ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~

せいとも

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第九章

俺様ドクターが甘すぎる③

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 柾さんの唇が私の身体を這って、だんだん下りてくる。手と口で両胸の先端を同時に刺激され、胸の先端が尖っている。そこを更に刺激される。

 空いている手は更に下へ下へと向かっていく。そして、いつの間にか下着が脱がされ、晒される。

 すでに充分潤う蜜口に、愛液を馴染ませ表面を上下に擦られる。胸と下半身を同時に刺激され、頭が真っ白になっていく。

「ああん。なに?頭が真っ白になって、何かが弾けそう。コワイ」
「大丈夫だ。素直に感じればいい。このまま一度イカしてやる」

 柾さんの長い指が、腟内なかにスルッと入り込み、刺激される。胸と腟内から同時に感じる強い快感が、更に水音を大きくする。

 腟内の指が強く感じるところばかりを攻めてくる。

「ハア、ンン。もうダメ」

 ピクピクしていた身体が大きく痙攣する。

「ハアハア」

 肩で息を整える私を優しい顔で見つめながらも、柾さんは自分の服を脱ぎ始めた。躊躇なく下着まで脱ぎ、真っ裸だ。

 鍛えられた肉体が視界に入ると同時に、そそり勃つ下半身のモノ。

 本当にあんな大きなモノが、私の腟内なかに入ったのだろうか。

 今でも信じられない。

 ベッドに置かれていた新品の箱から、何かを取り出している。その姿でさえ妖艶で、見ていられない。箱から取り出したシルバーの四角いパッケージを口で咥え開けた。

 器用に自身のモノにつけている。

 一瞬で準備を終えた柾さんが再び私の口を塞ぎ、片手で胸を刺激し、もう片方の手で自身のモノを私の下半身に擦りつけている。

 蜜口に硬く大きなモノが当たり、愛液に塗れて滑っている。少しずつ先端が私の腟内へ挿入っているのが感じられる。

「キツッ。痛くないか?」
「ンンッ」

 痛いかと言われれば、若干の痛みはある。けれど、気持ち良さが痛みを上回っている。

「ダメだ。気持ち良すぎて持っていかれる……」

 額から汗を流し、苦悶の表情を浮かべている柾さんを見て、心配になる。

「大丈夫ですか?」

 私自身も余裕はないが、額の汗を手で拭い目を覗き込んだ。

「月が、可愛すぎて我慢の限界……。すまない。動くぞ」

 その言葉と同時に一気に奥まで柾さんのモノが、挿入ってきた。一気に子宮口まで突かれる。

「ハアン」
「ヤバイッ」

 動きが先程までとは全く違い、激しく抽出を繰り返す。最奥まで突かれるたびに、今まで感じたことのない刺激に驚く。

 どれくらい揺さぶられただろう。

 すでにお互いの汗が全身に滲んでいる。

「月、愛してる」

 ピストンを繰り返しながらも、柾さんは何度も愛を囁いてくれる。私はついて行くのに必死で、言葉はあまり聞こえていないが、行為で充分伝わっている。

 出会って間もない私達だが、魂がお互いを必要としているようだ。

 もう、柾さんのいない人生は考えられない。

 初めての恋、落ちるのに時間は関係ないんだと知った。

 身体を繋ぐ行為は、愛を伝えることだと教えてくれる。

 私と柾さんは始まったばかり――。

 まだまだ解決すべき問題は山積みだが、柾さんなら何とかしてくれると絶対の信頼が芽生えていた。
 

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