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episode34
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再びノエルに跨り目的地を目指す。
すると光の膜のようなものが目前に現れた。
「なに?あれ」
「結界だ。魔物が入って来れないようにな」
「結界?どうやって張ってるの?」
「木に結界の魔道具が設置されてる。定期的に魔力を込めることで常に結界を張ってるんだ」
「でもなんでこんなところに?」
「ちょっと待ってろ」
ノエルから降り1番近い木に近づいてなにやら操作すると目の前の光の膜が消え、代わりに花畑が広がった。
「わぁー!」
太陽の光がキラキラと当たりとても幻想的だ。
レクスがノエルの手綱を持って中へ進んだ。
中は思ったよりも広く、奥にはとても大きな木がそびえ立っていた。
なんだか神々しく見え、ぶわっと肌が粟だった。
レクスがノエルから降ろしてくれた。
「レクス...ここなに?」
木から目が離せずに聞いた。
「これは御神木だ。神が宿るとされている神聖な場所でな」
「そんなところ入っていいの?」
「ああ。王族と教会の人間しか入れないけどな。奉納の儀や即位式もここで行われる」
後半の言葉は耳に届かなかった。
「やっぱり俺入っちゃ駄目なんじゃない!?」
慌てて出ようとするが手をとられ、出口とは逆の御神木に向かって行く。
「いいからこっち来い」
「わっ」
足の踏み場もないほどに花が咲き誇り、どうしても踏んでしまうことが申し訳ない。
心の中で謝りながら出来るだけ踏まないように歩幅を大きくして歩いた。
御神木に近づくと空気がよりしん、と静まり返ったような気がした。
呆然と木を見上げることしかできない。
「ハルト」
声が下から聞こえ不思議に思って顔を向けると片膝をついてこちらを見上げていた。
ドクン
あまりにも優しい瞳で見つめられ心臓がはねた。
「レクス....?」
「ハルトは不本意だったかもしれないがこの世界に、俺の前に現れてくれたこと本当に奇跡だと思った。何度神に感謝したことか。この場で誓おう。ハルトを必ず幸せにすると。だからこれから先の人生を、俺と共に歩んでくれないか?俺と、結婚して欲しい」
手の甲にチュっと音を立てて唇を落とした。
レクスが話している間も、ずっと心臓の音がうるさかった。
俺でいいんだろうか、とかまだ出会って1ヶ月だ、とかそんなことを考えるよりも先に嬉しい、とそう思った。
弾みで涙がポロポロとこぼれる。
「うん...」
コクコクと頷くとレクスが立ち上がった。
その首に腕をからめて抱きついた。
「嬉しい。っ、レクス。俺でいいの?」
「ハルトがいいんだ」
レクスが逞しい腕でギュッと抱きしめ返してくれた。
「俺も。俺もレクスがいい。大好き」
「ああ。愛してる」
目元を優しく拭ってくれどちらかともなく唇を重ねた。
「ハルト、これも受け取って欲しい」
そう言って差し出されたものは服だった。
「服?」
「この国では結婚を申し込む際に自分の髪と瞳の色で仕立てた服を贈るんだ」
「そうなんだ」
レクスの赤い髪色の生地に縁取られるようにして金の瞳色で細かい刺繍が施されている。
「綺麗。ありがとう」
言葉も物も貰ってばかりでなにも返せないのが心苦しい。
せめて言葉だけでもと思うが上手い言葉が見つからない。
「貰ってばっかりで申し訳ないんだけど....。なんか俺に出来る事ない?」
「今夜貰うつもりだから気にするな」
「え?」
なんかあげるようなものなんてあったかな?
少し考えたが全く思いつかない。
聞き返そうとしても次行くぞ、と取り合ってくれなかった。
「他にも行くところあるの?」
「ああ。街に行きたがっていたろ?王都の街は無理だがここから少し離れた街なら見て回れるぞ。髪は隠さないといけないが」
「ほんと!?楽しみ!」
最後に御神木に手を合わせて心の中で祈る。
神様。レクスと出会わせてくれてありがとうございます。
着いた所はカトネルという小さな街だったがかなり賑わっていた。
道の両側にお店が立ち並びどこも活気に満ちている。
ノエルを厩舎に預けてからお店を見て回った。
「わぁ....!」
見たことのない果物やアクセサリーが沢山あり見ているだけでも楽しい。
「おい、あまり離れるな」
レクスに手を握られ子供のようにはしゃいでいたことが恥ずかしくなった。
「....ごめん」
「手を離さなければいいが気をつけろよ」
「はーい」
「うおっ」
「わっ」
言われたばかりなのに人とぶつかってしまった。
レクスが支えてくれたので転ぶことはなかったがちょっと恥ずかしい。
「言ったそばから....。大丈夫か?」
「う、うん。すみません。大丈夫でしたか?」
ぶつかってしまった相手に謝るとレクスが耳打ちしてきた。
「敬語は使うなよ」
あ、そうか。敬語を使うのは貴族だけだ。
丁寧語も使わない方がいいのかな...。
「いや、こっちも悪かったな」
「怪我はないですか?」
「あ、ああ。...随分品があるがどっかの坊ちゃんか?」
「えっ!?」
品!?
ないでしょ!そんなもの!
「ただの冒険者だ。嫁が悪かったな」
レクスが庇うように前へ出た。
よ、嫁って...!
なんか恥ずかしい...!
男は目を丸くして俺を見た。
「成人してんのか?」
「してます!」
思わず食い気味で言ってしまった。
童顔なのは認めるけどそこまでじゃないでしよ!
「面白ぇな、お前。名前は?」
「答えるつもりはない。行くぞ」
「あー!ちょっと待てよ!俺も冒険者なんだ。今パーティ探してて!」
「悪いが組む気はない」
呆気に取られているうちに手を引かれ人混みの中に紛れた。
「全く...お前は...」
「えーっと...なんかごめん...」
適当に入ったお店で飲み物と軽い食事を注文した。
「自然と惹きつけるのもあるんだろうが...」
「でも品なんてないよね?」
「いや、丁寧な言葉を使うだけでも街では珍しい。それに容姿も整ってるからな」
「いやー....。でも明らかに年上の人にタメ口ってのは気が引けるっていうか....。それに容姿が整ってるのはレクスの方だと思うんだけど」
「俺はよくある顔だろ。比べものにならん」
「えー.....」
こんな国宝級イケメンの顔がよくあってたまるか。
....いや、待てよ?
レクスほどではないが確かに日本よりは確実にイケメンが多い。
イケメンは見慣れてるってこと?
「そもそもこっちってどんな顔の人が人気なの?」
「ハルトだな」
即答されたがどうも頷けない。
「一般的な話だからね?俺以外で。例えばこのお店の中だとどう?」
「一般的かどうかはわからんが.....。強いて言えばあの給仕だな」
レクスが差した人物は多分このお店の娘さんであろうまだ10代くらいの可愛い女の子だった。
「え....。レクスってロリコンなの....?」
「なんだ、ろりこんって」
「いや、うん。好みは人それぞれだもんね...」
「おい、聞いといてなんだそれは」
これは他のみんなにも聞いてみないとなー。
お店を出るとすぐにノエルを迎えに行って帰路についた。
すると光の膜のようなものが目前に現れた。
「なに?あれ」
「結界だ。魔物が入って来れないようにな」
「結界?どうやって張ってるの?」
「木に結界の魔道具が設置されてる。定期的に魔力を込めることで常に結界を張ってるんだ」
「でもなんでこんなところに?」
「ちょっと待ってろ」
ノエルから降り1番近い木に近づいてなにやら操作すると目の前の光の膜が消え、代わりに花畑が広がった。
「わぁー!」
太陽の光がキラキラと当たりとても幻想的だ。
レクスがノエルの手綱を持って中へ進んだ。
中は思ったよりも広く、奥にはとても大きな木がそびえ立っていた。
なんだか神々しく見え、ぶわっと肌が粟だった。
レクスがノエルから降ろしてくれた。
「レクス...ここなに?」
木から目が離せずに聞いた。
「これは御神木だ。神が宿るとされている神聖な場所でな」
「そんなところ入っていいの?」
「ああ。王族と教会の人間しか入れないけどな。奉納の儀や即位式もここで行われる」
後半の言葉は耳に届かなかった。
「やっぱり俺入っちゃ駄目なんじゃない!?」
慌てて出ようとするが手をとられ、出口とは逆の御神木に向かって行く。
「いいからこっち来い」
「わっ」
足の踏み場もないほどに花が咲き誇り、どうしても踏んでしまうことが申し訳ない。
心の中で謝りながら出来るだけ踏まないように歩幅を大きくして歩いた。
御神木に近づくと空気がよりしん、と静まり返ったような気がした。
呆然と木を見上げることしかできない。
「ハルト」
声が下から聞こえ不思議に思って顔を向けると片膝をついてこちらを見上げていた。
ドクン
あまりにも優しい瞳で見つめられ心臓がはねた。
「レクス....?」
「ハルトは不本意だったかもしれないがこの世界に、俺の前に現れてくれたこと本当に奇跡だと思った。何度神に感謝したことか。この場で誓おう。ハルトを必ず幸せにすると。だからこれから先の人生を、俺と共に歩んでくれないか?俺と、結婚して欲しい」
手の甲にチュっと音を立てて唇を落とした。
レクスが話している間も、ずっと心臓の音がうるさかった。
俺でいいんだろうか、とかまだ出会って1ヶ月だ、とかそんなことを考えるよりも先に嬉しい、とそう思った。
弾みで涙がポロポロとこぼれる。
「うん...」
コクコクと頷くとレクスが立ち上がった。
その首に腕をからめて抱きついた。
「嬉しい。っ、レクス。俺でいいの?」
「ハルトがいいんだ」
レクスが逞しい腕でギュッと抱きしめ返してくれた。
「俺も。俺もレクスがいい。大好き」
「ああ。愛してる」
目元を優しく拭ってくれどちらかともなく唇を重ねた。
「ハルト、これも受け取って欲しい」
そう言って差し出されたものは服だった。
「服?」
「この国では結婚を申し込む際に自分の髪と瞳の色で仕立てた服を贈るんだ」
「そうなんだ」
レクスの赤い髪色の生地に縁取られるようにして金の瞳色で細かい刺繍が施されている。
「綺麗。ありがとう」
言葉も物も貰ってばかりでなにも返せないのが心苦しい。
せめて言葉だけでもと思うが上手い言葉が見つからない。
「貰ってばっかりで申し訳ないんだけど....。なんか俺に出来る事ない?」
「今夜貰うつもりだから気にするな」
「え?」
なんかあげるようなものなんてあったかな?
少し考えたが全く思いつかない。
聞き返そうとしても次行くぞ、と取り合ってくれなかった。
「他にも行くところあるの?」
「ああ。街に行きたがっていたろ?王都の街は無理だがここから少し離れた街なら見て回れるぞ。髪は隠さないといけないが」
「ほんと!?楽しみ!」
最後に御神木に手を合わせて心の中で祈る。
神様。レクスと出会わせてくれてありがとうございます。
着いた所はカトネルという小さな街だったがかなり賑わっていた。
道の両側にお店が立ち並びどこも活気に満ちている。
ノエルを厩舎に預けてからお店を見て回った。
「わぁ....!」
見たことのない果物やアクセサリーが沢山あり見ているだけでも楽しい。
「おい、あまり離れるな」
レクスに手を握られ子供のようにはしゃいでいたことが恥ずかしくなった。
「....ごめん」
「手を離さなければいいが気をつけろよ」
「はーい」
「うおっ」
「わっ」
言われたばかりなのに人とぶつかってしまった。
レクスが支えてくれたので転ぶことはなかったがちょっと恥ずかしい。
「言ったそばから....。大丈夫か?」
「う、うん。すみません。大丈夫でしたか?」
ぶつかってしまった相手に謝るとレクスが耳打ちしてきた。
「敬語は使うなよ」
あ、そうか。敬語を使うのは貴族だけだ。
丁寧語も使わない方がいいのかな...。
「いや、こっちも悪かったな」
「怪我はないですか?」
「あ、ああ。...随分品があるがどっかの坊ちゃんか?」
「えっ!?」
品!?
ないでしょ!そんなもの!
「ただの冒険者だ。嫁が悪かったな」
レクスが庇うように前へ出た。
よ、嫁って...!
なんか恥ずかしい...!
男は目を丸くして俺を見た。
「成人してんのか?」
「してます!」
思わず食い気味で言ってしまった。
童顔なのは認めるけどそこまでじゃないでしよ!
「面白ぇな、お前。名前は?」
「答えるつもりはない。行くぞ」
「あー!ちょっと待てよ!俺も冒険者なんだ。今パーティ探してて!」
「悪いが組む気はない」
呆気に取られているうちに手を引かれ人混みの中に紛れた。
「全く...お前は...」
「えーっと...なんかごめん...」
適当に入ったお店で飲み物と軽い食事を注文した。
「自然と惹きつけるのもあるんだろうが...」
「でも品なんてないよね?」
「いや、丁寧な言葉を使うだけでも街では珍しい。それに容姿も整ってるからな」
「いやー....。でも明らかに年上の人にタメ口ってのは気が引けるっていうか....。それに容姿が整ってるのはレクスの方だと思うんだけど」
「俺はよくある顔だろ。比べものにならん」
「えー.....」
こんな国宝級イケメンの顔がよくあってたまるか。
....いや、待てよ?
レクスほどではないが確かに日本よりは確実にイケメンが多い。
イケメンは見慣れてるってこと?
「そもそもこっちってどんな顔の人が人気なの?」
「ハルトだな」
即答されたがどうも頷けない。
「一般的な話だからね?俺以外で。例えばこのお店の中だとどう?」
「一般的かどうかはわからんが.....。強いて言えばあの給仕だな」
レクスが差した人物は多分このお店の娘さんであろうまだ10代くらいの可愛い女の子だった。
「え....。レクスってロリコンなの....?」
「なんだ、ろりこんって」
「いや、うん。好みは人それぞれだもんね...」
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