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第十四章
彼の家族③
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「ダメだ、動くぞ」
言葉と同時に一気に自身のモノを浅くまで抜いたと思った瞬間、一気に最奥まで突き刺した。両足を大きく開かれた状態の私と最奥まで貫いた蒼空さんの身体がぶつかりパンッと高い音が鳴る。何度も何度もピストンが繰り返されて、何も考えられない。無我夢中で、愛し合い二人の身体が繋がり続けた。
最後は気絶するように眠りにつく。蒼空さんに包まれて、久しぶりに安心して深い眠りついたのだ。
スマホのアラームが遠くで鳴っている気がする。まだダルさの残る身体は睡眠を欲していて、頭ではわかっていてもなかなか身体が目覚めない……
隣には蒼空さんの温もりと寝息を感じて、心地よく眠りを誘う……
今度は、スマホからアラームではなく、着信音が聞こえる。ハッと意識が浮上するも、手元にスマホはなく慌てて周辺を見回す。そして、スマホより先に視界に入った時計の針は9時を告げていた。
「え⁉ ええ⁉ 蒼空さん‼ ヤバイ、どうしよう」
「ん~、慌ててどうした?」
「蒼空さん、大変。寝坊、寝坊してる。9時!!」
「ヤバッ」
「さっき、蒼空さんのスマホが鳴ってたと思う」
「ハァ~、もう慌ててもしょうがないな」
「何をそんなに悠長にしてるの!」
「今日は昼からにしよう」
「久しぶりの出社で仕事が溜まってるって……」
「なんとかなるだろう」
余裕な発言をして、全裸のままでベッドから出てスマホを取りに行ってしまった。慌てているのは私だけのようだ。
「もしもし、ああ、ああ。頼んだ」
リビングから電話をしている蒼空さんの声が微かに聞こえてくる。話の相手も内容もわからないけれど、多分轟課長あたりだろう。
蒼空さんが戻ってくる前に、慌ててベッドの周りに落ちている下着と服を身に着ける。そこへ蒼空さんが、全裸のまま隠すことなく戻って来た。
「そ、蒼空さん、服着て」
「もう何度も裸を見てるんだから慣れただろう?」
「それとこれとは別」
朝から蒼空さんのモノはなぜか元気だ。本当に目のやり場に困ってしまう。
「電話は昌磨だった」
言葉と同時に一気に自身のモノを浅くまで抜いたと思った瞬間、一気に最奥まで突き刺した。両足を大きく開かれた状態の私と最奥まで貫いた蒼空さんの身体がぶつかりパンッと高い音が鳴る。何度も何度もピストンが繰り返されて、何も考えられない。無我夢中で、愛し合い二人の身体が繋がり続けた。
最後は気絶するように眠りにつく。蒼空さんに包まれて、久しぶりに安心して深い眠りついたのだ。
スマホのアラームが遠くで鳴っている気がする。まだダルさの残る身体は睡眠を欲していて、頭ではわかっていてもなかなか身体が目覚めない……
隣には蒼空さんの温もりと寝息を感じて、心地よく眠りを誘う……
今度は、スマホからアラームではなく、着信音が聞こえる。ハッと意識が浮上するも、手元にスマホはなく慌てて周辺を見回す。そして、スマホより先に視界に入った時計の針は9時を告げていた。
「え⁉ ええ⁉ 蒼空さん‼ ヤバイ、どうしよう」
「ん~、慌ててどうした?」
「蒼空さん、大変。寝坊、寝坊してる。9時!!」
「ヤバッ」
「さっき、蒼空さんのスマホが鳴ってたと思う」
「ハァ~、もう慌ててもしょうがないな」
「何をそんなに悠長にしてるの!」
「今日は昼からにしよう」
「久しぶりの出社で仕事が溜まってるって……」
「なんとかなるだろう」
余裕な発言をして、全裸のままでベッドから出てスマホを取りに行ってしまった。慌てているのは私だけのようだ。
「もしもし、ああ、ああ。頼んだ」
リビングから電話をしている蒼空さんの声が微かに聞こえてくる。話の相手も内容もわからないけれど、多分轟課長あたりだろう。
蒼空さんが戻ってくる前に、慌ててベッドの周りに落ちている下着と服を身に着ける。そこへ蒼空さんが、全裸のまま隠すことなく戻って来た。
「そ、蒼空さん、服着て」
「もう何度も裸を見てるんだから慣れただろう?」
「それとこれとは別」
朝から蒼空さんのモノはなぜか元気だ。本当に目のやり場に困ってしまう。
「電話は昌磨だった」
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