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八章

次のステップ…はまた今度!

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「で…できたー!」


短所を長所に…の方法で書いていくことでちょっと頭も新鮮になって、ようやく100個書くことができた!


「ふむふむ、ちょっと日数かかったが…よく頑張ったの。」


ワシは待ち疲れたわい、と言いながらも褒めてくれた。


「疲れた…!」


一旦お昼休憩も挟んでいたのもあって、書き終えた頃には15時を過ぎている。


ここで神様は一旦、世話人さんのところに顔を出してくると言って立ち上がった。


その間は私も休憩!


消えて行く神様を見届けてから、はあーーーと仰向けに寝転がる。


これが終わったら次は何をするって言ってたっけ?


夜も続きやるのかなあ…?


ウトウトしながら考える。


(店長のリスト見てみたいな…明日一緒に入ってるから聞いてみようかな?

瑠偉くんもいるから言ってみる?

でもそれを言うと「見せ合いっこしよう!」なんて言い出しかねない。

やめておこう。)


なんて考えていたらいつの間にか眠ってしまっていた。


「そんなに疲れておったか?」


突然、神様の声が聞こえて飛び起きる。


「は…!寝てしまってた…?」


「ヨダレが出ておるぞ?」


慌ててティッシュで口を拭いた。


でも深見さんの影響で忙しかった次の日に刈谷さんとのことがあったから、自分で思ってた以上に疲れていたんだ。


「夜に次のステップを…と思っていたが、今日はやめておくか。」


説明だけしておく。ということで、晩ご飯を済ませてから次の説明だけ聞いて今日の授業が終わった。


「瑠偉くん、おはよう!」


「おはよー!」


今日も刈谷さんと瑠偉くんが一緒に出勤のはずだけど…


「どうだろうね?日曜日のことがあるし、今日は4人出勤だから休んでも一応支障ないし…。」


「また遅刻して早退するか?」


瑠偉くんが「んー?」っと考えて


「なんとなくだけど…池鶴ちゃんがいる日は来ないんじゃないかな?」


ああ…それはあり得る。


そんな話をしながら掃除をしていたけど、やっぱりオープン時間になっても刈谷さんは来なかった。


朝から割と入店が多かったのでおしゃべりはストップ!


そして今日もまた深見さんを訪ねてお客様が来られた…まだ影響続いているの!?


驚きつつも店内を走り回っていたらあっという間に午後に。


店長が出勤する時間だな…と思っていたら、刈谷さんが店長の影に隠れて一緒に出勤してきた。


刈谷さんを先にバックルームに入ってもらってから、私と瑠偉くん呼び集め朝礼を始める。


「現状では正社員だからね。出勤日数があまり減るといけないのよ。」


それでここまで休んだり早退したりするなら、残り2ヶ月をバイトに切り替えようか…という話になったらしい。


それで本社の人を(オンラインで)交えてミーティングをするために、一緒に出勤してもらったんだとか。


店長って…大変!


「とりあえず相原さんは休憩に入って。打海くんはしばらく店頭一人になるけど、お願いね。」


「かしこまりました。」


入店もちょうど落ち着いてきたから、瑠偉くんなら大丈夫そう。


「じゃあ行ってくるね。」


「いってらっしゃーい。」


お店を出て真っ直ぐ食堂に向かう。


噂が広まってたら嫌だな…と思ってたけど、一日経ってるから特に注目を集めることなくいつも通り過ごせた。


お弁当を食べながら昨日神様に聞いた説明を思い出す。


「やりたいことリストを書こうとして、思い浮かばんかったじゃろ?

なぜかというと無意識にブロックしておるからじゃ。」


無意識にブロック???


これは夜の授業を中止してもらえて正解だったな…。


「例えば何かやりたいことを思い浮かんだとしても、(自分には無理)(これはできない)などというブロックがかかって願うことすらせんようになってしまう。」


わかるような…わからないような…。


「それで自分褒めリストじゃ。

自分で自分を褒めることで自己肯定感が上がる。

自己肯定感が上がると“願うこと自体にブロックがかからなくなる”ということじゃ。」


次はもっとスラスラやりたいことが出てくるはずじゃぞ、と。


うん、頭が痛い。
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