侯爵令嬢は追放され、他国の王子様に溺愛されるようです

 アーロン王国の侯爵令嬢に属しているジェーンは10歳の時に、隣国の王子であるミカエル・フォーマットに恋をした。知性に溢れる彼女は、当時から内政面での書類整理などを担っており、客人として呼ばれたミカエルとも親しい関係にあった。

 それから7年の月日が流れ、相変わらず内政面を任せられている彼女は、我慢の限界に来ていた。

「民への重税……王族達いい加減な政治にはついて行けないわ」

 彼女は現在の地位を捨てることを決意した。色々な計略を経て、王族との婚約を破断にさせ、国家追放の罪を被った。それも全て、彼女の計算の上だ。

 ジェーンは隣国の王子のところへと向かい、寵愛を受けることになる。
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