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第一章 私の取り巻きイケメンは私の物
第4話 バッドエンドに叩き込んでやりますわっ!!
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「ひぃぃぃーー! お助け下さいーー!」
フレデリカは突然のローズの雄叫びに恐れおののきその場にひれ伏した。
先程から失礼な物言いをしている事を実は自覚しており、それについて怒られたかと思ったからである。
恐れおののきながらも、目線だけは何故かチラチラとローズの顔色を冷静に伺っていた。
その事からどうやら、このメイドは現ローズの中の人である野江 水流と方向性は異なるが、レベル的には同等の少々歪んだ性癖を持っており、嗜虐に対して愉悦を感じ、更にその事を第三者に愚痴る事で快楽を得ると言う、人としてちょっとアレな破滅願望主義者であった様だ。
どうやら先程辞めさせられるのを嫌がっていたのは、彼女にとってこの最高の環境を離れたくなかったと言う事らしい。
勿論この事は説明書にも作中にも出てこない裏設定。
この世界の人間さえも知り得ない彼女だけの秘密であった。
しかし、ローズの頭の中はそんなフレデリカの事はお構い無しで、いまだにこのゲームの主人公であるエレナに対して憤っていた。
『そもそもなんで主人公だからって、どこにこの私からイケメン達を奪い取る権利が有ると言うのよ!』
自身で『主人公だから』とその答えを言っているのだが、今の彼女は激情に任せて滾る想いを吐露しているだけなので気付いていない。
それどころか、最早彼女の中ではゲームの中の登場人物に転生した事は、確定的事実として認識されている。
通常、目覚めから十分も経っていない内に、ここまであっさりとこんな非現実的な事を受け入れる一般人は居ないだろう。
しかし、彼女はそうではなかった。
いや、なにも彼女がオツムが足りていないからとか、そう言う訳ではない。
高校教師の野江 水流は、小中高と私立進学校を首席で卒業すると言う才女であり、現在の就職先である母校において、現役当時は生徒会長として辣腕を振るい周りの皆から慕われ、そして尊敬されていた。
彼女は超現実主義、きちんと地に足を付けて空想もせず理想も追わず現実的に物事を見る目を持っている。
自分が出来る事、人が出来る事、それらを冷静に分析して、適材適所を見極め、出来ない事はバッサリと切り捨て別の方法を模索する、その彼女の働き振りから、学校史上五本の指に入る生徒会長と謳われる程であった。
そんな現実主義である彼女であるが、こと『恋愛物』に関してだけはその限りではない。
小さい頃から恋愛物が大好きで少女漫画や小説に映画やドラマ全て網羅しているほどの強者だ。
要するに恋愛物オタクなのである。
こと恋愛と言う言葉が介在した途端、頭の中のネジは全て緩むどころか、吹っ飛ぶレベルで現実との境界が消え去ってしまう。
その知識を遺憾なく発揮する事によって皆からは恋の請負人として評価されてた彼女だが、自身の恋愛に関しては、好きになった相手は全て自らの助言により別の相手に奪われると言う呪われた身では有るものの、なにも誰からもアプローチされた事が無いと言う訳では無い。
過去、幾度もアプローチされて来たが彼女は笑顔でスルーしてきた。
それは何故かと言うと、彼女の中では告白と言う物に対して、過剰な憧れで脚色されており、一般人なら子供でも笑って否定するレベルの超絶展開でしか反応出来ない身体になってしまっていたのだ。
簡単に言うと、いつか白馬の王子様が迎えに来てくれると完全に信じ込んでいると言う物である。
逆に言えば、それ以外のアプローチはただの社交辞令か挨拶程度としか認識しておらず、自らが与り知らぬ内に優に二ケタ台の男性を失恋のどん底に叩き落していた。
それにより、男性達の間で秘密裏に囁かれていた異名は『鉄壁の砦』、『開かずの扉』、『笑顔の虐殺機関』と枚挙に暇がない。
そんな恋愛物ジャンキー全開な彼女であるが、さすがにアラサーの足音が聞こえ出して来た時から若干現実が見えて来た。
『もしかして、現実には王子様は居ない?』
『ちょっと待って? そんな事より町中に白馬の王子様が現れても道交法違反で警察に捕まらないかしら?』
……等々、そんな言葉が頭にちらつき始めたのだ。
一般人なら、そこで誇大な妄想など諦めて、相手の妥協を考えるのだが、彼女は違う。
最近嵌りだしたある恋愛小説ジャンルが原因で有るのだが、彼女の考えは正道に戻らず、そちらの方向にシフトしてしまった。
その小説のジャンルは『異世界転生』、しかも『貴族のお嬢様に転生してイケメン貴族達と逆ハーレム』と言う内容だった。
普通これは現実逃避と言うのだが、彼女の鍛えられた恋愛脳は『いつか現れる白馬の王子様』から『異世界ウハウハ逆ハーレム』に切り替わるのに戸惑いさえ覚えない程スムーズに行われたのだ。
そう言う訳で、今のこの現状は『あぁ、やっと自分の番が来たのね』程度の認識しかない為、驚くに値しなかったのである。
あえて言うならば、何故主人公で無かったのかと言う事だが、その疑問は持ち前の回転の速い頭脳によって、すぐさま投げ捨てた。
自身の呪われた運命を自覚している彼女は自身が主人公だった場合、その運命力により結局誰とも結ばれないのではと言う懸念が有ったし、自身がローズと言う事ならば、ゲーム開始時からイケメン五人が自分の事を慕っている事が確約されている事に気付いたからだ。
『どうすればいいの? 折角ローズに転生出来たのよ? このままだとお父様は死んで、シュタインベルク家は没落。そして私はイケメンをエレナに奪われて一人寂しく余生を過ごす事になる……。そ・ん・な・こ・と!』
「許せるかーーーーっ!!」
「ひぃぃぃぃ! お嬢様! おゆるしをぉぉぉ! 拷問、拷問だけはご勘弁をぉぉぉーーー!」チラッチラッ
再びマグマの如き激情を吐き出したローズは、自分の言葉に怯えながらもチラチラと頬を上気させながらこちらを伺うフレデリカを見て、ある事を思いついた。
『そうよ、ローズが一人ぼっちになるのは自業自得だわ。ゲームの中のローズは自己中ワガママの傍若無人で、周りの人間達の事なんか物としか思っていなかったもの。その結果一人になるのは当り前よ。でも今は違う。あたしがローズなのよ』
「お、お嬢様? どうなされました? お仕置きですか? 拷問ですか? はぁはぁ」チラッチラッ
『どうやら、ゲームしていた時は分からなかったけど、この子ちょっとアレな子みたいね。けれど、この子もゲームが始まるとやがてあたしの敵となって主人公の手助けをするお助けキャラになっちゃうのか。……だけど、今はその主人公は居ない。と言う事はまだ敵ではないのよね。フフッそうよ、今はまだ皆あたし側の人間なんだわ。ふっふっふっ』
ローズはある計画を立てた。
ゲーム内の全イベントはコマンド総当たりの結果把握している。
要するに、これからあらわれるであろう主人公の動きを全て知っていると言う事なのだ。
「オーーーホッホッホッ。見ていなさい主人公! あなたをバッドエンドに叩き込んでやりますわっ!!」
「ヒーーッ! お嬢様! 変なモノを叩き込まないで下さいーーーーッ!! ハァハァ」
フレデリカは突然のローズの雄叫びに恐れおののきその場にひれ伏した。
先程から失礼な物言いをしている事を実は自覚しており、それについて怒られたかと思ったからである。
恐れおののきながらも、目線だけは何故かチラチラとローズの顔色を冷静に伺っていた。
その事からどうやら、このメイドは現ローズの中の人である野江 水流と方向性は異なるが、レベル的には同等の少々歪んだ性癖を持っており、嗜虐に対して愉悦を感じ、更にその事を第三者に愚痴る事で快楽を得ると言う、人としてちょっとアレな破滅願望主義者であった様だ。
どうやら先程辞めさせられるのを嫌がっていたのは、彼女にとってこの最高の環境を離れたくなかったと言う事らしい。
勿論この事は説明書にも作中にも出てこない裏設定。
この世界の人間さえも知り得ない彼女だけの秘密であった。
しかし、ローズの頭の中はそんなフレデリカの事はお構い無しで、いまだにこのゲームの主人公であるエレナに対して憤っていた。
『そもそもなんで主人公だからって、どこにこの私からイケメン達を奪い取る権利が有ると言うのよ!』
自身で『主人公だから』とその答えを言っているのだが、今の彼女は激情に任せて滾る想いを吐露しているだけなので気付いていない。
それどころか、最早彼女の中ではゲームの中の登場人物に転生した事は、確定的事実として認識されている。
通常、目覚めから十分も経っていない内に、ここまであっさりとこんな非現実的な事を受け入れる一般人は居ないだろう。
しかし、彼女はそうではなかった。
いや、なにも彼女がオツムが足りていないからとか、そう言う訳ではない。
高校教師の野江 水流は、小中高と私立進学校を首席で卒業すると言う才女であり、現在の就職先である母校において、現役当時は生徒会長として辣腕を振るい周りの皆から慕われ、そして尊敬されていた。
彼女は超現実主義、きちんと地に足を付けて空想もせず理想も追わず現実的に物事を見る目を持っている。
自分が出来る事、人が出来る事、それらを冷静に分析して、適材適所を見極め、出来ない事はバッサリと切り捨て別の方法を模索する、その彼女の働き振りから、学校史上五本の指に入る生徒会長と謳われる程であった。
そんな現実主義である彼女であるが、こと『恋愛物』に関してだけはその限りではない。
小さい頃から恋愛物が大好きで少女漫画や小説に映画やドラマ全て網羅しているほどの強者だ。
要するに恋愛物オタクなのである。
こと恋愛と言う言葉が介在した途端、頭の中のネジは全て緩むどころか、吹っ飛ぶレベルで現実との境界が消え去ってしまう。
その知識を遺憾なく発揮する事によって皆からは恋の請負人として評価されてた彼女だが、自身の恋愛に関しては、好きになった相手は全て自らの助言により別の相手に奪われると言う呪われた身では有るものの、なにも誰からもアプローチされた事が無いと言う訳では無い。
過去、幾度もアプローチされて来たが彼女は笑顔でスルーしてきた。
それは何故かと言うと、彼女の中では告白と言う物に対して、過剰な憧れで脚色されており、一般人なら子供でも笑って否定するレベルの超絶展開でしか反応出来ない身体になってしまっていたのだ。
簡単に言うと、いつか白馬の王子様が迎えに来てくれると完全に信じ込んでいると言う物である。
逆に言えば、それ以外のアプローチはただの社交辞令か挨拶程度としか認識しておらず、自らが与り知らぬ内に優に二ケタ台の男性を失恋のどん底に叩き落していた。
それにより、男性達の間で秘密裏に囁かれていた異名は『鉄壁の砦』、『開かずの扉』、『笑顔の虐殺機関』と枚挙に暇がない。
そんな恋愛物ジャンキー全開な彼女であるが、さすがにアラサーの足音が聞こえ出して来た時から若干現実が見えて来た。
『もしかして、現実には王子様は居ない?』
『ちょっと待って? そんな事より町中に白馬の王子様が現れても道交法違反で警察に捕まらないかしら?』
……等々、そんな言葉が頭にちらつき始めたのだ。
一般人なら、そこで誇大な妄想など諦めて、相手の妥協を考えるのだが、彼女は違う。
最近嵌りだしたある恋愛小説ジャンルが原因で有るのだが、彼女の考えは正道に戻らず、そちらの方向にシフトしてしまった。
その小説のジャンルは『異世界転生』、しかも『貴族のお嬢様に転生してイケメン貴族達と逆ハーレム』と言う内容だった。
普通これは現実逃避と言うのだが、彼女の鍛えられた恋愛脳は『いつか現れる白馬の王子様』から『異世界ウハウハ逆ハーレム』に切り替わるのに戸惑いさえ覚えない程スムーズに行われたのだ。
そう言う訳で、今のこの現状は『あぁ、やっと自分の番が来たのね』程度の認識しかない為、驚くに値しなかったのである。
あえて言うならば、何故主人公で無かったのかと言う事だが、その疑問は持ち前の回転の速い頭脳によって、すぐさま投げ捨てた。
自身の呪われた運命を自覚している彼女は自身が主人公だった場合、その運命力により結局誰とも結ばれないのではと言う懸念が有ったし、自身がローズと言う事ならば、ゲーム開始時からイケメン五人が自分の事を慕っている事が確約されている事に気付いたからだ。
『どうすればいいの? 折角ローズに転生出来たのよ? このままだとお父様は死んで、シュタインベルク家は没落。そして私はイケメンをエレナに奪われて一人寂しく余生を過ごす事になる……。そ・ん・な・こ・と!』
「許せるかーーーーっ!!」
「ひぃぃぃぃ! お嬢様! おゆるしをぉぉぉ! 拷問、拷問だけはご勘弁をぉぉぉーーー!」チラッチラッ
再びマグマの如き激情を吐き出したローズは、自分の言葉に怯えながらもチラチラと頬を上気させながらこちらを伺うフレデリカを見て、ある事を思いついた。
『そうよ、ローズが一人ぼっちになるのは自業自得だわ。ゲームの中のローズは自己中ワガママの傍若無人で、周りの人間達の事なんか物としか思っていなかったもの。その結果一人になるのは当り前よ。でも今は違う。あたしがローズなのよ』
「お、お嬢様? どうなされました? お仕置きですか? 拷問ですか? はぁはぁ」チラッチラッ
『どうやら、ゲームしていた時は分からなかったけど、この子ちょっとアレな子みたいね。けれど、この子もゲームが始まるとやがてあたしの敵となって主人公の手助けをするお助けキャラになっちゃうのか。……だけど、今はその主人公は居ない。と言う事はまだ敵ではないのよね。フフッそうよ、今はまだ皆あたし側の人間なんだわ。ふっふっふっ』
ローズはある計画を立てた。
ゲーム内の全イベントはコマンド総当たりの結果把握している。
要するに、これからあらわれるであろう主人公の動きを全て知っていると言う事なのだ。
「オーーーホッホッホッ。見ていなさい主人公! あなたをバッドエンドに叩き込んでやりますわっ!!」
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