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答え合わせは昼食のあとで 7
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リオさんの不思議そうなニュアンスの呼び掛けは「どうして、あっちも返事をしたのか?」だろうか。
キョトンとしているリオさんと、「やってしまった。どうしよう」と表情が物語っているフリストさんを見た始祖様は「ふぅ~」と小さく息をもらしてから口を開いた。
「あのな~。良いか?俺は、アルゴスとマルケス、ひいてはフォレストのじ~じだ」
「ん!!」
ビシッと自分を指差しながら言う始祖さまに、コクンとリオさんが頷いた。
え??アルゴスくんとマルケスくんの様子?
二人は流れるこの、微妙な緊張感のある雰囲気をもろともせずに、『僕たちの考える最強のサンドイッチ』を作ることに専念というか集中しているというか、大人の思惑には気付いていないようだ。
時折り、クフクフと含み笑いしながら作り上げている。
て、え!?パン、全部使うの!?大丈夫??
いや、でも、厨房のみんなは二人が食べきれるだろう量に留めておいてくれているから、大丈夫、……だよね??
「……で、だ。オーシャンのフリストは、お前の代わりにランとリーンのじ~じをしてる。だから、自分が呼ばれたと思ったんだろう」
「お?ん。判った」
さすが、という言い方は失礼かもしれないが、アルゴスくんとマルケスくんの事を見守っていただけあって、リオさんへの説明もものすごく判りやすい。
それはリオさん自身も感じているのか、コクコクと頷いていた。
続くように、フリストさんも頷いていた。
「ホントか~?」
本当に判ってるのか?と始祖様が茶化して肘でリオさんをつついているが、彼はそれに対しなにも思わないのかさしたる反応を示していない。
「ぁ、あの……」
「ん?じ~じ?謝る、無い。こっち、じ~じ。二人、じ~じ」
フリストさんから不安げな声がこぼれるが、リオさんは「二人ともじ~じなんだから、謝ることはないよ」と優しい言葉を返していた。
あ。リオさんっていわゆる世間一般の「誤解されやすい人」ってタイプなんじゃないかな?
「リオ兄、これ!!アルゴススペシャル」
「こっちはマルケススペシャル」
いつの間に!?
可愛い声が聞こえた方向には、いつの間に移動したのか、こどもたちがお皿にパンを乗せてリオさんにそれを差し出していた。
「ん??」
あ!!だから、二人とも我関せずとばかりに真剣にサンドイッチを量産してたんだ!!
おそらく二人は、「どうして良いか判らないみたいなリオ兄のために、自分達のスペシャルを食べてもらおう」と考えたのだと思われる。
どこに出しても恥ずかしくない、満点のにこにこ笑顔で二人揃って「食べて食べて」と皿を受け取ってもらうのを待っている。
「良いの??」
「「うん!!」」
「受け取ってやれ。二人のスペシャルな気持ちだ」
キョトンとしているリオさんと、「やってしまった。どうしよう」と表情が物語っているフリストさんを見た始祖様は「ふぅ~」と小さく息をもらしてから口を開いた。
「あのな~。良いか?俺は、アルゴスとマルケス、ひいてはフォレストのじ~じだ」
「ん!!」
ビシッと自分を指差しながら言う始祖さまに、コクンとリオさんが頷いた。
え??アルゴスくんとマルケスくんの様子?
二人は流れるこの、微妙な緊張感のある雰囲気をもろともせずに、『僕たちの考える最強のサンドイッチ』を作ることに専念というか集中しているというか、大人の思惑には気付いていないようだ。
時折り、クフクフと含み笑いしながら作り上げている。
て、え!?パン、全部使うの!?大丈夫??
いや、でも、厨房のみんなは二人が食べきれるだろう量に留めておいてくれているから、大丈夫、……だよね??
「……で、だ。オーシャンのフリストは、お前の代わりにランとリーンのじ~じをしてる。だから、自分が呼ばれたと思ったんだろう」
「お?ん。判った」
さすが、という言い方は失礼かもしれないが、アルゴスくんとマルケスくんの事を見守っていただけあって、リオさんへの説明もものすごく判りやすい。
それはリオさん自身も感じているのか、コクコクと頷いていた。
続くように、フリストさんも頷いていた。
「ホントか~?」
本当に判ってるのか?と始祖様が茶化して肘でリオさんをつついているが、彼はそれに対しなにも思わないのかさしたる反応を示していない。
「ぁ、あの……」
「ん?じ~じ?謝る、無い。こっち、じ~じ。二人、じ~じ」
フリストさんから不安げな声がこぼれるが、リオさんは「二人ともじ~じなんだから、謝ることはないよ」と優しい言葉を返していた。
あ。リオさんっていわゆる世間一般の「誤解されやすい人」ってタイプなんじゃないかな?
「リオ兄、これ!!アルゴススペシャル」
「こっちはマルケススペシャル」
いつの間に!?
可愛い声が聞こえた方向には、いつの間に移動したのか、こどもたちがお皿にパンを乗せてリオさんにそれを差し出していた。
「ん??」
あ!!だから、二人とも我関せずとばかりに真剣にサンドイッチを量産してたんだ!!
おそらく二人は、「どうして良いか判らないみたいなリオ兄のために、自分達のスペシャルを食べてもらおう」と考えたのだと思われる。
どこに出しても恥ずかしくない、満点のにこにこ笑顔で二人揃って「食べて食べて」と皿を受け取ってもらうのを待っている。
「良いの??」
「「うん!!」」
「受け取ってやれ。二人のスペシャルな気持ちだ」
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