27 / 60
24話
しおりを挟む
意識が浮上すると、まだ目を開けていないのにも関わらず、眩しくて腕で顔を覆った。身体が重く、殴られた頭がズキズキと痛む。
どのくらい時間が経ったのか。
すぐには起き上がれず、ぼーっとした頭で周りを見るが、見覚えはない。
狭いとも広いとも言えない空間にはベッドしか置いておらず、俺はその上に寝かされていた。
幸い、身体の自由は奪われていないが、当然のように護符や式札はなく、携帯もない。
「.........くそっ........」
自分のマヌケさに腹が立つ。
だが、後悔も、反省も全部後回しだ。もしかしたら御堂先生もここに連れて来られているかもしれない。
しかし、殴られただけでこうも身体が重くなるだろうか。
なんとか起こした身体は、熱まで帯びている。何かしら薬を使われたのかもしれない。
だが、のんびりしている暇はない。一刻も早く現在地の特定と外部への連絡手段を探さなくては。
出入りできそうな場所は二ヶ所。
一つはここの出入り口であろう扉で、もう一つは窓らしき物だ。らしき、と言ったのは白い板のような物で塞がれていて、とても窓には見えないからだ。
それでもカーテンレールがついているので、きっと窓を塞いであるんだろう。
ふらつく身体で窓へ近づいてみるが、やはり板のような物が釘で取り付けられている。隙間がないか、外れないか確認してみるが無駄だった。
これでは場所以前に時間すらわからない。
あとは扉しかないが、その向こう側には俺をここに連れてきた犯人がいるだろう。扉が開いたとして、このふらつく身体で対抗できるだろうか。....いや、できるかできないかじゃないな。やるしかないんだ。自分のケツは自分で拭く。
扉に耳を当て、何か聞こえないかと探ったが何も聞こえず、一度深く深呼吸をしてからドアノブに手をかける。
予想に反し、扉は小さな音を立てて開いた。
———が、
「っ!」
小さく開いた扉の前には男が立っており、咄嗟に身を引いた。
男の背後には、黒い影がある。
こいつが犯人か?
だが、男は俺を一瞥しただけですぐに視線を逸らし、何者かに向かって声を投げた。
『目を覚ましました』
複数犯であることに今更驚きはしないが、従っているかのような言動に違和感を覚える。
利害関係だけで協力してるわけじゃない、ってことか...?
ドタドタと走ってくるような足音に身構え、後ずさりしながら姿を現すのを待った。
薬のせいか、それとも緊張からか心臓がドクドクと強く脈打ち、呼吸まで荒くなってきた。熱も上がってきた気がする。
だが、もう一人の人物が現れたことによって、全て吹き飛んだ。
「み、御堂先生!?」
現れたのは御堂先生だった。
俺が名前を呼ぶと、嬉しそうににっこりと微笑む。
どうやら、怪我などはしていないようでそれにひとまずほっとした。
「よかった、無事だったんですね...」
「ご心配おかけしてすみません」
そして、近づこうと一歩進んだ時、妙な違和感を覚え次の一歩は踏み出せなかった。
......なんで、ここにいる?
いや、ここにいる事自体はおかしくない。御堂先生も巻き込まれ、ここに連れて来られた可能性は十分にある。
それでも、先程のやりとりはおかしくないか?
まるで取り憑かれてるやつより御堂先生の方が優位に立っているような...。もしかしてまだ操られてはいないのか?
「.....御堂先生、そちらの男性は...?」
「ああ、手荒な真似をしてすみませんでした。でも薬はあまり使いたくなかったので。傷は手当しておきましたがまだ痛みますか?」
「なっ...!」
その言葉は、共犯だと言っているようなものだ。
なぜ、御堂先生が。なぜ、こんなことを。
「どうして...こんなことを...?」
正直、そこまで親しいわけではないが、御堂先生がこんなことをするとは思わなかった。病院でもあれほどみんなに慕われているのに。
「本当はもっと時間をかけるつもりだったんですよ?でも、あいつが来てから姫崎さんをとられるんじゃないかって気が気じゃなくて」
「あいつ....?」
「警部さんですよ」
話が見えない。とられるってどういう事だ?それに、御堂先生が"あいつ"なんて言葉遣いをするなんて。
「警部にとられる、とはどういう意味ですか...?」
「そのままの意味ですよ?姫崎さんが他の誰かに抱かれると思ったらいてもいられなくなったんです」
だっ!?な、なんだってそんな話に!?というか、前に好きだとか言ってたのは本気だったってこと...?
だとしてもこんな事....。
「.......なにか、勘違いされてませんか?警部とは別になにも...」
「それ本気で言ってます?冗談だとしたら笑えませんけど」
「っ!」
低く、冷たい声色に、一瞬ぎくりと身体が固まる。
怯むな、馬鹿野郎。
「だからってこんなこと....」
「先程も言ったでしょう?姫崎さんを誰にもとられたくなかったんです」
「....これは犯罪ですよ?それは、わかってますか...?」
「もちろん。だから姫崎さんに早く俺を好きになってもらわないと」
「....こんなことされて、なると思いますか?」
「なってもらわないと困ります」
そう言うと笑顔のまま近づいてきたが、下がったら負けのような気がしてその場で睨みつける。
すると笑みを一層深くし、目の前まで来ると俺の腕を掴んだ。
「ひぁっ!?」
掴まれた直後、ビリビリッと電気が走ったかのような感覚に襲われ、身体の力が抜けた。がくんと膝をつき、もう片方の手で自分を抱く。
なんだ、これは....。今のは、俺の声か.....?
掴まれた部分がじんじんと熱をもち、それが全身に広がっていく。呼吸が荒くなっていき、さらには下腹部まで疼きだした。
「ああ...、やっぱり可愛い。ずっと聞きたいと思ってたんです。姫崎さんのそういう声」
「な....に.....」
「安心してください。違法な薬ではありませんので。でも少し量が多かったですかね?」
「ぁっ!やめっ...!」
横抱きをされ、そのままベッドへ下ろされた。
尋常じゃないくらい肌が過敏になっていて、触られる度にビリビリと電気が走る感覚に襲われる。
「はぁ....くそっ、なんでっ....こんな....っ!」
「あれ、まだわかりませんか?媚薬ですよ、媚薬」
「びっ...!?」
「姫崎さんってその顔で擦れてなさそうなとこがまたいいんですよね。もしかして初めてだったりします?」
「っる、せっ...!くっ...、んっ、はっ...」
ベッドに押し倒され、真上に御堂先生の嬉しそうな顔がうつる。
シャツのボタンを外しにかかる手を掴むが、ろくに力が入らない手では添えるだけになってしまう。しかもそれだけでまた痺れたような感覚になる。
これが、快感...?神経が剥き出しになっているかのようで気持ちが悪い。なのに、下半身は痛いくらいに勃ち上がっているのがわかる。
「取り繕えなくなってる姿もそそられますね。もっといろんな顔見せてください」
「やぁっ!あ、やめ...、ひっ!んんっ...はぁ...っ」
剥き出しになった肌をさらりと撫でられただけで、自分のものとは思えない声が勝手に漏れてしまう。
気持ちいい、気持ち悪い
もっと、触るな
イきたい、イきたくない
真逆の感情がせめぎ合い、訳がわからなくなって涙が溢れてきた。それでもパニックに陥っていないのは、特訓の成果かもしれない。
どのくらい時間が経ったのか。
すぐには起き上がれず、ぼーっとした頭で周りを見るが、見覚えはない。
狭いとも広いとも言えない空間にはベッドしか置いておらず、俺はその上に寝かされていた。
幸い、身体の自由は奪われていないが、当然のように護符や式札はなく、携帯もない。
「.........くそっ........」
自分のマヌケさに腹が立つ。
だが、後悔も、反省も全部後回しだ。もしかしたら御堂先生もここに連れて来られているかもしれない。
しかし、殴られただけでこうも身体が重くなるだろうか。
なんとか起こした身体は、熱まで帯びている。何かしら薬を使われたのかもしれない。
だが、のんびりしている暇はない。一刻も早く現在地の特定と外部への連絡手段を探さなくては。
出入りできそうな場所は二ヶ所。
一つはここの出入り口であろう扉で、もう一つは窓らしき物だ。らしき、と言ったのは白い板のような物で塞がれていて、とても窓には見えないからだ。
それでもカーテンレールがついているので、きっと窓を塞いであるんだろう。
ふらつく身体で窓へ近づいてみるが、やはり板のような物が釘で取り付けられている。隙間がないか、外れないか確認してみるが無駄だった。
これでは場所以前に時間すらわからない。
あとは扉しかないが、その向こう側には俺をここに連れてきた犯人がいるだろう。扉が開いたとして、このふらつく身体で対抗できるだろうか。....いや、できるかできないかじゃないな。やるしかないんだ。自分のケツは自分で拭く。
扉に耳を当て、何か聞こえないかと探ったが何も聞こえず、一度深く深呼吸をしてからドアノブに手をかける。
予想に反し、扉は小さな音を立てて開いた。
———が、
「っ!」
小さく開いた扉の前には男が立っており、咄嗟に身を引いた。
男の背後には、黒い影がある。
こいつが犯人か?
だが、男は俺を一瞥しただけですぐに視線を逸らし、何者かに向かって声を投げた。
『目を覚ましました』
複数犯であることに今更驚きはしないが、従っているかのような言動に違和感を覚える。
利害関係だけで協力してるわけじゃない、ってことか...?
ドタドタと走ってくるような足音に身構え、後ずさりしながら姿を現すのを待った。
薬のせいか、それとも緊張からか心臓がドクドクと強く脈打ち、呼吸まで荒くなってきた。熱も上がってきた気がする。
だが、もう一人の人物が現れたことによって、全て吹き飛んだ。
「み、御堂先生!?」
現れたのは御堂先生だった。
俺が名前を呼ぶと、嬉しそうににっこりと微笑む。
どうやら、怪我などはしていないようでそれにひとまずほっとした。
「よかった、無事だったんですね...」
「ご心配おかけしてすみません」
そして、近づこうと一歩進んだ時、妙な違和感を覚え次の一歩は踏み出せなかった。
......なんで、ここにいる?
いや、ここにいる事自体はおかしくない。御堂先生も巻き込まれ、ここに連れて来られた可能性は十分にある。
それでも、先程のやりとりはおかしくないか?
まるで取り憑かれてるやつより御堂先生の方が優位に立っているような...。もしかしてまだ操られてはいないのか?
「.....御堂先生、そちらの男性は...?」
「ああ、手荒な真似をしてすみませんでした。でも薬はあまり使いたくなかったので。傷は手当しておきましたがまだ痛みますか?」
「なっ...!」
その言葉は、共犯だと言っているようなものだ。
なぜ、御堂先生が。なぜ、こんなことを。
「どうして...こんなことを...?」
正直、そこまで親しいわけではないが、御堂先生がこんなことをするとは思わなかった。病院でもあれほどみんなに慕われているのに。
「本当はもっと時間をかけるつもりだったんですよ?でも、あいつが来てから姫崎さんをとられるんじゃないかって気が気じゃなくて」
「あいつ....?」
「警部さんですよ」
話が見えない。とられるってどういう事だ?それに、御堂先生が"あいつ"なんて言葉遣いをするなんて。
「警部にとられる、とはどういう意味ですか...?」
「そのままの意味ですよ?姫崎さんが他の誰かに抱かれると思ったらいてもいられなくなったんです」
だっ!?な、なんだってそんな話に!?というか、前に好きだとか言ってたのは本気だったってこと...?
だとしてもこんな事....。
「.......なにか、勘違いされてませんか?警部とは別になにも...」
「それ本気で言ってます?冗談だとしたら笑えませんけど」
「っ!」
低く、冷たい声色に、一瞬ぎくりと身体が固まる。
怯むな、馬鹿野郎。
「だからってこんなこと....」
「先程も言ったでしょう?姫崎さんを誰にもとられたくなかったんです」
「....これは犯罪ですよ?それは、わかってますか...?」
「もちろん。だから姫崎さんに早く俺を好きになってもらわないと」
「....こんなことされて、なると思いますか?」
「なってもらわないと困ります」
そう言うと笑顔のまま近づいてきたが、下がったら負けのような気がしてその場で睨みつける。
すると笑みを一層深くし、目の前まで来ると俺の腕を掴んだ。
「ひぁっ!?」
掴まれた直後、ビリビリッと電気が走ったかのような感覚に襲われ、身体の力が抜けた。がくんと膝をつき、もう片方の手で自分を抱く。
なんだ、これは....。今のは、俺の声か.....?
掴まれた部分がじんじんと熱をもち、それが全身に広がっていく。呼吸が荒くなっていき、さらには下腹部まで疼きだした。
「ああ...、やっぱり可愛い。ずっと聞きたいと思ってたんです。姫崎さんのそういう声」
「な....に.....」
「安心してください。違法な薬ではありませんので。でも少し量が多かったですかね?」
「ぁっ!やめっ...!」
横抱きをされ、そのままベッドへ下ろされた。
尋常じゃないくらい肌が過敏になっていて、触られる度にビリビリと電気が走る感覚に襲われる。
「はぁ....くそっ、なんでっ....こんな....っ!」
「あれ、まだわかりませんか?媚薬ですよ、媚薬」
「びっ...!?」
「姫崎さんってその顔で擦れてなさそうなとこがまたいいんですよね。もしかして初めてだったりします?」
「っる、せっ...!くっ...、んっ、はっ...」
ベッドに押し倒され、真上に御堂先生の嬉しそうな顔がうつる。
シャツのボタンを外しにかかる手を掴むが、ろくに力が入らない手では添えるだけになってしまう。しかもそれだけでまた痺れたような感覚になる。
これが、快感...?神経が剥き出しになっているかのようで気持ちが悪い。なのに、下半身は痛いくらいに勃ち上がっているのがわかる。
「取り繕えなくなってる姿もそそられますね。もっといろんな顔見せてください」
「やぁっ!あ、やめ...、ひっ!んんっ...はぁ...っ」
剥き出しになった肌をさらりと撫でられただけで、自分のものとは思えない声が勝手に漏れてしまう。
気持ちいい、気持ち悪い
もっと、触るな
イきたい、イきたくない
真逆の感情がせめぎ合い、訳がわからなくなって涙が溢れてきた。それでもパニックに陥っていないのは、特訓の成果かもしれない。
20
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
お客様と商品
あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる