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第一七話 夏の終わりに縁日を
第一七話 四
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リンドウの話が一段落つくと、今度は学び家で開催する縁日の話になった。
「その前に縁日があるよね。どう? ニア姉とシノは準備は進んでる?」
「私の班はもう前日準備だけです」
「あたしのとこも大体終わったわ。シノがアイデアをくれたおかげでね」
ニアの言うアイデアとは、この前の夏の遠足のときに道具を使っておにぎりを作ってみてはどうかという慈乃からの助言を指している。事情を知らないウタセはいまいちピンと来ない顔をしていたが、慈乃にはもちろん思い当たる節があるので「それはよかったです」とニアに微笑みを返した。
「ウタは、準備は順調?」
「確か、ラナちゃんとセンくん、ヨルちゃんにアスちゃんとかき氷の屋台でしたよね」
「うん、順調だよ」
ラナたちとの練習過程を思い出したのか、それとも縁日を想像してか、ウタセは楽しそうに笑った。
「あとは直前の全体準備だけだよね」
慈乃とニアは揃って頷いた。
「あたし達は買い出しで、ウタ達は屋台の設営だよね」
「うん。ガザ達も手伝ってくれるって」
「それは頼もしい」
「その前に縁日があるよね。どう? ニア姉とシノは準備は進んでる?」
「私の班はもう前日準備だけです」
「あたしのとこも大体終わったわ。シノがアイデアをくれたおかげでね」
ニアの言うアイデアとは、この前の夏の遠足のときに道具を使っておにぎりを作ってみてはどうかという慈乃からの助言を指している。事情を知らないウタセはいまいちピンと来ない顔をしていたが、慈乃にはもちろん思い当たる節があるので「それはよかったです」とニアに微笑みを返した。
「ウタは、準備は順調?」
「確か、ラナちゃんとセンくん、ヨルちゃんにアスちゃんとかき氷の屋台でしたよね」
「うん、順調だよ」
ラナたちとの練習過程を思い出したのか、それとも縁日を想像してか、ウタセは楽しそうに笑った。
「あとは直前の全体準備だけだよね」
慈乃とニアは揃って頷いた。
「あたし達は買い出しで、ウタ達は屋台の設営だよね」
「うん。ガザ達も手伝ってくれるって」
「それは頼もしい」
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