傾国の伯爵子息に転生しました-嵌められた悪女♂は毎日が貞操の危機-

それぞれの思惑が動き出す

嫉妬ほど面倒な感情はない

下品な言葉に顔がぶわっと赤くなる。
カッとなり思わず手を挙げていた。

「うわっ、あぶな」

しかしレオンによって細い手首を簡単に捕まれ、そのままシーツに縫い付けられる。
俺はぎりぎりと奥歯を噛んで睨みつけた。

「睨んでも全然怖くねぇな。顔真っ赤、誘ってんの？かーわい」

「離せや、ボケが…っ！」

レオンは俺の首筋に顔を埋めるとそのままべろりと舐めた。

「～゛っ！」

うわっ、きもちわりぃ。
いつの間に上着がはだけられており、服の隙間からするりと冷たい手が入り込み素肌に触れる。

「初めてじゃねぇんだから、かまととぶってんんじゃねぇよ。」

生ぬるい舌が首を這って、片手は探るように胸のあたりをさわさわと触る。
俺は必死に足をばたつかせるがレオンはびくともしない。

「やだっ、やめろ！触んなっ……！！」

レオンは俺のシャツをズボンから引っ張り出してボタンを外す。
そして露になった胸の尖端を指で押しつぶした。

「ぅあっ！」

びくりと体が震える。

「ほんとはうれしいんだろ？男たぶらかして襲われんの。そういうスケベな顔してる」

「やらっ！うっ、ぅあ゛……んぁ゛っ！」

胸の先端を軽く弾かれて、自分でも信じられないくらい高い声が上がる。

「なぁ、そうやってノーマンも誘ったんだろ？」

レオンはもう片方の胸に顔を寄せるとそのままぱくりと口に含んだ。
そして舌先でちろちろと弄ぶように舐る。
片方は爪でカリカリと引っかかれて腰が跳ねた。
じんじんとした甘い痺れがこしにきて、隠すように内またをすり合わせた。

「あいつもかわいそうなやつだよな。こんな悪女につかまって」

レオンは下品に鼻で笑うと、今度はズボンのチャックに手をかけた。

「やめろっ！！マジでやめっ、ひっ」

股間を布越しにやんわりと揉まれて思わず声が裏返る。
レオンはニヤニヤ笑って俺の股間を撫で回す。

「～゛っん゛っ、…なぁっ、ほんまにやめて、お願いしますっ、いや、やっ！」

パンツの中に手が差し込まれ、直にペニスを揉みこまれる。
刺激の強さに首を仰け反らせて目を見開いた。
レオンは俺の顔を覗き込み、目を合わせると揶揄するように口角をあげた。

「ノーマンはよくて俺はだめなのかよ？あんな陰キャより俺の方が満足させられるぜ」
「は？なにをっ……あっぅ！？」

ぐちゅりと先端を擦られて体が震える。
思わず足を閉じるが逆にその足を押さえつけられて大きく広げられた。

「ひゃあ゛っ！！？」

そのままぐいっと膝裏を持ち上げられ、赤ん坊がおむつを替えるような体勢にさせられた。

「ひっ、やめっ、ひぁっ！！」

ぐちゅりぐちゅりと耳を塞ぎたくなるような水音を立てながら強く竿を扱かれ、腰を弓なりにしならせた。

「んっ！！あっ！いややっ……っん゛ぅ！」

体が熱い。目の奥がチカチカする。息が苦しい。
必死にシーツを摑んで耐えるが、レオンは責め立てる手を緩めてくれない。

「あ゛っ！ぃやっ……おねがっ、おねがぃ！！いぐからっ……もういややっ！」

絶頂に達する直前に手が離れる。
俺は肩で息をしながらレオンを睨んだ。
レオンはズボンのチャックを開けながら口角を歪める。

「イキたいだろ？それならどうしたらいいかわかるよな？」

レオンは俺の頭をぐっと掴んで無理やり自分の股間に近づける。
熱を帯びたペニスを頰でぺちぺちと俺の頬を叩く。

「咥えろ」

レオンは冷たく言い放った。