162 / 162
第九章 過去の清算
第162話 生きている
しおりを挟む
「よくぞ、我が国悲願であるタロス討伐を成してくれた。礼を言うぞ正太殿、それに勇者達よ」
タロス討伐を終えた俺達は現在タイカ国首都に戻り、国王に討伐報告を終えたところだ。
目の前には高御座の上に胡坐でこちらを見下ろすタイカ国の王が、満面の笑顔を浮かべながら俺たちに労いの言葉を掛けてくる。
なんか俺が筆頭になっちまっているが、こんな筈じゃなかったんだがなぁ?
最初はアメリア王国の謁見の時と同様に、ただの従者的ポジションで勇者であるコウメの後ろに控えようとしたんだが、『主役殿が後ろに居るとは、なんと恥ずかしがり屋であるな』とか言われちまった。
まぁ俺の事をこの世界の異物だと知っているイヨの母親だからよ、そら俺の事情も知ってて当たり前か。
そう、名前の響き通りと言うか元ネタ通り、タイカ国は女系国家であり、目の前で俺を見下ろしている王は女性って訳だ。
その女王様は邪馬台国のイメージ的に貫頭衣な弥生時代ルックかと思いきや、額には太陽をモチーフにした額当て、白い千早を羽織りその下には白衣に緋袴と言う、所謂巫女さん衣装に身を包んでいる。
多分漫画とかゲームとかに出てくる卑弥呼がそんな恰好をしてる事が多いんで神達はタイカ国の礼服をこう設定したんだろうな。
周囲のお偉いさん達も、なんか烏帽子を被って神主やら平安貴族っぽい格好をしてるし、王城も城と言うより寝殿造りの神社か寺って感じ。
そんなチグハグではあるが、前世で時代劇や京都に修学旅行に行った際に見た景色に近いんで何となく安心する。
「さて、主役殿。褒美の話だが何が良いかの? 何でもよいぞ。なんなら未亡人である儂でも……」
「ちょーーとストップ! 女王陛下!」
なんかとんでもない事を皆の前で言おうとしやがったぞこの女王。
最後まで言わせるかよ!
流石は自由人の母親だ。
だが、まぁ俺をからかっているんだろう。
急いで止めた俺をニヤニヤとした顔で見てやがるしな。
それより褒美に関しては最初から何を望むかは決めていた。
本当はイヨに聞こうと思っていたんだが、それどころじゃなくなったんだよな。
イヨがラグナロクの預言について詳しく喋ろうとした途端、庭園内に急使のラッパが響き渡った。
何事なのかと事情を聞くと、突然タイカ国の魔族が目覚めたって知らせだったんだ。
幸いな事にアメリア国と違ってタイカ国は首都から遥か彼方の距離にある場所に封印されていたんだと。
首都を目指すにゃ砂漠を通らなきゃいけねぇんだが、鉄巨人であるタロスは足を取られて移動が遅く時間的に余裕があったんで、俺とコウメはまずはタイカ国の首都であるこのヤマトの都に来たんだ。
そこで二人の勇者コマチとコバトと出会い、力を合わせてタロスを討伐したって訳だ。
まぁ二人は出会った頃のコウメと同じく俺見るなりいきなり喧嘩売ってきたけどな。
もしかして勇者って全員俺に喧嘩売るように仕組まれてるのかね?
「俺の欲しい褒美はもう決まっています。それは……」
「あ~分かっておる。お前が望む褒美とやらは情報のことじゃな? どうら今すぐ視てやろうではないか」
俺の望みを言う前に、遮るように女王はその答えを言い当てやがった。
ドンピシャすぎる言葉に一瞬ビビったが、さすが預言の権能を持つタイカの王族って訳か。
そもそもいきなり俺の正体に気付いてたしな。
先祖返りのイヨ程じゃねぇって話だが、やはり神の権能ってのは大したもんだぜ。
しばらく瞑想していた女王はやがて目を開けると俺に預言を告げる。
「お主の探し人は二人とも生きておるようだぞ」
その言葉に何も言わず押し黙った。
生きている……か。
はぁ、この情報は喜んでいいもんかね。
死んでてくれた方がまだよかったぜ。
実は出発前にレイチェルが教えてくれたんだ。
まぁレイチェル自身は既に過去の事だと割り切っていたから、今まで調べようとしなかったらしいがな。
けど、俺と再会したことで探そうと思ったんだと。
あぁ、そうさ。
それはあいつらの……かつての仲間だったハリーとドナテロの行方だ。
ただ、教会の伝手を使っても先輩からの情報同様に現在の消息は不明だった。
しかしよ、消息を絶つ前の詳細な状況は判明した……聞きたくなかった事実だがな。
「ふむ……なるほどの。厄介なことじゃ。あの悪名高い大盗賊共がお主のかつての仲間だとはな」
俺はその言葉に溜息を吐く。
……どうやら足を洗っていないようだな。
レイチェルが調べたハリー達の残した足跡だが、ギルドから去ったあと二人は国境付近の村で細々と用心棒まがいな事をやっていた様だ。
そのまままっとうに生きていてくれりゃよかったんだが、ある日……偶々か計画かは知らねぇがその村を経由する商隊の護衛任務を請け負ったんだと。
そして野宿の際に二人で見張りを買って出たとの事だが、その深夜に商隊の奴らの寝込みを襲って次から次へと皆殺しにしたあと荷物を奪ってそのまま姿を消したらしい。
皆殺しならこんな話が出るわけ無いんだが、ハリー達は相当焦っていたんだろうな。
殺したのは全員ではなく実はトイレに起きた人間が居たことに気付かなかったようだ。
その幸運な生存者の目撃情報によって事件が明るみとなったんだとさ。
まぁ物の陰に隠れていた生存者は去っていったハリー達の行き先までは分からない。
王国も捜査はしたが運の悪いことにバカ王子によるイヨ誘拐事件に起因する王国動乱が始まっちまって、上も下もてんやわんやの大混乱。
そんな状況の中、小悪党共の捜査なんてしている場合じゃなく忘れさられてたんだとさ。
まぁ俺の捜査が打ち切られたのと同じ理由だな。
ハリー達の事を嫌っていたレイチェルも、さすがにこの事実はショックだったようだ。
俺に話す際に顔を真っ青にして震えていた。
聞いた俺の方も言葉が出なかった。
心の中では『お前らが悪党になってどうすんだよ!!』って怒号がぐるぐる回っていたがよ。
そしてレイチェルは俺に託したんだ。
「死んでるのならいい。でも、もし二人が今も生きているのなら貴方の手で終わらせてあげて」ってな。
今思うとレイチェルは今のハリー達の事を知っててそう言ったのかもしれねぇ。
「救うんじゃねぇのか?」って聞いたら、「本当にあんたってお人好しね」と言われちまった。
いやいや、お人好しって訳じゃねぇさ。
俺なんて村人達を殺した罪を償いもせず先輩に匿われるまでの10年近くの間ずっと逃亡生活を続けていた大悪党なんだからよ。
人様の罪をとやかく言える立場じゃねぇのさ。
だから……せめて、ハリー達が罪を償って今は堅気の生活を送ってるってんなら、昔の恨みは忘れて見逃してやろうと思ったわけよ。
だが、いまだに悪党続けてるってんなら話は別だ。
昔の仲間だったよしみとして、レイチェルの言う通り俺の手で終わらせるべきだろう。
「女王様、二人の居場所を教えてください……」
タロス討伐を終えた俺達は現在タイカ国首都に戻り、国王に討伐報告を終えたところだ。
目の前には高御座の上に胡坐でこちらを見下ろすタイカ国の王が、満面の笑顔を浮かべながら俺たちに労いの言葉を掛けてくる。
なんか俺が筆頭になっちまっているが、こんな筈じゃなかったんだがなぁ?
最初はアメリア王国の謁見の時と同様に、ただの従者的ポジションで勇者であるコウメの後ろに控えようとしたんだが、『主役殿が後ろに居るとは、なんと恥ずかしがり屋であるな』とか言われちまった。
まぁ俺の事をこの世界の異物だと知っているイヨの母親だからよ、そら俺の事情も知ってて当たり前か。
そう、名前の響き通りと言うか元ネタ通り、タイカ国は女系国家であり、目の前で俺を見下ろしている王は女性って訳だ。
その女王様は邪馬台国のイメージ的に貫頭衣な弥生時代ルックかと思いきや、額には太陽をモチーフにした額当て、白い千早を羽織りその下には白衣に緋袴と言う、所謂巫女さん衣装に身を包んでいる。
多分漫画とかゲームとかに出てくる卑弥呼がそんな恰好をしてる事が多いんで神達はタイカ国の礼服をこう設定したんだろうな。
周囲のお偉いさん達も、なんか烏帽子を被って神主やら平安貴族っぽい格好をしてるし、王城も城と言うより寝殿造りの神社か寺って感じ。
そんなチグハグではあるが、前世で時代劇や京都に修学旅行に行った際に見た景色に近いんで何となく安心する。
「さて、主役殿。褒美の話だが何が良いかの? 何でもよいぞ。なんなら未亡人である儂でも……」
「ちょーーとストップ! 女王陛下!」
なんかとんでもない事を皆の前で言おうとしやがったぞこの女王。
最後まで言わせるかよ!
流石は自由人の母親だ。
だが、まぁ俺をからかっているんだろう。
急いで止めた俺をニヤニヤとした顔で見てやがるしな。
それより褒美に関しては最初から何を望むかは決めていた。
本当はイヨに聞こうと思っていたんだが、それどころじゃなくなったんだよな。
イヨがラグナロクの預言について詳しく喋ろうとした途端、庭園内に急使のラッパが響き渡った。
何事なのかと事情を聞くと、突然タイカ国の魔族が目覚めたって知らせだったんだ。
幸いな事にアメリア国と違ってタイカ国は首都から遥か彼方の距離にある場所に封印されていたんだと。
首都を目指すにゃ砂漠を通らなきゃいけねぇんだが、鉄巨人であるタロスは足を取られて移動が遅く時間的に余裕があったんで、俺とコウメはまずはタイカ国の首都であるこのヤマトの都に来たんだ。
そこで二人の勇者コマチとコバトと出会い、力を合わせてタロスを討伐したって訳だ。
まぁ二人は出会った頃のコウメと同じく俺見るなりいきなり喧嘩売ってきたけどな。
もしかして勇者って全員俺に喧嘩売るように仕組まれてるのかね?
「俺の欲しい褒美はもう決まっています。それは……」
「あ~分かっておる。お前が望む褒美とやらは情報のことじゃな? どうら今すぐ視てやろうではないか」
俺の望みを言う前に、遮るように女王はその答えを言い当てやがった。
ドンピシャすぎる言葉に一瞬ビビったが、さすが預言の権能を持つタイカの王族って訳か。
そもそもいきなり俺の正体に気付いてたしな。
先祖返りのイヨ程じゃねぇって話だが、やはり神の権能ってのは大したもんだぜ。
しばらく瞑想していた女王はやがて目を開けると俺に預言を告げる。
「お主の探し人は二人とも生きておるようだぞ」
その言葉に何も言わず押し黙った。
生きている……か。
はぁ、この情報は喜んでいいもんかね。
死んでてくれた方がまだよかったぜ。
実は出発前にレイチェルが教えてくれたんだ。
まぁレイチェル自身は既に過去の事だと割り切っていたから、今まで調べようとしなかったらしいがな。
けど、俺と再会したことで探そうと思ったんだと。
あぁ、そうさ。
それはあいつらの……かつての仲間だったハリーとドナテロの行方だ。
ただ、教会の伝手を使っても先輩からの情報同様に現在の消息は不明だった。
しかしよ、消息を絶つ前の詳細な状況は判明した……聞きたくなかった事実だがな。
「ふむ……なるほどの。厄介なことじゃ。あの悪名高い大盗賊共がお主のかつての仲間だとはな」
俺はその言葉に溜息を吐く。
……どうやら足を洗っていないようだな。
レイチェルが調べたハリー達の残した足跡だが、ギルドから去ったあと二人は国境付近の村で細々と用心棒まがいな事をやっていた様だ。
そのまままっとうに生きていてくれりゃよかったんだが、ある日……偶々か計画かは知らねぇがその村を経由する商隊の護衛任務を請け負ったんだと。
そして野宿の際に二人で見張りを買って出たとの事だが、その深夜に商隊の奴らの寝込みを襲って次から次へと皆殺しにしたあと荷物を奪ってそのまま姿を消したらしい。
皆殺しならこんな話が出るわけ無いんだが、ハリー達は相当焦っていたんだろうな。
殺したのは全員ではなく実はトイレに起きた人間が居たことに気付かなかったようだ。
その幸運な生存者の目撃情報によって事件が明るみとなったんだとさ。
まぁ物の陰に隠れていた生存者は去っていったハリー達の行き先までは分からない。
王国も捜査はしたが運の悪いことにバカ王子によるイヨ誘拐事件に起因する王国動乱が始まっちまって、上も下もてんやわんやの大混乱。
そんな状況の中、小悪党共の捜査なんてしている場合じゃなく忘れさられてたんだとさ。
まぁ俺の捜査が打ち切られたのと同じ理由だな。
ハリー達の事を嫌っていたレイチェルも、さすがにこの事実はショックだったようだ。
俺に話す際に顔を真っ青にして震えていた。
聞いた俺の方も言葉が出なかった。
心の中では『お前らが悪党になってどうすんだよ!!』って怒号がぐるぐる回っていたがよ。
そしてレイチェルは俺に託したんだ。
「死んでるのならいい。でも、もし二人が今も生きているのなら貴方の手で終わらせてあげて」ってな。
今思うとレイチェルは今のハリー達の事を知っててそう言ったのかもしれねぇ。
「救うんじゃねぇのか?」って聞いたら、「本当にあんたってお人好しね」と言われちまった。
いやいや、お人好しって訳じゃねぇさ。
俺なんて村人達を殺した罪を償いもせず先輩に匿われるまでの10年近くの間ずっと逃亡生活を続けていた大悪党なんだからよ。
人様の罪をとやかく言える立場じゃねぇのさ。
だから……せめて、ハリー達が罪を償って今は堅気の生活を送ってるってんなら、昔の恨みは忘れて見逃してやろうと思ったわけよ。
だが、いまだに悪党続けてるってんなら話は別だ。
昔の仲間だったよしみとして、レイチェルの言う通り俺の手で終わらせるべきだろう。
「女王様、二人の居場所を教えてください……」
0
お気に入りに追加
732
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在三巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
勇者ちゃんがアホ可愛い件。
感想ありがとうございます。
コウメはこれからも一服の清涼剤として、元気にトラブルメーカーとして頑張っていく予定です。
楽しく読ませてもらっています。やらかした後のソォータの慌てっぷりが面白いです。第42話がないのは改稿中でしょうか?
すみません!!
やらかしてしまいましたです。
すぐアップします!!
教えていただいてありがとうございました!
おや、騎士団長さんはゴニョゴニョとは言え、ザマァ対象が山盛りいるのにタグ:ザマァが無いとは。アイツとかアイツとか地獄を見せてやるべきでは。
ザマァタグ忘れてました……。
構想中の展開ではもう少し後の方になりますが、入れさせてもらいます。
ご指摘ありがとうございます。