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第一章 幼少期編

番外編 エレノア視点

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ずっと不安だった



私、ナタルセラ エレノアは前世の記憶がある

日本に住んでいて、幼い頃から好きだった建築業での部長をしていた

いずれ社長になるのが夢で、頑張って会社を支えて行こうと思っていたのに…


ある日、私の人生はあっけなく終わりを迎えてしまった

子供を助けた事に後悔はしていない

ただ、もっとこうしていたかった、など心残りは沢山あった


そして、エレノアとしての生を受け、記憶が戻った

始めは、メイド達に「にほんってしってる?」
と、聞いて回ったが、誰も知らないと答える

この記憶は何?私、死んだの?

これからはエレノアとして生きるの?

不安は沢山あった

けれど、そうして2年過ごすうちに、前世の事を認めてもらうのも諦めた




そんな時に、彼女に出会ったの

彼女も私と同じ転生者だった

一緒に話しているうちに、ナタルセラ公爵令嬢ではなく、エレノアとしての全てを認めてくれた気がしたの

とても嬉しかった

この子とは仲良くなれる気がする

妹みたいでほうっておけないわ

いつか彼女に好きな人ができたりしたら、どんな奴か見定めないといけないわね
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