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12 聖霊の呟き(シロ視点)
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コハクに家出をされたショックで、アリアはこれまでの疲れもあったのか高熱を出して寝込んでしまっていた。家出と言っても実の母親と一緒に実家に帰っただけなのだが、アリアにとってはとてつもなく衝撃的な事件だったのだ。
「……コハクがぁ、コハクがぁ……」
メソメソと半泣き状態でコハクの名前を呟きながら発熱までして寝込んでいる主人の姿にシロはやれやれとばかりに器用に肩を竦める。
「ピィ」
水で濡らした布を嘴で咥えて運んでくるとべチャリとアリアの額に落とし、羽の先で涙に濡れる頬を撫でた。大切な主人がこんなに落ち込んでるのを見るのは初めてのことである。アリアはこれまでだってそれなりにツラい目にあっているし苦労もしてきたはずなのに、いつも前向きで明るかった主が見るからに落ち込んでいるのだ。自分の方がずっと長い付き合いなのに、コハクは特別なのだろうと思うと嫉妬心がないわけでないが……。
高熱のせいで赤く染まるアリアの頬を見つめながら、シロはこれまでの事を思い出していた。
***
シロがアリアと出会ったのは、まだアリアが公爵令嬢でアリアーティアと呼ばれている頃だった。
実の両親からまともな愛情を受けられず、周りからはその眼鏡姿を虐げられていた貴族の娘だったアリアーティアだったが、いつも前向きで堂々としていた。魔力に目覚めてからもそれは変わらず、シロはその魔力に魅せられ、引き寄せられるようにアリアの元へやってきたのだ。
素直で純粋で、生きる力にみなぎった魔力。それは聖霊にとってなによりも魅力的だった。
聖霊とは自然の中に生きる存在だ。そして聖霊にとって“魔力持ち”とは人間たちが考えるよりもさらに希少であった。……否、聖霊と波長の合う“魔力持ち”に出会える確立が奇跡だ。
さらに言えば、その“魔力持ち”が聖霊を受け入れるかどうかとなればその確率はもっと少ない。何も知らない人間にとって聖霊なんて不気味な存在でしかない。本能で危険を察知して避けるのが普通の反応だった。それに、聖霊と契約した“魔力持ち“だなんて王家にバレたらそれこそ保護と言う名の軟禁をされるだろう。
だからこそ聖霊を知らなかったとはいえ、すんなりと自分を受け入れてくれたアリアはシロにとって特別な存在だった。
「ピィ」
熱に苦しみ寝込む主の姿に思わず何度もその頬を羽で撫でるが、それ自体にはなんの効果もない。この姿のままではできることも限られている。
聖霊とは普段は住むう森や自然と馴染むために動物の姿でいる事が多いが、名付けされて契約聖霊となった場合は主の魔力を纏い聖霊としての本来の姿に変わる事が出来るようになる。もちろんシロもこんな小鳥ではなく聖霊としての本来の姿になれるのだが、主であるアリアがそれを望まなかった。だからこそ、ずっとこの姿でいるのだ。
アリアが望むからこそ、この姿で居続ける事にも満足していたがこんな時はもどかしくも思う。
「……うぅーん」
アリアが熱にうなされながら寝返りを打つ。額に乗せた濡らした布はすでに乾いていてパサッと音を立てて床に落ちた。それを拾おうと羽ばたくが、いくら器用であると言ってもその羽先では乾いた布を拾うのには困難してしまう。まぁ、嘴でなんでも器用にこなせるのだが、手を使いたい気分の時だってあるのだ。
「ピィ……」
もしも自分が本来の姿になれば、こんな布を拾うことなどなんの苦労もない。少し間抜けな主人の世話だって楽にこなせる自信もあった。
底抜けに前向きで明るいアリア。
鈍感過ぎて自分を慕う従者のコハクの気持ちにも全く気付かないアリア。
でもそれすらも愛おしく感じる大切な主人だ。自分なら、こんなふうにアリアを悲しませたりしないのに……。
シロが自分の嘴で軽くアリアの額をつついたその時、アリアが「コハク、帰ってきて……」と熱で頬を赤くしながら呟いた。
「ーーーーピィ……」
ーーーー仕方ないか。と、シロはため息をつく。アリアが今の時点で一番大切だと思っているのはコハクなのだ。
コハクがアリアの事をどう思っているのかなんてとっくの昔に知っている。母体にいる頃からアリアの魔力に守られていた子供。生まれてからもアリアの愛情を受けて自身の魔力もあり成長も早いようだが、まだまだ子供だ。そして、アリアもコハクを好ましく思っているのなら邪魔をする道理などないのだ。
専属聖霊とは、主人の幸せを願うものだから。
それからシロはライラにお願いして便箋をもらうと、自身の足跡をペタペタとつけていった。もちろん小鳥の姿では文字を書くことは出来ない。だが、アリア至上主義のハンナとはなぜか意思疎通ができていた。そして、その息子であるコハクともわかりあえていたのでこの方法でも伝わる気がしていた。
というか、足跡文字で伝わらないならばアリアを任せるに値しないと思っている。もしもこの手紙を受け取ってもコハクが無反応ならば徹底的に切り捨てようと思っていた。
まぁ、ハンナが通訳するだろうなとは察しているが。ハンナ自体は魔力もないのに、なぜか聖霊である自分と意思疎通をこなす……それこそ希少だ。というか不思議な人間だと思う。聖霊にもわからないことはあるのだ。
手紙に自身の羽を添えてハンナの所へ送る。聖霊の力を使えば一瞬で届くだろう。さて、どんな反応をしてくるか様子を見るか。と、息を吐いてからシロは未だ眠るアリアを見た。
もしもコハクがこないようなら、その時こそは自分が本来の姿となってアリアの側にいよう。そんな事を考えながらアリアに羽先を伸ばしたその時。
「アリアさまぁぁぁぁぁあ!!」
「ピィッ?!」
必死な形相のコハクが、部屋に飛び込んできたのである。めちゃくちゃ早かった。それはもう、驚くくらい早かった。
ついさっき手紙を送ったばかりのはずなのに、時空でも飛び越えてきたのかと思うくらい早かった。
「やっぱり、アリア様にはぼくがついていないと!」
絶交だなんだと言って家出していたコハクだったが、熱を出しながら眠るアリアのお世話をする姿はまるで水を得た魚のようにイキイキとしていた。
そんなコハクに、またもや「やれやれ」とばかりに肩を竦めるシロであった。
「……コハクがぁ、コハクがぁ……」
メソメソと半泣き状態でコハクの名前を呟きながら発熱までして寝込んでいる主人の姿にシロはやれやれとばかりに器用に肩を竦める。
「ピィ」
水で濡らした布を嘴で咥えて運んでくるとべチャリとアリアの額に落とし、羽の先で涙に濡れる頬を撫でた。大切な主人がこんなに落ち込んでるのを見るのは初めてのことである。アリアはこれまでだってそれなりにツラい目にあっているし苦労もしてきたはずなのに、いつも前向きで明るかった主が見るからに落ち込んでいるのだ。自分の方がずっと長い付き合いなのに、コハクは特別なのだろうと思うと嫉妬心がないわけでないが……。
高熱のせいで赤く染まるアリアの頬を見つめながら、シロはこれまでの事を思い出していた。
***
シロがアリアと出会ったのは、まだアリアが公爵令嬢でアリアーティアと呼ばれている頃だった。
実の両親からまともな愛情を受けられず、周りからはその眼鏡姿を虐げられていた貴族の娘だったアリアーティアだったが、いつも前向きで堂々としていた。魔力に目覚めてからもそれは変わらず、シロはその魔力に魅せられ、引き寄せられるようにアリアの元へやってきたのだ。
素直で純粋で、生きる力にみなぎった魔力。それは聖霊にとってなによりも魅力的だった。
聖霊とは自然の中に生きる存在だ。そして聖霊にとって“魔力持ち”とは人間たちが考えるよりもさらに希少であった。……否、聖霊と波長の合う“魔力持ち”に出会える確立が奇跡だ。
さらに言えば、その“魔力持ち”が聖霊を受け入れるかどうかとなればその確率はもっと少ない。何も知らない人間にとって聖霊なんて不気味な存在でしかない。本能で危険を察知して避けるのが普通の反応だった。それに、聖霊と契約した“魔力持ち“だなんて王家にバレたらそれこそ保護と言う名の軟禁をされるだろう。
だからこそ聖霊を知らなかったとはいえ、すんなりと自分を受け入れてくれたアリアはシロにとって特別な存在だった。
「ピィ」
熱に苦しみ寝込む主の姿に思わず何度もその頬を羽で撫でるが、それ自体にはなんの効果もない。この姿のままではできることも限られている。
聖霊とは普段は住むう森や自然と馴染むために動物の姿でいる事が多いが、名付けされて契約聖霊となった場合は主の魔力を纏い聖霊としての本来の姿に変わる事が出来るようになる。もちろんシロもこんな小鳥ではなく聖霊としての本来の姿になれるのだが、主であるアリアがそれを望まなかった。だからこそ、ずっとこの姿でいるのだ。
アリアが望むからこそ、この姿で居続ける事にも満足していたがこんな時はもどかしくも思う。
「……うぅーん」
アリアが熱にうなされながら寝返りを打つ。額に乗せた濡らした布はすでに乾いていてパサッと音を立てて床に落ちた。それを拾おうと羽ばたくが、いくら器用であると言ってもその羽先では乾いた布を拾うのには困難してしまう。まぁ、嘴でなんでも器用にこなせるのだが、手を使いたい気分の時だってあるのだ。
「ピィ……」
もしも自分が本来の姿になれば、こんな布を拾うことなどなんの苦労もない。少し間抜けな主人の世話だって楽にこなせる自信もあった。
底抜けに前向きで明るいアリア。
鈍感過ぎて自分を慕う従者のコハクの気持ちにも全く気付かないアリア。
でもそれすらも愛おしく感じる大切な主人だ。自分なら、こんなふうにアリアを悲しませたりしないのに……。
シロが自分の嘴で軽くアリアの額をつついたその時、アリアが「コハク、帰ってきて……」と熱で頬を赤くしながら呟いた。
「ーーーーピィ……」
ーーーー仕方ないか。と、シロはため息をつく。アリアが今の時点で一番大切だと思っているのはコハクなのだ。
コハクがアリアの事をどう思っているのかなんてとっくの昔に知っている。母体にいる頃からアリアの魔力に守られていた子供。生まれてからもアリアの愛情を受けて自身の魔力もあり成長も早いようだが、まだまだ子供だ。そして、アリアもコハクを好ましく思っているのなら邪魔をする道理などないのだ。
専属聖霊とは、主人の幸せを願うものだから。
それからシロはライラにお願いして便箋をもらうと、自身の足跡をペタペタとつけていった。もちろん小鳥の姿では文字を書くことは出来ない。だが、アリア至上主義のハンナとはなぜか意思疎通ができていた。そして、その息子であるコハクともわかりあえていたのでこの方法でも伝わる気がしていた。
というか、足跡文字で伝わらないならばアリアを任せるに値しないと思っている。もしもこの手紙を受け取ってもコハクが無反応ならば徹底的に切り捨てようと思っていた。
まぁ、ハンナが通訳するだろうなとは察しているが。ハンナ自体は魔力もないのに、なぜか聖霊である自分と意思疎通をこなす……それこそ希少だ。というか不思議な人間だと思う。聖霊にもわからないことはあるのだ。
手紙に自身の羽を添えてハンナの所へ送る。聖霊の力を使えば一瞬で届くだろう。さて、どんな反応をしてくるか様子を見るか。と、息を吐いてからシロは未だ眠るアリアを見た。
もしもコハクがこないようなら、その時こそは自分が本来の姿となってアリアの側にいよう。そんな事を考えながらアリアに羽先を伸ばしたその時。
「アリアさまぁぁぁぁぁあ!!」
「ピィッ?!」
必死な形相のコハクが、部屋に飛び込んできたのである。めちゃくちゃ早かった。それはもう、驚くくらい早かった。
ついさっき手紙を送ったばかりのはずなのに、時空でも飛び越えてきたのかと思うくらい早かった。
「やっぱり、アリア様にはぼくがついていないと!」
絶交だなんだと言って家出していたコハクだったが、熱を出しながら眠るアリアのお世話をする姿はまるで水を得た魚のようにイキイキとしていた。
そんなコハクに、またもや「やれやれ」とばかりに肩を竦めるシロであった。
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