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第十章
公認の仲②
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私と蒼空さんの関係や梨乃ちゃんのことは、オフィス内でも騒がれはしたけれど、一週間ほどで騒ぎも収まって、いつもの日常が戻って来た。林先輩がいなくなってから、オフィス内で騒いでいた風花も今は静かで、直接私に何か言ってくることもない。
林先輩から振られていた仕事が、今はなくなっているので、少し残業が増えたくらいで大きな負担にはならない。
同棲生活を始めたばかりの頃よりは、蒼空さんも早く帰れる日があって、一緒に過ごせる時間も増えている。
オフィスでは、今まで通り上司と部下で、プライベートは甘々で過ごす。
「ランチ一緒にどう?」
「うん。小春は何がいい?」
小春からランチに誘われた。オフィスビルには、入居する企業の従業員なら利用可能な食堂とコンビニ、ベーカリーショップと併設のカフェなどあって選べるのだ。オフィスビルの前には、お昼になるとお弁当を売りに来ていて、選択肢はたくさんある。
「食堂はいっぱいだよね……。お天気もいいし、お弁当を買ってテラスで食べる?」
「いいね」
一階には、自由に飲食できる広いテラスがある。近くに公園もあって、天気のいい日は外で食べる人も多い。
オフィスの前には、今日もキッチンカーが何台か止まっている。カレーやカフェのランチボックスやバーガーに弁当屋など、どこのキッチンカーからも美味しそうな匂いが漂っているのだ。
「何にしようかなぁ」
「悩むね」
お弁当は次から次へと売れていて、どれにしようか悩んでいると、種類も食べる時間も減ってしまう。
「私、ロコモコ丼にする」
「凛花と一緒にしようかな」
二人でロコモコ丼を持って、空いている席に座った。
「「いただきます」」
美味しそうな匂いにつられ食欲が増す。小春と一緒にランチを食べるのは久しぶりだ。
「凛花、最近色々あったけど大丈夫?」
「心配してくれてありがとう。なんか短期間に色々ありすぎて……」
「林さんもだけど、橋本さんが一番驚いたよ」
「私も。梨乃ちゃんが入社してからのつき合いだから、まさかこんなことになるなんて」
「ショックだよね……」
「うん……」
「でも、一番の驚きは片桐部長と凛花がつき合ってることだよ」
「私も驚いてるもん」
林先輩から振られていた仕事が、今はなくなっているので、少し残業が増えたくらいで大きな負担にはならない。
同棲生活を始めたばかりの頃よりは、蒼空さんも早く帰れる日があって、一緒に過ごせる時間も増えている。
オフィスでは、今まで通り上司と部下で、プライベートは甘々で過ごす。
「ランチ一緒にどう?」
「うん。小春は何がいい?」
小春からランチに誘われた。オフィスビルには、入居する企業の従業員なら利用可能な食堂とコンビニ、ベーカリーショップと併設のカフェなどあって選べるのだ。オフィスビルの前には、お昼になるとお弁当を売りに来ていて、選択肢はたくさんある。
「食堂はいっぱいだよね……。お天気もいいし、お弁当を買ってテラスで食べる?」
「いいね」
一階には、自由に飲食できる広いテラスがある。近くに公園もあって、天気のいい日は外で食べる人も多い。
オフィスの前には、今日もキッチンカーが何台か止まっている。カレーやカフェのランチボックスやバーガーに弁当屋など、どこのキッチンカーからも美味しそうな匂いが漂っているのだ。
「何にしようかなぁ」
「悩むね」
お弁当は次から次へと売れていて、どれにしようか悩んでいると、種類も食べる時間も減ってしまう。
「私、ロコモコ丼にする」
「凛花と一緒にしようかな」
二人でロコモコ丼を持って、空いている席に座った。
「「いただきます」」
美味しそうな匂いにつられ食欲が増す。小春と一緒にランチを食べるのは久しぶりだ。
「凛花、最近色々あったけど大丈夫?」
「心配してくれてありがとう。なんか短期間に色々ありすぎて……」
「林さんもだけど、橋本さんが一番驚いたよ」
「私も。梨乃ちゃんが入社してからのつき合いだから、まさかこんなことになるなんて」
「ショックだよね……」
「うん……」
「でも、一番の驚きは片桐部長と凛花がつき合ってることだよ」
「私も驚いてるもん」
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