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第十五章
俺様ドクターの嫉妬⑩
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同窓会の日のシフトが出た。
なんと、非番の日に当たっていて、翌日が公休日だったのだ。偶然にも理想的なシフトだったので、今回は出席しようかと志乃ちゃんに連絡を入れた。
「志乃ちゃん、今大丈夫?」
「うん。仕事が終わって、星くん待ってるの。どうしたの?」
志乃ちゃんが待っている星くんとは、雫石星、私の兄だ。
「同窓会の日のシフトが出て、非番だったの。翌日も運よくお休みだったから、志乃ちゃんが行くなら一緒に行こうと思って」
「砂川くん喜ぶね」
「せっかく誘ってくれたもんね」
「そうじゃないんだけど、まあいっか」
「ん?」
「なんでもない。じゃあ、会場で会えるの楽しみにしてる」
「うん」
志乃ちゃんと約束をして電話を切り、忘れないうちにと柾さんにも同窓会に行くとメールを入れた。
仕事中のはずが、柾さんからすぐに電話がかかってきた。
「同窓会いつだ?」
「へ⁈」
「日にち」
「来月の5日金曜日だよ」
「わかった。場所も決まったらメール入れといて」
用件だけ言って、忙しいのか電話は切れてしまった。
志乃ちゃんに場所を確認すると、地元にある大きな中華料理店の宴会場だった。老舗で、私達の小さい頃から、お祝いなどで使われている馴染みの店だ。
柾さんには縁のないお店だろうとは思いながらも、聞かれていたのでお店の場所と時間を入れた。遅くなったら実家に泊まってもいいかなと、私は呑気に思っていた。
同窓会当日、朝まで勤務だった私は、帰ってシャワーを浴び目覚ましをかけて仮眠をした。
遠くでスマホのアラームが鳴っている……。
スマホを置いているベッドボードに手を伸ばそうとした時、なぜか柔らかいものを触った気がした。
「え⁈」
驚き目を開けると、なぜか私の横で眠る柾さんの姿が……。
朝帰ってきた時にはいなかった。いつ帰ってきたのだろうか?よく眠っている柾さんを起こさないように、慌ててアラームを止めた。
眠っている顔ですら美しい。だが、目の下には隈ができている。ずっと見ていたいが、同窓会に行く用意をしなくてはならない。起き上がりベッドから出ようとした時だった。
なんと、非番の日に当たっていて、翌日が公休日だったのだ。偶然にも理想的なシフトだったので、今回は出席しようかと志乃ちゃんに連絡を入れた。
「志乃ちゃん、今大丈夫?」
「うん。仕事が終わって、星くん待ってるの。どうしたの?」
志乃ちゃんが待っている星くんとは、雫石星、私の兄だ。
「同窓会の日のシフトが出て、非番だったの。翌日も運よくお休みだったから、志乃ちゃんが行くなら一緒に行こうと思って」
「砂川くん喜ぶね」
「せっかく誘ってくれたもんね」
「そうじゃないんだけど、まあいっか」
「ん?」
「なんでもない。じゃあ、会場で会えるの楽しみにしてる」
「うん」
志乃ちゃんと約束をして電話を切り、忘れないうちにと柾さんにも同窓会に行くとメールを入れた。
仕事中のはずが、柾さんからすぐに電話がかかってきた。
「同窓会いつだ?」
「へ⁈」
「日にち」
「来月の5日金曜日だよ」
「わかった。場所も決まったらメール入れといて」
用件だけ言って、忙しいのか電話は切れてしまった。
志乃ちゃんに場所を確認すると、地元にある大きな中華料理店の宴会場だった。老舗で、私達の小さい頃から、お祝いなどで使われている馴染みの店だ。
柾さんには縁のないお店だろうとは思いながらも、聞かれていたのでお店の場所と時間を入れた。遅くなったら実家に泊まってもいいかなと、私は呑気に思っていた。
同窓会当日、朝まで勤務だった私は、帰ってシャワーを浴び目覚ましをかけて仮眠をした。
遠くでスマホのアラームが鳴っている……。
スマホを置いているベッドボードに手を伸ばそうとした時、なぜか柔らかいものを触った気がした。
「え⁈」
驚き目を開けると、なぜか私の横で眠る柾さんの姿が……。
朝帰ってきた時にはいなかった。いつ帰ってきたのだろうか?よく眠っている柾さんを起こさないように、慌ててアラームを止めた。
眠っている顔ですら美しい。だが、目の下には隈ができている。ずっと見ていたいが、同窓会に行く用意をしなくてはならない。起き上がりベッドから出ようとした時だった。
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