自分よりも十センチ以上低い身体はしっかりと鍛え上げられており、太すぎす、でも細すぎるわけでもなくとても綺麗で、割れた腹筋には混ざってどちらのものかわからなくなった精液が飛び散っている。
汗でしっとりとした少し長めの髪がシーツの上に散らばっているのも、どこか艶かしい。
っ.....、やばい。これじゃあ際限なく抜いてしまう。
昂った身体に鞭を打ち、姫崎さんの身体を手早く拭いた。
その後姫崎さんの部屋へと運び、シーツを洗濯したりと気を紛らわせたのに萎える気配はなかったので、仕方なく一度抜いてから俺も布団へ潜り込んだ。
耳元でそう言うと、安心したのか身体の力がふっと抜け、すぐに寝息を立て始めた。
.........こういうところですよ、姫崎さん....。
無防備な寝顔を見つめながらそっと頬を撫でる。
頬に触れても起きる気配はなく、むしろ擦り寄るように顔を寄せた。
「っ、」
ただでさえ一度で満足できるはずもなく、なんとか我慢したっていうのに、この人は寝ながら煽るような事を...!
頬を撫でながら、自分の陰茎に手を伸ばした。
ついさっきまで姫崎さんのナカに挿入っていた感触を思いだしながら、全体を扱く。
当然感触は全く違うが、寝ているとはいえ姫崎さんの目の前でこんなことをしてしまっている、という背徳感のある行為に、半勃ちだった陰茎はすぐに硬さを取り戻した。
「っ.....、はっ.....」
もっと、触りたい
もっと、声を聞かせてほしい
もっと、いろんな顔が見たい
もっと、俺を頼ってほしい
次々といろんな欲望が顔を出す。
姫崎さんが答えを出すまで、待てるかどうか。
今日だって"確認"と称して最後までしてしまった。
唇に指を当て、そっと撫でる。
早く、ここにキスがしたい。
息ができないくらい長く、濃厚なキスを。
「ん........」
「っ!?くっ....ぅ.....っ」
薄く、形のいい唇から熱い吐息が漏れ、指に当たる。
たったそれだけで一気に射精感が駆け上がり、無意識に手を速めながら姫崎さんのお腹に精を吐き出した。
ふーっ、と深く息を吐き、身体の熱を逃す。
だが、目の前に広がる光景は、熱を逃すどころか更に増幅させた。
自分よりも十センチ以上低い身体はしっかりと鍛え上げられており、太すぎす、でも細すぎるわけでもなくとても綺麗で、割れた腹筋には混ざってどちらのものかわからなくなった精液が飛び散っている。
汗でしっとりとした少し長めの髪がシーツの上に散らばっているのも、どこか艶かしい。
っ.....、やばい。これじゃあ際限なく抜いてしまう。
昂った身体に鞭を打ち、姫崎さんの身体を手早く拭いた。
その後姫崎さんの部屋へと運び、シーツを洗濯したりと気を紛らわせたのに萎える気配はなかったので、仕方なく一度抜いてから俺も布団へ潜り込んだ。
23
お気に入りに追加
151
あなたにおすすめの小説
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる