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第七話

友達がまさかのゲイの人だった。(………嘘だ~)

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続きから…………

「まぁ、そうだよな普通。」
「………お前も田中が好きなんだろ?お前、ネコなのに。抱きたいと思わないのかよ?」
「はぁ?何言ってんのカナ?俺は田中さんに掘られたいの!」
「えっ…………」

佐藤はその言葉を聞き動揺する。

「まじで言ってんの?田中はネコだろ?」
「はぁ?バカなの?田中さんは絶対タチだね。」
「バカはそっちだろ?田中はこう……可愛い声で喘いでくれるタイプだろ?」
「は?ありえないし。」
「いやいや、タチ(田中が)って所が俺はおかしいと思うよ?」
「俺は可愛い系の人は絶対良いもん持ってるって知ってる。」
「確証は?」
「俺が付き合ってた人全員可愛い系のタチだったからっ!」
「けどお前その人達全員ネコに目覚めて別れただろ?」
「………知ってる?人には人の事情があるって?」

ーあっ、やば、地雷踏んだ………

佐藤はすぐさま謝る。

「スンマセン………」
「良いよなお前は。好きになってもせいぜいセフレ止まり。ラクだろ?」
「………そう思うか?」

ー?何か……やっちゃった?

「俺が付き合うことが出来なくなったのは“浮気”だよ。」
「初耳それ!」
「最初は高校の時、付き合ってた奴が女の子と一緒にキスしてるのを見た。」
「で?」
「その後アイツから“やっぱ男とか無理だから”って言って別れた。」
「えっ?それのどこが浮気なの?」
「それの後だよ。何か知らない奴が来て何かと思ったら急に胸ぐら掴まれてさ。」
「うわーー」
「そしたら“お前、人の恋人に手出してんじゃねぇっ!”って言われた。」
「それは怖いな………」
「それから2回ほど誰かと付き合っては浮気浮気で、それで懲りてセフレ止まり。」
「ラクでも無かったんだ………」
「まぁ………」
「……………」
「………………」

「か、帰るかっ!」
「だな………」
「田中、大丈夫だよな?」
「大丈夫だって信じよう……」

佐藤と鈴木は席を立つと会計をするためレジに向かった。

「割り勘な。」
「あぁ、割り勘。」
「お会計ですね~、合計で2780円です。………はい、3000円からですね、お預かりしますっ!………
220円のお返しです。ありがとうございました~っ!」
「………帰るか。」
「だな。」

『ガラガラ』

帰るため居酒屋を出ようとしたその時………

「あ、えっ!」
「な、何っ!?」

佐藤と鈴木は何らかの穴に落ちた。









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