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幼少期
10 推しとショタと可愛さ
しおりを挟む最近中々原稿が進まない作者です
どうしよう、定期更新目標なのに、と焦っております(--;)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「今日、孫を連れてきております」
「はい?」
はい、冒頭から意味不
今、私は爺やと話してる
財閥が大きくなってからも、変わらず爺やは我が家に仕えてくれてる
やっぱり1番信用出来る執事なんだよね
で、今日孫を連れてくると言われたと
そう言えばそんな事を言っていたような言ってないような…(興味なさすぎ By作者)
「その孫も我が家に仕えてくれるの?」
「西園寺家に、というよりは、お嬢様に仕えさせようかと思っております」
あ、お嬢様っていうのは私の事ね
なんどもその呼び方を辞めてと言っているのに、一向に辞める気配はない
ま、問話休題
私個人に仕えるか…
ぶっちゃけ、秘書的な役割の人材が欲しかった所だ
雑用とか自分でやるのも時間がなかったし
爺やの孫なら、信用出来るし、仕事も出来る方でしょう…(爺やはちゃんとした人材しか推薦しないから)
会ってみる分は、いいかもしれない
「わかった、ここに連れてきて」
「畏まりました」
そういって恭しく頭を下げる爺や
小さい頃からいるのだし、もう少し気楽でいいのに
孫も爺やと同じ様だったらどうしよう
そう思う私だった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
コンコンッ
「失礼致します」
「入って」
「お嬢様、連れてきました、孫の照です」
「し、しょ、照です、よ、よ、よろしくお願いします…」
「…」
何この小動物
プルプル震えて可愛いんだけど
いや、もちろん1番は瑠宇だよ?
ただ、この子は瑠宇と同じ可愛い系で、でも瑠宇みたいな元気系じゃなく、守ってあげたくなるような感じで、まぁともかく
か わ い い
って事しか思いつかない
「照は仕事はできるのですが…うっかりと人との付き合いが苦手なのが欠点で…」
爺やがすまなそうに言う
「いや、怒ってるわけじゃないよ?ただ、ちょっと想像と違った子だったから…」
「そうですか…」
少し安心したように爺やがいう
「あ、あの…!」
フルフル震えながらも、照が声をあげる
「ぼ、僕、ここで働きたいんです!働かせて下さい…」
言葉は千と千尋〇神隠し(ほぼ隠れてないw)を連想させるけど、それよりもこの子の行動が可愛い
うん、こんな可愛い子を見捨てられるほど、私は鬼じゃないんだ
ちょっと思ったけど、私、ショタ好きだよね
瑠宇も、照も背が私より低いし
瑠宇が1番だけど!でも、この子も可愛いな…
「いいよ、これからよろしく、照」
パァァッと言う効果音が付きそうな程、照の顔が明るくなる
「はいっ!よろしくお願いします!」
なんか初々しいな~、入社したての新入社員を連想させる
「私、こう見えて忙しいからね?ビシバシ行くから、覚悟して」
「!」
そういって不敵に笑ってみせると、照が顔を真っ赤にさせる
「?、どうした?」
「いっいえ!なんでもありません!精一杯仕えさせて頂きます!」
「そんなに堅苦しくなくていいのに…」
こんな所は爺やに似てしまったのか…でも可愛い!そんな事を思う私なのだった
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