90 / 128
八章
次のステップ…はまた今度!
しおりを挟む
「で…できたー!」
短所を長所に…の方法で書いていくことでちょっと頭も新鮮になって、ようやく100個書くことができた!
「ふむふむ、ちょっと日数かかったが…よく頑張ったの。」
ワシは待ち疲れたわい、と言いながらも褒めてくれた。
「疲れた…!」
一旦お昼休憩も挟んでいたのもあって、書き終えた頃には15時を過ぎている。
ここで神様は一旦、世話人さんのところに顔を出してくると言って立ち上がった。
その間は私も休憩!
消えて行く神様を見届けてから、はあーーーと仰向けに寝転がる。
これが終わったら次は何をするって言ってたっけ?
夜も続きやるのかなあ…?
ウトウトしながら考える。
(店長のリスト見てみたいな…明日一緒に入ってるから聞いてみようかな?
瑠偉くんもいるから言ってみる?
でもそれを言うと「見せ合いっこしよう!」なんて言い出しかねない。
やめておこう。)
なんて考えていたらいつの間にか眠ってしまっていた。
「そんなに疲れておったか?」
突然、神様の声が聞こえて飛び起きる。
「は…!寝てしまってた…?」
「ヨダレが出ておるぞ?」
慌ててティッシュで口を拭いた。
でも深見さんの影響で忙しかった次の日に刈谷さんとのことがあったから、自分で思ってた以上に疲れていたんだ。
「夜に次のステップを…と思っていたが、今日はやめておくか。」
説明だけしておく。ということで、晩ご飯を済ませてから次の説明だけ聞いて今日の授業が終わった。
「瑠偉くん、おはよう!」
「おはよー!」
今日も刈谷さんと瑠偉くんが一緒に出勤のはずだけど…
「どうだろうね?日曜日のことがあるし、今日は4人出勤だから休んでも一応支障ないし…。」
「また遅刻して早退するか?」
瑠偉くんが「んー?」っと考えて
「なんとなくだけど…池鶴ちゃんがいる日は来ないんじゃないかな?」
ああ…それはあり得る。
そんな話をしながら掃除をしていたけど、やっぱりオープン時間になっても刈谷さんは来なかった。
朝から割と入店が多かったのでおしゃべりはストップ!
そして今日もまた深見さんを訪ねてお客様が来られた…まだ影響続いているの!?
驚きつつも店内を走り回っていたらあっという間に午後に。
店長が出勤する時間だな…と思っていたら、刈谷さんが店長の影に隠れて一緒に出勤してきた。
刈谷さんを先にバックルームに入ってもらってから、私と瑠偉くん呼び集め朝礼を始める。
「現状では正社員だからね。出勤日数があまり減るといけないのよ。」
それでここまで休んだり早退したりするなら、残り2ヶ月をバイトに切り替えようか…という話になったらしい。
それで本社の人を(オンラインで)交えてミーティングをするために、一緒に出勤してもらったんだとか。
店長って…大変!
「とりあえず相原さんは休憩に入って。打海くんはしばらく店頭一人になるけど、お願いね。」
「かしこまりました。」
入店もちょうど落ち着いてきたから、瑠偉くんなら大丈夫そう。
「じゃあ行ってくるね。」
「いってらっしゃーい。」
お店を出て真っ直ぐ食堂に向かう。
噂が広まってたら嫌だな…と思ってたけど、一日経ってるから特に注目を集めることなくいつも通り過ごせた。
お弁当を食べながら昨日神様に聞いた説明を思い出す。
「やりたいことリストを書こうとして、思い浮かばんかったじゃろ?
なぜかというと無意識にブロックしておるからじゃ。」
無意識にブロック???
これは夜の授業を中止してもらえて正解だったな…。
「例えば何かやりたいことを思い浮かんだとしても、(自分には無理)(これはできない)などというブロックがかかって願うことすらせんようになってしまう。」
わかるような…わからないような…。
「それで自分褒めリストじゃ。
自分で自分を褒めることで自己肯定感が上がる。
自己肯定感が上がると“願うこと自体にブロックがかからなくなる”ということじゃ。」
次はもっとスラスラやりたいことが出てくるはずじゃぞ、と。
うん、頭が痛い。
短所を長所に…の方法で書いていくことでちょっと頭も新鮮になって、ようやく100個書くことができた!
「ふむふむ、ちょっと日数かかったが…よく頑張ったの。」
ワシは待ち疲れたわい、と言いながらも褒めてくれた。
「疲れた…!」
一旦お昼休憩も挟んでいたのもあって、書き終えた頃には15時を過ぎている。
ここで神様は一旦、世話人さんのところに顔を出してくると言って立ち上がった。
その間は私も休憩!
消えて行く神様を見届けてから、はあーーーと仰向けに寝転がる。
これが終わったら次は何をするって言ってたっけ?
夜も続きやるのかなあ…?
ウトウトしながら考える。
(店長のリスト見てみたいな…明日一緒に入ってるから聞いてみようかな?
瑠偉くんもいるから言ってみる?
でもそれを言うと「見せ合いっこしよう!」なんて言い出しかねない。
やめておこう。)
なんて考えていたらいつの間にか眠ってしまっていた。
「そんなに疲れておったか?」
突然、神様の声が聞こえて飛び起きる。
「は…!寝てしまってた…?」
「ヨダレが出ておるぞ?」
慌ててティッシュで口を拭いた。
でも深見さんの影響で忙しかった次の日に刈谷さんとのことがあったから、自分で思ってた以上に疲れていたんだ。
「夜に次のステップを…と思っていたが、今日はやめておくか。」
説明だけしておく。ということで、晩ご飯を済ませてから次の説明だけ聞いて今日の授業が終わった。
「瑠偉くん、おはよう!」
「おはよー!」
今日も刈谷さんと瑠偉くんが一緒に出勤のはずだけど…
「どうだろうね?日曜日のことがあるし、今日は4人出勤だから休んでも一応支障ないし…。」
「また遅刻して早退するか?」
瑠偉くんが「んー?」っと考えて
「なんとなくだけど…池鶴ちゃんがいる日は来ないんじゃないかな?」
ああ…それはあり得る。
そんな話をしながら掃除をしていたけど、やっぱりオープン時間になっても刈谷さんは来なかった。
朝から割と入店が多かったのでおしゃべりはストップ!
そして今日もまた深見さんを訪ねてお客様が来られた…まだ影響続いているの!?
驚きつつも店内を走り回っていたらあっという間に午後に。
店長が出勤する時間だな…と思っていたら、刈谷さんが店長の影に隠れて一緒に出勤してきた。
刈谷さんを先にバックルームに入ってもらってから、私と瑠偉くん呼び集め朝礼を始める。
「現状では正社員だからね。出勤日数があまり減るといけないのよ。」
それでここまで休んだり早退したりするなら、残り2ヶ月をバイトに切り替えようか…という話になったらしい。
それで本社の人を(オンラインで)交えてミーティングをするために、一緒に出勤してもらったんだとか。
店長って…大変!
「とりあえず相原さんは休憩に入って。打海くんはしばらく店頭一人になるけど、お願いね。」
「かしこまりました。」
入店もちょうど落ち着いてきたから、瑠偉くんなら大丈夫そう。
「じゃあ行ってくるね。」
「いってらっしゃーい。」
お店を出て真っ直ぐ食堂に向かう。
噂が広まってたら嫌だな…と思ってたけど、一日経ってるから特に注目を集めることなくいつも通り過ごせた。
お弁当を食べながら昨日神様に聞いた説明を思い出す。
「やりたいことリストを書こうとして、思い浮かばんかったじゃろ?
なぜかというと無意識にブロックしておるからじゃ。」
無意識にブロック???
これは夜の授業を中止してもらえて正解だったな…。
「例えば何かやりたいことを思い浮かんだとしても、(自分には無理)(これはできない)などというブロックがかかって願うことすらせんようになってしまう。」
わかるような…わからないような…。
「それで自分褒めリストじゃ。
自分で自分を褒めることで自己肯定感が上がる。
自己肯定感が上がると“願うこと自体にブロックがかからなくなる”ということじゃ。」
次はもっとスラスラやりたいことが出てくるはずじゃぞ、と。
うん、頭が痛い。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
カメラとわたしと自衛官〜不憫なんて言わせない!カメラ女子と自衛官の馴れ初め話〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
「かっこいい……あのボディ。かわいい……そのお尻」ため息を漏らすその視線の先に何がある?
たまたま居合わせたイベント会場で空を仰ぐと、白い煙がお花を描いた。見上げた全員が歓声をあげる。それが自衛隊のイベントとは知らず、気づくとサイン会に巻き込まれて並んでいた。
ひょんな事がきっかけで、カメラにはまる女の子がファインダー越しに見つけた世界。なぜかいつもそこに貴方がいた。恋愛に鈍感でも被写体には敏感です。恋愛よりもカメラが大事! そんか彼女を気長に粘り強く自分のテリトリーに引き込みたい陸上自衛隊員との恋のお話?
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
※もちろん、フィクションです。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
私の主治医さん - 二人と一匹物語 -
鏡野ゆう
ライト文芸
とある病院の救命救急で働いている東出先生の元に運び込まれた急患は何故か川で溺れていた一人と一匹でした。救命救急で働くお医者さんと患者さん、そして小さな子猫の二人と一匹の恋の小話。
【本編完結】【小話】
※小説家になろうでも公開中※
【完結】雨上がり、後悔を抱く
私雨
ライト文芸
夏休みの最終週、海外から日本へ帰国した田仲雄己(たなか ゆうき)。彼は雨之島(あまのじま)という離島に住んでいる。
雄己を真っ先に出迎えてくれたのは彼の幼馴染、山口夏海(やまぐち なつみ)だった。彼女が確実におかしくなっていることに、誰も気づいていない。
雨之島では、とある迷信が昔から吹聴されている。それは、雨に濡れたら狂ってしまうということ。
『信じる』彼と『信じない』彼女――
果たして、誰が正しいのだろうか……?
これは、『しなかったこと』を後悔する人たちの切ない物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる