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第三章 ピン子の作戦
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ガシッ……グググッ……グウッ!
「ひっ、ひぃぃ……う、おおお……うおおおっ! よ、よいしょっ……つ、ついた~っ。て、手が、ちぎれるかと思ったぜ~」
「でもなんとか、とうちゃくしたね」
ぼくとジョーが頂上へたどりつくと、さきにここでまっていたピン子が、「うひひ」と、とつぜん笑いだしたのです。
「な、なんだよ……いっ、嫌な予感がするな」
肩で息をするジョーが、まゆをひそめます。
うしろは、断崖絶壁――。
ピン子は、「うひひ」と後ずさるジョーに歩みよりました。
「まさかっ、おれをつき落とすつもりじゃねえだろうなっ!」
「うひひ」
「お、おわっ、く、来るな! おれに近づくなっ、ピン子!」
ピン子は、なぜかジョーを棚のぎりぎりに追いつめ、勝ち誇ったように笑いました。
「ジョー、今までの恨みつらみ、ここで晴らしてやるから覚悟しなさい――ドンっ!」
「うわあっ――――」
「ダメだよ、ピン子っ」
思わず、目をつむったぼく。
あたりはしんとしています。
「う、まだか……あ、あれっ? おれ、つき落とされたのか?」
そんなジョーの声がして、ぼくはゆっくりと目をあけました。
目をつむったジョーは、断崖絶壁を背にし、直立しています。
「ゴーっ、おれは、ここにいるかーっ?」
「え? あ、う、うんっ」
とそのときです。
ピン子は、その場でひざをついて笑い、
「うひひっ、つき落とすわけないじゃないっ、いーひっひっ」
ひとり、ゆかをバンバンたたきました。
ぼくはホッとして、その場に尻もちをつきます。
「……ピン子。さすがにいまのは、よくないと思うよ……ホントに、ジョーをつき落とすんじゃないかって、びっくりしちゃったよ、ぼく」
ジョーも青ざめた顔で、その場に手をつきます。
「そっ、そうだぜ……恨みつらみは、なしだぜ、は~っ……いくら毎回、おれがゆかであおむけになったとき、手足がみじけえからって、ピン子に起こすのを……手伝ってもらってるからってさ……そりゃあ、ねえぜ……は~っ」
「だから冗談だって。ほら、ゴーとジョー立って」
ピン子が、ぼくとジョーの手を引っぱりました。
「は~、なんかもうクタクタだぜ……ほんとに、教室の窓に到達なんかできるのか? おれは、すっごくいやな予感がして、しょうがねえ」
立ちあがったぼくも、ピン子に聞いてみました。
「ねえピン子、ここから、どうするの?」
「そうだねぇ――――うひひっ」
ピン子が、またジョーを見て笑いはじめます。
「う、やっぱりいやな予感がするぜ……ピン子、笑ってねえで、答えろ! さあ、いったいどうやって、窓に行くつもりなんだ?」
ぼくは、ランドセルを入れる棚の頂上から、ゆかをのぞきました。
「ひ、ひぃ……こ、こんなに高い場所にいたんだ、ぼくたち」
ぼくはあまりの高さに、足がガクガク震えてしまいました。
「たしかに高い場所にいるけど、よ~く見て」
ピン子が、教室の窓がわに、指をさします。
「ゴーとジョー、わかった? ……ねえ、ピンときてよ。いま、あたしたちは、ランドセルを入れる棚の頂上にいるよね。おなじ高さに、教室の窓があるでしょ?」
よく見ると、ぼくの目線のさきに、教室の窓が見えました。
太陽の光が差しこむ窓の桟は、ぼくたちが歩くには、充分な幅もありそうです。
たしかに、窓とここの高さはおなじだから、壁をのぼる必要はなさそうでした。
「ピン子が言いたいことは、わかったよ。たしかに窓の桟に行けば、日向ぼっこはできそうだね……でも、ランドセルを入れる棚は、このさき行き止まりだよ」
「そうだぜっ、歩いて、窓の桟には行けねえじゃねえかっ! ピン子、行き止まり地点から窓の桟には、いったい、どうやって行く気だっ?」
「ちゃんと考えてるわよ。いいから、ついてきてよ」
ピン子はそう言って、教室の窓がわにむかって、歩きだしました。
ぼくとジョーも後につづくと、やっぱり、目の前には教室の壁が立ちふさがりました。
(ランドセルを入れる棚と、窓の桟は、目と鼻のさきなのに――)
ここで角を直角に曲がって進むことができれば、まったく問題はありませんが、壁があるせいで、通路が途切れているのです。
どう考えても、窓の桟へと降り立つには、もうジャンプするしか、方法がなさそうでした。
「距離にして、十センチってとこね」
ピン子は、直角の谷を見つめ、腕を組みます。
「まさかっ、ジャンプする気かっ?」
ジョーも、気がついたようでした。
「おい、ゴー、ジャンプは得意か?」
「む、むりにきまってるじゃないっ」
もちろん、窓の桟に飛びうつる勇気など、ぼくにはありません。
「だよな。ど、どうすんだよ、ピン子。もしも落っこちたら……」
ジョーの言葉に、ぼくの足は、棒のようになってしまいました。
「ひぃぃ……いくら、体は割れないからって、ぼく、いやだよっ」
もうこれ以上、さきになんて、とても進めそうにはありません。
ところが、そんなぼくとジョーを見て、ピン子はまた笑いはじめます。
「うひひ……うふふ、ふふ、あっはっはっは!」
もうこらえきれない、といったように、ピン子の笑い声はどんどん大きくなっていきました。
そして、つぎのしゅんかん、
「ジョー、橋になって!」
ピン子がジョーに、驚きのアイデアをつげたのです。
「……な、なんだとぉ!」
ジョーのギョロ目が点になりました。
「お、おお、おれが、橋になるだって?」
「そうよ。じつはねぇ、じょうぎのジョーに出あってから、ずっと計画してたんだよね、あたし。名づけて、じょうぎ橋で窓に行こう作戦、てとこかな、うふふ」
「は、はじめからっ、おれを橋にって、利用するつもりだったのかよっ」
ピン子の計画を知ったとたん、ジョーの顔が、まっ赤になりました。
それでも、ピン子は負けじと、言いかえしたのです。
「じゃあゴーに、この距離をジャンプさせるわけ? それとも、あそびはこれにて終わりにする? また、カンペンケースに戻りたきゃ、あたしはべつにいいけどね」
ピン子が腕組みをしたまま、「どうするのよ?」と、ジョーにせまります。
「うっ、うーん……あそびが終わるのはいやだ……カンペンケースもいやだっ……」
うーん、うーん、とうなるジョーをよそに、ぼくはもういちどゆかをのぞきます。
そのとき、ビューッとすき間風が吹き、ぼくは体を縮めました。
「ひっ! ひぃ……ぼ、ぼくっ、ぜったいに落ちる自信がある!」
「だよね~、ゴー。ほら、もうジョーの決心に、かかってるのよ」
ジョーがうなりながら、窓とぼくを、なんども見くらべます――そして。
「まったく、おれは橋じゃなくて、じょうぎだ! それだけは、忘れるんじゃねえ!」
そうさけんだジョーが、「ふ~っ」と、ひとつ大きく息をつきました。
「ゴー、安心しろっ。おれが、必ず窓の桟につれてってやるからな!」
「ひっ、ひぃぃ……う、おおお……うおおおっ! よ、よいしょっ……つ、ついた~っ。て、手が、ちぎれるかと思ったぜ~」
「でもなんとか、とうちゃくしたね」
ぼくとジョーが頂上へたどりつくと、さきにここでまっていたピン子が、「うひひ」と、とつぜん笑いだしたのです。
「な、なんだよ……いっ、嫌な予感がするな」
肩で息をするジョーが、まゆをひそめます。
うしろは、断崖絶壁――。
ピン子は、「うひひ」と後ずさるジョーに歩みよりました。
「まさかっ、おれをつき落とすつもりじゃねえだろうなっ!」
「うひひ」
「お、おわっ、く、来るな! おれに近づくなっ、ピン子!」
ピン子は、なぜかジョーを棚のぎりぎりに追いつめ、勝ち誇ったように笑いました。
「ジョー、今までの恨みつらみ、ここで晴らしてやるから覚悟しなさい――ドンっ!」
「うわあっ――――」
「ダメだよ、ピン子っ」
思わず、目をつむったぼく。
あたりはしんとしています。
「う、まだか……あ、あれっ? おれ、つき落とされたのか?」
そんなジョーの声がして、ぼくはゆっくりと目をあけました。
目をつむったジョーは、断崖絶壁を背にし、直立しています。
「ゴーっ、おれは、ここにいるかーっ?」
「え? あ、う、うんっ」
とそのときです。
ピン子は、その場でひざをついて笑い、
「うひひっ、つき落とすわけないじゃないっ、いーひっひっ」
ひとり、ゆかをバンバンたたきました。
ぼくはホッとして、その場に尻もちをつきます。
「……ピン子。さすがにいまのは、よくないと思うよ……ホントに、ジョーをつき落とすんじゃないかって、びっくりしちゃったよ、ぼく」
ジョーも青ざめた顔で、その場に手をつきます。
「そっ、そうだぜ……恨みつらみは、なしだぜ、は~っ……いくら毎回、おれがゆかであおむけになったとき、手足がみじけえからって、ピン子に起こすのを……手伝ってもらってるからってさ……そりゃあ、ねえぜ……は~っ」
「だから冗談だって。ほら、ゴーとジョー立って」
ピン子が、ぼくとジョーの手を引っぱりました。
「は~、なんかもうクタクタだぜ……ほんとに、教室の窓に到達なんかできるのか? おれは、すっごくいやな予感がして、しょうがねえ」
立ちあがったぼくも、ピン子に聞いてみました。
「ねえピン子、ここから、どうするの?」
「そうだねぇ――――うひひっ」
ピン子が、またジョーを見て笑いはじめます。
「う、やっぱりいやな予感がするぜ……ピン子、笑ってねえで、答えろ! さあ、いったいどうやって、窓に行くつもりなんだ?」
ぼくは、ランドセルを入れる棚の頂上から、ゆかをのぞきました。
「ひ、ひぃ……こ、こんなに高い場所にいたんだ、ぼくたち」
ぼくはあまりの高さに、足がガクガク震えてしまいました。
「たしかに高い場所にいるけど、よ~く見て」
ピン子が、教室の窓がわに、指をさします。
「ゴーとジョー、わかった? ……ねえ、ピンときてよ。いま、あたしたちは、ランドセルを入れる棚の頂上にいるよね。おなじ高さに、教室の窓があるでしょ?」
よく見ると、ぼくの目線のさきに、教室の窓が見えました。
太陽の光が差しこむ窓の桟は、ぼくたちが歩くには、充分な幅もありそうです。
たしかに、窓とここの高さはおなじだから、壁をのぼる必要はなさそうでした。
「ピン子が言いたいことは、わかったよ。たしかに窓の桟に行けば、日向ぼっこはできそうだね……でも、ランドセルを入れる棚は、このさき行き止まりだよ」
「そうだぜっ、歩いて、窓の桟には行けねえじゃねえかっ! ピン子、行き止まり地点から窓の桟には、いったい、どうやって行く気だっ?」
「ちゃんと考えてるわよ。いいから、ついてきてよ」
ピン子はそう言って、教室の窓がわにむかって、歩きだしました。
ぼくとジョーも後につづくと、やっぱり、目の前には教室の壁が立ちふさがりました。
(ランドセルを入れる棚と、窓の桟は、目と鼻のさきなのに――)
ここで角を直角に曲がって進むことができれば、まったく問題はありませんが、壁があるせいで、通路が途切れているのです。
どう考えても、窓の桟へと降り立つには、もうジャンプするしか、方法がなさそうでした。
「距離にして、十センチってとこね」
ピン子は、直角の谷を見つめ、腕を組みます。
「まさかっ、ジャンプする気かっ?」
ジョーも、気がついたようでした。
「おい、ゴー、ジャンプは得意か?」
「む、むりにきまってるじゃないっ」
もちろん、窓の桟に飛びうつる勇気など、ぼくにはありません。
「だよな。ど、どうすんだよ、ピン子。もしも落っこちたら……」
ジョーの言葉に、ぼくの足は、棒のようになってしまいました。
「ひぃぃ……いくら、体は割れないからって、ぼく、いやだよっ」
もうこれ以上、さきになんて、とても進めそうにはありません。
ところが、そんなぼくとジョーを見て、ピン子はまた笑いはじめます。
「うひひ……うふふ、ふふ、あっはっはっは!」
もうこらえきれない、といったように、ピン子の笑い声はどんどん大きくなっていきました。
そして、つぎのしゅんかん、
「ジョー、橋になって!」
ピン子がジョーに、驚きのアイデアをつげたのです。
「……な、なんだとぉ!」
ジョーのギョロ目が点になりました。
「お、おお、おれが、橋になるだって?」
「そうよ。じつはねぇ、じょうぎのジョーに出あってから、ずっと計画してたんだよね、あたし。名づけて、じょうぎ橋で窓に行こう作戦、てとこかな、うふふ」
「は、はじめからっ、おれを橋にって、利用するつもりだったのかよっ」
ピン子の計画を知ったとたん、ジョーの顔が、まっ赤になりました。
それでも、ピン子は負けじと、言いかえしたのです。
「じゃあゴーに、この距離をジャンプさせるわけ? それとも、あそびはこれにて終わりにする? また、カンペンケースに戻りたきゃ、あたしはべつにいいけどね」
ピン子が腕組みをしたまま、「どうするのよ?」と、ジョーにせまります。
「うっ、うーん……あそびが終わるのはいやだ……カンペンケースもいやだっ……」
うーん、うーん、とうなるジョーをよそに、ぼくはもういちどゆかをのぞきます。
そのとき、ビューッとすき間風が吹き、ぼくは体を縮めました。
「ひっ! ひぃ……ぼ、ぼくっ、ぜったいに落ちる自信がある!」
「だよね~、ゴー。ほら、もうジョーの決心に、かかってるのよ」
ジョーがうなりながら、窓とぼくを、なんども見くらべます――そして。
「まったく、おれは橋じゃなくて、じょうぎだ! それだけは、忘れるんじゃねえ!」
そうさけんだジョーが、「ふ~っ」と、ひとつ大きく息をつきました。
「ゴー、安心しろっ。おれが、必ず窓の桟につれてってやるからな!」
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