【完結】壺(つぼ)から出てきて さあたいへん | 現代版 河童徳利伝説 | 湘南の昔話

駒良瀬 洋

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はじめに

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 日本の有名な妖怪というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
 ぬりかべ(福岡県)、一反もめん(鹿児島県)、座敷わらし(岩手県)、等々。そんなご当地妖怪の他にも、全国各地に伝承の残る妖怪がいます。

河童カッパ」。
 かなりメジャーな存在で、すぐにイメージが浮かびますね。みどり色の体に、頭のお皿、泳ぎの得意な手には水かき。
 もしかしたら河童伝説の数は「鬼」や「天狗」より多いかもしれません。

 例えば、神奈川県だけでも以下のような河童伝説があります。

・河童にお説教をした和尚さんが、食用に麻の実をすすめる(川崎市)
・悪さをする河童を、鬼のように強い浪人が退治する(横浜市)
・鶴見川で河童と相撲勝負をして負けた漁師が、凶器を持ち出す(横浜市)
・寒川神社のお供えものを盗んだ河童を、目久尻川で村人がこらしめる(海老名市)
・馬にいたずらして懲らしめられた河童が、お礼に酒の出る徳利をくれる(茅ヶ崎市・寒川町)
 ……など。

 今回はそんな河童伝説の中から、神奈川県の「河童徳利かっぱどっくり」をテーマにしたショートショートをお送りします。



 令和4年11月30日
 神奈川県非公認 2級野草ハンター 駒良瀬 洋
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