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第一章 文房具のヒミツ
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ダダダダダっ!
「はーはー、逃げきったぁ~」
「はあ、はあ。にしても、いっつも消しゴムが一番なんて、ほんとセコイぜ」
息をきらすふたりは、ぼくを見て、プっと口をふくらませました。
「今日もぼくの勝ち! でも、そういえばどうして、いつもぼくが一番に集合場所についちゃうんだろう?」
先がピンととがった、えんぴつのピン子が、棚の一段目に腰をおろします。
ピン子は、ほそいまゆをあげ、くりんとした目をぱちぱちさせて言いました。
「それはね、消しゴムに生まれて、ラッキーだってことよ。はー、つかれた」
とうめいの、十五センチじょうぎのジョーが、ゆかに両手をつきました。
「そうさ、はあ、はあ。消しゴムなんて、たのまなくっても、だいたい机に出てられるんだぜ」
ジョーは、ギョロッとした目をぼくにむけ、きりりとした太いまゆを動かしました。
「うーん、それって?」
「まったく、ゴーは。つまりだな、机に出られるってことはだ、それだけゆかに落っこちる可能性が、たかいってことだよ! まったく、世の中って不公平だぜ」
じょうぎのジョーと、えんぴつのピン子の話は、いまいちピンときませんでした。
でも消しゴムのぼくは、とにかく運が良いってことだけは、よーくわかりました。
「つまり、ぼくは幸せものってことだね」
「気づくの、おせーよ! なあ、ピン子」
「ま、それがゴーらしくって、いいんじゃない、うふふ」
消しゴムのぼくは、みんなの言うとおり、だいたい机に登場しています。
「そういえば、今日も授業がはじまるとすぐ、机に出られたっけ?」
そのあとは、さっそくケイタくんのひじにぶつかって、あとはもう、ゆかに真っさかさま。
だからぼくは、やっぱり幸せもの。うれしくて、胸のあたりがジーン。
もう、たまらなくなって、
「消しゴムにうまれて、ホント、よかったよ!」
ぼくは、両手をつきあげました。
「ぼくは世界一幸せな消しゴムだ。すぐにゆかに落ちるし、すぐに手足がはえるし、ランドセルを入れる棚にだって、一番にゴールできるもん!」
そんな自分を、ぼくはちょっぴり、誇りに思います。
「あーあ、ゴーばっかり、ズルいぜ」
「だって、ぼくは運が良いんだから、しかたないでしょ……あ、でもね」
ほんとはヒミツにしたかったけど、かわいそうなふたりを見ていると、なにかアドバイスをしてあげたいと思いました。
「ピン子とジョー、いいかい? はやくゆかに落っこちるには……そうだね、う~ん、まずは、机にはやく出ることさ! やっぱり、これしかないよね」
「んなことたぁ、わかってるよ! それがむずかしいんだって! おれみたいなじょうぎはな、めったに机に出られねえ文房具だ! その気もち、わかんのか?」
顔をまっ赤にしたじょうぎのジョーが、もちぬしの席に指をさします。
「いいか、おれの家は、かんぺんケースだ。あそこはふかい谷になってて、いっぺん入ったら、二度と出てこられねえ……そりゃあ、ふか~い谷なんだぞ!」
そんなジョーを見て、えんぴつのピン子も、つられるようにもんくを言いました。
「一番くやしいのは、あたしよ! ほらほら、小太郎くんの机を見てよ」
足ぶみをしてくやしがるピン子も、もちぬしの机に指をむけたのです。
「いまは算数の時間なのに、あの子ったら、机にいろんなものを出してるでしょ?」
ぼくは首をのばして、小太郎くんの机をながめました。
「えーと、漢字のドリルに、わあ、給食袋まであるよ!」
「がっはは! あいつ、算数の時間なのに、体操服だしてるぜっ」
ジョーが笑うと、ピン子は「だからよ」と、ためいきをつきました。
「ゴーといっしょで、あたしは体育の時間でも、机にでられる幸せもの。そんなラッキーガールがさ、ゴーに負けてばっかりなんて、なっとくいかないでしょ」
「小太郎にかぎらず、えんぴつはだいたい手に、にぎられているからな。ま、けっきょくは、消しゴムのほうが、よくゆかに落っこちるってわけだ。お、ほら見ろよ! また小太郎のゆかだけ、まっ黒になってやがるぜ、がっはは!」
「あっ、もう~」
小太郎くんの足もとを見ると、ほんとに、ゆかがまっ黒でした。
「ヤダぁ~、引きだしに、筆をつっこんでるからよ。習字がおわったら、ちゃんと半紙でふきなさいって、いっつも声をかけてるのにぃ~」
めんどうみのいいピン子は、もちぬしの小太郎くんが、心配でたまらないのです。
やっとあそべたと思っても、ずっとピン子はもちぬしから目をはなさないのです。
「がははっ!」
するとこんどは、ジョーがお腹をかかえて転がりました。
「おいゴー、今日も、今日も顔が、かわっちまってるぜ!」
「あー、また笑ったぁ。しょうがないでしょ! 消しゴムは使ったら、けずれていっちゃうんだし」
「ピン子も見ろよ! ゴーの顔が、顔がよっ、がははっ」
そうやって、ジョーはいつもぼくの顔を見てはからかうのです。
けれど、ほんとは友だち思いの、やさしいじょうぎなのですが。
「ゴー、顔を見せて。あらやだ、消しゴムのカスが、いっぱいついてるわね」
「あはは、ごめんねピン子。いつも、ぼくの顔の掃除をさせちゃって」
「ほんとよ。ゴーったら、今日はおにぎりみたいな顔になってるわね、うふふ」
そうやって、ピン子はいつもぼくの顔をチェックしてくれる、おせわ好きな友だちなの
です。
そんなぼくたち三人は、この四年三組の教室で、出あいました。
「さあ、今日はみんなで、なにしてあそぶんだ?」
気がつけば、ぼくとピン子とジョーは、友だちになっていました。
いつも教室で走りまわってあそんでいる、文房具なかよし三人組になっていたのです。
「はやく、決めてくれよっ」
じょうぎのジョーが、せかすように足ぶみをしました。
「鬼ごっこか? それとも、梅の種けりか? さあ、今日はどうすんだよ?」
そのとき、地響きがおきて、
「あ、もしかして!」
ぼくは、黒板をふりかえりました。
「どうしようっ、算数の授業が、終わっちゃった」
ジョーにむきなおると、さっきまでキラキラしていた瞳が、くもっていました。
「だから言ったんだよ! はやく、あそうぼうぜってよ……」
立ちあがったピン子も、「は~」と、ためいきをつきます。
「ほらほら、異変に気づいたもちぬしが、やってきたわよ~」
ドシドシっ、ドシ~ンっ。
足音が近づいてきました。
「あれー、なんでわたしのじょうぎが、棚にあるの?」
「ちっ……もちぬしに、見つかっちまったぜ、あーっ」
じょうぎのもちぬし、サクラさんが、ジョーを見つけてしまったのです。
「あらら、もう、チャイムがなっちゃったみたいだわ」
ぼくはドキドキして、教室を、見まわしました。
やっぱり授業は終わっていて、クラスのみんなが、教室を歩きまわっているのです。
「あ~あ、ぼく、まったく気がつかなかったよ」
二時間ぶりに、やっと三人がそろったうれしさに、ぼくたち三人は、会話に夢中になってしまったようです――。
「はーはー、逃げきったぁ~」
「はあ、はあ。にしても、いっつも消しゴムが一番なんて、ほんとセコイぜ」
息をきらすふたりは、ぼくを見て、プっと口をふくらませました。
「今日もぼくの勝ち! でも、そういえばどうして、いつもぼくが一番に集合場所についちゃうんだろう?」
先がピンととがった、えんぴつのピン子が、棚の一段目に腰をおろします。
ピン子は、ほそいまゆをあげ、くりんとした目をぱちぱちさせて言いました。
「それはね、消しゴムに生まれて、ラッキーだってことよ。はー、つかれた」
とうめいの、十五センチじょうぎのジョーが、ゆかに両手をつきました。
「そうさ、はあ、はあ。消しゴムなんて、たのまなくっても、だいたい机に出てられるんだぜ」
ジョーは、ギョロッとした目をぼくにむけ、きりりとした太いまゆを動かしました。
「うーん、それって?」
「まったく、ゴーは。つまりだな、机に出られるってことはだ、それだけゆかに落っこちる可能性が、たかいってことだよ! まったく、世の中って不公平だぜ」
じょうぎのジョーと、えんぴつのピン子の話は、いまいちピンときませんでした。
でも消しゴムのぼくは、とにかく運が良いってことだけは、よーくわかりました。
「つまり、ぼくは幸せものってことだね」
「気づくの、おせーよ! なあ、ピン子」
「ま、それがゴーらしくって、いいんじゃない、うふふ」
消しゴムのぼくは、みんなの言うとおり、だいたい机に登場しています。
「そういえば、今日も授業がはじまるとすぐ、机に出られたっけ?」
そのあとは、さっそくケイタくんのひじにぶつかって、あとはもう、ゆかに真っさかさま。
だからぼくは、やっぱり幸せもの。うれしくて、胸のあたりがジーン。
もう、たまらなくなって、
「消しゴムにうまれて、ホント、よかったよ!」
ぼくは、両手をつきあげました。
「ぼくは世界一幸せな消しゴムだ。すぐにゆかに落ちるし、すぐに手足がはえるし、ランドセルを入れる棚にだって、一番にゴールできるもん!」
そんな自分を、ぼくはちょっぴり、誇りに思います。
「あーあ、ゴーばっかり、ズルいぜ」
「だって、ぼくは運が良いんだから、しかたないでしょ……あ、でもね」
ほんとはヒミツにしたかったけど、かわいそうなふたりを見ていると、なにかアドバイスをしてあげたいと思いました。
「ピン子とジョー、いいかい? はやくゆかに落っこちるには……そうだね、う~ん、まずは、机にはやく出ることさ! やっぱり、これしかないよね」
「んなことたぁ、わかってるよ! それがむずかしいんだって! おれみたいなじょうぎはな、めったに机に出られねえ文房具だ! その気もち、わかんのか?」
顔をまっ赤にしたじょうぎのジョーが、もちぬしの席に指をさします。
「いいか、おれの家は、かんぺんケースだ。あそこはふかい谷になってて、いっぺん入ったら、二度と出てこられねえ……そりゃあ、ふか~い谷なんだぞ!」
そんなジョーを見て、えんぴつのピン子も、つられるようにもんくを言いました。
「一番くやしいのは、あたしよ! ほらほら、小太郎くんの机を見てよ」
足ぶみをしてくやしがるピン子も、もちぬしの机に指をむけたのです。
「いまは算数の時間なのに、あの子ったら、机にいろんなものを出してるでしょ?」
ぼくは首をのばして、小太郎くんの机をながめました。
「えーと、漢字のドリルに、わあ、給食袋まであるよ!」
「がっはは! あいつ、算数の時間なのに、体操服だしてるぜっ」
ジョーが笑うと、ピン子は「だからよ」と、ためいきをつきました。
「ゴーといっしょで、あたしは体育の時間でも、机にでられる幸せもの。そんなラッキーガールがさ、ゴーに負けてばっかりなんて、なっとくいかないでしょ」
「小太郎にかぎらず、えんぴつはだいたい手に、にぎられているからな。ま、けっきょくは、消しゴムのほうが、よくゆかに落っこちるってわけだ。お、ほら見ろよ! また小太郎のゆかだけ、まっ黒になってやがるぜ、がっはは!」
「あっ、もう~」
小太郎くんの足もとを見ると、ほんとに、ゆかがまっ黒でした。
「ヤダぁ~、引きだしに、筆をつっこんでるからよ。習字がおわったら、ちゃんと半紙でふきなさいって、いっつも声をかけてるのにぃ~」
めんどうみのいいピン子は、もちぬしの小太郎くんが、心配でたまらないのです。
やっとあそべたと思っても、ずっとピン子はもちぬしから目をはなさないのです。
「がははっ!」
するとこんどは、ジョーがお腹をかかえて転がりました。
「おいゴー、今日も、今日も顔が、かわっちまってるぜ!」
「あー、また笑ったぁ。しょうがないでしょ! 消しゴムは使ったら、けずれていっちゃうんだし」
「ピン子も見ろよ! ゴーの顔が、顔がよっ、がははっ」
そうやって、ジョーはいつもぼくの顔を見てはからかうのです。
けれど、ほんとは友だち思いの、やさしいじょうぎなのですが。
「ゴー、顔を見せて。あらやだ、消しゴムのカスが、いっぱいついてるわね」
「あはは、ごめんねピン子。いつも、ぼくの顔の掃除をさせちゃって」
「ほんとよ。ゴーったら、今日はおにぎりみたいな顔になってるわね、うふふ」
そうやって、ピン子はいつもぼくの顔をチェックしてくれる、おせわ好きな友だちなの
です。
そんなぼくたち三人は、この四年三組の教室で、出あいました。
「さあ、今日はみんなで、なにしてあそぶんだ?」
気がつけば、ぼくとピン子とジョーは、友だちになっていました。
いつも教室で走りまわってあそんでいる、文房具なかよし三人組になっていたのです。
「はやく、決めてくれよっ」
じょうぎのジョーが、せかすように足ぶみをしました。
「鬼ごっこか? それとも、梅の種けりか? さあ、今日はどうすんだよ?」
そのとき、地響きがおきて、
「あ、もしかして!」
ぼくは、黒板をふりかえりました。
「どうしようっ、算数の授業が、終わっちゃった」
ジョーにむきなおると、さっきまでキラキラしていた瞳が、くもっていました。
「だから言ったんだよ! はやく、あそうぼうぜってよ……」
立ちあがったピン子も、「は~」と、ためいきをつきます。
「ほらほら、異変に気づいたもちぬしが、やってきたわよ~」
ドシドシっ、ドシ~ンっ。
足音が近づいてきました。
「あれー、なんでわたしのじょうぎが、棚にあるの?」
「ちっ……もちぬしに、見つかっちまったぜ、あーっ」
じょうぎのもちぬし、サクラさんが、ジョーを見つけてしまったのです。
「あらら、もう、チャイムがなっちゃったみたいだわ」
ぼくはドキドキして、教室を、見まわしました。
やっぱり授業は終わっていて、クラスのみんなが、教室を歩きまわっているのです。
「あ~あ、ぼく、まったく気がつかなかったよ」
二時間ぶりに、やっと三人がそろったうれしさに、ぼくたち三人は、会話に夢中になってしまったようです――。
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