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第十三章
愛の結晶③
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やがて痛みが10分間隔になってきた。
「マコト、JJに連絡しとく?」
「初産って、時間掛かるのよね?仕事だし、慌てて何かあっても困るから入れなくていいわ」
「じゃあ、取りあえず病院に行く準備しましょう。JJがいつ産まれてもいいように、マコトが臨月に入った日からVIPルームを確保してるのよ。だから、もういつでも入院できるの。さすがセレブは違うわ」
「えっ!?」
真琴には知らせず、抜かりなく準備している仁。
「世界一の男に愛されるマコトは幸せよ~」
別荘も豪華でプライベートジェットで移動する仁は確かにセレブだが、真琴自身はあまり意識したことなく、仁と結婚したからと言って、全く贅沢することなく今までの生活を続けている。未だに豪華すぎる住まいには慣れる事はないのが本音だ。
仁も真琴の生活を否定する事なく合わせてくれる。清掃だけは業者を雇っているが、あとは真琴の意志を尊重し、真琴に任せてくれている。
世間では『世界の城之内』と結婚したシンデレラと言われているが、真琴にとっては『仁』という素晴らしい人と結婚できた喜びを感じている。
大好きな人との赤ちゃんにもうすぐ会える。
「マコト、車が来たわ。歩ける?」
「ちょちょっと待って……。今、痛みが来てる……」
「収まったら移動しましょう」
間隔が10分を切り出した。タイミングをみて病院に向かった。
そして――
「城之内様のお部屋はこちらです」
ドバイの病院の豪華さには何度来ても驚くが、そのVIPルームだ。入った瞬間、痛みも忘れ立ち尽くす。
「びょ、病院!?ホテルの間違いじゃないの!?」
「すごいでしょう?ここの部屋に入れる人は一握りよ。この病院は、それでなくてもセレブ仕様なのに、この部屋は別格よ。どんなにお金を積んでも信用がないと入れないの」
「……」
目の前には、仁との一夜を過ごした高級ホテルのスイートルームのような光景が広がっている。
「マコト、突っ立ってないで座りましょう」
「マコト、JJに連絡しとく?」
「初産って、時間掛かるのよね?仕事だし、慌てて何かあっても困るから入れなくていいわ」
「じゃあ、取りあえず病院に行く準備しましょう。JJがいつ産まれてもいいように、マコトが臨月に入った日からVIPルームを確保してるのよ。だから、もういつでも入院できるの。さすがセレブは違うわ」
「えっ!?」
真琴には知らせず、抜かりなく準備している仁。
「世界一の男に愛されるマコトは幸せよ~」
別荘も豪華でプライベートジェットで移動する仁は確かにセレブだが、真琴自身はあまり意識したことなく、仁と結婚したからと言って、全く贅沢することなく今までの生活を続けている。未だに豪華すぎる住まいには慣れる事はないのが本音だ。
仁も真琴の生活を否定する事なく合わせてくれる。清掃だけは業者を雇っているが、あとは真琴の意志を尊重し、真琴に任せてくれている。
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大好きな人との赤ちゃんにもうすぐ会える。
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「ちょちょっと待って……。今、痛みが来てる……」
「収まったら移動しましょう」
間隔が10分を切り出した。タイミングをみて病院に向かった。
そして――
「城之内様のお部屋はこちらです」
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「びょ、病院!?ホテルの間違いじゃないの!?」
「すごいでしょう?ここの部屋に入れる人は一握りよ。この病院は、それでなくてもセレブ仕様なのに、この部屋は別格よ。どんなにお金を積んでも信用がないと入れないの」
「……」
目の前には、仁との一夜を過ごした高級ホテルのスイートルームのような光景が広がっている。
「マコト、突っ立ってないで座りましょう」
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