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episode4 やや※
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団長さんは俺が泣き止むまで頭や背中をずっと撫でていてくれた。
そしていつの間にか抱えられるようにして椅子に座っていた。
冷静さを少し取り戻した今めちゃくちゃ恥ずかしい。
大の大人が子供みたいに抱えられてわんわん泣くとか...!
「あ、あのっ、もう大丈夫ですので....」
降ろしてくださいと言っても一向に降ろしてくれる気配がない。
それどころか恥ずかしくて俯いている俺のうなじに指を添え顎下まで滑らせた。
!!?
イケメンの顎クイ半端ない...!!
絶対に真っ赤になっている俺の顔を見てニヤリと笑みを浮かべた。
「落ち着いたか?」
「は、はい...おかげさまで...」
目を泳がせる俺を見て楽しんでいる。
「それで、この地図がどうかしたのか?話したくないならそれでも構わんが話して楽になることもある」
話すか迷ったがこの人なら笑わずに聞いてくれるだろうと妙な確信があった。
それに1人で抱えるのは少し重い。
「....俺の知ってる地図じゃないんです。魔法も、ない世界で....」
考えがまとまらず支離滅裂にも関わらず真剣に聴いてくれた。
「つまり異界から来た、ということか?」
長々と話していたことを的確にまとめてくれた。
「信じ、られませんよね....」
自分で言っていても無理だと思う。
「いや、それなら納得だな」
「え?」
予想外の返答に思わずガン見した。
「変わった衣服に黒髪黒目、幼いながらにも聡明で見目も見たことがないほど愛らしい」
いろいろツッコミたいけど....
「幼いって俺もう26ですよ?」
「!?」
これでもかって言うほど驚いていた。
そんな驚きます?
「何歳だと思ってたんですか?」
「....15、6かと...」
いや、さすがにそれはないでしょ!
「団長さんはおいくつなんですか?」
「30だ」
これにはこちらも驚く。
自分と同じくらいかと思っていた。
そういえば、とジャラジャラと不快な音をたてるものに目をやる。
「これってとれないんですか?」
「ああ、奴隷商が扱う枷は厄介なのが多くてな。王都の魔法士に解呪してもらう他今は方法がない。不便だとは思うが少し我慢してくれ」
ふっと笑って大丈夫だ、もう怖いことは起きないと頭を撫でられた。
奴隷商という聞き慣れない単語に体が反応したのがバレていたらしい。
かっこよすぎて惚れそうなんですがー!!
俺が女だったらもう落ちてますからねー!!?
と内心八つ当たり(?)しながらもありがとうございますとお礼を言う。
近いな、と思った瞬間に口を塞がれていた。
「!?んやっ....んぅっ....んんっ....!」
咄嗟に身をよじり抵抗するも開いた口に好機とばかりに舌を絡められた。
上顎や歯列をなぞる舌を追い出そうとするもそれすら絡めとられる。
「んぁっ....んっ....はっ...!」
ようやく解放された時にはどちらのものかわからない銀糸がたらりとたれた。
「なっ、なんで....!」
少しでも距離を取ろうと逞しい胸板を押し退けるがびくともしない。
「つい、な」
ニヤニヤしながらペロリと舌を出した。
ついってなんだついってー!!
これだからモテる男は!!
あたふたしている俺をよそにそのままの体勢で続けた。
「ハルト、お前俺んとこ来ないか?」
「え?」
「異界から来たってことはこれから行く当てもないだろ?」
ない、けれど迷惑ではないだろうか?
考えていると、まぁ王都までまだ2、3日かかるしその間に考えとけ。といってようやく膝の上から下ろしてくれた。
「あの、なにか俺に出来ることありませんか?」
「?」
「今後どうするかとかまだ全然考えられないですけど、お世話にはなってしまうんでなにかお手伝いしたいんです」
「んなもん気にしなくても。....まぁどうしてもってんなら体で払ってもらうか」
「はい!力仕事でもなんでも大丈夫です!」
ニヤニヤと近づいてくる団長さんに嫌な予感がして距離を取ろうとしたところ腰を掴まれがっと引き寄せられた。
「あ、あの!?」
「体ってのはコッチだよ」
大きな手で尻を揉みしだかれた。
「ひっ、ちょ、俺男ですよ!?」
「なにか問題でも?」
大有りでしょー!
団長さんなら女には困らないだろうに飽きたとかですか!?
飽きて男に走ったとかですかー!?
正気に戻ってくださいぃー!
抵抗している間もずっと尻を揉んでくる。
ちょこれ以上はやばいですって...!変な気分になってうっかりすると勃ってしまいそうになる。
そこへ救世主が現れた。
「団長、よろしいですか?」
「副団長さん!!助けてくださいー!」
「チッ」
と大きく舌打ちをしてようやく止めてくれた。
「入れ」
失礼します、と副団長さんが入ってきた。
俺と団長さんを交互に見てお邪魔しちゃいましたかね、と冗談めいた口調で言った。
「いえいえ!助かりましたよ!」
「全くだ。」
同時に全く逆の言葉を発する。
もう!何言ってるんですかっ!
「報告とご相談がいくつか....」
「ああ、お前の天幕に移動しよう。ハルト、今日はここで休め。後で水と着替えを用意させるからそれで体を拭いてもう寝ろ。天幕の前に護衛を立たせておくから何かあったらそいつに言え。外には絶対出るなよ」
テキパキと指示をだして行ってしまった。
しばらくするとイーリスさんという人が水の入った桶と着替えを持ってきてくれた。
お礼を言うと少し顔を赤らめ、何かありましたらお呼びくださいっと言って早々に出て行った。
お風呂に入れたらよかったが流石にそんな贅沢は言っていられない。
ささっと体を拭いて用意してもらった服に着替えた。
上は枷のせいで脱げないので仕方なくワイシャツままだ。
お言葉に甘えて横にならせてもらった。
疲れがどっと押し寄せてきたが妙に頭がはっきりしていて眠れそうにない。
騎士団ってことは戦えない俺がここにいても出来ることは少ないよな...。
むしろ足手まといになるだろう。
なにか仕事を紹介してもらえるのが1番いいけど...
言葉はなぜか通じるが文字まで同じかはわからないしこの国の常識とかもなにも知らない。
不安しかないが人には恵まれた。
帰る方法があるかもわからないし、向こうでの俺は死んでるかもしれない。
帰る方法がわかったらラッキー、くらいに思ってここで生きていくと腹を括ろう。
魔法もあるって言ってたし小説やゲームが好きな俺としてはわくわくしないこともない。
いや、でも使えるのか?
やってみようかな....
誰もいないから失敗したとしても恥ずかしくない。
ライトとかなら危なくないかな?
寝転びながら右腕を天井に向け指先に力を送るイメージ。
大きさはゴルフボールくらい....
お、指先が少しあったかいぞ。
流石に1人でも声に出すのは恥ずかしいので心で念じる。
ライト
次の瞬間部屋中に光が溢れた。
そしていつの間にか抱えられるようにして椅子に座っていた。
冷静さを少し取り戻した今めちゃくちゃ恥ずかしい。
大の大人が子供みたいに抱えられてわんわん泣くとか...!
「あ、あのっ、もう大丈夫ですので....」
降ろしてくださいと言っても一向に降ろしてくれる気配がない。
それどころか恥ずかしくて俯いている俺のうなじに指を添え顎下まで滑らせた。
!!?
イケメンの顎クイ半端ない...!!
絶対に真っ赤になっている俺の顔を見てニヤリと笑みを浮かべた。
「落ち着いたか?」
「は、はい...おかげさまで...」
目を泳がせる俺を見て楽しんでいる。
「それで、この地図がどうかしたのか?話したくないならそれでも構わんが話して楽になることもある」
話すか迷ったがこの人なら笑わずに聞いてくれるだろうと妙な確信があった。
それに1人で抱えるのは少し重い。
「....俺の知ってる地図じゃないんです。魔法も、ない世界で....」
考えがまとまらず支離滅裂にも関わらず真剣に聴いてくれた。
「つまり異界から来た、ということか?」
長々と話していたことを的確にまとめてくれた。
「信じ、られませんよね....」
自分で言っていても無理だと思う。
「いや、それなら納得だな」
「え?」
予想外の返答に思わずガン見した。
「変わった衣服に黒髪黒目、幼いながらにも聡明で見目も見たことがないほど愛らしい」
いろいろツッコミたいけど....
「幼いって俺もう26ですよ?」
「!?」
これでもかって言うほど驚いていた。
そんな驚きます?
「何歳だと思ってたんですか?」
「....15、6かと...」
いや、さすがにそれはないでしょ!
「団長さんはおいくつなんですか?」
「30だ」
これにはこちらも驚く。
自分と同じくらいかと思っていた。
そういえば、とジャラジャラと不快な音をたてるものに目をやる。
「これってとれないんですか?」
「ああ、奴隷商が扱う枷は厄介なのが多くてな。王都の魔法士に解呪してもらう他今は方法がない。不便だとは思うが少し我慢してくれ」
ふっと笑って大丈夫だ、もう怖いことは起きないと頭を撫でられた。
奴隷商という聞き慣れない単語に体が反応したのがバレていたらしい。
かっこよすぎて惚れそうなんですがー!!
俺が女だったらもう落ちてますからねー!!?
と内心八つ当たり(?)しながらもありがとうございますとお礼を言う。
近いな、と思った瞬間に口を塞がれていた。
「!?んやっ....んぅっ....んんっ....!」
咄嗟に身をよじり抵抗するも開いた口に好機とばかりに舌を絡められた。
上顎や歯列をなぞる舌を追い出そうとするもそれすら絡めとられる。
「んぁっ....んっ....はっ...!」
ようやく解放された時にはどちらのものかわからない銀糸がたらりとたれた。
「なっ、なんで....!」
少しでも距離を取ろうと逞しい胸板を押し退けるがびくともしない。
「つい、な」
ニヤニヤしながらペロリと舌を出した。
ついってなんだついってー!!
これだからモテる男は!!
あたふたしている俺をよそにそのままの体勢で続けた。
「ハルト、お前俺んとこ来ないか?」
「え?」
「異界から来たってことはこれから行く当てもないだろ?」
ない、けれど迷惑ではないだろうか?
考えていると、まぁ王都までまだ2、3日かかるしその間に考えとけ。といってようやく膝の上から下ろしてくれた。
「あの、なにか俺に出来ることありませんか?」
「?」
「今後どうするかとかまだ全然考えられないですけど、お世話にはなってしまうんでなにかお手伝いしたいんです」
「んなもん気にしなくても。....まぁどうしてもってんなら体で払ってもらうか」
「はい!力仕事でもなんでも大丈夫です!」
ニヤニヤと近づいてくる団長さんに嫌な予感がして距離を取ろうとしたところ腰を掴まれがっと引き寄せられた。
「あ、あの!?」
「体ってのはコッチだよ」
大きな手で尻を揉みしだかれた。
「ひっ、ちょ、俺男ですよ!?」
「なにか問題でも?」
大有りでしょー!
団長さんなら女には困らないだろうに飽きたとかですか!?
飽きて男に走ったとかですかー!?
正気に戻ってくださいぃー!
抵抗している間もずっと尻を揉んでくる。
ちょこれ以上はやばいですって...!変な気分になってうっかりすると勃ってしまいそうになる。
そこへ救世主が現れた。
「団長、よろしいですか?」
「副団長さん!!助けてくださいー!」
「チッ」
と大きく舌打ちをしてようやく止めてくれた。
「入れ」
失礼します、と副団長さんが入ってきた。
俺と団長さんを交互に見てお邪魔しちゃいましたかね、と冗談めいた口調で言った。
「いえいえ!助かりましたよ!」
「全くだ。」
同時に全く逆の言葉を発する。
もう!何言ってるんですかっ!
「報告とご相談がいくつか....」
「ああ、お前の天幕に移動しよう。ハルト、今日はここで休め。後で水と着替えを用意させるからそれで体を拭いてもう寝ろ。天幕の前に護衛を立たせておくから何かあったらそいつに言え。外には絶対出るなよ」
テキパキと指示をだして行ってしまった。
しばらくするとイーリスさんという人が水の入った桶と着替えを持ってきてくれた。
お礼を言うと少し顔を赤らめ、何かありましたらお呼びくださいっと言って早々に出て行った。
お風呂に入れたらよかったが流石にそんな贅沢は言っていられない。
ささっと体を拭いて用意してもらった服に着替えた。
上は枷のせいで脱げないので仕方なくワイシャツままだ。
お言葉に甘えて横にならせてもらった。
疲れがどっと押し寄せてきたが妙に頭がはっきりしていて眠れそうにない。
騎士団ってことは戦えない俺がここにいても出来ることは少ないよな...。
むしろ足手まといになるだろう。
なにか仕事を紹介してもらえるのが1番いいけど...
言葉はなぜか通じるが文字まで同じかはわからないしこの国の常識とかもなにも知らない。
不安しかないが人には恵まれた。
帰る方法があるかもわからないし、向こうでの俺は死んでるかもしれない。
帰る方法がわかったらラッキー、くらいに思ってここで生きていくと腹を括ろう。
魔法もあるって言ってたし小説やゲームが好きな俺としてはわくわくしないこともない。
いや、でも使えるのか?
やってみようかな....
誰もいないから失敗したとしても恥ずかしくない。
ライトとかなら危なくないかな?
寝転びながら右腕を天井に向け指先に力を送るイメージ。
大きさはゴルフボールくらい....
お、指先が少しあったかいぞ。
流石に1人でも声に出すのは恥ずかしいので心で念じる。
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