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9章 聖妃覚醒
88話 三度び、魔女vs聖騎士
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しかし、アスタフェルはまだワタシを魔界に連れて行ってはくれなかった。
私の目の前で片膝をついたまま、苦しいのか集中しているのか判別が付きづらい表情で、眉根を寄せてきつく目を瞑っている魔王。
ワタシが彼を召喚したときには、長い準備と大掛かりな仕掛けを用いたものだ。
それを今咄嗟にしようというのだから、いっかな魔王といえどもそれ相応の手順と集中が必要だということだろう。
彫刻のような硬い表情、しかも口の回りが血で汚れていて……それがどうしようもなく本能的にワタシの気を引く。
早く治してあげたいのもあるんだけど、それ以上に……。
純白の四枚翼とねじれた角を持つ銀髪の異型の麗容、……白い肌に、真っ赤な血。
彼はため息が出そうになるほど退廃的で、蠱惑的だった。
アスタフェルがこうなったのはワタシのせいだ。アスタフェルは今、痛いのに耐えて頑張っているんだ。だから弱った彼にこんな感情を覚えるのはいけないことなんだ、と思えば思うほど……。
魅入ってしまい、つい生唾を飲み込む。
風の魔王アスタフェル。
遥かなる開闢の時、神族でありながら魔王へと変じた男。
なんて、美しい……。
「お前には目をかけていたのに、残念だ……」
今という時間を忘れ思わずアスタフェルに魂を奪われていたワタシを現実に引き戻したのは、長々としたエンリオの言葉だった。
「人々を救おうとするお前の心意気は本物だった。それはいまもって認めるところだ。故にお前のやり方から学ぶところもあるかと思い、少し温和に接しすぎたようだ。それがこのような結果を招くとは……」
……そうだ。
アスタがこうなったのはワタシのせいなんだ。
魔王が世界を越える秘術を完成させるまでの間、ワタシは知力のすべてを振り絞り、出来うる限りエンリオの注意をアスタフェルから引き剥がさなくてはならない。
少なくともアスタが心配なく術を取り仕切れるように、ワタシはワタシで自分の身の安全を確保しなくては。
――少しの間でいいんだ。エンリオの気を少しの間だけ、他のことに向かわせられれば……。
「……魔女から学ぼうなんてアンタも大概勉強熱心だな。だけど魔女のやり方と聖騎士のやり方は違う。相容れるものではないよ。離俗も考え物だな、世俗の常識がここまで無いだなんて」
「お前だけは違うと信じていた」
「そんなワケないだろ? ワタシはただの魔女、しかも王子様を狙う悪い魔女なんだから」
「そうなのだが……」
ワタシの首の横に据えられた白刃が、躊躇うように揺れた。
「……自分でもおかしいとは思う。だが、なにか……、お前は特別な感じがしたのだ。なにか……分からんが、なにかが……」
「今まさにワタシを殺そうとしてる奴の言う台詞じゃないな、それは」
「こんな時だから言わせてもらおう。お前のことは、ひと目見たときから常々なにか気になっていた。お前はこれまで私が会ってきたどの女とも違っていた。……うまくいえないが、守らなくてはならない存在であるような、すがりつきたい母であるような、放っておけない何かがあった。お前が王子にすり寄っているのを知ったとき、はっきりとした使命感を得たのを覚えている。お前を王子から守らなければならない、と……」
「アンタが守るのは王子だろ? ワタシが一方的に王子様を籠絡しようとしてたんだからさ」
「そうなのだが……、自分でもよく分からない。だがお前の相手は王子ではないのだと直感で分かった。その直感が正しいと確信したのは昨夜のことだ。昨夜、お前は私を助け、賊を捕らえた。お前は確かに特別な魔女だ」
「別にアンタを助けた覚えはないよ」
「まあ、確かにそうなのだが……」
本当に助けた覚えはないんだよな。もうちょっとエンリオのこと縄でぐるぐる巻きにしとこうと思ったくらいだし。結局奴は縄は自分で解いた、というか捕らわれてたのが最初から演技だったんだけど。
しかし、特別だの守るだのすがりつきたいだの。
これって、もしかして。
告白されてる? ……って、まさかね。
でも燃え上がった怒りがだんだん収まってきてるのは確かだ。
このへんを突いていったら、うまいこと剣を収めさせることかできるかもしれない。
ワタシの策略をよそに、歯切れの悪いエンリオの言葉は続く。
「とにかくお前が気になって仕方がなかった。聖妃様のお導き、だと思う」
「相手がアスタフェルなら、そのお導きとやらには抵触しなかったのか?」
「……少なくとも、王子よりは。そこは本当に分からん。分からんとしか言いようがない」
「それなら聖妃に聞くがいいさ。風の聖妃に……アンタが首からぶら下げてるその宝石に、直接。それは聖妃と縁の深いものなんだろ。聖妃がワタシを罰することを望むかどうか、よーく聞いてみろよ。多分、剣を引け、と言うと思うよ。魔王すら受け入れるほど度量のデカい方なら必ずそう言うよ」
「だが……お前は私を騙した。魔王を召喚し、この世の秩序を覆そうとした。それを赦すことはシフォルゼノの教えに反する――」
「なぁ、俺ヤバいかも……」
「うん?」
あまりにも唐突で、ワタシは思わず聞き返していた。
アスタフェルが突然、奮える小さな声で言葉を発したのだ。
「俺、ヤバいかも……」
「何がだ」
もう一度アスタは同じ事を言い、あまりの唐突さに話の腰を折られた聖騎士エンリオですら言葉の続きを促している。
魔王アスタフェルは空色の眼をうっすらと開け、呼気荒く、肩で息をしながらうわ言のようにささやき続けた。
「いやお前らほんと……よく喋って……タイミング……が……」
「アスタ」
アスタフェルの顔色が、白い。白すぎる。唇の色が蒼い。これは……。
「早く。魔界に!」
「……ま、魔方陣が、作れない……」
「なん――」
次の瞬間。
アスタフェルは、その場に倒れ込んだ。
「アスタ、アスタ!」
魔法陣が、作れない!?
「しっかりしろ、アスタ、アスタフェル!!!」
慌てて彼を抱き起こそうとするワタシを嘲笑うかのように、地面に血が広がっていく……。
私の目の前で片膝をついたまま、苦しいのか集中しているのか判別が付きづらい表情で、眉根を寄せてきつく目を瞑っている魔王。
ワタシが彼を召喚したときには、長い準備と大掛かりな仕掛けを用いたものだ。
それを今咄嗟にしようというのだから、いっかな魔王といえどもそれ相応の手順と集中が必要だということだろう。
彫刻のような硬い表情、しかも口の回りが血で汚れていて……それがどうしようもなく本能的にワタシの気を引く。
早く治してあげたいのもあるんだけど、それ以上に……。
純白の四枚翼とねじれた角を持つ銀髪の異型の麗容、……白い肌に、真っ赤な血。
彼はため息が出そうになるほど退廃的で、蠱惑的だった。
アスタフェルがこうなったのはワタシのせいだ。アスタフェルは今、痛いのに耐えて頑張っているんだ。だから弱った彼にこんな感情を覚えるのはいけないことなんだ、と思えば思うほど……。
魅入ってしまい、つい生唾を飲み込む。
風の魔王アスタフェル。
遥かなる開闢の時、神族でありながら魔王へと変じた男。
なんて、美しい……。
「お前には目をかけていたのに、残念だ……」
今という時間を忘れ思わずアスタフェルに魂を奪われていたワタシを現実に引き戻したのは、長々としたエンリオの言葉だった。
「人々を救おうとするお前の心意気は本物だった。それはいまもって認めるところだ。故にお前のやり方から学ぶところもあるかと思い、少し温和に接しすぎたようだ。それがこのような結果を招くとは……」
……そうだ。
アスタがこうなったのはワタシのせいなんだ。
魔王が世界を越える秘術を完成させるまでの間、ワタシは知力のすべてを振り絞り、出来うる限りエンリオの注意をアスタフェルから引き剥がさなくてはならない。
少なくともアスタが心配なく術を取り仕切れるように、ワタシはワタシで自分の身の安全を確保しなくては。
――少しの間でいいんだ。エンリオの気を少しの間だけ、他のことに向かわせられれば……。
「……魔女から学ぼうなんてアンタも大概勉強熱心だな。だけど魔女のやり方と聖騎士のやり方は違う。相容れるものではないよ。離俗も考え物だな、世俗の常識がここまで無いだなんて」
「お前だけは違うと信じていた」
「そんなワケないだろ? ワタシはただの魔女、しかも王子様を狙う悪い魔女なんだから」
「そうなのだが……」
ワタシの首の横に据えられた白刃が、躊躇うように揺れた。
「……自分でもおかしいとは思う。だが、なにか……、お前は特別な感じがしたのだ。なにか……分からんが、なにかが……」
「今まさにワタシを殺そうとしてる奴の言う台詞じゃないな、それは」
「こんな時だから言わせてもらおう。お前のことは、ひと目見たときから常々なにか気になっていた。お前はこれまで私が会ってきたどの女とも違っていた。……うまくいえないが、守らなくてはならない存在であるような、すがりつきたい母であるような、放っておけない何かがあった。お前が王子にすり寄っているのを知ったとき、はっきりとした使命感を得たのを覚えている。お前を王子から守らなければならない、と……」
「アンタが守るのは王子だろ? ワタシが一方的に王子様を籠絡しようとしてたんだからさ」
「そうなのだが……、自分でもよく分からない。だがお前の相手は王子ではないのだと直感で分かった。その直感が正しいと確信したのは昨夜のことだ。昨夜、お前は私を助け、賊を捕らえた。お前は確かに特別な魔女だ」
「別にアンタを助けた覚えはないよ」
「まあ、確かにそうなのだが……」
本当に助けた覚えはないんだよな。もうちょっとエンリオのこと縄でぐるぐる巻きにしとこうと思ったくらいだし。結局奴は縄は自分で解いた、というか捕らわれてたのが最初から演技だったんだけど。
しかし、特別だの守るだのすがりつきたいだの。
これって、もしかして。
告白されてる? ……って、まさかね。
でも燃え上がった怒りがだんだん収まってきてるのは確かだ。
このへんを突いていったら、うまいこと剣を収めさせることかできるかもしれない。
ワタシの策略をよそに、歯切れの悪いエンリオの言葉は続く。
「とにかくお前が気になって仕方がなかった。聖妃様のお導き、だと思う」
「相手がアスタフェルなら、そのお導きとやらには抵触しなかったのか?」
「……少なくとも、王子よりは。そこは本当に分からん。分からんとしか言いようがない」
「それなら聖妃に聞くがいいさ。風の聖妃に……アンタが首からぶら下げてるその宝石に、直接。それは聖妃と縁の深いものなんだろ。聖妃がワタシを罰することを望むかどうか、よーく聞いてみろよ。多分、剣を引け、と言うと思うよ。魔王すら受け入れるほど度量のデカい方なら必ずそう言うよ」
「だが……お前は私を騙した。魔王を召喚し、この世の秩序を覆そうとした。それを赦すことはシフォルゼノの教えに反する――」
「なぁ、俺ヤバいかも……」
「うん?」
あまりにも唐突で、ワタシは思わず聞き返していた。
アスタフェルが突然、奮える小さな声で言葉を発したのだ。
「俺、ヤバいかも……」
「何がだ」
もう一度アスタは同じ事を言い、あまりの唐突さに話の腰を折られた聖騎士エンリオですら言葉の続きを促している。
魔王アスタフェルは空色の眼をうっすらと開け、呼気荒く、肩で息をしながらうわ言のようにささやき続けた。
「いやお前らほんと……よく喋って……タイミング……が……」
「アスタ」
アスタフェルの顔色が、白い。白すぎる。唇の色が蒼い。これは……。
「早く。魔界に!」
「……ま、魔方陣が、作れない……」
「なん――」
次の瞬間。
アスタフェルは、その場に倒れ込んだ。
「アスタ、アスタ!」
魔法陣が、作れない!?
「しっかりしろ、アスタ、アスタフェル!!!」
慌てて彼を抱き起こそうとするワタシを嘲笑うかのように、地面に血が広がっていく……。
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