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朝からなかよし
しおりを挟む「……ひゃあっ!」
シシリアが僕のペニスを逆手で握った。
赤黒く怒張し、ビキビキとした血管まで浮き出ている。
「これ、欲しくなっちゃった?」
何度も繰り返し頷くシシリア。
僕の肩を掴むと押し倒してきた。
「すぐ挿れたい、我慢できない……っ」
泣きそうな顔をして必死にお願いしてくる。昨日の焦らしがよほど辛かったようだ。
「僕がいいって言うまでイクの禁止ね?」
「……そんなっ、……嫌だ! 助けてくれ、奥が疼いておかしくなりそうなんだっ」
僕の肩に頭を寄せて愚図りだした。
「すぐ挿れていいから、我慢、ね?」
下から擦り付けるように腰を動かす。
「んんんんんんんっ!」
悔しそうに呻く。僕のペニスを掴むと自分の穴にあてがった。ゆっくりと腰を落としていく。
「……っはぁ、んぅんん」
シシリアはこちら側に倒れこんでくると、両腕で頭を抱きかかえるようにして唇を塞いできた。
熱い唾液が絡まり合う。
逃げられないようにシシリアの腰をがっちりと掴む。
これから何をされるかわかったシシリアは舌を絡めながら、僕の手を必死に離そうと藻掻く。
「んんっ、ん~! んんんん!」
ばちゅんっ、とシシリアの弱いところを押し潰すように思いきり腰を突き上げる。
しつこく何度もペニスの先端で抉る。
「っはぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
キスを続ける余裕もないみたいだ。大きく肩で息をしている。
「……イキそう…………。」
「もう!? まだな~んにもしてないのにぃっ!」
そう言いながらパンパン腰を打ち付ける。
「……ふーっ、っはあ、ッううう」
必死に我慢している。押さえつけていた手を離し、シシリアの剛直を掴む。
「まだだめだよ~!」
シシリアが情けない声を漏らした。手のひら全体で亀頭を捏ねくりまわす。
「んぅうううううっ、はあっ……!」
顔を苦しそうに歪めて必死に頑張って耐えている。
「勝手にイったら、ずぅ~っと気持ちくて辛いところだけぐりぐりしてお仕置きするからね」
シシリアの下腹部が、びく、びくびくっ、と不規則に痙攣した。
「……あ~あ、まだだめだったのに……っ」
一度体制を整えた。シシリアをうつ伏せに寝かせ、その上から覆い被さる。
挿入して一番奥の弱いポイントに辿り着くと、ぐりぐりと押しつける。
シーツを掴んで耐えるシシリヤの手首を掴む。
獣のような唸り声が漏れ聞こえる。
大きなストロークで弱いところ目掛けてピストン運動を開始した。
肉同士のぶつかり合う音が響く。
「許してくれぇ! 許可…なく……イキっ、たくなかった、のにっ!」
ピストンに合わせて声が揺れる。
「そろそろ許してあげようかな、はぁ、っはぁ、」
僕も限界が近かった。シシリアの耳に近づく。
「シシリアぁ、愛してるっ、んんぅ」
僕がペニスを引き抜くと、すかさずシシリアがこちらを向く。潤んだ目をしている。
両手を広げるとシシリアが飛び込んできた。
絡まり合うようにベッドへ倒れ込む。可愛いシシリアにたくさんのキスを落とした。
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