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3章 刑事と犯罪者の日常

朝から甘やかしエッチ♡

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「うぐぁっ♡あ、ああああ゛っ♡あんっ」

後ろからガツガツと突かれながら、
必死で俺は考えていた。

どうしたらここから出ることができる?

警察に捕まってしまった仲間の救出、
散り散りになった仲間をまとめ、
再び組織を立て直さなければならない。

いや、それよりも。

「何よそ見してんだよ!ユウトぉっ?余裕だなぁ」

ごちゅんっつ♡

「うごぉっ♡あっ、お゛あああああ゛♡♡」

最奥をシュンの剛直が肉を抉るように貫いた。
一瞬すべての思考が吹き飛んで、真っ白になる。

「ほら、ここ好きだろ?」

どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡

「あぎぃっ♡おごぉっ♡あっ♡イッグウぅうう゛う゛」

脳みそを直接殴られているような衝撃に、 
目の前がチカチカする。
気持ちいい。気持ち良すぎる。
もう何も考えられない。
頭がバカになりそうだ。

「はははっ!! すげえ締まりだな。
そんなに俺のちんぽが好きかよ!」

パンッ♡パァンッ♡ズブゥウッ♡

「ひぐうぅううううう♡♡♡!!」

熱い飛沫が体内にぶちまけられる感覚と同時に、 
俺はまた絶頂を迎えた。
ビクビクっと身体が痙攣し、シーツの上に精液が飛び散る。

「くっ……出すぞっ!」

ビュルルルルーーッ♡ビュービュッ♡ドプッドプン♡
 シュンは大量のザーメンを俺の中に吐き出した。

びくびくと体を震わせて歪む視界で俺を犯した男を見上げる。

この男は俺が狂わせて、依存させてしまった幼馴染。
せっかく警察官になり、この歳で警部という出世コースまっしぐら
だったはずなのに、俺と再会してしまったばっかりに
現在進行形で犯罪を犯している。

もし犯罪組織のリーダーである俺を監禁していることが
バレたら、懲戒処分どころではすまない。最悪牢屋行。
いやそれならまだいい方だ。
俺の方の仲間にバレてみろ。
コンクリート詰めにされて海に捨てられるぞ。

「ユウトぉ、愛してる。…結婚しよう」

俺に覆いかぶさって、耳元でバカなことをつぶやく幼馴染を
ぶん殴りたい。しかし、こいつのせいで体力を限界まで
削り取られた俺は指一本動かせない。

ほだされるな。
こいつとは絶対に相いれない。
それは小さいころからそうだ。

あの夜俺がこいつを誘ってしまったせいで
トチ狂って俺みたいなごついおっさん相手に
熱を上げているだけだ。

早くこいつの目を覚ませなければ。
そのためにも俺は早くこいつから離れないといけない。

※※※※

警察の一斉検挙が行われた夜。

シュンと再会した俺は、あいつを揺さぶるために
「お前のせいだ」という言葉を吐いた。

正直シュンのせいだとは思っていない。
ただ、あいつの隙をついて逃げるためだった。

俺の身体検査をし始めたあいつを誘ったのも
セックスに持ち込んで、油断しているところで
あいつを気絶させようと思ったからだ。

なぜかあいつは俺を触っておっ勃てていたので、
これはいけると思った。

だが結果は悲惨なものだった。

想像以上に興奮して発情したあいつを止められず、
俺の方がガタイがいいにも関わらず、
あいつにいいようにされ、屈辱的な思いをした。

そのまま気絶するまで散々犯されて、
気づいたらあいつの自宅に監禁されていた。

なぜだ。

でかいベッドの上。
二人分の汗臭いシーツに包まれて、
俺は一人頭を抱えた。

※※※


「なぁ、結婚式はドレスと白無垢どっちがいい
俺はドレスの方が似合うと思うけど
やっぱ式するなら海外だよなぁ」

この男はやはり頭が湧いている。
どこで間違ったのか。
小さい頃はこんなんじゃなかった。

もっとクールで『お前、バカじゃねぇの』
とかすました顔で言ってたのに。

どうしてそのまま育たなかったんだ。

ソファに座り、あいつの淹れたコーヒーを飲む
俺の横でぱらぱらと雑誌をめくりながら、
俺に問いかけるこいつが刑事なんて信じたくない。

それよりもドレスって誰が着るんだ?
まさか俺か?

俺は180㎝を超える長身で、ガタイもかなりいい。
ドレスなんて着たら間違いなく化け物だ。

俺はこいつのことをしばらく壁だと考えることにし、
思考に集中する。

横で『これも捨てがたいなぁ』とメイド服のページを見る
シュンもすべて壁だ。なんて悪趣味な壁紙だよ。

とにかく俺は早くできるだけ早くここを
出ないといけないんだ。
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