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第一話 かっこいい上司になりたいあなたへ
不思議な男性客
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***
そんなこんなで、一風変わった、いや、十風ぐらい変わったこの『京都和み堂書店』でアルバイトを始めることになった大学四回生の八月。
初日のシフトは、カフェのメニューやら本の整理の仕方やら覚えることがいっぱいで大変だったが、とりわけ変わったこともなく一日を終えた。
ダンボールで運ばれてきた真新しい本を出す喜びや、袋から取り出した雑誌を本棚に並べるときの、あの書店員にしか味わえない新鮮さといったら!
本が好きだという人になら、想像——いや、妄想しただけでもよだれが垂れるということをお分かりいただけるだろう。そんなお仕事を、本当に実践できる日が来るなんて。
初日にして、年甲斐もなく有頂天になっていた私だったが、まさか、この感動が間もなく打ち砕かれることになるなんて、思いもしなかった。
次の、シフトに入るまでは——。
「じゃあ、なのちゃん。私はこれから向こうで他の仕事してるから、何かあったらいつでも呼んでね」
京都和み堂書店でのアルバイト二日目。
オープンからシフトに入っていた私は朝にやるべきことを一通り終えたあと、女将の詩乃さんが一台のパソコンを手に、私にそう告げた。ちなみにここでは、スタッフ同士ニックネームで呼び合うことになっており、私は晴れて「なのちゃん」の称号をいただいた。スタッフの一員になれた気分でちょっと嬉しい。いやだいぶ嬉しい。
社員さんは店舗の店番以外にも事務的な仕事からイベントに関する仕事までありとあらゆる業務を担っているので、普段はこうしてアルバイトスタッフが一人で店頭に立つことが多いそうだ。
詩乃さんからそう説明を受けると、私は早く一人で仕事ができるようになりたいという気持ちに駆られていたため、「はい、頑張ります!」と威勢良く返事をした。ここが頑張りどき。一日でも早く仕事に慣れるのだ!
「いらっしゃいませ!」
そう意気込んで仕事を開始した時に一番初めにやって来たお客さん——それが、例のサラリーマン風の彼、だった。
「こんにちは、あの……」
町家を改装して造り上げた書店の、木材でできた四角い入り口から恐る恐るといった感じで足を踏み入れ、スタッフの私が立っているカウンターまで歩いて来た彼は、どう見ても本を買いに来たり、はたまたコーヒーを飲みに来たりといった普通の目的でここを訪れたという感じではなかった。それは、彼のしゃんとしない身なりや、しょぼくれた自身のない足取りからして明らかだった。
「いらっしゃいませ。ご注文はこちらで承っておりますが」
いくらその男が一般客でないと感じたからといって、店員たるもの、きちんと接客しなければならない——そう思った私は、とりあえず目の前でなんだか挙動不審にしている彼に声をかけた。
「ああ、違うんです」
「?」
サラリーマンの男性は、注文を受けようとしていた私に向かって右手をブンと横に振って、それからこう言った。
「お願いします! 店員さん。僕を、助けてくれませんか?」
「え?」
目の前に立つお客さんとも言えぬ男性が、突然この場にそぐわない台詞を吐いて勢いよく頭を下げてくるものだから、当然のように私は困惑した。
えーっと……。
これって、どういう状況……?
「あの」
何が起こっているのか全く理解できない私は、とりあえず彼に事情を聞こうと、ひとまずすぐに用意できるアイスティーをカップに注いで手渡した。
すると今度はアイスティーを差し出されたサラリーマン男性の方が、きょとん顔でしどろもどろ、あたりをぐるりと見回して、恐る恐る手を伸ばした。
「何だかよく分からないのですが、とりあえずあちらにお座りください」
男性はその一言で、私が「いったん落ち着いて」と言っていることを理解してくれたのだろう。
「あ、ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げて、私が指差す方——こたつ席に向かった。
そこは紛れもなく、私がここで働くための面接を受けた場所だ。
京都和み堂書店には、二階にテーブル席があるだけでなく、一階にもカフェを利用するお客さん向けにこたつ席が設けられている。
もちろん夏は暑いので毛布はないが、畳にローテーブルが置いてあって木の匂いがする空間は、誰にとっても憩いの場になる(と勝手に思っている)。
「それで、どうされたんですか?」
その時間はちょうど他のお客さんがいなかったため、男性がこたつ席に行くと同時に私も冷たいお水を手に男性のいるこたつ席の対面に座った。
よく見ると、彼はワイシャツがよれていたり地味な色のネクタイをしていたりするだけでなく、額にびっしょりと汗をかいていた。
「実は、以前友人が、この書店の店員さんに悩みを聞いてもらってすっきりしたと言っていて」
「悩み……?」
アルバイト二日目の私には、男性の言っていることが瞬時に理解できない。
ただ、この書店ではよくお客さんと他愛のないお喋りをしたり、店やイベントの説明をしたりするといったことが日常茶飯事だということは知っていた。
「よく話を聞いてくれる綺麗なお姉さんと喋っているうちに、悩み相談をしてしまったんだと……」
「あー……」
その言葉を聞いて、なんとなく察しがついた。
おそらく、詩乃さんがいつものようにお客さんと話をしていたところ、お客さんから悩みを相談されたのだろう。詩乃さんだったら優しくてどんな話でも受け止めてくれる気がする。まだ数回しか顔を合わせていない私でもそう思うのだ。何回もこの書店を訪れているお客さんならなおさらだろう。
だから詩乃さんは、面接のときにこう言ったのだ。
そんなこんなで、一風変わった、いや、十風ぐらい変わったこの『京都和み堂書店』でアルバイトを始めることになった大学四回生の八月。
初日のシフトは、カフェのメニューやら本の整理の仕方やら覚えることがいっぱいで大変だったが、とりわけ変わったこともなく一日を終えた。
ダンボールで運ばれてきた真新しい本を出す喜びや、袋から取り出した雑誌を本棚に並べるときの、あの書店員にしか味わえない新鮮さといったら!
本が好きだという人になら、想像——いや、妄想しただけでもよだれが垂れるということをお分かりいただけるだろう。そんなお仕事を、本当に実践できる日が来るなんて。
初日にして、年甲斐もなく有頂天になっていた私だったが、まさか、この感動が間もなく打ち砕かれることになるなんて、思いもしなかった。
次の、シフトに入るまでは——。
「じゃあ、なのちゃん。私はこれから向こうで他の仕事してるから、何かあったらいつでも呼んでね」
京都和み堂書店でのアルバイト二日目。
オープンからシフトに入っていた私は朝にやるべきことを一通り終えたあと、女将の詩乃さんが一台のパソコンを手に、私にそう告げた。ちなみにここでは、スタッフ同士ニックネームで呼び合うことになっており、私は晴れて「なのちゃん」の称号をいただいた。スタッフの一員になれた気分でちょっと嬉しい。いやだいぶ嬉しい。
社員さんは店舗の店番以外にも事務的な仕事からイベントに関する仕事までありとあらゆる業務を担っているので、普段はこうしてアルバイトスタッフが一人で店頭に立つことが多いそうだ。
詩乃さんからそう説明を受けると、私は早く一人で仕事ができるようになりたいという気持ちに駆られていたため、「はい、頑張ります!」と威勢良く返事をした。ここが頑張りどき。一日でも早く仕事に慣れるのだ!
「いらっしゃいませ!」
そう意気込んで仕事を開始した時に一番初めにやって来たお客さん——それが、例のサラリーマン風の彼、だった。
「こんにちは、あの……」
町家を改装して造り上げた書店の、木材でできた四角い入り口から恐る恐るといった感じで足を踏み入れ、スタッフの私が立っているカウンターまで歩いて来た彼は、どう見ても本を買いに来たり、はたまたコーヒーを飲みに来たりといった普通の目的でここを訪れたという感じではなかった。それは、彼のしゃんとしない身なりや、しょぼくれた自身のない足取りからして明らかだった。
「いらっしゃいませ。ご注文はこちらで承っておりますが」
いくらその男が一般客でないと感じたからといって、店員たるもの、きちんと接客しなければならない——そう思った私は、とりあえず目の前でなんだか挙動不審にしている彼に声をかけた。
「ああ、違うんです」
「?」
サラリーマンの男性は、注文を受けようとしていた私に向かって右手をブンと横に振って、それからこう言った。
「お願いします! 店員さん。僕を、助けてくれませんか?」
「え?」
目の前に立つお客さんとも言えぬ男性が、突然この場にそぐわない台詞を吐いて勢いよく頭を下げてくるものだから、当然のように私は困惑した。
えーっと……。
これって、どういう状況……?
「あの」
何が起こっているのか全く理解できない私は、とりあえず彼に事情を聞こうと、ひとまずすぐに用意できるアイスティーをカップに注いで手渡した。
すると今度はアイスティーを差し出されたサラリーマン男性の方が、きょとん顔でしどろもどろ、あたりをぐるりと見回して、恐る恐る手を伸ばした。
「何だかよく分からないのですが、とりあえずあちらにお座りください」
男性はその一言で、私が「いったん落ち着いて」と言っていることを理解してくれたのだろう。
「あ、ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げて、私が指差す方——こたつ席に向かった。
そこは紛れもなく、私がここで働くための面接を受けた場所だ。
京都和み堂書店には、二階にテーブル席があるだけでなく、一階にもカフェを利用するお客さん向けにこたつ席が設けられている。
もちろん夏は暑いので毛布はないが、畳にローテーブルが置いてあって木の匂いがする空間は、誰にとっても憩いの場になる(と勝手に思っている)。
「それで、どうされたんですか?」
その時間はちょうど他のお客さんがいなかったため、男性がこたつ席に行くと同時に私も冷たいお水を手に男性のいるこたつ席の対面に座った。
よく見ると、彼はワイシャツがよれていたり地味な色のネクタイをしていたりするだけでなく、額にびっしょりと汗をかいていた。
「実は、以前友人が、この書店の店員さんに悩みを聞いてもらってすっきりしたと言っていて」
「悩み……?」
アルバイト二日目の私には、男性の言っていることが瞬時に理解できない。
ただ、この書店ではよくお客さんと他愛のないお喋りをしたり、店やイベントの説明をしたりするといったことが日常茶飯事だということは知っていた。
「よく話を聞いてくれる綺麗なお姉さんと喋っているうちに、悩み相談をしてしまったんだと……」
「あー……」
その言葉を聞いて、なんとなく察しがついた。
おそらく、詩乃さんがいつものようにお客さんと話をしていたところ、お客さんから悩みを相談されたのだろう。詩乃さんだったら優しくてどんな話でも受け止めてくれる気がする。まだ数回しか顔を合わせていない私でもそう思うのだ。何回もこの書店を訪れているお客さんならなおさらだろう。
だから詩乃さんは、面接のときにこう言ったのだ。
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