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幼少期編
うん、女バレしよう
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お気に入り登録者66人…(・д・。)
📱(。=`ω´=)…📱(・д・。)
マジだ…
いや、もう、本当にありがとうございますぅぅううう!
そして更新遅れてごめんなさいぃぃ!
ーーーー
魔物を無事退治した、その後
私は今、とても悩んでいます
アイトの方は順調ですし、ちゃんと王女教育も出来ているのでその事ではないですよ?
リド…リアンドルの事です
そのですね?彼、最近とても優秀で、とてもよく出来ているのですよ
完璧とは言わないにしても私自身信頼し始めていると思いますし、まぁ、まだ、王女であるとは明かせないのですが…
…女である事くらい、言っていいかなと思いまして…
…今更感満載なんですよね…
え、そもそもあちらはこっちを信頼してくれていて、それでいて全てを私に捧げてくれているのにこっちは秘密だらけでそれで何年何ヶ月も経っていてしかも男だと思ってた主が女だったってやばくないですかね?この世界前世より男尊女卑が多いですし私の元にいたので大丈夫だとは思いますがもしかしたら主が女なんていやだよ、よくも騙しやがってとか思わないですかね?いや、そもそも騙したのが悪いのか…?
…彼、こんなことで私を裏切るような人じゃないですね
うん、たぶん、恐らく、きっと、大丈夫です
何年も私の従者をしてくれているのですから、多少の情はあると思いますしね
…よし!女バレしますか!
そうとなったら、最高の舞台を用意しましょう
やっぱりドレスがいいですかね?
ふふ、イタズラのようでわくわくしてきました!
やっぱり、余裕を持って生きるのが良いですね
さぁ、最高のショーを始めましょう
ーーーーリアンドル視点
主から急に呼び出しを受け、私は主の別荘に向かった
別荘なんて持ってる時点で、主は絶対貴族だと思う
まぁ、主が打ち明けてくれるまで、待つけれども
もっと信頼されたら、話してくれるだろうか
そんな事を思いながら、いつの間にか扉の前に着く
「主様、リドです」
「やっと来ましたか、どうぞ」
扉越しにやけに弾んだ声で返事がする
何か面白い事があったのだろうか?
取り敢えず、緊急事態の様ではなく安心する
「失礼しま…す!?」
最後の方は、最早声になっていなかったかもしれない
でも、そんなこと気にならないくらいの衝撃を受けた
主は、いつもの綺麗な笑みで、ドレス姿で立っていた
…Why?
「えっと…主様、何故ドレス姿に…」
あ、もしかしたら何かの任務で…
「任務ではないですよ?」
え、では、誰かに無理矢理…
「自分の意思ですからね?」
…もしかしてじょそ
「女装趣味でもありませんよ」
…この際どうして考えている事が分かるのかは置いといて、この奇妙な格好の理由が知りたい
「では、何故ですか?」
「これが私のアイト以外での姿だからです」
What?
「ですから…」
「私はドレスが普通な、女なんですよ」
………………え
「ふふ、ドッキリ大成功ですかね?」
そう言って笑う主様は綺麗だなと場違いな事を考えつつ、先程言われた言葉を理解しようとする
いや、言葉の理解はできているが感情が追いつかない
主が女?え、ドッキリ?違うよな?
驚きすぎて開いた口が塞がらないとはこの事だ
では、では、初めて会った時に手の甲にキスをしたのも…
「!」
この時のことを思い出し、顔が真っ赤になる
「ふふ、どうですか?びっくりしましたか?」
「…え、ええええ、ええ、とても!」
噛みまくったがなんとか答える
「そうですか!ふふっ、大成功で間違いないですね。………リド」
暫く笑っていた主だったが、突然真面目な顔になり、私も冷静になっていく
「はい、何でしょう」
「騙したような事をしたのは、申し訳なく思っています。私は女ですが、それでも主と言ってくれますか?」
「何を言うんですか!」
思わず大声になり、主は文字通り目が点になる
「私は!あの日、貴方様に拾われてから、貴方様にお仕えする事を生き甲斐にしてきました!それを今更何を…」
「すみません、疑ったような真似をして。貴方の様ないい従者を持てて、私は幸せですね」
「ねぇ、リド。私の名前は、レイルアです。覚えておいてください」
「レイルア、様」
「ええ、何でしょう?」
そう言って幸せそうに主は笑った
ーーーーレイルア視点
本当に、私は幸せ者だ
こんなちっぽけな悩みしかなくて
笑っていられて
この幸せがいつまでも続くといい、そう願った
-----15になる、その日まで
ーーーーーーーーーー
これにて、幼少期編は終わりです!
この後番外編を更新して、学園編になります!
📱(。=`ω´=)…📱(・д・。)
マジだ…
いや、もう、本当にありがとうございますぅぅううう!
そして更新遅れてごめんなさいぃぃ!
ーーーー
魔物を無事退治した、その後
私は今、とても悩んでいます
アイトの方は順調ですし、ちゃんと王女教育も出来ているのでその事ではないですよ?
リド…リアンドルの事です
そのですね?彼、最近とても優秀で、とてもよく出来ているのですよ
完璧とは言わないにしても私自身信頼し始めていると思いますし、まぁ、まだ、王女であるとは明かせないのですが…
…女である事くらい、言っていいかなと思いまして…
…今更感満載なんですよね…
え、そもそもあちらはこっちを信頼してくれていて、それでいて全てを私に捧げてくれているのにこっちは秘密だらけでそれで何年何ヶ月も経っていてしかも男だと思ってた主が女だったってやばくないですかね?この世界前世より男尊女卑が多いですし私の元にいたので大丈夫だとは思いますがもしかしたら主が女なんていやだよ、よくも騙しやがってとか思わないですかね?いや、そもそも騙したのが悪いのか…?
…彼、こんなことで私を裏切るような人じゃないですね
うん、たぶん、恐らく、きっと、大丈夫です
何年も私の従者をしてくれているのですから、多少の情はあると思いますしね
…よし!女バレしますか!
そうとなったら、最高の舞台を用意しましょう
やっぱりドレスがいいですかね?
ふふ、イタズラのようでわくわくしてきました!
やっぱり、余裕を持って生きるのが良いですね
さぁ、最高のショーを始めましょう
ーーーーリアンドル視点
主から急に呼び出しを受け、私は主の別荘に向かった
別荘なんて持ってる時点で、主は絶対貴族だと思う
まぁ、主が打ち明けてくれるまで、待つけれども
もっと信頼されたら、話してくれるだろうか
そんな事を思いながら、いつの間にか扉の前に着く
「主様、リドです」
「やっと来ましたか、どうぞ」
扉越しにやけに弾んだ声で返事がする
何か面白い事があったのだろうか?
取り敢えず、緊急事態の様ではなく安心する
「失礼しま…す!?」
最後の方は、最早声になっていなかったかもしれない
でも、そんなこと気にならないくらいの衝撃を受けた
主は、いつもの綺麗な笑みで、ドレス姿で立っていた
…Why?
「えっと…主様、何故ドレス姿に…」
あ、もしかしたら何かの任務で…
「任務ではないですよ?」
え、では、誰かに無理矢理…
「自分の意思ですからね?」
…もしかしてじょそ
「女装趣味でもありませんよ」
…この際どうして考えている事が分かるのかは置いといて、この奇妙な格好の理由が知りたい
「では、何故ですか?」
「これが私のアイト以外での姿だからです」
What?
「ですから…」
「私はドレスが普通な、女なんですよ」
………………え
「ふふ、ドッキリ大成功ですかね?」
そう言って笑う主様は綺麗だなと場違いな事を考えつつ、先程言われた言葉を理解しようとする
いや、言葉の理解はできているが感情が追いつかない
主が女?え、ドッキリ?違うよな?
驚きすぎて開いた口が塞がらないとはこの事だ
では、では、初めて会った時に手の甲にキスをしたのも…
「!」
この時のことを思い出し、顔が真っ赤になる
「ふふ、どうですか?びっくりしましたか?」
「…え、ええええ、ええ、とても!」
噛みまくったがなんとか答える
「そうですか!ふふっ、大成功で間違いないですね。………リド」
暫く笑っていた主だったが、突然真面目な顔になり、私も冷静になっていく
「はい、何でしょう」
「騙したような事をしたのは、申し訳なく思っています。私は女ですが、それでも主と言ってくれますか?」
「何を言うんですか!」
思わず大声になり、主は文字通り目が点になる
「私は!あの日、貴方様に拾われてから、貴方様にお仕えする事を生き甲斐にしてきました!それを今更何を…」
「すみません、疑ったような真似をして。貴方の様ないい従者を持てて、私は幸せですね」
「ねぇ、リド。私の名前は、レイルアです。覚えておいてください」
「レイルア、様」
「ええ、何でしょう?」
そう言って幸せそうに主は笑った
ーーーーレイルア視点
本当に、私は幸せ者だ
こんなちっぽけな悩みしかなくて
笑っていられて
この幸せがいつまでも続くといい、そう願った
-----15になる、その日まで
ーーーーーーーーーー
これにて、幼少期編は終わりです!
この後番外編を更新して、学園編になります!
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